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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
これぞデパペペの「Ready! Go!!」は、カッティングが難関
自分の弾いた曲を聴くと、カッティングするたびに、
カシャカシャと鳴るノイズが、やたらと耳について、
ピックを深く握りこんで、ストロークしているから、
爪が弦に当たり、雑音が出ていたのに、気づいた。

押尾コータローの弾く、ネイルアタックならともかく、
爪が弦をこするノイズでは、あまりにもお粗末だと、
ピックの握りを浅くしたら、だんだんピックがずれて、
そのうちピックを落とすという、情けない状態になる。

デパペペの「HOP!SKIP!JUMP!」に収録の、
Ready!Go!!」は、これぞデパペペという曲で、
力強いカッティングに、さわやかなメロディライン、
オクターブ奏法のサビという、デビュー以来の王道。

これはカッティングに練習に良いし、デパペペらしい、
元気いっぱいの曲調は、弾いているだけで楽しくなり、
単調な練習より、はるかにモチベーションが上がる。

ところが、いざ弾いてみると、同一のパターンが続く、
16ビートのカッティングにしても、アクセントで入れる、
ミュートの切れ味がいまいちだし、4拍目裏の刻みを、
弾かないうちに、次のコードへ移ったり、ミスの連続。

このリズムパターンは、どことなく初期ビートルズの、
素敵なダンス」に似ていて、昔、必死で練習したから、
いつのまにか、そっちのパターンでコードを刻んだり、
はては、コード進行までも、つい癖で、間違える始末。

50歳を過ぎた自分は、もう、暗譜ができないのかと、
がっくりきて、譜面に目を凝らし、懸命に弾くのだが、
気分がのってくると、またビートルズになっていた…。

デパペペは、CDでは、ギターをかなり重ねているが、
Youtubeのライブ映像は、ギター2本で演奏していて、
ライブ用アレンジか、レコーディング前の演奏なのか、
CDを先に聴きこんだ自分には、やや違和感があった。

オフシャルスコアは、ギター2本にまとめてあるので、
譜面通りに弾くことにして、あとから音を厚くするように、
ギターを重ねようと思ったが、ただでさえバッキングは、
リズム音痴なのに、よけいひどくなりそうで、やめた。

30年前、渋谷河合楽器のギター教室に通っていた頃、
メトロノーム練習は、最初は1拍ずつ鳴らしても良いが、
慣れてきたら、2拍ごとに1回、1小節ごとに1回と減らし、
大きなノリを、自分で感じて、演奏するよう注意された。

今なんか、1拍どころか、プリセットのドラムパターンを、
16ビートにして、やたらと細かく、リズムを刻ませては、
何とかカッティングがずれないように、弾いている始末。

自分の、リズム音痴克服は、かなり厳しい道のりだが、
リズムギターが活躍する曲を、どんどん仕上げれば、
いずれ、身につくんじゃないかと思うし、毎日の通勤も、
ラッパーよろしく、ビートでも刻んでみれば、どうだろう。

デパペペの3枚目「HOP!SKIP!JUMP!」より、
元気いっぱい、スピード感あふれる、デパペペらしさの、
Ready!Go!!」を、ギター2本だけの、やや完コピです。



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リズム隊と演奏するデパペペは、もろにフュージョンバンド
アコギデュオのデパペペは、スタジオ録音でも、
基本はギター2本だが、アルバムを出すにつれ、
ダビングをしたり、ベース・ドラムのリズム隊や、
ピアノを入れた、バンド形式の曲が増えてきた。

メジャー3rd、「HOP!SKIP!JUMP!」の、
グレート・エスケープ」では、ドラムとベースが、
活躍し、いかにもバンドという曲で、弾きたくなる。

冒頭から、いきなりキメのリズムから入ってきて、
もろにフュージョンという曲調だし、続くテーマは、
4ビートのベースランニングとなるが、それでいて、
いわゆるジャズとは違っていて、面白いアレンジ。

