僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
お茶の間にも浸透したギターデュオ・ゴンチチ「放課後の音楽室」
毎週、演奏曲の苦労話、それも没になったいきさつを書くのが、
日課(週課?)になってしまったようで、何とも情けないのだが、
今週も、もともと取り組んでいた曲のオケ作りが、うまくいかず、
すぐに出来る曲へと見切りをつけつつ、それも変更となる始末。

夏っぽさを感じるフュージョンと、自分が勝手にイメージしている、
シャカタクから何かやろうと、「イージアー・セッド・ザン・ダーン」に、
目をつけて、ドラムを打ち込み、ベース、ギター、ピアノとやるが、
チョッパーベースのノリが今一歩で、リズム全体にしまりがない。

ベースだけ、何度もやり直すが、チョッパーを繰り返してばかりで、
右手の人差し指に、だんだん豆というか水泡ができて、つぶれ、
当然、チョッパーの引っかけは痛くてできないし、親指にしたって、
連続して叩くフレーズばかりで、付け根から手首が筋肉痛になる。

シャカタクのバンドスコアはしっかりしていて、きちんと取り組めば、
完コピに近づけるから、中途半端なベースではやめたほうがよい、
ピアノのアドリブも、ジャズの早いフレーズが多くて、多少なりとも、
練習しないと、ギターシンセでも弾けないから、次回以降へ延期。

それで、金・土の2日間だけで、何とかなる曲はと、ソロギターに、
ビートルズとかを物色するが、ドラムの入力とかも、面倒になって、
ここは弾き語りか、それに近いもの、サイモン&ガーファンクルに、
しようとなって、昔から弾いている「グレイテスト・ヒット」から物色。

「ブックエンド」なら短いし、痛い人差し指を使わなくて弾けるしと、
安直に考えるが、この曲だったら、オーケストラの部分は無理でも、
「旧友」とつなげないと様にならない、それで、金曜は、「旧友」を、
スタジオ版、ライブ版と聴き込んで、伴奏のギターも軽く練習する。

それで、土曜に録音しようとしたら、朝から、近所で工事が始まり、
これが、基礎工事で、騒音と振動がひどく、ボーカル入れどころか、
アコギのマイク録音もダメ、それで、練習だけは何度かやっておき、
さあ、夕方から録音開始だとはりきると、今度は、盆踊りが始まる。

家の路地を出た広場でやっているので、音楽も大音量で流れるし、
和太鼓も打ち鳴らしているから、これも、マイクが拾ってしまって、
これは、もう、ライン録音する曲にしよう、リズムボックスに合わせ、
適当にジャズでもやるか、ただ、聴かされるほうは、たまらないな。

エレガットか、アコギのラインで、ソロギターか、デュオにしようかと、
楽譜を見ていると、癒し系のソロギター2冊に、ゴンチチの曲があり、
片方は、原曲のキーでクラシックギター風、片方は、転調させて、
フォークギターでのヒーリング系アレンジで、どちらも微妙な感じ。

どうせなら、コードの伴奏とメロディを、ダビングで弾くほうがよいと、
それぞれの楽譜のコード進行やアルペジオを参考に、伴奏するが、
どうも自分のセンスの悪さで、メロディとぶつかってしまう音になる、
いっそ、ゴンチチのコピー譜はないのかと、ネットで検索をかける。

以前も、デパペペや山弦などのギターデュオの楽譜を探したとき、
ゴンチチの曲集は絶版になっていて、ヒーリングのギター曲集でも、
ソロギターにアレンジされて、もともとの二重奏版のはなかったが、
今回、ぷりんと楽譜に、かなり本物に近いギター2本の譜面がある。

しかも、編曲者が江部賢一と書いてあり、これは太鼓判、お墨付き、
30年来愛用しているソロギター曲集の編曲した、江部の編曲なら、
間違いないだろうと、すぐにネットで購入して、プリントしてみたら、
YouTubeにあるゴンチチのライブバージョンの、完コピに近かった。

かくして、二転三転した今週末の演奏は、ギターデュオ、ゴンチチの、
「放課後の音楽室」に決定し、まずは、エレアコのライン録音で伴奏、
続けて、エレガットのライン録音でメロディを弾くが、伴奏のほうだけ、
ラインの音が気に入らないので、盆踊りが終わってから、マイク録音。

10時過ぎにもなると、アコギのコードストロークや、ボーカル録音は、
雨戸を閉めても近所迷惑だが、アルペジオの伴奏だから許容範囲、
まあ、ボーカルは声がかすれるし、アコギのコードをかき鳴らしても、
出音が小さいから大丈夫とは思うが、家族には迷惑がられるだろう。

