FC2ブログ
僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
冬のCMの定番曲、「私のお気に入り」を、江部のギター編曲で
20年以上も続くCMで、いつの間にか、冬の京都の、
代名詞のようになった、「私のお気に入り」なのだが、
もともとは、「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌で、
冬でもなければ、ましてや、旅とも京都とも関係ない。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、64年公開で、
自分が母に連れられて、有楽町まで見に行ったのは、
小学生の時だから、名画座だか、洋画好きの母には、
字幕も読めない頃から、あちこちと、つき合わされた。

NHK「みんなのうた」で覚えたか、音楽の授業だか、
「ドレミのうた」を歌っていたから、その曲が出てくる、
ミュージカル映画だと、母に誘われて、見に行ったが、
自分の覚えていた歌詞と違うのに、だまされた気分。

「ドはドーナツのド」だったのが、字幕では「ドラム」で、
確か他のところも、かなり違ったのに、がっかりして、
映画のストーリーや、他の場面より、そのことだけが、
今もって、すごく印象に残っているほど、衝撃だった。

当然ながら、原詞では、「ドーナツ」と歌っていないが、
「Deer(鹿)」なのだから、「ドラム」でもなかったわけで、
訳詞の著作権の関係か、あるいは、カバー曲にある、
競作盤、本命盤みたいに、いくつも流布していたのか。

そんなわけで、「私のお気に入り」を、どこで歌ったか、
まったく記憶になくて、今回Youtubeで、確認したら、
嵐を怖がって、主人公マリアのベッドに集まってきた、
子供たちに、気を紛らわせるように、歌う場面だった。

パジャマ姿で、寄り添うようにして、集まってくる場面は、
プログラムの写真にもあったから、やや覚えていたが、
マリアの歌い方は、すごく早口で、2分くらいの歌だから、
「エーデルワイス」などに比べ、印象も薄かったのかも。

20歳前後、渋谷河合楽器で、ジャズギターを習った頃、
ギターばかりでなく、ピアノやサックスなどの演奏も聴き、
アドリブの参考にすると良いし、何よりも、一つの楽器、
ジャンルでなく、広く音楽に触れるようにと、教えられた。

ジャズの名盤・名演と呼ばれるLPを、少しずつ買ったり、
もっぱらエアチェックをした際、あのジョン・コルトレーン、
自分にとっては、フリージャズに近い、難解な奏者だと、
思っていた、サックス奏者が、この曲を演奏したのを聴く。

ピアノトリオを従え、ソプラノ・サックスで奏でるテーマは、
限りなく美しく響き、それでいて、ピアノの和音の響きは、
テンションコードを含み、時に3拍子を、変拍子のように、
アクセントをずらすのなんか、いかにもジャズという感じ。

この演奏を、聴きこんだせいもあり、曲のテンポにしても、
しみついていたが、マリアの歌は、この倍に近い速さで、
今回演奏することにした、江部賢一・編曲の楽譜表記も、
Fastと書かれていて、本当は早く弾く曲なんだと気づく。

ところで、漫画家を目指した小学生の頃、石森章太郎の、
「マンガ家入門」に、題材として掲載された作品の一つが、
「夜は千の目を持っている」で、たくさんの子がいる家に、
歌の好きな家庭教師という、まるで、映画のままの設定。

物語は、父親が、かつてスナイパーという、過去を持ち、
昔の仲間から、もう一度だけ手を貸してくれと、脅されて、
家族を守るために、銃を手にするが、現場にかけつけた、
家庭教師と子供たちの歌声で、犯行を思いとどまらせる。

映画や小説の引用は、赤塚不二夫の「おそ松くん」でも、
チャップリンの「街の灯」や、O・ヘンリーをモチーフにして、
そういった作品を、単なるパロディやオマージュにはせず、
どこまで換骨奪胎できるかが、腕の見せどころなのだろう。

「夜は千の目を持っている」は、先のジョン・コルトレーンが、
「マイ・フェイバリット・シングス」と、同時期に録音しているが、
別のLPで発表されるのは、数年後で、その前に描いてる、
石森章太郎との、題名の符合は偶然なのかと、興味深い。

