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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
フュージョン定番の決めリズムが連発する角松の「押し倒したい」
熱中症になる猛暑日が続いたのが嘘のように、このところは、
朝晩めっきり冷え込むようになり、「暑さ寒さも彼岸まで」とは、
よく言ったものだと思っていたら、日中には暑くなる日もあり、
まだ夏は終わらないさと、角松などの夏っぽい曲に手を出す。

角松敏生の初のインストアルバム、「シー・イズ・ア・レディ」は、
歌ものを作曲してきた角松ならではの、珠玉のメロディに加え、
フュージョン通を自称するのにふさわしく、おいしいとこ取りで、
どの曲も、ニヤリとするフュージョンのエッセンスに満ちている。

「押し倒したい」は、曲名がきわどいせいか、ローマ字表記され、
何だか石川啄木の「ローマ字日記」みたいだが、曲そのものは、
昔のリー・リトナーやカシオペアの、これぞクロスオーバーという、
決めのリズムのユニゾンフレーズで始まり、アドリブ合戦となる。

角松は、このインストアルバムを、丸ごとリメイク、やり直していて、
YouTubeには、「押し倒したい」のスタジオライブがアップされて、
かつて6分だった曲は、各楽器のソロが倍になり、14分の大曲、
フュージョンというよりクロスオーバー時代の長尺な演奏になる。

ジャズにしても、ライブではアドリブが長くて、LPの片面45分に、
収まらずに、CDになり、やっと通して聴けるようになった曲とか、
けっこうあり、そういうアドリブ大会は昔から自分は好きなのだが、
角松を聴くような人には、10分を超える曲は、どうなのだろうか。

さらに言うと、途中、パーカッションソロ、ドラムソロも延々と続き、
自分は、パープル「ミュール」、ツェッペリン「モビー・ディック」の、
ドラムソロが延々と続く曲は、とばして聴いてしまうことが多くて、
この曲でも、何で角松がパーカッションのソロまでやるかなあと。

YouTubeだと映像だから、ドラムソロは多少長くてもまぎれるが、
角松のパーカッションが2分近く、それに続き1分強のドラムで、
ドラムだけで十分だろうに、まあ、角松ご自身の曲で、ご自由に、
自分が目立つようにやってかまわないのだろうが、ちょっと不満。

ただ、こういうのって反面教師というか、自分にも言えることで、
渋谷河合楽器の発表会で、ギターのアドリブを延々とやろうとし、
聴いている方は長すぎてつまらないよと、ドラムに忠告されたし、
今でも、フェイドアウトを伸ばしては、アドリブすることが多く反省。

この春、ドラマー、ポンタの45周年ライブで、この曲が演奏され、
ポンタがイントロを間違えると、角松が、「チャーのスモーキーと、
勘違いしたんじゃ?」とからかったそうで、この裏拍が続いている、
イントロの決めは、チャーからパクっていたと白状したようなもの。

そう思って聴くと、途中の角松のアドリブに、まんまスモーキーの、
ギターソロのフレーズがあって、角松はフュージョンだけではなく、
ロック、AORのいいとこ取りも上手で、自分と同い年の角松だから、
高1の時にチャーがデビューして、同じように衝撃を受けたと思う。

ポンタの間違いが、実際スモーキーと勘違いしたのかは不明だが、
イントロで間違えるのは、今に始まったことではなく、30年近く前、
横浜アリーナで、角松のバックに鈴木茂、ポンタら豪華メンバーで、
ライブを行った時も、「ごめーん!」とドラムを叩くのをやめてしまう。

「この人たちは一流のスタジオミュージシャンなので、椅子に座って、
楽譜を見ながら演奏すれば、ミスなんてしないが、そういう人たちが、
あえて立って、一緒にライブをしてくれた気持ちをわかってほしい。」
みたいに、角松がアンコールで語り、なんで蒸し返すかなと思った。

ベテランがミスをしたのでフォローしようと、それだけ真面目なのか、
ただ、アルバムに自ら書く解説を読んでも、理屈っぽいことが多くて、
何を言いたいのかわからないし、このミスを上塗りするような発言も、
同じステージ上にいたポンタや鈴木は、どう思って聞いたのだろう。

自分の場合は、もちろん、「押し倒したい」を録音しているのだから、
他の曲と間違えることはないが、16分音符の裏拍から始まるリフ、
曲の途中も出てくる決めのリズムは、わかっていてもずれてしまい、
各楽器がバラバラになるので、それだけでも、何週間かやり直した。

まだまだ、リズムがタイトでないが、今の自分にはこれが精一杯で、
サックスソロ、ピアノソロも、楽譜どおりに弾いても、ノリが悪くって、
かろうじて、ギターソロだけは自分の得意なフュージョンフレーズで、
何とかなるが、実は、メロディの裏でくったフレーズが危なっかしい。