「放課後の音楽室」は、すごくシンプルなメロディで、ガットギターで、
淡々と弾くのだが、つい調子づいて、スライドやハンマリングにして、
スラーでフレーズを歌わせてみると、これが、雰囲気が全然違って、
自分のセンスのなさを実感、結局、装飾音はやめて、素直に弾いた。

エレガットは、ギター自体がオクターブ調整ができずに、音がずれて、
さらにナイロン弦もピッチが良くないので、開放弦で音を合わせたら、
ハイポジションでは音程がフラット気味になるので、メロディを奏でる、
7から12フレットで音程が合うように、ピッチを上げチューニングする。

さらに、1弦は、すごく音が硬くなってしまうので、2弦と3弦を使うよう、
江部の指定したTABのポジションは無視して、一定の音色にしたが、
ゴンチチの演奏を見ると、普通に1弦を使って、江部の運指どおりで、
自分のエレガットが、かなり安物だから、音色や音程に苦労することに。

クラシックギターでは、基本的に、指定された運指を守るのは絶対で、
タルレガは、ギターが美しく鳴るように弦の特性も考えて指定すると、
言われるほどだが、今回の場合、きれいに鳴るようにしたいがゆえに、
江部の運指を変えて弾くという何とも皮肉な話で、良いガットが欲しい。

ゴンチチは、ゴンザレス三上とチチ松村の2人によるアコギ・デュオで、
30年以上のキャリアで、アルバムをベストを含み、40枚ほどあるが、
自分は、アルバムは持っていないし、ヒーリング系のコンピアルバム、
「イマージュ」とかで、この「放課後の音楽室」を聴いたことがあるくらい。

それでも、山弦やデパペペより前から知っていたし、この手のデュオは、
元祖と入っても良いくらいのベテランで、CMで演奏している曲も多くて、
お茶の間にまで浸透したギターデュオとしては、「シャボン玉ホリデー」の、
ロス・インディオス・タバハラス以来と言ったら、話が少々大げさだろうか。

アコギに凝って楽譜を集めていた頃、そうした海外のミュージシャンを、
ゴンチチがホストになる形で、NHKのBSだったか紹介する番組があり、
当時のYouTubeで話題の、アコギをひざの上に横に置いて叩いて弾く、
エリック・モングレインとゴンチチが対談したのが、すごく印象に残った。

それにしても、ヒーリング系の曲を集めたコンピレ-ションアルバムが、
やたらと流行したのは2000年頃、ゴンチチや葉加瀬太郎を収録した、
「イマージュ」、アディエマス、アンドレ・ギャニオン、千住明の「フィール」、
他にも「ピュア」もあり、レーベルはどうなのか、だぶっている人も多い。

フュージョンが一段落して、聴きやすいジャズ、癒しのクラシックといった、
インストのアルバムが売れてきた中、ヒーリングミュージックのくくりで、
主にソロピアノやクラシック奏者、映画音楽系の曲を中心に発掘されて、
一大ブームになったが、今現在、この手の音楽は、どうなっているのか。

ヒーリングのブームで有名になったと言えるが、そうしたブームとは別に、
長年のキャリアと安定した活動のゴンチチで、間違いない代表曲である、
「放課後の音楽室」は、昔から知っていて、ソロギでも演奏してましたが、
週末アップに無理やり二重奏の楽譜を入手、各々3テイクであげました。











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サンバのリズム乗せ交互にソロをとるデパペペ「ラ・タンタ」
我が家のビーグルは、6月で15歳になったが、まだ元気で、
多少ふらつきつつ、何とか歩いて散歩するのは良いものの、
年寄りの早起きなのか、4時半には、もうお腹がすいただの、
散歩へ行くだの騒ぎ出して、家族全員が睡眠不足の状態。

自分も早朝散歩につきあうことがあり、5時過ぎに二度寝し、
いつもどおりに出勤するが、その日の夜は、睡魔に襲われ、
10時過ぎには、ラジオを聴きながら、寝てしまうことも多くて、
そんな日は、当然ギター練習もMTR録音も、さぼってしまう。

趣味のギターだから、そんなに根を詰める必要もないさと、
わりきっていて、それはそうなのだが、それを口実にしては、
さぼり癖がついてしまうのが、昔からの性分なので、週末に、
ブログを更新すると決めていないと、どんどん怠けてしまう。

ただ、締め切りがあるのも良し悪しで、手抜きにしてみたり、
じっくり取り組むような曲は、はなから無理だとあきらめたり、
かといって、2週間とか、1ヶ月かけて、作りこむとなったら、
途中で飽きたり、結局は、ギリギリでお茶を濁したりしそう。

