僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ビートルズのLPには、シングル盤の曲を入れないことを、
原則としていたそうで、例外的に、デビューアルバムでは、
発売済みのシングル2枚の4曲に、新録音となる10曲で、
当時にしても、今にしても、それが一般的パターンだろう。
シングル盤がヒットしたら、便乗する形でアルバムを作り、
いわゆる捨て曲など、やっつけの録音で曲を水増しして、
それこそ、70年代の日本のフォークや、アイドル歌手は、
まさに、これで、LPを買っては、がっかりした経験が多い。
ビートルズの場合は、そういう、捨て曲がどうのではなくて、
せっかくLPを買っても、先にシングル盤で持っている曲と、
ダブっていて、二重に買わされた気になる、苦い経験から、
自分たちのLPは、ファンの立場で、全部新曲にしたそうだ。
後追いの自分からすると、ビートルズに捨て曲はないから、
LPにシングルの曲も入れてくれれば、全曲を集めるのが、
簡単なのに、これだと、シングルも買わなければいけなくて、
逆に不親切で、両方を買わせようとしていると思っていた。
ただ、本国イギリスは、ビートルズたちの意向に沿ったが、
アメリカも日本も、おそらく大半の国では、勝手に編集して、
シングル盤の曲も加えて、独自の選曲で、LPを出したから、
いくつかのシングルB面の曲を除いて、ほぼ全曲はLPに。
自分は日本編集盤で集めたから、主に未収録を集めたLP、
「ビートルズNo.5」や、シングル主体の本国の正式ベスト、
「オールディーズ」のおかげで、前期だと、「アイム・ダウン」、
「アイル・ゲット・ユー」に、「イエス・イット・イズ」だけの記憶。
その3曲は、中学の、2人きりのビートルズコピーバンドの、
ジョージ役の友人が、帰国子女で、主にアメリカ編集盤で、
全LPを持っていたから、どれかしらのLPに収録されていて、
テープに録音してもらって、早いうちから自分も聴いていた。
後期の曲は、本国では、EP盤2枚組の、6曲入りで出した、
「マジカル・ミステリー・ツアー」を、アメリカ盤ではA面に配置、
シングル5曲をB面にしたし、「レイン」、「ヘイ・ジュード」など、
後期シングルベスト盤的な、「ヘイ・ジュード」もアメリカ編集。
日本盤も、その2枚は、アメリカ編集のまま出していたから、
「ジ・インナー・ライト」と、「ユー・ノウ・マイ・ネーム」だけが、
後期の未収録曲で、それは、ラジオから録音した気がして、
ビートルズファンになった1年間で、テープやLPで全曲揃う。
ただ、あちこちのラジオで録音したり、友人から借りたLPは、
持っていない曲だけ、テープの余りに録音して、バラバラで、
まとまってテープに全曲を録音したのは、高1になった76年、
FM東京で、数週に渡った全曲放送で、通して聴けるように。
そんな、アルバム未収録かつシングル盤のB面という扱いの、
「アイル・ゲット・ユー」は、「オー・イェー」の掛け声に合わせ、
手拍子も加わるイントロで、初期ビートルズの魅力と特徴を、
ふんだんに取り入れたというか、ここから始まったとも言える。
「ゲット・ユー・イン・ジ・エンド」の仮タイトルで、当初の予定は、
A面候補だったが、同じ頃に作曲した「シー・ラヴズ・ユー」が、
とてつもない名曲だったから、B面に甘んじたという説もあり、
ジョンのハーモニカや、サビのコーラスも見事な、隠れた名曲。
ジョンが歌詞を間違えるのは有名で、この曲でもそうらしくて、
サビの「change your mind」を、「make you mine」と、
間違えたと、あちこちの記事にあるが、自分には、何となく、
