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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
イントロのアルペジオが限りなく美しいスピッツ「ロビンソン」
週末に限らず、平日でもラジオをつけっぱなしにしていて、
寝る時も、イヤホンで聴いたままなので、、朝の番組では、
どのコーナーかによって、おおよその時間が把握できて、
うとうとしつつ、いよいよとなると、布団から飛び出し出勤。

夜中の3時から5時台は、懐かしい曲が流れることが多く、
朝の「歌のない歌謡曲」では、洋楽やニューミュージックを、
インストにアレンジして、オーケストラやピアノだけではなく、
ギター二重奏まであって、そのまま聴き入ってしまうことも。

そうした中、どこかで流れた曲が無意識のうちに残るのか、
しばらくは、頭の中で何度もメロディが反復することがあり、
2月の初めあたりから、スピッツ「ロビンソン」のイントロが、
鳴り続けて、あらためて、スピッツのアルバムを出して聴く。

テレビでも「帰れマンデー」を見たら、「ロビンソン」が流れて、
鎌倉湘南の自販機を周り、売上1位の商品を当てる企画で、
他の場面では、サザンが流れ、桑田は湘南出身だったから、
スピッツも湘南出身か、この曲が湘南サウンドなのかと思う。

実は自分はスピッツのことは、あまり詳しくなくて、かなり昔、
新曲CMで流れた「渚」が気に入り、そのアルバムを買ったり、
TVドラマの主題歌だった「空も飛べるはず」が聴きてたくて、
ベスト盤をレンタルし、後に別のベスト盤を買ったという程度。

そのドラマ「白線流し」にしても、本編の方は見たことがなく、
主人公たちのその後を描いたスペシャルドラマの方で見て、
高校時代の回想シーンと、そこに流れるテーマ曲に感動し、
にわかファンになったレベルで、ドラマにもスピッツにも浅い。

イカ天などのバンドブームで出てきたバンドと思っていたが、
今回Wikiで調べたら、スピッツはイカ天には出てなかったし、
サザンのような湘南出身なんてこともなく、草野は福岡で、
ギターとベースは静岡で、ドラムは栃木と、まったく無関係。

「帰れマンデー」は、自転車に乗りながら自販機を探すから、
「ロビンソン」の歌詞の、「自転車で走る君を追いかけた」に、
ちなんで、BGMに使ったというところだろうが、そんなわけで、
ますます「ロビンソン」が脳裏を離れなくて、演奏しようかと。

この曲のイントロのアルペジオは、ギターの三輪が考えたと、
プロデューサーの笹路が語っているが、この笹路という人は、
音楽集団マライアの鍵盤、編曲を担当、スクエアの安藤の、
ソロ作にも関わった、フュージョンの大御所だから、びっくり。

マライアがデビューする前から、メンバーの笹路や土方だの、
関連する村田有美のアルバムを気に入って、聴いていたし、
笹路は、渡辺香津美と組んだから、今頃になり、その笹路が、
スピッツに関わったと知り、自分が好みなのも、わかる気が。

話が脱線したが、ギターの三輪の弾くイントロは本当見事で、
コーラスをかけたギターの音は限りなく美しく、アルペジオも、
単純なコードのままではなく、メロディックにトップ音が動くし、
そこにからむオクターブのフレーズも、極上の響きを添える。

これだけ美しいアルペジオのイントロは、あっただろうかと、
大袈裟でなく思えて、ビートルズの「ヒア・カムズ・ザ・サン」、
サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」だったり、
レッド・ツェッペリン「天国への階段」に匹敵するくらい見事。

これらはアコギだし、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」は、
12弦ギターだから、エレキギターのアルペジオに限ったら、
他に思いつくのは、山下達郎の「クリスマス・イブ」くらいで、
ことギターの音色、フレーズに関しては、「ロビンソン」が好み。