小説だったか、エッセイだったか、毎日のように絵を描くのに、
1年に1枚も売れるかどうかで、認められないと悩む画家に、
1年かけて作品に取り組めば、1日で売れるとアドバイスを、
する場面があったが、自分は時間をかけても、どうだろうか。

結局、今のスタイルで、続けていこうと、開き直っているが、
今週は、日曜から4時半起きが続いて、早く寝てばかりいて、
それでも、カシオペアの曲を予定していたので、ギターならば、
楽譜を見なくても弾けるさと、かなり余裕でのんびりしていた。

金曜にベースを録音して、さらにシンセとなり、アドリブもなく、
バッキングだけで楽勝と思っていたら、DX7の音色だろうが、
ギターシンセのプリセットに、似たような音が見つからなくて、
今から音作りをしていたら、何日もかかかるので、ギブアップ。

今週の土曜日は出勤なので、さらに時間的な余裕もなくって、
こんな時には、クラシックギターか、アコギのソロギターだと、
めぼしい楽譜を探すが、右手の指弾きが練習不足で、もつれ、
やはりピック弾きだ、それならば、デパペペがあるさと、安直に。

デパペペの楽譜は3冊あって、よりどりみどりという感じだが、
やはり、曲の好みはあるし、ドラム入りなのに、スコアにない、
ギターを何本もダビングしているのに、メインの2本のみ採譜と、
けっこう省略もあり、耳コピの苦手な自分は、選択肢が少ない。

インディーズのデビュー作の「ラ・タンタ」は、サンバのリズムで、
「ラ・バンバ」をもじってタイトルをつけたのか、それは不明だが、
デパペペの特徴である、力強いストロークと、オクターブ奏法に、
互いのソロとバッキングを交代する、すべてが詰まったような曲。

デパペペは、アコギでも、歌モノのようなメロディラインが多くて、
インストとはいえ、フュージョンでもないし、ヒーリングとも違って、
まあデパペペサウンドになるのだろうが、ヒット曲のエッセンスも、
うまく取り入れて、シャカタク路線のフルーツケーキにも通じる。

ボサノバで使うテンションコードで、サンバのリズムを刻みつつ、
サンバのベースラインをなぞるように、5弦と6弦を交互にして、
コードの低音を強調するのだが、これが、かなり自分は苦手で、
バッキングだけ別トラックにして、何度もやり直すが限界だった。

今回は、ブログの記事も、あまり書くこともないままの手抜きだが、
おそらく、ビートルズ以外の曲をアップするときは、そんな感じで、
やはり、自分でもビートルズへの思いいれ、学問的探究心とかは、
半端じゃないなあと、あらためて、今週のようなときに実感する。

それだけ思い入れのあるビートルズだが、演奏は空回りしがちで、
何と言っても、ボーカルはひどいと、自分でも実感しているところ、
先日アップしたペニーレインも、伴奏に比べて、ひどいと思ったが、
YouTubeでは、50回の再生で、低評価が12件もあるという始末。

こちらのブログを訪問していただいたり、コメントされる方々は、
ブロともや、相互に交流している人が多く、お手柔らかというか、
かなり気を使っていただいているし、演奏だけでなく、ブログの、
記事についても感想をいただくが、YouTubeは演奏のみで評価。

自分もビートルズのカバーについては、評価ボタンは押さないが、
「全然だめだ、声が似ていない、ギターの音が違う」と、シビアで、
途中で聴くのをやめることもあるから、自分のカバー演奏に対して、
特にビートルズもので、低評価だらけなのも、すごく納得している。

それで、デパペペとかのギター演奏では、どうだろうかと思ったら、
先日の「MTMM」も、低評価6で、歌は下手だが、ギターのほうは、
いい線いっているさと自惚れているのは、自分だけだったと痛感、
まだまだ練習が足りないと反省して、モチベーションも沸いてくる。

そんなことを言いながら、犬のせいで眠くって、今日は無理だよと、
さぼる日々もあるだろうし、それでも、ブログを続けていなければ、
こんなにギターを弾かなかっただろうし、とにかく、週末の更新を、
無理やり、手抜きになりつつも、続けていこうと、開き直った次第。

カシオペアはDX7の壁があるので、他のフュージョンにしようかと、
歌がなくて、ギターが目立つ曲を、またいろいろ物色しているが、
とりあえず、今回は、困ったときのデパペペ、アコギのピック弾きで、
しかも二重奏でごまかせると、「ラ・タンタ」を2時間で仕上げました。