違うかなという程度で、「make」なのかどうかは聴き取れない。
それよりは、すぐ次の「So you might」を、「 So I ~」だか、
「プリーズ・プリーズ・ミー」と同じように、吹き出すかしていて、
そのほうが、明らかに違うように歌っていると、目立っていて、
どちらにしても、歌詞を覚えない常習犯、ジョンの一面が出る。
「全曲バイブル」によると、ジョンはギブソンJ160Eのアコギ、
ジョージはグレッチを弾いたそうだが、ジョンの音は聴こえず、
テレビ出演の映像では、ジョンは、いつものリッケンバッカー、
ジョージも型違いのリッケンで、それは2台の音が鳴っている。
ジョージのギターは、レコード同様、リフを弾き続けているが、
ジョンは、コードを一定のパターンで、かき鳴らしているので、
自分の録音は、アコギでコードを弾いて、音量は小さくしたが、
原曲のモノミックスでなく、定位をずらし、少し聴こえるように。
バンドスコアでは、なぜだか、ギターがD♭のコードで始まり、
厳密に音程を拾うと、Dよりも低いということかもしれないが、
映像でも、ジョンは、普通にDやGを押さえているようだから、
バンドスコアから半音上げて、単純なコード、キーで演奏した。
ビートルズのイギリス本国でのアルバムには、未収録のうえ、
シングル盤のB面ながらも、決して捨て曲ではないどころか、
初期の魅力が満載の、隠れた名曲の「アイル・ゲット・ユー」を、
歌詞の間違いも意識しましたが、ジョンの歌声は難しいです。
原則としていたそうで、例外的に、デビューアルバムでは、
発売済みのシングル2枚の4曲に、新録音となる10曲で、
当時にしても、今にしても、それが一般的パターンだろう。
シングル盤がヒットしたら、便乗する形でアルバムを作り、
いわゆる捨て曲など、やっつけの録音で曲を水増しして、
それこそ、70年代の日本のフォークや、アイドル歌手は、
まさに、これで、LPを買っては、がっかりした経験が多い。
ビートルズの場合は、そういう、捨て曲がどうのではなくて、
せっかくLPを買っても、先にシングル盤で持っている曲と、
ダブっていて、二重に買わされた気になる、苦い経験から、
自分たちのLPは、ファンの立場で、全部新曲にしたそうだ。
後追いの自分からすると、ビートルズに捨て曲はないから、
LPにシングルの曲も入れてくれれば、全曲を集めるのが、
簡単なのに、これだと、シングルも買わなければいけなくて、
逆に不親切で、両方を買わせようとしていると思っていた。
ただ、本国イギリスは、ビートルズたちの意向に沿ったが、
アメリカも日本も、おそらく大半の国では、勝手に編集して、
シングル盤の曲も加えて、独自の選曲で、LPを出したから、
いくつかのシングルB面の曲を除いて、ほぼ全曲はLPに。
自分は日本編集盤で集めたから、主に未収録を集めたLP、
「ビートルズNo.5」や、シングル主体の本国の正式ベスト、
「オールディーズ」のおかげで、前期だと、「アイム・ダウン」、
「アイル・ゲット・ユー」に、「イエス・イット・イズ」だけの記憶。
その3曲は、中学の、2人きりのビートルズコピーバンドの、
ジョージ役の友人が、帰国子女で、主にアメリカ編集盤で、
全LPを持っていたから、どれかしらのLPに収録されていて、
テープに録音してもらって、早いうちから自分も聴いていた。
後期の曲は、本国では、EP盤2枚組の、6曲入りで出した、
「マジカル・ミステリー・ツアー」を、アメリカ盤ではA面に配置、
シングル5曲をB面にしたし、「レイン」、「ヘイ・ジュード」など、
後期シングルベスト盤的な、「ヘイ・ジュード」もアメリカ編集。
日本盤も、その2枚は、アメリカ編集のまま出していたから、
「ジ・インナー・ライト」と、「ユー・ノウ・マイ・ネーム」だけが、