タイトルとなる「ロビンソン」は、歌詞にはまったく出てこなくて、
海外のデパートの名前を仮につけ、そのままだったらしいが、
例えば、宮沢賢治「小岩井農場」にも出てくるので、そこから、
銀河鉄道をイメージしたとか、いくらでも後付けできるのだが。

他の歌ものでも、毎回、自分のボーカルには苦労するのだが、
この曲は、とんでもなく高い音程で歌っていて、自分の場合は、
ギターで1弦3フレットのソの音が、実音の限界に近い音程で、
草野は実音でシまで出て、裏声でド♯という、不可能に近い。

高い音程を出す方法なんて、いろいろネットで検索してみると、
「ミックスボイス」なる方法を始め、ボイストレーニングがあって、
ネットなり本を参考に地道に練習したり、レッスンにでも行けば、
何年かしたら、自分も高音が楽に歌える日が来るのだろうか。

とりあえず、鶏の首を絞めたような声で、裏声もかすれながらと、
いつも以上に、お聴き苦しい歌声ですが、美しいイントロの音や、
アコギの伴奏は、かなりいい感じに仕上がったと自己満足して、
急に弾きたくなったスピッツ「ロビンソン」を何とか仕上げました。





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旧き友への思いをはせる歌詞が泣ける米津玄師「灰色と青」
「マイブーム」という若者言葉を、あと2年で定年を迎える、
いい年した自分が使うのも何だか、と思いつつ、そもそも、
今の若者にとっては、すでに死語と化しているかもしれず、
ますます、自分は世間に取り残されていくと疎外感を抱く。

それはともかく、今の自分のマイブームは、昨年末に見た、
紅白歌合戦以来、1人で盛り上がっている米津玄師なので、
このことだけは、かろうじて世間の流行に乗れているようで、
まだまだ感性も鈍っていないかと、変なところで安堵したり。

紅白で歌った「レモン」を含むアルバムは、出ていないので、
めったに買わないシングルCDで、「レモン」、「フラミンゴ」を、
正月すぐに買い、そこの収録の他の曲もけっこう良いので、
現在のところの最新アルバム「ブートレッグ」も、続けて購入。

いろいろとネットでも情報を集めていたら、吉田拓郎までが、
自身のラジオ番組で、米津のことをベタ褒めしていたと知り、
YouTubeで聴くと、拓郎の奥さんの森下愛子が気に入って、
CDを買うと、正月の間、ずっと家で曲がかかっていたとか。

紅白歌合戦の米津を見れば良かったと、奥さんが言い出し、
ネット検索して盛り上がっているので、自分も業界人だから、
CDをもらってきてやると言っても、待てない、すぐ聴きたいと、
Amazonで注文して、拓郎も何日間も聴くことになったそうだ。

米津の声がセクシーだし、彼のボーカルは明暗の明であり、
寂しい歌詞を歌っても、聴く側はその声の明により救われる、
また、古い日本の歌謡曲的なノスタルジーを感じる時がある、
日本人の老若男女がなじめる、もって生まれたものがある。

さらに、ちょっと焼きもちを焼いていると、びっくりするほどの、
ベタ褒めの言葉が続くのだが、吉田拓郎がマイクに向かい、
時にギターを手にして語るのは、まるで昔の深夜放送のよう、
DJが1人だけでリスナーに語りかける形で、すごく懐かしい。

昔も出演者同士が語り合う番組はあったが、最近のラジオは、
リスナー置き去りで、スタッフらと世間話をしたり、誰かしらが、
笑ったりする役割で、その人へ向けて語っているものが多く、
拓郎がマイクへ語りかけるやり口は、何だかすごく良かった。

拓郎が番組で流した曲は、菅田将暉が共演した「灰色と青」、
風景画のような歌詞で、聴いていて涙が出てきたとも語って、
それは、自分もプロモを見て感じたのだが、拓郎に刺激され、
歌詞をじっくり読んでいくと、ますます、その世界にどっぷり。