ジェフ・ベックを思わせるロック調アコギ、デパペペ「MTMM」
年を取ったせいか、ちょっとしたことでさえ面倒になってきて、
例えば、正月に親戚が集まり、子供と人生ゲームで遊ぶ際、
お金やら株券を並べて準備するのが、ものすごくおっくうで、
小学生の頃は、準備すること自体が楽しかったはずなのに。

MTRで録音する時でも、ギターのエフェクターをつなぐのは、
面倒くさいからと、MTRに内蔵のエフェクトのみですませて、
ギターシンセをバッグから出して、ギターにマイクを取り付け、
ケーブルでつなぐという、数分の作業も面倒に思ったりする。

高校の頃は、エフェクターさえ、いちいち箱から出し入れして、
あれこれつないでは、セッティングを試すのが楽しかったし、
ギターもちゃんとケースから出し入れして、演奏が終われば、
布で拭いたが、今は、枕元に3本を出しっぱなしにしている。

そんなわけで、さぼり虫が顔を出すと、オケ作りが面倒になり、
ドラムの手数が多いと、入力の途中で、別の曲に変更したり、
ギターシンセをかぶせていて、音色が作れないと没にしたり、
やっぱり、アコギだけの曲だと楽でよいなあと、安直に考える。

ただ、クラシックギターだと、基礎練習をやり直す必要があり、
アコギによるソロギターも、ギター1本で聴かせるには、かなり、
曲を弾き込まないと無理なので、リズム隊は入れないとしても、
ギター2本の合奏なら、音も厚くなり、そこそこ曲の格好がつく。

そんな時にありがたいのが、ギターデュオでインスト演奏する、
DEPAPEPE・デパペペで、歌もののようなメロディアスな曲、
ヒーリング系、ロック系と曲調も幅広く、弾いていて飽きないし、
スコアも3冊持っているから、レパートリーには当分困らない。

メジャーデビューアルバム、「レッツゴー」収録の「MTMM」は、
最初に聴いた時、ジェフ・ベック「ワイヤード」路線みたいだと、
すごく気に入った曲で、16分音符のイントロのリフなんかは、
「サンシャイン・オブ・ラブ」を倍テンポにしたような、ロック調。

裏拍を強調したテーマは、ベックの切り込むフレーズのようで、
中間部のペンタトニックのリフは、「ワイヤード」のオープニング、
「レッド・ブーツ」を思わせて、エレキでロックを演奏していたと、
語っていたが、クロスオーバーも弾いたんだろうなと想像する。

ジェフ・ベックが、「ワイヤード」を出したとき、これまでの慣例で、
アルバムを2枚出すと、バンドを解散し、その演奏スタイルまで、
変えたから、「ギター殺人者」「ワイヤード」とインスト路線が続き、
次はまた、まったく違うスタイルになると、評論家が語っていた。

「ワイヤード」の「ラブ・イズ・グリーン」では、アコギを弾いていて、
次回作はこのアコギ路線になる、全面的にアコギの曲になると、
まことしやかに語る評論家もいて、実際にはそうならなかったが、
実現していたら、このデパペペの曲みたいになったかもしれない。

アコギ路線は、ベック自身に、その気があったのかは不明だが、
当時のクロスオーバーの流れとしては、それもありだった感じで、、
ベックがインスト路線に向かうきっかけの、ジョン・マクラフリンは、
すでに71年の段階で、アコギだけのソロアルバムを出していた。

そのマクラフリンと並び、ジャズロックギターの開祖とも言われる、
ラリー・コリエルは、「スペイセス」の中で、マクラフリンと共演して、
「レーヌのテーマ」では、2人でアコギのアドリブ合戦を繰り広げ、
その後、コリエルはスティーブ・カーンとデュオでアルバムを出す。

チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエバーの、ビル・コナーズは、
エレキで弾きまくっていたのに、ECMではアコギアルバムを出し、
同じRTF出身のアル・ディメオラは、パコ・デ・ルシアと共演して、
やがて、マクラフリンを加えて、スーパーギタートリオを結成する。

結果的には、ベックの次回作は、インスト路線のライブ盤だったし、
その後、「ゼア・アンド・バック」、「フラッシュ」、「ギター・ショップ」と、
歌ものが入ることはあっても、インスト路線をどんどん続けていて、
ピック弾きから指弾きという変化はあるが、スタイルは変わらない。

ベックのファンからすると、何を言っているんだ、打ち込み路線や、
ドラムンベースの導入など、スタイルはどんどん変化していると、
怒られるかもしれないが、70年代に思い入れのある自分にとり、
「ワイヤード」以降は、必死で完コピしたい曲は、なくなっている。