JR東海のCMで、お茶の間にもおなじみ、元は映画音楽の、
名曲、「私のお気に入り(マイ・フェイバリット・シングス)」を、
いつもの、江部賢一による、珠玉のギター編曲で弾くものの、
本来のテンポより遅いうえ、それでも慌ただしい演奏です。






映画の冒頭が目に焼きついた、「ビートルズがやって来る」
新宿武蔵野館で見た、三本立てのビートルズの映画が、
自分とビートルズの出会いだと、何度となく書いているが、
「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」の冒頭こそ、
すべての始まりだったのではと、今にして思ったりもする。

ライブへ向けたリハの、ドキュメンタリーとして撮影され、
結局は、解散へ向かう記録となった、「レット・イット・ビー」
ある日のビートルズみたいな、実際にありそうな日常を、
ドキュメント風コメディで描く、「ビートルズがやって来る」。

それら2作に比べ、「ヘルプ!四人はアイドル」の映画は、
オリジナルストーリーで、アクションあり、海外ロケありの、
コメディ映画で、その前に見た、「クレイジーボーイズ」の、
元祖みたいな感じがし、歌よりも、ストーリーに魅かれた。

それで、映画のサントラ盤はないのかと、友人に尋ねて、
ベスト盤の「オールディーズ」を借りたら、「抱きしめたい」、
「シー・ラブズ・ユー」などのヒット曲に、とにかく圧倒され、
ビートルズのファンになったのは、これまた何度も書いた。

ただ、ビートルズの曲を自分でも弾き、歌おうとしたのは、
単に彼らの曲が気に入ったという以上に、理由があって、
「ビートルズがやって来る」の冒頭で、キャーキャー言って、
追いかけ回すファンの場面が、印象的だったからだと思う。

年寄りの同じ話の繰り返しとなるが、ユースホステルや、
部活動合宿のキャンプファイヤーで、ギターを持った人が、
女性たちに囲まれて、リクエストされた曲を弾き語っては、
拍手喝采を浴びているのを見て、自分でもやりたくなった。

74年、中2の夏休みの合宿から戻ると、1年近くもの間、
押入れにしまったままの、クラシックギターを出してきて、
近所の本屋で、雑誌「ギターライフ」か「ガッツ」だったか、
フォークギター入門の特集を買って、早速、練習を始めた。

ところが、初心者向けの曲として、雑誌に載っていたのは、
CとG7のコードだけで弾けるとして、「雪山賛歌」だったり、
あまりなじみのない、「マイ・ボニー」「アニー・ローリー」と、
唱歌ばかりで、こんな曲弾いても、女子は寄って来ないと。

そこへ、新宿武蔵野館へ行き、あの映画の冒頭である、
ジャーンと曲が始まった途端に、ファンに追いかけられて、
逃げ回るビートルズの場面は、ギターで弾くのはこれだと、
中2の自分に思い込ませるには、十分なインパクトだった。

さすがに、いくらバカな自分でも、よし、これだとばかりに、
すぐ翌日、エレキギターと楽譜を買うとか、それはないが、
翌年の春にエレキ、夏には、フォークギターを買ってもらい、
ビートルズを演奏したのだから、ほとんど同じようなものだ。

そのおかげで、この歳になっても、ギターを続けているし、
その練習のモチベーションとなっているのが、いまもって、
何か機会さえあれば、キャンプファイヤーとかで演奏して、
キャーキャー言われたいという、バカな思いがあるからか。

その印象的な、ジャーンで始まる、ビートルズの名曲が、
「ア・ハード・デイズ・ナイト」だが、今回演奏しようとして、
歌詞カードを見たら、これは、サラリーマン賛歌というべき、
仕事でしんどいなと思ったときなど、ぴったりの曲だと思う。

「一日中働くのは、君に何かを買おうと、お金を稼ぐから。
でも、家に帰り、君の一言があれば、すべては大丈夫」と、
仕事でクタクタになっても、家庭、家族がいやしてくれる、
何とも泣けてくる歌詞だとは、中学時代は気づく由もない。