「レモン」のシングルCDには、10曲入りDVDが付いていて、
菅田将暉と共演した「灰色と青」は、プロモーションビデオと、
武道館ライブの2バージョンが入っていて、PVの映像では、
旧友へ思いをはせる場面が続いて、これは本当泣けてくる。

菅田将暉のオールナイトニッポンに、米津がゲスト出演して、
ビートたけし「キッズ・リターン」のような音楽を作りたかった、
そこへ俳優の菅田将暉の存在を知り、これは曲ができると、
自らオファーし、すぐ録音に撮影という奇跡のタイミングとか。

この映画は見たことがないので、YouTubeの予告編だとか、
ネットで調べると、高校時代の不良仲間が、1人はボクサー、
1人はヤクザになるが、どちらも挫折して、ラストシーンでは、
昔のように、高校の校庭で自転車を2人乗りするというもの。

「俺達、もう終わりなのかな?」、「まだ始まっちゃいないよ。」、
このエンディングが、歌詞の「あの自転車で走り回った。」や、
「何があろうと、僕らはきっとうまくゆくと無邪気に笑えた。」に、
反映しているのかと背景を知ると、さらも歌詞にのめり込む。

「どれだけ無様に傷つこうとも、終わらない毎日に花束を。」、
ここなんかは、サラリーマンへの応援ソングにも思えてきて、
一瞬でも輝いた友人との日々を思い、失敗、叱責があろうと、
明日も仕事に向かう自分を、自ら祝福してよいのだと解釈。

もちろん、プロモでは、まだ20代半ばの米津と菅田の2人が、
公園のブランコに1人で乗って、もう一方の無人のブランコを、
2人で戯れた日々を思い出すように見つめるという場面であり、
中年・老年サラリーマンの入る余地など、まったくないのだが。

吉田拓郎という御大も認めた米津玄師が、菅田将暉とコラボ、
誰もが自分になぞらえて共感する、旧友への思いを歌った曲、
「灰色と青」は、イントロのオルガンの音色が違ったり、毎度の、
高いボーカルが無理があったりしつつ、泣きそうで歌いました。





ドラマの主題歌で紅白歌合戦でも熱唱された米津玄師「レモン」
ここ10年くらい、紅白歌合戦の出場歌手が発表されても、
名前さえ聞いたことがなかったり、名前くらい知っていても、
どんな曲を歌っているのか知らない歌手だらけで、それは、
自分が歳を取ったのに加え、歌番組が減ったせいもある。

そんなわけで、大晦日は子供と「ガキの使い」を見ていて、
たまにチャンネルを変えたり、別の部屋の小さいテレビで、
紅白をつけておくが、たいていは、翌日に録画を早送りし、
とばしとばし見ることが、我が家の年末年始の風物詩(?)。

ただ、今回の紅白は、後だしジャンケンのような特別枠で、
サザンオールスターズに、テレビ番組で歌ったことのない、
米津玄師が出ると知り、曲順表を手に楽しみにしていたが、
タイミングを逸して、結局はリアルタイムでなく録画で見た。

米津玄師は、名前だけは知っているというレベルに近くて、
目ぼしいバンドスコアはないかと、あちこち検索している際、
シンコーミュージックから何冊も出ているので、よく目にして、
一風変わった四字熟語のような名前だと、気になっていた。

石原さとみ主演のドラマ、「アンナチュラル」の主題歌だった、
「レモン」がヒットして、そのあたりでも、名前を耳にした時に、
いつもながらの勘違いで、米津の話題になっている曲名は、
「オリオン」で、「リバース」の主題歌だと何重にも間違えた。

その後、ソニーのイヤフォンのCMで、「フラミンゴ」が流れて、
すごくキャッチーなメロディーだし、ブレイクダンスも格好良く、
これって本人が出ているのかと驚いて、かなり気になりだし、
満を持したような紅白出演となり、事前にYouTubeでチェック。