どんどんデパペペから話がそれてしまったが、この「MTMM」は、
自分が好きだった頃のベックのようだし、それでいて、アコギが、
すごく力強く鳴っているし、伴奏は、ジャズのテンションコードが、
効果的に使われていて、フュージョン好きの自分にはうってつけ。

イントロのリフにかぶってくる、Em7・(9)コードは、ジャズでも、
使うコードだが、このコードの響きがすごく効果的に感じたのは、
AB’sという、芳野藤丸と松下誠のギタリストが結成したバンド、
そのデビューアルバムの冒頭の曲で、独特の響きに感動した。

「いちご白書をもう一度」の名演や、ショーグンで有名な芳野と、
松田聖子のバックや、自身のソロアルバムでも売れた松下に、
MMPやスペクトラムの渡辺、岡本という実力派のメンバーで、
自分はインストを期待したが、歌もの主体で、ちょっとがっかり。

それでも、ギターの伴奏は、スタジオで培った実力が発揮され、
テンションコードに、階段コードのようなベースラインだったり、
2台のギターの絡みも見事だし、歌ものだけに、間奏の部分は、
すごく格好良く、曲によっては、ギターバトルも聴かせてくれた。

と、これまた、デパペペから脱線したが、それだけ彼らの曲には、
いろいろな要素がつまっていて、他の曲に関しても、あれこれ、
影響を受けたであろう曲が、いろいろ想像できる部分が多くて、
自分からすると、若いのに、よく勉強しているなあと上から目線。

MTRのオケ作りに、ちょっとスランプ状態になっている今週は、
アコギだけのデパペペ「MTMM」で、ささっとすませるつもりが、
けっこう難しくて、金・土と数時間は練習と、久しぶりにギターを、
ずっと弾いての録音ですが、かなりリズムが危なっかしいです。






元気いっぱいが特徴のデパペペの「風」とスローな「微風」
風邪気味で喉が腫れて、声が出ないのが回復しないし、
発熱はないものの、体がだるかったり、腹痛もひどくて、
おまけに、ぎっくり腰の激痛レベルまでいかないものの、
腰痛まで悪化して、夜はおとなしく布団にくるまっている。

歌えない分、ギターを弾きまくろうと、前回は張り切って、
早弾きギターの曲をやったので、さらに、気合が入って、
イングヴェイをやろうと、オケを作り始めたのはよいが、
腹痛と腰痛で、月曜から、ほとんど、先には進んでない。

幼い頃から、学習机があっても椅子に座らず、もっぱら、
折りたたみテーブルで勉強していたし、あぐらが苦手で、
正座するか、右側に足を投げ出す横すわりにしていてい、
当然、ギターも、横すわりで、体を斜めにして弾いていた。

たまにクラシックギターは、椅子に座って、足台を使うが、
どうもしっくりこなくて、畳の横すわりで弾くほうがらくで、
そんな無理な姿勢がたたり、腰痛も悪化するのだろうし、
今週は、ギターを弾こうとすると、かなりの激痛になった。

イングヴェイは昔から弾いているから、木曜まで安静にし、
金曜の夜にやろうと思ったら、職場の忘年会が入っていて、
酒を飲まない自分でも、歓送迎会と忘年会の年に2回は、
出席しているから、いよいよもって、更新がピンチになる。

それでも、昔取った杵柄、幸い、この土曜は出勤しないし、
午前中で楽勝でしょうと思ったら、全然弾けなくなっていて、
さすがに数時間の練習で、完全コピーまで持っていくのは、
無理な話で、昼近くまで、何度もやり直したが、あきらめる。

そんなときは、クラシックギターの1曲でもと思ったが、先日、
段ボールを開けるとき爪を引っ掛て割れ、短く切っているし、
だいたい、しばらく指弾きの練習をしていなくって、右指など、
アポヤンド、アルアイレ以前の問題で、まともには動かない。

アコギ、フォークギターでソロギターにしようか、ヒット曲を、
ギター2本でダビングしようかと、すぐにできる曲はないか、
枕元に積み上げている楽譜を物色すると、この数年だけで、
50冊以上は買っていて、まさに「積読」状態の手つかずに。

ギター1本では、いくら、簡単な曲でも、ボロが出やすいし、
ここは二重奏で、ピックで弾ける曲が良いなあとなったら、
うってつけのデパペペの楽譜は、3冊もあるし、どの曲も、
CDは聴いているし、何回かはさらっと練習したこともある。

ギターだけだから、1曲に1時間もかからないし、それなら、
2曲くらいは余裕だろうと思い、どちらもインディーズの曲で、
同じメロディーでアレンジを変えた曲、アップテンポの「風」、
スローテンポにし「微風」のタイトルをつけた曲をやることに。