後期の未収録曲で、それは、ラジオから録音した気がして、
ビートルズファンになった1年間で、テープやLPで全曲揃う。
ただ、あちこちのラジオで録音したり、友人から借りたLPは、
持っていない曲だけ、テープの余りに録音して、バラバラで、
まとまってテープに全曲を録音したのは、高1になった76年、
FM東京で、数週に渡った全曲放送で、通して聴けるように。
そんな、アルバム未収録かつシングル盤のB面という扱いの、
「アイル・ゲット・ユー」は、「オー・イェー」の掛け声に合わせ、
手拍子も加わるイントロで、初期ビートルズの魅力と特徴を、
ふんだんに取り入れたというか、ここから始まったとも言える。
「ゲット・ユー・イン・ジ・エンド」の仮タイトルで、当初の予定は、
A面候補だったが、同じ頃に作曲した「シー・ラヴズ・ユー」が、
とてつもない名曲だったから、B面に甘んじたという説もあり、
ジョンのハーモニカや、サビのコーラスも見事な、隠れた名曲。
ジョンが歌詞を間違えるのは有名で、この曲でもそうらしくて、
サビの「change your mind」を、「make you mine」と、
間違えたと、あちこちの記事にあるが、自分には、何となく、
違うかなという程度で、「make」なのかどうかは聴き取れない。
それよりは、すぐ次の「So you might」を、「 So I ~」だか、
「プリーズ・プリーズ・ミー」と同じように、吹き出すかしていて、
そのほうが、明らかに違うように歌っていると、目立っていて、
どちらにしても、歌詞を覚えない常習犯、ジョンの一面が出る。
「全曲バイブル」によると、ジョンはギブソンJ160Eのアコギ、
ジョージはグレッチを弾いたそうだが、ジョンの音は聴こえず、
テレビ出演の映像では、ジョンは、いつものリッケンバッカー、
ジョージも型違いのリッケンで、それは2台の音が鳴っている。
ジョージのギターは、レコード同様、リフを弾き続けているが、
ジョンは、コードを一定のパターンで、かき鳴らしているので、
自分の録音は、アコギでコードを弾いて、音量は小さくしたが、
原曲のモノミックスでなく、定位をずらし、少し聴こえるように。
バンドスコアでは、なぜだか、ギターがD♭のコードで始まり、
厳密に音程を拾うと、Dよりも低いということかもしれないが、
映像でも、ジョンは、普通にDやGを押さえているようだから、
バンドスコアから半音上げて、単純なコード、キーで演奏した。
ビートルズのイギリス本国でのアルバムには、未収録のうえ、
シングル盤のB面ながらも、決して捨て曲ではないどころか、
初期の魅力が満載の、隠れた名曲の「アイル・ゲット・ユー」を、
歌詞の間違いも意識しましたが、ジョンの歌声は難しいです。
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スクェアの7枚目のアルバム、「うち水にレインボー」は、
ユーミンがコーディネイターとして、関わったこともあって、
コンセプトアルバム、トータルアルバムのように構成され、
各曲が、バラエティに富むうえに、名曲揃いという名盤。
ユーミンが「サバナ・ホテル」と名づけた、安藤による曲は、
ゆったりしたシャッフルのリズムに乗せ、伊東のサックスと、
安藤のギターが、テーマをユニゾンで奏でて、中間部では、
互いに歌うように、アドリブソロを交互に聴かせるという曲。
シャッフルのリズムだから、アドリブは、3連符フレーズが、
やたらと続くし、メロディでは、2拍3連ばかり出てくるという、
リズム音痴の自分には、かなり厳しいし、さらに、ベースは、
3連の最後から、くったように入るラインもあり、ずれがち。