「レモン」のPVは、教会のような場所で、女性がダンスしたり、
礼拝に訪れたような奇妙な人々がいて、MTV全盛期に多い、
曲名や歌詞を連想させつつも、訳のわからない映像という、
ビートルズ「マジカル・ミステリー・ツアー」が元祖とも言える。

ただ、米津のは、ビートルズよりはマイケル・ジャクソン風で、
教会にいる人々は、「スリラー」のゾンビの踊りを思わせるし、
「フラミンゴ」で、地下駐車場のようなところを歩き回るのは、
「ビリー・ジーン」や「バッド」の雰囲気があって、すごく面白い。

紅白の米津の故郷、徳島の美術館からの中継も素晴らしく、
何より歌った「レモン」の歌詞が、もともと司法解剖を扱った、
ドラマの主題歌のオファーを受け、死をテーマにしていところ、
米津の祖父が亡くなり、その中で作ったと知ると、グッとくる。

普通に歌詞を見ていくと、恋人との別れとも取れなくもなくて、
先日、マツコ・デラックスの番組で、失恋ソングとして紹介され、
賛否両論あるという記事を読み、必ずしも、「死」が介在する、
永遠の別れではないと解釈したのは、自分だけでなかった。

ただ、作った米津本人が、「人の死を扱う曲を作っている時に、
肉親が亡くなる、これは、なかなか思うところがありました。」
「客観的に聴くと、ただ『あなたが死んで悲しいです。』としか、
言っていない気がする。」と語っていて、やはり自分が間違い。

それで、祖父なんて思って聴くと、自分がまだ20代だった頃、
30年前に亡くなった祖父に、その後の祖母や10年前の父と、
次々に思いをはせ、さらに人間さまと犬は別だよと思いつつ、
昨年末の愛犬マリアまで思い出し、YouTubeで何度も見返す。

まだ、フルアルバムは出ていないようだが、もう待ちきれずに、
シングルCDを買うことにするが、Amazonから購入するから、
1枚だけでは送料がかかるので、「フラミンゴ」も買うことにして、
さらには、「レモン」の楽譜も一緒に買うという、熱の入れよう。

「レモン」のバンドスコアは、フェアリー社という出版社からしか、
今のところ出ていないようで、いつもダウンロード楽譜販売の、
アットエリーゼで1曲だけ買うが、製本版も曲集でなくピースで、
値段も変わらないから、そっちが得な気がして、これもAmazon。

昔に買ったLPをCDで買い直すことばかりで、新曲を買うのは、
10年近く前のスキマスイッチ以来で、ドラマで流れたとはいえ、
年末に初めて聴いたに等しい「レモン」の歌詞を覚えて歌うのは、
物忘れの激しくなってきた自分には、かなり至難の業となった。

ちょっとしたボケ防止の訓練と、単語カードのように歌詞を写し、
通勤で覚えていくと、1週間たっても、1番さえ、うろ覚えの状態、
10代で覚えたビートルズは、ほとんど歌詞カードを見ないのに、
「レモン」は、歌っている途中で、真っ白になったり、老いを実感。

半音進行やディミニッシュのコードで展開するメロディも難しくて、
いつものようにガットギターで、ガイドラインを録音しておいても、
かなり音痴な歌になり、YouTubeで見つけた歌唱アドバイスや、
数多くのカバーも参考にして、ハモリを確認するのにも役立つ。

昨年末に、中山美穂「世界中の誰より」を演奏した際、ハモリを、
わかりやすく解説してくれた、ボイストレーナーのいくみさんが、
「レモン」のメロディも解説してくれ、Mr.カラトレ・ショウゴなる、
男性トレーナーも、抑揚やブレスの箇所など細かく教えてくれる。

もともとの音痴、悪声が、すぐに良くなる訳はないが、多少とも、
コツをつかむことで、ましになるし、何度も聴いては、歌うことで、
かなりメロディラインを正しく覚えられて、すぐに忘れた歌詞さえ、
いつの間にか暗記できて、門前の小僧の例えを実践した気分。

