FC2ブログ
僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ジョージ・ベンソン「ザ・クッカー」を、ガットギターのピック弾きで
冬が近づき、空気が乾燥してくると、やってしまうのだが、
つい先日も、コピー用紙で、右手の指先を切ってしまい、
そう出血はしないものの、傷口がパックリと割れていて、
ギターを弾くと、ちょうど弦に当たり、傷が広がっていく。

クラシックギターを弾くからと、せっかく伸ばした爪なのに、
傷口にバンドエイドを巻くために、深爪なくらいに短くして、
当分、怪我した人差し指では、ギターは弾けないのだが、
ちょっと練習しないと、たちまち下手になるから、困りもの。

ギタリストたるもの、手や指先には、気を使うべきなのに、
昔から、雨戸を強く閉めては、手首を痛めて腱鞘炎気味、
さらに、戸袋に手を挟んでは、指の関節があざになったり、
突き指になったりと、日常生活で、痛めてしまうことが多い。

そんな経験が豊富なだけに、どちらかの手を怪我した場合、
それなりの練習法は、身についていて、右手が駄目ならば、
左手で人差し指セーハしながら、残りの指でトリルをしたり、
全弦に渡り、ハンマリング、プリングで、スラーを練習できる。

左手の怪我だと、入門編にある、開放弦での、右手練習を、
もう少し応用して、i・mでなく、m・aや、a・m・i・mにしたり、
アグアドのアルペジオ練習曲にある、いくつものパターンを、
開放弦だけで、繰り返し弾くことで、基礎練習になって良い。

左右とも、どこかしら怪我したら、痛めていない指だけでも、
上の練習をするのも良いし、たまには、じっくりと楽譜を眺め、
暗譜につとめたり、運指を検討したり、CDを聴きこんだりと、
やるべきことは、いくらでもあり、練習時間が足りないほど。

ただ、怪我を未然に防ぎ、普通に練習するのが、良いわけで、
荘村清志は、以前テレビで、「ドアを右手では開けない。」と、
言っていたし、天才少年ピアニストの牛田智大だったと思うが、
夏場でも手袋をして、指先を冷やさないよう、気をつけていた。

指の怪我というと、渋谷河合楽器で、ギターを習っていた頃、
ドラム教室の仲間から、デビュー間近のフュージョンバンドの、
ギターが、すごくうまいと、ライブに誘われて、期待していたら、
左手薬指を骨折したと、ギプスをしたまま、ステージに現れた。

プロだから、そんな状態でも、自分より、ずっとうまかったが、
それでも、薬指が使えなく、コードは押さえられない状態だし、
「すごくうまい=ものすごい早弾き」だと、思い込んでいたから、
怪我のせいか、もともとなのか、早弾きをしないのにも、落胆。

「骨折で迷惑かけたが、皆のおかげで、ライブができた。」と、
最後に声を詰まらせ、女性ファンたちが、涙ぐむにいたっては、
やっかみ半分、ひがみ半分で、プロだったら、ライブを延期し、
完治してから弾けよと、すごく底意地の悪い感情が、わいた。

そんなことを思い出しつつ、じゃあ今回、指先を怪我したから、
毎週のアップを中断して、回復を待つかというと、大間違いで、
指弾きは無理でも、ピックを握る分には、何ら支障がないから、
ガットギターをピックで弾いて、得意の(?)早弾きでもしようと。

ジョージ・ベンソンは、今では、ボーカリストのイメージも強いし、
大ヒットした「ブリージン」を始め、親しみやすいメロディの曲で、
ときに、流れるようなアドリブソロで、ギターを弾きまくるのだが、
デビュー当時は、もろにジャズギターの、それもビバップ路線。

ジャズに、イージーリスニングの要素を加え、ヒットを連発した、
ウエス・モンゴメリーの後継者とされたが、本来、ウエス自身、
ビバップ・スタイルだったのと同様に、ベンソンも、その路線で、
こと早弾きについては、巨匠パット・マルティーノと双璧をなす。

先日アップの、「アイ・リメンバー・ウエス」同様、ギター教室で、
先生から鍛えられた、「ジョージ・ベンソンの軌跡」の曲集から、
テンポが早い部類の曲、つまりは早弾きだらけで、自分好みの、
「ザ・クッカー」を、あえて、エレキにせず、ガットギターで弾いた。

この速度を、無伴奏で弾くのは無理で、メトロノームを鳴らして、
とりあえず、ギターを録音したら、あまりに音がスカスカなので、
あとからベースギターをダビングし、それでも、まだ物足りずに、
リズムギターを重ねるが、かえって、リズムがバラバラになる。

MTR内蔵の、リズム音源から、4ビートのパターンを選び出し、
ただそのリズムを流し、ブレイクはカットするという、手抜きだが、
まったくの、ギターソロで、訳の分からん早弾きフレーズばかり、
延々と流れていたより、少しは曲らしく、聴こえるようになった。

肝心の早弾きだが、昔弾いた曲だから、楽勝かと思っていたら、
久しぶりのピック弾きだったり、以前から、指癖にできていない、
ビバップのフレーズに、悪戦苦闘して、左右のタイミングがずれ、
ミストーンだらけのうえ、ジャズなのに、スイングする余裕もない。

ビバップギタリストだった、若き日のジョージ・ベンソンのソロ作、
「クックブック」から、冒頭を飾る、アップテンポの「ザ・クッカー」を、
やや下げたテンポながら、久々のピック弾きは、ガチガチになり、
指先を怪我した合間とはいえ、かなり、お茶を濁した演奏です。








Copyright © 僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ. all rights reserved.