大学入学の79年から、7年ほど通った、渋谷河合楽器の、
ジャズギター教室では、スケール練習と合わせて、読譜や、
ジャズ理論を学んだが、リズムについても、伴奏だけでなく、
メロディーを弾くときのノリも含め、かなり厳しく指導された。
ジャズのスイング、シャッフル、3連は、微妙にノリが違うし、
拍の頭だけ、リズムギターを、ジャンジャンと弾くだけでも、
その刻み方、音の切り方で、それぞれのノリを出すように、
先生と一緒に合わせても、なかなか、習得できずにいたる。
シャッフルのリズムは、ズンチャ・ズンチャと、はねるのが、
基本だが、自分が弾くと、民謡みたいなノリになってしまうし、
タンタ・ンタンと、3連符が2拍に渡るパターンは、お手上げ、
タン・タン・タンと、普通の拍子に感じ、どんどんずれていく。
2拍3連も、タア・タア・タアと、体でタイミングを覚えるように、
何度も先生と合わせるがダメで、理屈では、空ピックを使い、
ダウンアップダウン・アップダウンアップと、3連符を続けて、
ダウンだけ弾けば良いのだろうが、それも、けっこうきつい。
「サバナ・ホテル」のドラムを、バンドスコアどおり入力すると、
バスドラムが、1・3拍、スネアが2・4拍と、頭だけを叩いて、
その間をぬうように、ハイハットが、2拍3連を刻み続けて、
自分は打ち込むだけだが、実際のドラマーは、大変だなと。
しかも、先に書いたように、タンタ・ンタンと鳴るハイハットが、
タン・タン・タンに聞こえてきて、この曲は、3連シャッフルだと、
自分に言いきかせないと、ずれてくるし、スネアだけを聴くと、
シャッフルのノリが出せず、これまた、ずれてくる、お粗末さ。
基本パターンとして、MTRにプリセットされているドラムから、
シャッフルを選ぶと、マラカスの音が、ずっと3連を刻み続け、
ノリを出しているのがあり、なかなか良いので、原曲と違うが、
マラカスの3連を加えて、その音を頼りに、演奏することに。
何とか全部の楽器を録音できたので、マスタリングする際に、
マラカスの音を消したら、自分の演奏全体が、ずれて聴こえ、
これは、単なる自分の聴いた感じだろうが、すごく引っかかり、
マラカスの音を復活させたら、何となく、リズムがまとまった。
スクェア本家は、ドラムのパターンに、引っ張られることなく、
すごく歌うように、リズムにのって演奏しているし、ドラムも、
機械的な3連ではなく、すごくグルーブを感じられる叩き方で、
これが、プロだし、バンドとしてのノリなのだと、違いを実感。
そして、この歌うよう、サックスとギターが呼応し合いながら、
アドリブを繰り返す部分が、フレーズから音色から、見事で、
フュージョン音楽が、ジャズから派生したのだと思わせるし、
安藤、伊東が学生時代、ジャズ研にいたことも、うなづける。
何より、伊東の吹くサックスは、同じ頃、ソロ・デビューした、
本多俊之や清水靖晃と比べても、ひけを取らないと思うし、
リリコンのようなシンセなど使わずとも、生のサックス1本で、
十分通用するほど、素晴らしい音色とフレーズを聴かせる。
渡辺貞夫のフォロワーという言い方では、失礼なのだろうが、
見事な音色で、歌うようにアドリブして、時には激しく吹くのは、
チャーリー・パーカーの流れの、ビバップ・フレーズを昇華し、
ジャズ奏者としても見事なのだから、継承者と呼べるのでは。
ザ・スクェア名義の83年、黄金期のラインアップで作られた、
「うち水にRaibow」から、サックスとギターが相聞歌のように、
アドリブで歌い上げる、「サバナ・ホテル」は、実際に弾いたら、
シャッフル、3連が難しく、心地よさが出せないままアップです。
ユーミンがコーディネイターとして、関わったこともあって、