デパペペらしく、同じテーマでも、繰り返す時には、
左右のギターが交代したり、8ビートになったりと、
格好良いパートを、どんどんつなげ、場面転換を、
狙ったそうだが、リズムの変化が本当格好良い。

「ジャンルが飛ぶというか、自由にアレンジできて、
それが、ギターデュオならでは」と、語っていたが、
それをバンド形式でも、やってしまうのが、すごい。

アドリブは、ロック・フュージョンのフレーズ満載で、
もともとエレキギターを弾いていた、片鱗が見えて、
三浦、徳岡ともに、しっかりしたテクニックの持ち主。

自分の場合、16分音符のフレーズは、アコギだと、
エレキに比べて、かなりガチガチのピッキングだが、
彼らはクリアな音で、力強く、弾きまくっているから、
左右のコンビネーションの完璧さも、目標としたい。

リズム音痴の自分だけに、キメのリズムだけでも、
かなりやり直したり、途中で、リズムが変わる時も、
忘れたまま弾いていたり、つっかえそうになったり。

それでも、クロスオーバー・フュージョンを通過した、
自分にとって、こうした曲は、すごく好きなタイプで、
3分弱の演奏では、聴くときだけでなく、弾くのにも、
もの足りない程で、アドリブを伸ばしたくなってくる。

ただ、自分なりのアレンジやら、アドリブは面倒で、
それより、フュージョン曲を、コピーすれば良いと、
安直なので、オリジナルを書く人には、頭が下がる。

デパペペが2008年に発表した、メジャーでの3枚目、
HOP!SKIP!JUMP!」で、リズム隊を従えて、
演奏する「グレート・エスケープ」の、やや完コピです。




ヴァン・ヘイレン復活を祝した、「Hot For Teacher」だが…
ブログ仲間の、リッチーエリックボーンさんが、
ヴァン・ヘイレンに、Voのデイヴが復帰して、
新譜が出ることや、PVを紹介されていて、
往年のバンドの復活劇に、妙に盛り上がった。

最初に、ヴァン・ヘイレンを聴いたのは、78年に、
高3の頃で、エディが広めたライトハンド奏法や、
ストラトに、ハムバッキング・マイクを取り付けた、
独特のサウンドに驚いたのを、懐かしく思い出す。

デイヴが在籍した、ラストアルバムの「1984」は、
もう28年前なのに、つい、この間のように思えて、
自分にとっての音楽というか、ギタリストの演奏が、
70~80年代から、止まっているのかもしれない。

近所の楽器屋に、「1984」のバンドスコアがあり、
早速購入し、冒頭からライトハンド奏法が炸裂の、
ホット・フォー・ティーチャー」を、必死に練習開始。

「昔も、イントロだけは、練習したよな」と、思い出し、
本棚を見たら、取っておいたギターマガジンにも、
バンドスコアがあって、何だか損した気分になった。

ドラムを打ち込んでいると、曲の途中で、3拍子や、
2拍子の小節もあり、これは、変拍子というよりは、
エディが、決めのフレーズを弾いたら、みんなが、
ついていくみたいに演奏し、ずれたような気もする。

そもそも、エディ特有のタイム感には、お手上げで、
小節をまたぎ、音を詰め込んだようなフレーズは、
ずれているのか、ずれてないのか、わからなくて、
出版社によっても、採譜が違っているほど、複雑。

最初の、ライトハンド奏法が続くフレーズからして、
2つのバンドスコア、ヤングギターのギタースコア、
ネットに出ているTABも、すべて微妙に違っている。

ただでさえ、リズム音痴の自分は、どの譜面を見て、
弾けば良いか戸惑うが、それ以上に、テンポが速く、
シャッフルのリズムなのに、はねて弾く余裕はなく、
ただの8ビートのようにして、ついていくのがやっと。