DEPAPEPE・デパペペは、関西出身のギターの二人組で、
歌なしのインストで、ロック、フュージョンの影響を感じるので、
アコギマガジンで2ページほどの記事と、デモ演奏を聴いて、
すごく気に入り、そのうちにYouTubeでテレビの映像を見る。

メジャーデビューとなった「スタート」を、Mステで弾いていて、
その元気いっぱいのコードストローク、歌心あふれるメロディ、
オクターブ奏法に、早弾きもまじえるアドリブと、すべて良くて、
これは弾くしかないと、CDをレンタルし、楽譜も見つけて買う。

夢中になったときの勢い、他の楽譜も売切れてしまう前にと、
結局、3冊を買って、そのCDも借り、しばらく取り組んでいて、
このブログでも、5曲くらいは演奏したろうか、いつものように、
そこで集中するだけ、その後は、5年近く、全然弾いていない。

それでも、まあ、何とかなると、少し練習し、録音を始めると、
アコギをマイク録音すると、時々、ものすごい雑音が入って、
無意識に弾いている右手を、マイクにぶつけたのかと思って、
少しマイクを離しても変わらず、近くの工事のせいだと気づく。

都営アパートや公務員宿舎の建て替えが、何箇所も始まり、
解体やくい打ちの騒音が、この1ヶ月以上続いているのだが、
昼間でも雨戸を閉めて、そう雑音はしないと思っていたところ、
くい打ちの振動が、マイクに伝わり、ボコンと大きな音になる。

工事の終わる夕方まで、録音はあきらめて、多少、曲を練習、
すると今度は、近くに自衛隊病院があるからなのか、やたら、
ヘリコプターが発着や旋回を始めて、これまた、雑音だらけで、
逆に、いかに普段は閑静な住宅街で、助かっているかを痛感。

そんなこんなで、YouTubeもブログの週末更新も危ないところ、
お茶を濁すように、演奏もブログ記事も、かなり手抜きですし、
昔練習したというだけで、ほとんど弾き込んでいない状態での、
DEPAPEPEの「風」とスローにした「微風」の2曲のアップです。











歌伴だけでなく、ソロギターも名手、ポール・サイモンの「アンジー」
中2の頃、ビートルズに夢中になり、デパートの屋上などで、
日本一のビートルズ・コピーバンド、バッドボーイズの演奏を、
聴いたことはあったが、クラシック、フォーク、ロックを問わず、
いわゆるコンサートへ行くことは、高校生になってからもない。

そんな自分にとり、NHKの「ヤング・ミュージック・ショー」は、
海外のロックミュージシャンの演奏が見れる、貴重な番組で、
同様に、「世界のワンマン・ショー」も、主にポップス歌手だが、
海外のコンサートや、スタジオのショーが楽しめる番組だった。

「ヤング・ミュージック・ショー」は、毎週土曜日にやっていたと、
思い込んでいたが、せいぜい、月に一度くらいだったようだし、
「世界のワンマン・ショー」も、NHK制作の「ビッグ・ショー」が、
毎週日曜に放送したのとは違い、かなり不定期だったらしい。

カーペンターズのスタジオライブも、この番組だったかと思うし、
ジュリー・アンドリュースが、セサミ・ストリートのマペットたちと、
歌ったり、コントまでやり、ジョン・デンバーのライブもいくつか、
放送されたうち、この番組の枠でも見たように、記憶している。

サイモン&ガーファンクルを初めて聴いたのも、この番組で、
ポール・サイモンの単独による、公開収録したライブだったが、
途中の回想シーンで、以前収録した、アートをゲストで呼んで、
S&Gとして、ポールのギターだけを伴奏に2曲を歌ったもの。

S&Gは、名前こそ知っていたが、彼らが音楽を全面担当した、
映画「卒業」も、名画特集の番組で、エンディングを見た程度で、
たぶん、「ミセス・ロビンソン」も、「サウンド・オブ・サイレンス」も、
まともに流れていなかったろうし、ほとんど聴き流していたろう。

回想シーンで流れた、一晩限りの再結成、S&Gとしての曲は、
「ボクサー」、「スカボロー・フェア」で、伴奏のギターも良かったし、
アートの歌声は、すごく澄み渡り、ポールのハモリも、本当完璧、
これだけで、サイモン&ガーファンクルの、一気にファンになる。

ちょうど、友人がテープに録っていたので、ダビングしてもらい、
繰り返し聴いたし、母がS&Gのベスト「グレイテスト・ヒット」を、
東急プラザのコタニで、買ってきてくれたのは、よほど気に入り、
もっと聴きたいと、しつこく、ねだったのか、あまり覚えていない。