コンセプトアルバム、トータルアルバムのように構成され、
各曲が、バラエティに富むうえに、名曲揃いという名盤。
ユーミンが「サバナ・ホテル」と名づけた、安藤による曲は、
ゆったりしたシャッフルのリズムに乗せ、伊東のサックスと、
安藤のギターが、テーマをユニゾンで奏でて、中間部では、
互いに歌うように、アドリブソロを交互に聴かせるという曲。
シャッフルのリズムだから、アドリブは、3連符フレーズが、
やたらと続くし、メロディでは、2拍3連ばかり出てくるという、
リズム音痴の自分には、かなり厳しいし、さらに、ベースは、
3連の最後から、くったように入るラインもあり、ずれがち。
大学入学の79年から、7年ほど通った、渋谷河合楽器の、
ジャズギター教室では、スケール練習と合わせて、読譜や、
ジャズ理論を学んだが、リズムについても、伴奏だけでなく、
メロディーを弾くときのノリも含め、かなり厳しく指導された。
ジャズのスイング、シャッフル、3連は、微妙にノリが違うし、
拍の頭だけ、リズムギターを、ジャンジャンと弾くだけでも、
その刻み方、音の切り方で、それぞれのノリを出すように、
先生と一緒に合わせても、なかなか、習得できずにいたる。
シャッフルのリズムは、ズンチャ・ズンチャと、はねるのが、
基本だが、自分が弾くと、民謡みたいなノリになってしまうし、
タンタ・ンタンと、3連符が2拍に渡るパターンは、お手上げ、
タン・タン・タンと、普通の拍子に感じ、どんどんずれていく。
2拍3連も、タア・タア・タアと、体でタイミングを覚えるように、
何度も先生と合わせるがダメで、理屈では、空ピックを使い、
ダウンアップダウン・アップダウンアップと、3連符を続けて、
ダウンだけ弾けば良いのだろうが、それも、けっこうきつい。
「サバナ・ホテル」のドラムを、バンドスコアどおり入力すると、
バスドラムが、1・3拍、スネアが2・4拍と、頭だけを叩いて、
その間をぬうように、ハイハットが、2拍3連を刻み続けて、
自分は打ち込むだけだが、実際のドラマーは、大変だなと。
しかも、先に書いたように、タンタ・ンタンと鳴るハイハットが、
タン・タン・タンに聞こえてきて、この曲は、3連シャッフルだと、
自分に言いきかせないと、ずれてくるし、スネアだけを聴くと、
シャッフルのノリが出せず、これまた、ずれてくる、お粗末さ。
基本パターンとして、MTRにプリセットされているドラムから、
シャッフルを選ぶと、マラカスの音が、ずっと3連を刻み続け、
ノリを出しているのがあり、なかなか良いので、原曲と違うが、
マラカスの3連を加えて、その音を頼りに、演奏することに。
何とか全部の楽器を録音できたので、マスタリングする際に、
マラカスの音を消したら、自分の演奏全体が、ずれて聴こえ、
これは、単なる自分の聴いた感じだろうが、すごく引っかかり、
マラカスの音を復活させたら、何となく、リズムがまとまった。
スクェア本家は、ドラムのパターンに、引っ張られることなく、
すごく歌うように、リズムにのって演奏しているし、ドラムも、
機械的な3連ではなく、すごくグルーブを感じられる叩き方で、
これが、プロだし、バンドとしてのノリなのだと、違いを実感。
そして、この歌うよう、サックスとギターが呼応し合いながら、
アドリブを繰り返す部分が、フレーズから音色から、見事で、
フュージョン音楽が、ジャズから派生したのだと思わせるし、
安藤、伊東が学生時代、ジャズ研にいたことも、うなづける。
何より、伊東の吹くサックスは、同じ頃、ソロ・デビューした、
本多俊之や清水靖晃と比べても、ひけを取らないと思うし、
リリコンのようなシンセなど使わずとも、生のサックス1本で、
十分通用するほど、素晴らしい音色とフレーズを聴かせる。