リフは、前の小節の、裏拍のひっかけから始まるが、
裏ノリが苦手なので、いつの間にか、ひっくり返って、
途中で合わないのに気づくし、ドラムとのキメ部分も、
裏拍の連続になるリフなので、外しまくってしまった。

ギターソロでも、ひっかけるようなフレーズが多くて、
1作目収録のシャッフル曲、「アイム・ザ・ワン」でも、
3連フレーズを多用しつつ、タイムをずらしていたが、
それに近いアドリブで、エディの手癖というところか。

ペンタトニックを使った、ブルースやロックの常套句、
王道フレーズながら、つっかかるようなリズムのうえ、
プリングでの開放弦も絡めていて、なかなか難しい。

ヴァン・ヘイレン復活を祝して、新譜発売に合わせて、
曲をアップしようと、この一月、CDに合わせて練習し、
何度となく、録音しなおしたが、エディのタイム感は、
そうそう身につかず、とうとう発売日を過ぎてしまった。

ヴァン・ヘイレンの6枚目のアルバム、「1984」から、
Hot For Teacher」を、当然ヴォーカルなしで、
しかも、完コピには程遠い、雰囲気コピーの演奏です。




デパペペの、軽やかに舞う「スノー・ダンス」が、ぼた雪に…
夏のイメージが強い、DEPAPEPEなのだが、
デパフユ~晴れ時どき雪~」というベスト盤も、
あるくらいで、秋から冬をテーマにした曲も多く、
楽譜のある、「スノー・ダンス」を今回弾いてみる。

ブロとも達の記事は、雪で車が埋もれていたり、
全国各地で、豪雪の被害に見舞われてるのに、
東京にいるから、「スノー・ダンス」なんて曲など、
お気楽に演奏しているんだと、叱られそうだが…。

YoutubeにあるPVは、粉雪が舞うような映像で、
ギターの音も軽やかなのだが、自分はリズムが、
もたついたり、得意がっている早弾きフレーズが、
アコギでは、ちゃんと音が出ず、ぼた雪のように。

渋谷河合楽器の発表会で、エイジアを演奏した時、
このイントロに似た曲だったが、裏拍が取れずに、
走ったり、もたったりしては、「ギターずれてるぞ」と、
指摘され、何度も練習をとめてしまうことになった。

途中のブレイクは、一人でコードカッティングだが、
あせって走ったりして、次に全員が入る小節の頭が、
合わなくなり、リズム音痴で、かなり迷惑をかけた。

そんなわけで、この曲でも、イントロのフレーズから、
2台のギターが合わなかったり、テーマに絡むよう、
刻むコードストロークも、少しずつずれていくことに。

この曲は、いつもの力強いリズムギターに比べると、
軽やかなカッティングだが、それでいて、ガツーンと、
強いストロークも、要所要所で、効かせていていて、
本当にリズムギターは奥が深いと、あらためて認識。

「ジャカジャカ、コードをかき鳴らすのは、初心者だ。
せめて、アルペジオくらいは弾けよ。」と、高校の頃、
弾き語り連中を、馬鹿にしていた自分は、何様か…。

バレーコードは、昔から苦手で、クラシックギターの、
簡単な練習曲でさえ、弦が人差指の関節の隙間に、
ちょうどはまって、音が出なくて、挫折する曲が多い。

指の位置をずらしたり、押さえ方を工夫したりしても、
マイナーセブンは、いまだにお手上げに近い状態で、
この曲の中間部の、ハイポジションのアルペジオも、
半分くらい、ミュートした音になっていて、聞き苦しい。

アコギを弾くことで、ピッキング強化に繋がるからと、
デパペペを教材にしているが、右手の練習だけでなく、
左手をしっかり押さえることも、アコギで鍛えていく。

デパペペのインディーズ3部作のラスト、04年発表、
パッション・オブ・グラデーション」から、ベスト盤の
「デパフユ」にも収録された、冬を感じさせてくれる曲、
Snow Dance」を、いつもながらの、やや完コピで。






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