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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
アコギ、ソロギターの伝道師、南澤大介の「ソング・フォー・FG」
いつも弾いてるエレガットギターは、ナイロン弦なので、
アコギのように、すぐに、高音弦が切れたりはしないが、
弦を押さえる際の癖か、フレットが、こすれたりするのか、
たいてい、4弦の巻き弦が、むけてきては、使えなくなる。

弦を張り替えるのが面倒で、エレキは弦が切れたときや、
サビがひどいと替えるが、ガットだと、わりと放っておいて、
巻き弦がむけてきて、とげとげ部分が、指に引っかかると、
そのきっかけで替えるから、半年に一度の割合だろうか。

昔から、ガットギターには、定番のオーガスティンを使い、
値段が安いからと、黒ラベルのみ、ジャズギター教室で、
ハナバッハとかは無理でも、せめて赤にしろと言われて、
赤とか青を試してみたら、音は格段に良い響きになった。

テンションが強いので、エレキ同様、太い弦なのだろうが、
単純に、値段が高いから、良い音なのだと、思い込んで、
青ばかり使っていたら、中1で買った、古いガットギターは、
ブリッジがはがれて、修理するか悩んで、もう10年近い。

昨年、久しぶりにクラシックギターを、やり直すことにして、
押さえやすいローテンションの、黒ラベルを使ってみたが、
今回、赤にしてみると、かなり弦を押さえるのが、大変で、
いかに、生ぬるい環境にいたか、筋力の衰えを実感した。

それと別に、弦のチューニングが安定せず、3日たっても、
1曲を弾いているうちに、高音弦は、1音近く下がってきて、
弦の当り外れのせいか、12フレットのオクターブピッチは、
4分の1音くらい、ずれて、音痴の自分でも、気分が悪い。

そのうえ、弦が新しいせいで、いつも以上にキュッキュッと、
左指が弦をこする音が大きく、これを、よくよく観察したら、
ポジション移動の時だけでなく、ただ弦を押さえるだけでも、
キュイとかゴリッと雑音が、かなり頻繁に出ていると気づく。

どうも自分の癖らしく、およその位置に、いったん指を置き、
右手が弾くときに、左指をフレット近くに、正しく押さえ直し、
弦をこする、あるいは、セーハしていて、小指を伸ばす際に、
中指・薬指が、引っ張られて動き、弦をこすり、雑音が出る。

これだけ、弦をこすって弾くから、巻き弦が、むけるのかと、
妙に納得しつつ、克服するには、低音弦の半音階練習や、
ストレッチを強化して、最初から、指の間を広げられるよう、
これまで以上に、初歩の初歩から、やり直さないとまずい。

やるべきことは、見えたものの、いまだ雑音はひどすぎるし、
何より弦のチューニングが安定せず、音程が合わないので、
ガットギターの録音は、お休みして、アコギに持ち替えれば、
多少は雑音も少ないが、ガットの曲を弾くのは抵抗がある。

クラシックギターに限らず、アコギも、昔から弾いているから、
そこそこ弾ける曲というか、簡単な部分だけを、さらっと弾き、
何となくレパートリーっぽい曲は、まあ、あるにはあるので、
その中でも、簡単そうな曲を、少し練習し、アップすることに。

99年、山崎まさよしの演奏を見て、アコギに再挑戦した時、
ちょうど、季刊「アコースティック・ギター・マガジン」が創刊し、
近所の文教堂には、その前身である、年1回発行のムック、
「アコースティック・ギター」のバックナンバーまで置いてある。

そうしたアコギブームの中、アコギ・マガジンの中心人物の、
南澤大介の編曲集、「ソロギターのしらべ」が、何冊も出て、
「ソロギ」の名称と共に、一大ブームとなり、さらに2002年、
押尾コータローが、メジャーデビューし、アコギ天国の様相。

南澤は、ホームページで、ソロギの質問に、丁寧に答えたり、
楽器店のイベント、クリニックと活躍し、今のソロギの普及に、
かなり貢献したというか、ほとんど、伝道師とも呼べる存在で、
編曲だけでなく、自身の作品も、CDと楽譜を数枚出している。