渡辺貞夫のフォロワーという言い方では、失礼なのだろうが、
見事な音色で、歌うようにアドリブして、時には激しく吹くのは、
チャーリー・パーカーの流れの、ビバップ・フレーズを昇華し、
ジャズ奏者としても見事なのだから、継承者と呼べるのでは。
ザ・スクェア名義の83年、黄金期のラインアップで作られた、
「うち水にRaibow」から、サックスとギターが相聞歌のように、
アドリブで歌い上げる、「サバナ・ホテル」は、実際に弾いたら、
シャッフル、3連が難しく、心地よさが出せないままアップです。

自分とビートルズとの出会いが、3本立ての映画だったと、
何度となくブログに書いているが、後追い世代のせいもあり、
初めて聴いたのは、この曲で、ものすごく衝撃を受けたとか、
あの曲を聴いて、ファンになっただとか、そうした経験がない。
その映画にしても、流れていた音楽より、ストーリーが面白く、
気に入ったので、友人に、サントラ盤はないのかと尋ねたら、
貸してくれたのが、前期ベスト盤「オールディーズ」で、そこで、
一度に名曲の塊と出会って、一気にファンになったという感じ。
「オールディーズ」の1曲目は、「シー・ラヴズ・ユー」だから、
無理やり、これが自分とビートルズの出会いと、こじつけても、
よい気もするが、映画「ビートルズがやって来る」の最後でも、
演奏していた、この曲が、特に印象に残っていたわけでない。
「ハード・デイズ・ナイト」にしても、「ヘルプ」にしても、映画で、
冒頭からテーマ曲として流れていたが、アニメの主題歌とか、
映画音楽という感覚でいて、「フロム・ミー・トゥー・ユー」だの、
「抱きしめたい」と、怒涛のヒットに魅かれるまで、時間差が。
自分で買った最初のLPが、日本編集盤「ビートルズ!」で、
これまた、初期のシングルベスト盤と呼べる、すごい選曲で、
どちらにも入っていた、「シー・ラヴズ・ユー」、「抱きしめたい」、
「プリーズ・プリーズ・ミー」「フロム・ミー~」が、やはり決め手。
映画のサントラ盤だからと、「レット・イット・ビー」を渡されたり、
前期・後期それぞれ2枚組となる、赤盤と青盤を聴いていたら、
一気にファンになれたか、ちょっと敬遠してしまったかもしれず、
初期の大ヒット4曲と出会って、ファンになったと、こじつけたい。
その1つ、「シー・ラヴズ・ユー」は、ビートルズ初のミリオンで、
「イェー・イェー」のハモリや、「フー」のファルセットが特徴的で、
ドドンドドンと、リンゴのドラムから始まり、いきなりサビを歌って、
このあたり、マーティンがヒットを狙って、アドバイスしたそうだ。
ビートルズの成功は、ジョンとポールの作曲の才能だけでなく、
5人目のビートルズと呼ばれる、マーティンの存在が大きいし、
マネージャーのエプスタインの才覚、スタジオの技術者たちの、
創意工夫と、どのピースが欠けても、なかったのだろうと思う。
エンディングのハーモニーについて、ジョージの案で6度にして、
4人は、すごい和音を考えたと、自画自賛するも、マーティンは、
昔からある、ジャズの和音で、古臭いと思ったのだが、4人が、
意地を通して、このハモリにして、それがロックでは斬新だった。
その肝心のハーモニーが、バンドスコアでは、DとEの2声だし、
上林格「この日のビートルズ」では、D、F、Gだと書かれていて、
川瀬泰雄「真実のビートルズ・サウンド」は、3度、5度、6度と、
なっているから、これは、B、D、Eの音をさし、どれもバラバラ。
「ビートルズ・レコーディング・セッション」には、63年7月1日に、
マーティンの回想として、ハーモニーのエピソードが載っていて、
そこでは、「ジョージが6度、ジョンとポールが3度、5度」とあり、