年末年始の休みも終わり、いよいよ仕事の日々が始まる、
すでに週末から出勤した人、年末年始も勤務していた人、
すべての勤め人の方、さらに本格稼動となる主婦の方へ、
ビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト」を、演奏しました。





左手のリガード奏法を鍛える、カルカッシ「練習曲第4番」
「カルカッシ25の練習曲・第4番」は、主にリガード奏法、
それも下降リガードの練習だが、クラシックギターで使う、
リガードの名称より、ハンマリング・オン、プリング・オフと、
ロックギターで使う名称のほうが、自分にとっては親しい。

リガードは、レガートと同義語、さらにスラーとも同じだが、
いわゆる「レガートに弾く」、音を繋げて弾くための奏法が、
リガード奏法で、これは、ギター特有のテクニックであって、
スラーは、音をつなげて弾く意味で、ピアノなどでも同様。

奏法としてのリガード、演奏表現としてのスラーとなるか、
このあたり、自分でも混同しているし、教本などを見ても、
リガード奏法を、レガートの練習、スラーの練習と分かれ、
単に、スペイン語、イタリア語、英語の違いという程度か。

フュージョンと分類しても良いのか、ジャズ・ロック出身の、
アラン・ホールズワースは、ピッキングをしないで、左手で、
ハンマリング、プリングにより、フレーズをつなぐ演奏へと、
変遷したが、この場合は、レガート奏法と呼ぶことが多い。

このあたりも用語の使い方が、まちまちになっているが、
ホールズワースの、左手だけでフレーズを奏でる方法は、
すでにタレガの曲にも見られ、マノ・イスクィエルダ・ソラ、
左指奏法と表記され、スラーの連続と、解説されている。

ちなみに、タレガは、特殊奏法に、相当たけていたようで、
「アルボダーラ」という曲では、左指奏法で弾くと同時に、
あいた右手では、ハーモニクスを鳴らしていて、これなど、
押尾コータローが得意なタッピング奏法の、原型と言える。

それで、肝心のリガード奏法だが、上昇リガードの場合は、
右指で弾いた音に続け、左指のみで、弦を押さえて鳴らし、
下降リガードは、右指で弾いた後に、押さえている左指で、
弦を引っかいて、指を外すことで、音を鳴らすという奏法。

その一連の動作は、まさに、ロックギターでいうところの、
ハンマリング・オンと、プリング・オフで、こう呼んだほうが、
スラーとの混同もなく、動きもわかりやすいと思うのだが、
実際に弾くことより、用語にこだわる自分は、頭でっかち。

あと、こうした文章で、いつも思うのは、ギターを弾く人には、
わかりきった話だし、弾かない人には、何のことか不明な、
言葉足らずな表現となって、大いに反省すべき点なのだが、
ブログタイトルを、ギターに変更したことでもあり、お許しを。

「カルカッシの25の練習曲」は、ドレミ出版「吉田光三編 
クラシック・ギター・テクニック・マスター」に、全曲があるが、
全音「鈴木巌 クラシック・ギター教本」に、載っている方が、
テンポ指定もあり、運指も合理的なので、それを使っている。

ただ、鈴木教本は、ソル、コスト、アグアド、ジュリアーニと、
多彩な練習曲を、項目別、レベル別に、掲載しているので、
10曲しか出ていないし、必ずしも、カルカッシの付番とは、
掲載順も一致していないから、レベル判断も分かれるところ。

荘村清志が講師だった、74年度「NHKギターをひこう」の、
テキストには、12曲が掲載されているが、前・後期を通じて、
前回苦労した第2番も含めて、10曲が初級のページにあり、
カルカッシが初心者向けと思い込んだ、その一因は、これか。

練習曲第4番は、各小節ごと、同じ音程の、下降リガードを、
三回繰り返すので、左手の移動よりも、リガードに集中でき、
その際の右手は、1弦を薬指、2弦を中指で弾く繰り返しで、
第2番ほど難しくはないが、a・m・a・mの良い練習にもなる。