聴いたばかりの曲なので、オケの方も中途半端になりそうだが、
フェアリー社のスコアは、シンコーやリットーと比べると、丁寧で、
繰り返しで変わる部分をカッコ書きしたり、ピアノは2段譜にして、
きちんと左手も採譜、シンセは4台あり、別ページを割いている。

なるべくスコアに忠実に再現していくが、演奏能力は別の話で、
ミスもあったり、シンセの音色は、似たような音色が作れなくて、
かなり妥協していたりするが、どのトラックも、何度もやり直して、
パズルのピースをはめるように、毎日、少しずつ、加えていった。

ドラマ「アンナチュラル」の主題歌にして、昨年の大ヒット曲であり、
YouTubeの再生回数は2億超え、紅白歌合戦の熱唱も素晴らしい、
米津玄師の「レモン」を、その歌詞に感動して、自分も歌いたいと、
いつもながら、無理のある高音に苦労しつつ、何とかアップです。









黄金色に街を染めて、中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」
今年も、何かクリスマスの曲を演奏しようかと考えていると、
FNS歌謡祭に中山美穂が出て、26年以上前の大ヒット曲、
「世界中の誰よりきっと」を歌っていて、この曲は直接には、
クリスマスソングでないが、それに近いから演奏することに。

中山美穂が、デビュー当時のWANDSをバックバンドに従え、
「世界中の誰よりきっと」を出したのは、年末だったことから、
歌詞とは別に冬のイメージがついて、テレビ番組によっては、
クリスマス風の衣装やセットで歌ったから、余計にそうなる。

歌詞には、「眩しい季節が、黄金色に街を染めて~」とあって、
自分は夏の日差しあふれる風景を想像したが、クリスマスで、
金色の装飾に彩られる街と取れなくもないし、曲のアレンジを、
クリスマス向けのパーティ感が出るように変えたという逸話も。

中山美穂は、以前にも、竹内まりやの「色・ホワイトブレンド」、
角松敏生の「ユア・マイ・オンリー・シャイニー・スター」といった、
ニューミュージック系の名曲が多く、気に入っていたこともあり、
WANDSと組んだこの曲は、アルバムを待たずシングルを買う。

この曲が入った中山美穂のアルバムは、翌年に発売されたが、
ヒットを受けて急遽出そうとしたのか、過去の曲とのベスト盤で、
かつて角松敏生とやったような、WANDSとのアルバム作りや、
新曲を出すこともしなくて、この1曲のみで、もう組むことはない。

中山美穂とWANDSとは、事務所が別で、権利関係のせいか、
シングルCDには、WANDSの上杉昇がメインボーカルとなる、
スローバージョンがあるが、WANDSのデビューアルバムには、
どちらも収録されずに、アレンジまで変えて録音し直している。

今回演奏するに際し、歌うキーとしては、当然ながら1音低い、
WANDSバージョンの方が向いているが、曲のアレンジとなると、
バラードから8ビートへと変更した「クリスマスのパーティ感」が、
良いし、テレビでよく見たのもこちらだから、無理やりに歌った。

1音下げたら、上手くなるわけもないが、アコギのソロギターで、
しっとりと始まり、インテンポになっても、最初はアコギ伴奏で、
やがて、エレキギターのリフになるという、WANDSバージョンも、
捨てがたく、こちらも楽譜があったので、どちらも演奏してみた。

歌のハモリは、男声と女声との音域の違いのせいもあるのか、
原曲の中山美穂のメインメロディに、上杉がハモっているのと、
スローバージョンやWANDSバージョンで、上杉がメインのでは、
ハモリが違っていて、基本、女声が上のパートをハモっている。

サビの「世界中の誰より」と歌うところで、最初はユニゾンだが、
中山のメロディに対し、上杉が基本的に3度下でハモっていて、
上杉のメロディには、4度や5度上となり、下でつけるハモリを、
単に1オクターブを上げたのではなく、別のラインになっている。