それが、一番正しいのかと思いつつ、歌ってみると、どうも違う。
頼みの綱の、YouTube「ビートルズ・ヴォーカル・ハーモニー」は、
ジョンがD、ジョージがE、ポールが高いGで、これが正解かと、
参考になったし、さらに全曲を通しての、メロディのハーモニー、
ジョンとポールの各々のパートが確認できて、本当ありがたい。
ジョンとポールが、時々ユニゾンになりながら、ポールが上で、
ジョンが下でハモるのは、自分は高音が聴きとりやすいようで、
他の曲と同様に、ポールの方で覚えていたが、「bad」の部分は、
なぜかジョンの歌う下で覚えていて、いい加減に歌っていた。
こうした悩みは、音感のある人なら、まったく縁がないわけで、
楽譜を見比べたり、いろいろな本を、調べるも調べないもなく、
聴こえる音をそのまま歌うだけのことで、それはギターも同様、
コードやポジションが違うと、あれこれ調べるのは自分くらい。
この曲の最初のコードは、Em、A7で始まり、バンドスコアは、
開放弦を含むローコードになっているが、ライブ映像を見ると、
ジョンは、7フレットのEmを押さえて、次に5フレットへと降りて、
ライブは変えているのか、レコードはどっちかと悩んだりする。
レコーディングでジョンが弾いた楽器は、ギブソンのJ160Eと、
リッケンバッカー320の諸説あり、ギブソンなら、アコギだから、
開放弦を使って弾くし、リッケンバッカーなら、ハイポジかなと、
想像するが、これも、音感があれば、和音どおり押さえるだけ。
さらに、リンゴのドラムは、バンドスコアでは、トップシンバルを、
ずっと叩くよう指定しているが、これは、ライブ映像にあるとおり、
オープン気味のハイハットを、スティックを前後に揺らして叩く、
リンゴ特有のやり方に間違いなく、ドラムマシンは、それで入力。
ビートルズの初期の大ヒット曲の1つ、「シー・ラヴズ・ユー」は、
有名すぎるだけに、自分の歌の稚拙さが目立ってしまうからと、
避けがちな曲ですが、やはり、歌いたい、演奏したいと思うので、
いつものダブルトラック、エコーを駆使して、何とかのアップです。
何度となくブログに書いているが、後追い世代のせいもあり、
初めて聴いたのは、この曲で、ものすごく衝撃を受けたとか、
あの曲を聴いて、ファンになっただとか、そうした経験がない。
その映画にしても、流れていた音楽より、ストーリーが面白く、
気に入ったので、友人に、サントラ盤はないのかと尋ねたら、
貸してくれたのが、前期ベスト盤「オールディーズ」で、そこで、
一度に名曲の塊と出会って、一気にファンになったという感じ。
「オールディーズ」の1曲目は、「シー・ラヴズ・ユー」だから、
無理やり、これが自分とビートルズの出会いと、こじつけても、
よい気もするが、映画「ビートルズがやって来る」の最後でも、
演奏していた、この曲が、特に印象に残っていたわけでない。
「ハード・デイズ・ナイト」にしても、「ヘルプ」にしても、映画で、
冒頭からテーマ曲として流れていたが、アニメの主題歌とか、
映画音楽という感覚でいて、「フロム・ミー・トゥー・ユー」だの、
「抱きしめたい」と、怒涛のヒットに魅かれるまで、時間差が。
自分で買った最初のLPが、日本編集盤「ビートルズ!」で、
これまた、初期のシングルベスト盤と呼べる、すごい選曲で、
どちらにも入っていた、「シー・ラヴズ・ユー」、「抱きしめたい」、
「プリーズ・プリーズ・ミー」「フロム・ミー~」が、やはり決め手。
映画のサントラ盤だからと、「レット・イット・ビー」を渡されたり、
前期・後期それぞれ2枚組となる、赤盤と青盤を聴いていたら、
一気にファンになれたか、ちょっと敬遠してしまったかもしれず、