鈴木教本に出ていないから、メトロノーム速度は不明だが、
アレグレットの指定だから、120より、やや早いのだろうが、
とうてい、その早さで弾けず、特にリガード奏法で弾く場合、
テンポを上げると、あせって、音符の長さより、はねてしまう。

「カルカッシの25の練習曲」から、リガード奏法の練習となる、
第4番は、荘村テキストでは、初級編に分類されてるのだが、
初級から中級者を自認していたのに、ゆっくりでないと無理、
クラシックギターの厳しさを思い知らされつつ、演奏しました。





年賀状をイメージし、ビートルズ「プリーズ・ミスター・ポストマン」
謹賀新年
今年も、このブログをよろしくお願いします。


いつものように、何かお正月らしい曲と思ったものの、
正月の歌というのも、だんだんネタがなくなってきて、
このところ、ビートルズに、完全にはまっているので、
何か、それらしい曲はないか、無理やり、ひねり出す。

あまりに強引なこじつけだが、正月といえば、年賀状、
それを、元旦の朝から、休み返上で届けてくれるのは、
郵便配達の人だと、ビートルズがカバーしたヒット曲、
「プリーズ・ミスター・ポストマン」へと、半ば我田引水。

彼女からの手紙を待ちわびる、歌の主人公の思いが、
訪問者の方々から、このブログへのいただくコメントを、
楽しみに待つ自分にも、通じる心境だと、こじつけて、
昔から弾き語りしていた、この曲をバンド形式で録音。

この曲も、日本編集の1枚目「ビートルズ!」に収録、
このLPは、バッドボーイズが、丸ごとコピーして出して、
その両方で、聴き込んでいたので、歌詞もメロディも、
今もスラスラ出てくるが、逆に発音は、かなりあやしい。

歌詞カードを、あまり見ずに、聴いた感じで覚えた曲は、
「空耳アワー」ではないが、間違えたまま覚えていたり、
そこから、さらに、知ってる単語へ、置き換えていたりと、
あとで、歌詞カードを見たら、全然違うことが、よくある。

ただ、曲によっては、怪我の巧妙と言っても良いのか、
歌詞を見て歌うより、聴いた感じのほうが、本物らしく、
響いて、どことなく英語っぽくて、それらしくなったりと、
歌詞の耳コピ(?)も、全部が全部、いい加減でもない。

この曲の歌詞も、耳で聴いたほうが、合っていたのは、
「There must be some message today」と、
日本盤歌詞カードにあるが、「メッセージ」に聴こえず、
楽譜には、「mail」とあるが、やはり「メ」とは聴こえない。

「メール」が、外人さんのアとエの中間音だったとしても、
せいぜい「マー」だし、どちらかと言えば、「アー」だよと、
それで歌っていたら、CDになった時の歌詞カードには、
「word」になっていて、「ワー」だったのかと、納得した。

あと、気づいたことに、この曲は、「ポストマン」なのだが、
中学時代に見た、教育テレビ「セサミストリート」の中で、
S&Gを思わせるデュオが、郵便配達の映像に合わせ、
「メイルマン」と歌う曲があって、同義語なのだろうかと。

余談だが、日本の童謡というか、なわとびの遊び歌には、
「郵便屋さん、お入んなさい」で、始まるものがあるが、
どこの家、どんな遠くでも訪ねてくる、身近な存在として、
幼い子らの口ずさむ歌に、登場することとなったのかも。

それにしても、暦どおりでも、9連休となる年末年始が、
郵便局の方々は、一年のうち、一番忙しい時期だろうし、
昔とは違って、お店なども、元日から営業をしていたり、
ブログ仲間でも、出勤される方など、三者三様の正月。

郵便局に限らず、正月を支えてくださる方への敬意と、
このブログに、ご訪問いただく方々への感謝をこめて、
ビートルズのセカンドLP、「ウィズ・ザ・ビートルズ」から、
カバー曲となる、「プリーズ・ミスター・ポストマン」です。










Copyright © 僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ. all rights reserved.