初のギター作品集のCDと、その楽譜が出たのは、03年で、
その年末に、忘年会の前に、雑誌「現代ギター」を立ち読みし、
しばらく、クラシックギターに、はまったので、99年に始まる、
自分の中のアコギブームは、4年くらいは、続いていたようだ。

ソロ作「イレブン・スモール・ラビッシュズ」の題名は、敬愛する、
マイケル・ヘッジスの、「イレブン・スモール・ローチス」をもじり、
しかも、11曲入りとしていて、冒頭の「ソング・フォー・FG」は、
アコギ・マガジンで、ヤマハFGのデモ音源で弾いた即興の曲。

Gコードを中心にして、ハイポジションを含んだアルペジオが、
印象的な曲で、S&Gのようであり、アール・クルーも思わせて、
すごく気に入って、比較的簡単であり、運指も覚えやすいから、
今でも、アコギを手にすると、指慣らしに爪弾く曲になっている。

ただ、他のレパートリーと同様に、10年以上、うろ覚えのまま、
弾いていたから、原曲よりテンポが早まったり、アルペジオで、
和音は合っていても、弾く弦の順番を、間違えて覚えていたり、
何度も楽譜を確認するも、無意識に、違うフレーズを弾く始末。

最初の数小節で、2弦だけ8フレットを押さえて、1弦と3弦は、
開放弦を鳴らすのだが、左指が寝てしまい、1弦がびびったり、
4弦を弾いてしまったり、左右のコントロールが全然できなくて、
クラシックの基礎のなさは、アコギを弾くにも大きな障害となる。

ソロギの第一人者、南澤大介の、03年発表のソロ作品集から、
前年の「アコギ・マガジン13」で、ギター試奏デモ音源としても、
収録された、「ソング・フォー・FG」を、昔から弾いてたとは言え、
ガットギターの弦が不調だからと、あまりに、やっつけ的です。






ジョージが歌うも、ジョンのギターが目立つ「すてきなダンス」
ビートルズの映画、「ア・ハード・デイズ・ナイト」のLPは、
A面に映画で使った曲、B面は書き下ろした新曲を配置、
前2作のような、カバー曲はなく、全曲オリジナルのうえ、
13曲のうち、ジョンが10曲を作曲と、ジョンの独壇場。

お約束パターンか、ジョージに、1曲は歌わせておこうと、
「すてきなダンス」で、ジョージがリードボーカルとなるが、
歌わない分、ギターに集中できるとばかり、ジョンが刻む、
リズムギターは、すごく格好良く、ボーカルを食っている。

前作でも、ポールが歌う、「オール・マイ・ラヴィング」で、
3連シャッフルの、鬼のようなリズムギターを聴かせたが、
この「すてきなダンス」も、ルンバとか、ラテン系のような、
休符を交えた、ノリの良いリズムギターが、いかしている。

ビートルズは演奏が下手だと、昔から言われたそうだが、
自分は、インタビューや記事で、そうした話は見たことなく、
ビートルズファンが、そんなことはない、うまかったんだと、
反論した記事で知って、誰がそんなこと言うのか不思議。

もちろん、プログレとかジャズ・ロックのハイテク集団とは、
楽器の演奏レベルは違うだろうが、フォークグループに、
アル・ディ・メオラのように早弾きしろ、押尾コータローの、
タッピングをやれとは、誰も要求しないし、それと同じこと。

彼らは、デビュー前、下積み時代に、ハンブルグに巡業し、
連日、ライブハウスで、カバー曲を中心に演奏してたから、
ボーカルバンドとしては、その演奏の実力も、十分あったし、
それを買われ、歌手のバックバンドで、レコードも録音した。

高校の同級生が弾く、パープル、ツェッペリンに刺激され、
ギターがうまくなりたいと、ジェフ・ベックへ路線変更した、
そんな自分が言っても、説得力など、ないかもしれないが、
ビートルズが下手だとは、今も昔も、まったく思ってない。