WANDSバージョンは、当然ながら、中山美穂は参加してなくて、
ビーイング繋がりで、B.B.クイーンズ出身の宇徳敬子が担当、
もしかすると、中山美穂のバージョンでも、左チャンネルからの、
上杉とは違う声の高音のハモリは、宇徳だったのかもしれない。

クリスマスソングとするには、ちょっと、こじつけっぽかったうえ、
中山美穂バージョンにしても、WANDSのバージョンにしても、
かなり歌に無理があり、何だかギターソロも中途半端な出来で、
ちょっとお粗末な「世界中の誰よりきっと」の二本立てとなります。











おそらく、これが今年最後の記事、演奏になると思いますので、
年末の挨拶には、まだ早い気もしますが、「メリー・クリスマス&
ハッピー・ニュー・イヤー」というところで、拙ブログへのご訪問、
コメントへ感謝しながら、皆さまも、よいお年をお迎えください。




ポケベルのCM曲だったDEEN「このまま君だけを奪い去りたい」
何かの記事で、FNS歌謡祭の第二夜にDEENのボーカリスト、
池森が出ると知り、楽しみにしていたが、放送日を忘れていて、
たまたまテレビをつけたら、「このまま君だけを奪い去りたい」を、
歌っているところで、ついているような、ついていないような気分。

これまた記事で知ったことで、DAIGOがビーイングのヒット曲を、
カバーして、いくつかの曲は御本人参加のアルバムが出たので、
何かの歌番組でデュエットするかなと思っていたら、このFNSで、
DEENとデュエットしていて、これは、これで、面白い試みだった。

ただ、2番を歌わず、サビの繰り返しで終わるテレビ向けの尺で、
途中から見たから、すぐ終わったのかと思ったほど、あっさりで、
夏にやった「TBS音楽の日」で、ギターソロの前で終わったのも、
がっかりしたが、さらに短くて、歌番組とは、そういうものなのか。

池森の歌声は、もともと、絞り出すような歌い方で、25年前に、
テレビからドコモのポケベルのCMで、この曲が流れてきた時、
その独特の歌い方が、メロディと相まって、せつなく聴こえたが、
FNSでは、すごく苦しそうに聴こえて、時の流れを感じてしまう。

ミスチルの桜井が脳梗塞を起こしたり、徳永英明はポリープで、
あんな歌い方をするからだと思ってしまうが、池森も同様なのか、
真偽はともかく、ファンの間でも、喉を痛めたとか、手術したとか、
推測が飛び交ったようで、YouTubeのコメ欄にもわりと出ている。

聴き比べでもないが、そうしたYouTubeでのライブ映像を見ると、
25年分もあるからか、出来不出来というか、レコードそっくりに、
歌っているかと思うと、声が出なくて、途切れ途切れになったり、
原曲よりキーを下げていたり、かなりムラのあるボーカルのよう。

演奏にしても、必ずしもレコードどおりのアレンジだけではなくて、
イントロを変えたり、オーケストラを加えたり、いろいろやっていて、
かなり原曲に近いフルコーラスで演奏する際も、ギターの田川は、
間奏のソロを多少変えて弾くので、これまた、自分的には不満が。

田川は二代目ギタリストなので、デビュー曲には参加してなくて、
一応レコードを意識したフレーズを弾くが、自分流に変えていて、
自分は、ジャズやクロスオーバーは、当然アドリブ中心で良いが、
AORやニューミュージックでは、ライブでも同じにしてほしくなる。

ビーイングは、自分の想像だが、もともとあるバンドではなくて、
デビューさせたいボーカルがいると、ソロ歌手ではなく、バンド、
あるいはユニットの形に組ませ、音楽学校で鍛えられたような、
スタジオミュージシャンの卵を、バックにつけていたように思う。

特にギターで感じていて、松原正樹、今剛とはフレーズも違って、
それも、バンドごと、ベテランのTUBEの春畑は当然のことだが、
WANDS、DEEN、FIELD・OF・VIEWのアルバムを聴いても、
個性が分かれるので、それぞれのギタリストが弾いていると思う。