初期の大ヒット4曲と出会って、ファンになったと、こじつけたい。
その1つ、「シー・ラヴズ・ユー」は、ビートルズ初のミリオンで、
「イェー・イェー」のハモリや、「フー」のファルセットが特徴的で、
ドドンドドンと、リンゴのドラムから始まり、いきなりサビを歌って、
このあたり、マーティンがヒットを狙って、アドバイスしたそうだ。
ビートルズの成功は、ジョンとポールの作曲の才能だけでなく、
5人目のビートルズと呼ばれる、マーティンの存在が大きいし、
マネージャーのエプスタインの才覚、スタジオの技術者たちの、
創意工夫と、どのピースが欠けても、なかったのだろうと思う。
エンディングのハーモニーについて、ジョージの案で6度にして、
4人は、すごい和音を考えたと、自画自賛するも、マーティンは、
昔からある、ジャズの和音で、古臭いと思ったのだが、4人が、
意地を通して、このハモリにして、それがロックでは斬新だった。
その肝心のハーモニーが、バンドスコアでは、DとEの2声だし、
上林格「この日のビートルズ」では、D、F、Gだと書かれていて、
川瀬泰雄「真実のビートルズ・サウンド」は、3度、5度、6度と、
なっているから、これは、B、D、Eの音をさし、どれもバラバラ。
「ビートルズ・レコーディング・セッション」には、63年7月1日に、
マーティンの回想として、ハーモニーのエピソードが載っていて、
そこでは、「ジョージが6度、ジョンとポールが3度、5度」とあり、
それが、一番正しいのかと思いつつ、歌ってみると、どうも違う。
頼みの綱の、YouTube「ビートルズ・ヴォーカル・ハーモニー」は、
ジョンがD、ジョージがE、ポールが高いGで、これが正解かと、
参考になったし、さらに全曲を通しての、メロディのハーモニー、
ジョンとポールの各々のパートが確認できて、本当ありがたい。
ジョンとポールが、時々ユニゾンになりながら、ポールが上で、
ジョンが下でハモるのは、自分は高音が聴きとりやすいようで、
他の曲と同様に、ポールの方で覚えていたが、「bad」の部分は、
なぜかジョンの歌う下で覚えていて、いい加減に歌っていた。
こうした悩みは、音感のある人なら、まったく縁がないわけで、
楽譜を見比べたり、いろいろな本を、調べるも調べないもなく、
聴こえる音をそのまま歌うだけのことで、それはギターも同様、
コードやポジションが違うと、あれこれ調べるのは自分くらい。
この曲の最初のコードは、Em、A7で始まり、バンドスコアは、
開放弦を含むローコードになっているが、ライブ映像を見ると、
ジョンは、7フレットのEmを押さえて、次に5フレットへと降りて、
ライブは変えているのか、レコードはどっちかと悩んだりする。
レコーディングでジョンが弾いた楽器は、ギブソンのJ160Eと、
リッケンバッカー320の諸説あり、ギブソンなら、アコギだから、
開放弦を使って弾くし、リッケンバッカーなら、ハイポジかなと、
想像するが、これも、音感があれば、和音どおり押さえるだけ。
さらに、リンゴのドラムは、バンドスコアでは、トップシンバルを、
ずっと叩くよう指定しているが、これは、ライブ映像にあるとおり、
オープン気味のハイハットを、スティックを前後に揺らして叩く、
リンゴ特有のやり方に間違いなく、ドラムマシンは、それで入力。
ビートルズの初期の大ヒット曲の1つ、「シー・ラヴズ・ユー」は、
有名すぎるだけに、自分の歌の稚拙さが目立ってしまうからと、
避けがちな曲ですが、やはり、歌いたい、演奏したいと思うので、
いつものダブルトラック、エコーを駆使して、何とかのアップです。


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