ベスト盤は、日本編集で2枚組のものや、何種類か出ていたが、
「グレイテスト・ヒット」は、当時唯一、S&G自ら選曲したもので、
コタニの店員さんが、そのあたりにも詳しくて、選んでくれたのか、
ただ、自分は1枚だけなのと、ライブ演奏もあるのが不満だった。

4曲がライブ音源で、マニアの人には、貴重なのかもしれないが、
入門者は、発売されたLPと同じ音をベスト盤で聴きたいわけで、
今でも、自分は、ベスト盤のリミックスとか、まして再録音とかは、
あまり好きでなく、それは、別物としてやってほしいと思っている。

それでも、このLPをかなり聴き込んだのと、最初に聴いた方が、
印象に残る癖もあって、「早く家に帰りたい」、「キャシーの歌」は、
ポール・サイモンのギター1本の伴奏による、ライブ版が好きで、
ある意味、ベスト盤に別の音源を入れる功罪を、体感したことに。

LPと同じ表紙のギター伴奏曲集が、シンコーから出ていたのを、
早速買い、ビートルズで覚えた、スリーフィンガー奏法と同じだと、
一番練習したのも、ライブ版の「早く家~」と、「キャシーの歌」で、
アコギの基礎練習にもなったのは、店員さんと母に感謝しないと。

FM東京「ソニー・ビッグ・スペシャル」だったか、76~77年頃に、
何週かに分けて、ビートルズの全曲を放送すると、話題になって、
その後に、S&Gも全部かける企画があって、テープが散逸して、
曖昧だが、ポール・サイモンの最初のLPもかけていた気がする。

S&Gのデビュー作が売れないまま、イギリスに渡ったポールが、
現地のフォークシーンで修行を積みながら、弾き語りに近い形で、
録音したLPで、後のS&Gで再演する曲もあるが、デビュー作と、
同じように、ギター伴奏がメイン、ほとんどフォークと呼んで良い。

このLPを聴くだけでも、ギターのテクニックが見事なのがわかり、
そのイギリス時代に、仲間から教わった曲だという「アンジー」は、
S&Gの2枚目に、ギター1本によるインスト曲として、収録され、
夜中のFMの全曲放送で聴いた際、その圧倒的なテクに大感激。

「グレイテスト・ヒット」の曲集の、ポール・サイモンの奏法解説で、
「"ANJI"というインストがあるが、テクニックを惜しげもなく披露し、
ギタリストの面目躍如」と書かれ、どんなすごい曲かと思っていて、
実際にラジオで聴いて、本当にすごくて、自分でも弾きたくなった。

当時は、「グレイテスト・ヒット」曲集以外に、弾き語りの楽譜とか、
ビートルズ奏法、チェット・アトキンス奏法といったシリーズものに、
S&G奏法まであったが、「アンジー」は、どれにも載っていなくて、
多少は耳コピしたが、低音が取れなくて、挫折したままになった。

「グレイテスト・ヒット」の奏法解説を書いたのは、ヤングギターや、
教則本でもおなじみ、アコギ界の若手筆頭とも言える大塚康一で、
その大塚が、雑誌「プレイヤー」連載講座で、満を持したというか、
77年11月号で、アンジーの全曲TAB譜を載せ、解説してくれた。

当時、日曜に雑誌と連動したラジオ、「ザ・プレイヤー・ショー」が、
放送されていて、プリズムのデビュー作も、ここで聴いたりしたが、
この待望の「アンジー」の講座の回は聞き逃してしまい、いったい、
どんな風に解説したり、模範演奏もあったのか、すごく残念に思う。、

その後、「アンジー」は、譜面を頼りに練習するが、音は分かっても、
なかなか、右手が追いつかなくて、これは、スリーフィンガーでなく、
カントリーブルースやラグタイム・ギターの、ベース・ランニングだと、
フォークギターの入門書を出し、復習するが、結局、挫折してしまう。

それから20年近くたち、山崎まさよしが、新曲「パッセージ」を出し、
やたらとテレビで演奏し、彼のギターは、カントリーブルースだぞと、
そのテクに感動して、急にアコギに気合が入ると、タイミングも良く、
リットーからは、「アコースティック・ギター・マガジン」が創刊となる。

もともと、年に1冊くらいで、ムック本「アコースティック・ギター」が、
出ていたようで、99年の夏から、年4回発行の季刊誌へとなって、
創刊号は、表紙が山崎まさよしで、特集記事がポール・サイモンと、
何だか出来すぎの内容で、その後、数年間は、買い続けることに。