ただ、下手だという説を、吹き飛ばそうと、ファンの人達が、
ジョンのリズムギターは、真似できない、すごいレベルだと、
強引に主張するのは、言いすぎだし、それを逆手にとって、
あんなの誰にでも弾けると言う、アンチも、どうだろうかと。

40年ギターを弾いてきた自分にとっては、ジョンが弾いた、
「オール・マイ~」や、「すてきなダンス」のリズムギターは、
そこそこ真似できても、あのノリ、ドライブ感は出せなくて、
職人技までいかずとも、百戦錬磨で鍛えたリズムだと思う。

映画で、この曲の演奏は、「アンド・アイ・ラヴ・ハー」の後、
楽屋に戻ったビートルズは、付け髭やカツラで遊んだり、
女性スタッフに声をかけたりと、またまた騒ぎを起こして、
再度、リハーサルでスタジオに移ると、演奏場面となる。

ピアノが弾く「すてきなダンス」をバックに、ダンサー達が、
踊っていると、ジョンが真似して、ステップを踏んでみたり、
リンゴは、ジャズっぽいピアノに合わせ、ビッグバンド風の、
ドラムを叩いて、ダンサーのリハーサルは、いったん終了。

「思いついた、ショーの始まりだ!」との、ジョンの掛け声で、
「すてきなダンス」の演奏となって、フォークギターを抱えた、
ジョージが台の上で歌うと、ジョンとポールが両脇に立って、
リンゴは向き合う位置で、輪のようになった4人の姿も良い。

演奏が終わるなり、ジョンは、「ジョージ、良かったぞ!」と、
笑顔で声をかけて、一番年下のジョージは、下っ端扱いも、
されたろうが、愛すべき弟分として、マスコット的な存在で、
可愛がられたのだろうと、こんな場面からも、感じてしまう。

映画「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」から、ジョージが歌っているが、
作曲したジョンの、リズムギターが目立つ「すてきなダンス」、
LPでは、ジョージの弾くフォークギターは、聞こえにくいが、
映画の手の動きに合わせ、コードを弾き、音を厚くしてます。





ハーモニクス奏法が効果的に響く、ヨーク「イン・ソロウズ・ウェイク」
クラシックギターを、基礎練習を中心に、やり直しているが、
自分が初級と馬鹿にしていた、カルカッシの練習曲でさえ、
なかなか弾けなくて、鈴木巌の教本で、さらに前のページに、
さかのぼる状態で、いかに基礎を怠ってたかを、実感する。

単純な練習曲でも、何箇所か、すぐに弾けない部分があり、
半音階練習や、スケール練習に、アルペジオ練習といった、
メカニカルなトレーニングも、テンポを上げると、ミスが多く、
早弾き自慢(?)の自分が、悔しいかな、ゆっくり弾いている。

そうした中、初級レベルで弾け、メロディがきれいな小品は、
アポヤンドの音色、開放弦の消音など、技術面の再確認と、
音の強弱、テンポの変化で、歌い上げる練習にもなるから、
単純な練習で飽きないようと、あれこれと手を出している。

これも、本来なら、その小品をつきつめて、完成させるのが、
上達への近道なのだろうが、弾きたい曲がありすぎるのと、
ちょっとでも弾ければ、未完成でも、ブログにアップしようと、
あちこち、つまみ食いし、中途半端なレパートリーが増える。

純粋なクラシックギターの曲は、NHKテキストをさらったり、
鈴木巌の教本3冊を、あちこちめくったり、現代ギター社の、
「名曲てんこもり」や、リットー「クラシックギターのしらべ」を、
枕元に積み上げて、片っ端から、聴いたり、弾いたりする。

クラシックばかりだと、次第に飽きるので、曲が口ずさめる、
ポピュラーソングは、いつもの、江部賢一のギター編曲集や、
武満徹「12の歌」に手を出すし、さらに、先日にアップもした、
アンドリュー・ヨークの曲集にも、このところ、取り組んでいる。