また、ビーイングで面白いのは、シングル曲の大半の作曲では、
織田哲郎が担当して、作詞は、歌う本人、ZARDは坂井和泉で、
WANDSは上杉昇だが、その坂井や上杉が他の歌手、バンドに、
楽曲提供することもあり、ビーイング全体がユニットのようでも。

DEENの「このまま君だけを奪い去りたい」も、作曲は織田哲郎、
歌詞は上杉昇なので、なぜWANDSでなくDEENで出したのか、
WANDS自身も、セカンドアルバムに収録して、セルフカバーと、
言えなくもないが、作ったの本人なのに、二番煎じの印象がする。

それを意識してか、上杉は歌詞やメロディを変えていて、歌詞は、
「心震えるほど愛しいから」を「心震えるほどに」と、1文字を追加、
メロディーは、細かく歌い回しも変えていて、歌詞は書いた本人が、
どういじろうと自由だろうが、メロディまで変えるのは、どうなのか。

織田哲郎のセルフカバーアルバムを聴くと、わりと淡々と歌って、
かなりDEENともWANDSとも印象が違うが、メロディラインでは、
DEENとほぼ同じなので、これが原メロディだろうし、ユーミンが、
ハイファイセットの曲を歌う時のように、アレンジの違いも面白い。

ギターソロも、DEENの場合は、間奏の転調していくコード進行を、
なぞるようにして、そこへ早弾きを入れるTOTOのルカサーのよう、
WANDSの柴崎は、実際はルカサーフリークだが、あえて変えて、
ジェイ・グレイドンのようなハモリのギターで、見事にソロを決める。

こういう演奏を聴くと、先に書いたように、スタジオミュージシャンを、
使わずに、それぞれのバンドのギタリストらが演奏していると思うし、
そもそも、スタジオミュージシャンに匹敵する力量をもつ有望株を、
音楽学校から見つけてきて、バンドに入れているのだろうと思える。

どちらのバージョンのギターソロも、完コピしたいくらいに格好良く、
以前、バンドスコアを検索すると、DEENがシンコーミュージックの、
「ちょっと懐かしいJ-POPあつめました」に載っているが、他の曲は、
B’zが大半なので、ダウンロード楽譜でDEENの1曲のみを買う。

「ちょっと懐かしい~」には、WANDSの曲も4曲入っているのだが、
「このまま君だけ奪い去りたい」ではないので、ジェイ・グレイドン風、
ギターソロはあきらめて、ルカサー風ソロを再現するようオケ作り、
もちろん、一番のネックは歌で、池森の歌い方の再現は、まず無理。

自分は腹式呼吸ができず、喉声だから、DEENっぽくなるかなと、
ちょっとトッポ・ジージョ気味にしたら、自分で聴いても不快になり、
普通に歌うことにしたが、自分の地声の限界はギター1弦のGで、
この曲はA♭を出す必要があって、そこは、かなりごまかして歌う。

YouTubeでは、ものまね芸人の「しばっち」という人が、この曲を、
解説していて、「デフォルメしすぎないで、丁寧に歌って下さい。」と、
まるで、自分に言われているようで、「語尾に『が』をつける。」は、
ギャグっぽいが、伸ばした後に声を切る癖をうまく表現している。

さすがに、自分は「はしゃぎー疲れーっが」とまでは歌わないが、
息つぎせずに、つなげて歌うほうが似ると勘違いしていたところ、
つなげるようで、フッと区切って歌うと、それっぽくなるんだなあと、
すごくためになるアドバイスで、ブレスを多少意識して歌うことに。

ポケットベルが来年終了するというニュースも流れて、どことなく、
タイムリーな気分で、DEEN「このまま君だけを奪い去りたい」を、
演奏し、ギターソロは、かなりいい感じになったと自負してますが、
ボーカルは、最不調の時の池森の足元にも及ばない出来でした。







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