駅前の文教堂に、なぜか、ムック本時代のバックナンバーもあり、
立ち読みしては、やっぱり買おうの繰り返しで、置いてあったもの、
5~7号を買い、古本屋でも、3号を探し出して、本当、この頃には、
アコギに夢中、その後冷めるも、02年押尾コータローで再燃する。

ムック「アコースティック・ギター7」に、「アンジー」が載っていたが、
メロディ譜は実音で、TABは、カポタストを2フレットにつけた形で、
自分は、TABよりも、譜面を読みに行く癖があるので、ものすごく、
混乱してしまい、絶対音階の人の苦労が、少しはわかったような。

その後、季刊誌の第19号は、表紙がサイモン&ガーファンクルで、
この掲載の「アンジー」は、ポール・サイモンが、つっかえたような、
微妙なタイミングも採譜している、気合のコピー譜で、脚注につく、
奏法解説も細かく書いてあり、じっくり取り組めば、完コピできそう。

自分の場合、他の曲でもよくあることで、最初のテーマの部分から、
メロディを間違えて覚えていて、シドラ・シー、ッラ・シドラ・シーと、
3連だと思っていたら、シドシラ・シー、ッラ・シドシラ・シーと4連で、
そのうえ、微妙にハネていて、5連符にも思える、何とも独特なノリ。

3連と思い込んだのは、プレイヤーの大塚康一のTABのせいだと、
珍しく捨てずに残した、「アンジー」(なぜか「Angie」表記)掲載号を、
引っ張り出すと、最初の小節だけは3連だが、次からは、きちんと、
16分音符になって、勝手に3連の繰り返しだと思った、自分のミス。

ポール・サイモンは、この曲に限らず、右親指にサムピックをはめ、
場合によっては、人差し指、中指にもフィンガーピックをするそうで、
自分もフォークギターを買ったときに、プラ製品で、薬指の分まで、
揃えたが、親指以外は、すごく引っ掛かるので、ほとんど使わない。

サムピックは、金属製のも買ったが、どちらも音が大きくなりすぎて、
低音弦ばかり目立って、高音弦のメロディが、かき消されてしまうし、
ピックなしの爪弾きにしても、親指と他の指との、音量のバランスが、
うまくコントロールできないので、親指は手の平ミュートで良いくらい。

クラシックギターなら、右手をブリッジに乗せるなど、言語同断だが、
だいたい、サムピックで弾くのと爪弾きとでは、指の角度も違うから、
クラシックとアコギは、左手も右手も、フォームは別とわりきったうえ、
さらに、自分が弾きやすいように、両方の折衷で、何とか弾ききった。

ちなみに、一発録音でないどころか、間違えたら、すぐにやり直して、
それも、間違えた手前の、キリの良いところから、また始めるという、
かなり手抜きというか、ズルした録音で、編集技術にたけていたら、
いくつも録音して、つないだり、パンチインするが、その作業は無理。

「アンジー」は、ポール・サイモンが、イギリスに渡っていた頃の仲間、
デイビー・グレアムの曲だが、同じくイギリスで活躍していたギタリスト、
バート・ヤンシュもカバーして、そちらのアレンジをポールは参考にし、
アルバムでの演奏になったそうで、ちょっと、いいとこ取りな気もする。

67年の未発表ライブ音源が、02年頃に、CDで出て、話題になって、
ポールのギター伴奏だけで、コンサートの全曲を演奏しているという、
まさに初期のフォークスタイルだし、ここで、演奏される「アンジー」は、
フレーズもどんどん変え、リズムも自由で、ただただ圧倒される演奏。

ところで、この曲は、どこかで聴いたことがあると、昔から思っていて、
それこそ、イギリス民謡、トラッドフォークかと思うが、実際の作曲者、
グレアムがいるわけで、よくあるコード進行なのか、テンポを落として、
口ずさむと、だんだん、サントリーウイスキーのCM曲になったりする。

日本人好みのAm(実音はBm)のコード主体なのも、多くのファンが、
挑戦したくなる理由で、YouTubeには、まさに完コピの演奏ばかりで、
クラシックに限らず、アコギ奏者も達人ばかりで、こういうのを見ると、
自分のレベルに落胆しつつ、少しでも近づきたいと、練習意欲がわく。

今から、40年近く前に聴いて、折に触れ、新しい楽譜を手に入れて、
練習を繰り返した、ポール・サイモンの「アンジー」は、年季の演奏と、
言いたいところが、何度やっても、弾けない部分は、弾けないままで、
歌よりは、ましのつもりのギターでも、まだまだ反省点は限りないです。







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