リットーから出た曲集は、本人の演奏CDが付いているので、
曲の雰囲気が、すぐに把握できるし、何よりも観賞用となり、
すごく良い曲だ、これ弾きたいぞと、モチベーションも上がり、
練習にも気合が入るが、初級レベルの曲は、2、3曲程度。

自分の感覚だが、おそらく一番やさしいのは、先日アップの、
「ウェイティング・フォー・ドーン」、その次に弾けそうなのが、
「イン・ソロウズ・ウェイク」で、この2曲とも、ヨーク本人より、
若手ギタリストの木村大の、デビューアルバムで知った曲。

17歳でデビューした木村は、若さゆえの早弾きが特徴的で、
かつての山下和仁と同様に、テクニックに走りすぎていると、
批判もされたが、このヨークの2曲は、本人よりも、ゆっくりと、
丁寧に音をつむぎ、ただ早いだけじゃないのが、わかる好演。

テンポの遅い曲だから、やさしい、弾きやすいと思ったものの、
「ウェイティング~」は、ジャズのテンションコードが出てきたり、
開放弦の響きを生かすよう、左指を立てるのが、やっかいだし、
「イン・ソロウ~」は、時折出る、ハーモニクスの小技が難しい。

ハーモニクス奏法は、クラシックでは、「アルモニコス」と呼び、
開放弦で12フレットを軽く左指で触れ、オクターブ上の倍音を、
鳴らすのが、自然的アルモニコスで、4・5・7・9フレットでも、
出せるが、ヨークの曲は、何箇所かで、19フレットを指定する。

技巧的アルモニコスは、通常のように、左手でフレットを押さえ、
その12フレット上げた場所を、右手の人差し指で、軽く触れて、
右手薬指で弦をはじき、倍音を出す方法だが、ヨークの曲は、
開放弦の自然的アルモニコスも、このやり方で、鳴らしている。

20歳前後に、渋谷河合楽器で、ジャズギターを習っていた際、
チェット・アトキンスや、ラリー・コリエルの曲で、コードを押さえ、
ハーモニクスを交えたアルペジオ奏法を、教えてもらったので、
当然に、右手はピックを握り、あいている指で、アルペジオした。

ピックと指の併用は、通常、親指と人差し指で、ピックを握って、
中指、薬指で、スリーフィンガー奏法のように、アルペジオだが、
技巧的アルモニコスを鳴らすには、親指と中指でピックを握って、
人差し指で、12フレット上げた、ハーモニクスポイントに触れる。

その癖もあり、クラシックギターの指弾きで、倍音を出すときも、
人差し指で触れると、親指で弦をはじく方が楽で、多用していて、
リョベートの編曲のように、和音になり、親指は低音を弾く場合、
やむをえず、薬指で弾くが、慣れていないので、指がつりそうに。

いつもながら、ギターを弾いてる人には、ごく当たり前のことを、
くどくど書いて、弾かない人には、いくら言葉を並べたところで、
さっぱりわからないという駄文が続き、そろそろ、切り上げるが、
先生から教わった、ちょっと面白い小技から、ひとつだけ紹介。

1弦の7・5フレットで、シ・ラとプリングし、3弦開放で12フレの、
ハーモニクス、続けて2弦の6・5フレで、ファ・ミとプリングして、
4弦開放の12フレのハーモニクス、3弦の5・4フレをプリング、
5弦開放の12フレ・ハモにし、ピアノのペダル効果のように響く。

ヨークの曲は、これを応用して、メロディを、実音と倍音を交え、
次の音が鳴っても、倍音が残って響くという、見事な効果が出て、
さらに、開放弦を鳴らし、低い弦のハイポジションの音を続ける、
カンパネラ奏法も取り入れて、音の響きを大切にした編曲となる。

アンドリュー・ヨークの作品集から、比較的、簡単なレベルの曲、
「イン・ソロウズ・ウェイク」は、開放弦や、ハーモニクスの響きが、
なかなかきれいに鳴らなかったり、ヨーク本人のテンポを意識し、
速くしたものの、次第に遅くなったり、懲りない未完成アップです。







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