ニューミュージック、J-POPの旗手、角松敏生が、フュージョン好き、
ギター好きが高じて演奏したインストアルバムから、決めのリズムや、
裏ノリがけっこう難しい、「押し倒したい」は、週末更新をやめたので、
時間をかけれたものの、かなり手こずり、このあたりで妥協しました。




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角松のインストから「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」
角松敏生というと、山下達郎に次ぐ夏男という印象があって、
自身のギターをメインにしたインストアルバムを出した時も、
歌詞はついていないけれど、これこそ夏だというサウンドで、
その曲をカバーしようと思うと、当然、季節を選ぶことになる。

3年前、角松のインストアルバム「シー・イズ・ア・レディ」から、
「ミッドサマー・ドライビング」を演奏した際、そのまま続けて、
「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」をやるつもりだったが、
ドラム入力がけっこう面倒で、いつのまにか季節は秋から冬。

翌年も同様で、ドラム入力し、ベースを録音したら、これまた、
シンコペーションが難しくて、練習しているうちに秋になって、
昨年はピアノパートが大変で、やはり断念するという繰り返し、
夏以外でも構わないのだろうが、モチベーションがわかない。

今年は、毎週の更新をやめたこともあり、じっくり取り組めて、
ドラムだけ一部利用したが、ベースもピアノも一からやり直し、
ギターシンセのダビングを繰り返し、オケを少しずつ完成させ、
ようやく今日になりリードギターを録音して、ミックスまで完了。

角松のインストは、歌もので慣らした極上のメロディーのうえ、
フュージョン通を自他共に認めるほどの、これぞという編曲で、
すごく演奏していて気持ち良いと言うのか、ツボを心得ていて、
そのうえ、ギターがおいしい箇所を持っていくようになっている。

角松と自分は同学年なので、クロスオーバー、フュージョンを、
その黎明期から、日本でのクロスオーバーギタリストのブーム、
お茶の間へ浸透していく、イージーリスニング系フュージョンと、
リアルタイムで経験していて、いかにもという編曲にしてくれる。

ただ、角松本人のギターの実力はとなると、下手ではないが、
当然というか、本職のギタリストには、残念ながら及ばないし、
さらに、自分と同様な、フュージョン世代のアマチュアに多い、
チョーキングが甘かったり、ビブラートがちゃんとかけられない。

角松は、自分なんかよりも、音楽的には早くから目覚めていて、
日本のロック、はっぴいえんどに注目したり、山下達郎のバンド、
シュガーベイブの追っかけをし、解散ライブも最前列にいたとか、
レベルが違うが、ギターに関しては、大差ないように思っている。

ロックギターをきちんと覚える前に、クロスオーバーが流行して、
チョーキングやビブラートのテクニックを極めずに、ジャズ系の、
ノンビブラートでスケールを弾く、モード奏法をやったりしたので、
フレーズの終わりで、語尾の処理がうまくできないところがある。

クロスオーバーギターの第一人者といえるラリー・カールトンも、
77年来日時のヤングギターのインタビューで、過去を振り返り、
「クルセイダーズと活動し始めた頃、ビブラートが音楽的でなく、
非常に聴きづらいサウンドを出していることに、気づいたんだ。」

そして、クラプトンやベックのサウンドも意識したが、ブルースの、
B.B.キングやスタジオミュージシャンのルイ・シェルトンを参考に、
ビブラートを一生懸命に練習したと語っていて、今読み返しても、
カールトンでさえそうだから、自分はもっと練習しなければと思う。

自分のギターは、渋谷河合楽器に通っていた頃が全盛期であり、
16分音符だらけの難しい曲でも、初見でガンガン弾けたのだが、
やはり、ビブラートは発表会のテープを聴いても、すごくお粗末で、
ブログで演奏を始めて、意識するようになり、今の方が多少まし。

角松にしても、昨年出した「シー・イズ・ア・レディ」のセルフカバー、
ほとんど同じレパートリーをやり直していて、その是非はあるが、
ギターに関しては堂々たるプレイだし、前作のエフェクトだらけで、
厚化粧した音に比べて、ストレートでガツンとくる音で格好良い。

角松は、昔からリミックスやセルフカバー、再録音を繰り返して、
最初のベスト盤「T’sバラード」でも、曲をメドレーでつないだり、
ボーカルを歌い直していて、その後も、そうしたアルバムが多く、
自分などは普通のベスト盤が欲しい方なので、再録だと迷惑。

本人が納得いくまで、やり直すのは、好きにしてもらって良いが、
ベスト盤はボーナストラックの形で、新録や別テイクをつけても、
もともとのアルバムのまま収録してほしいと思うし、それと別に、
セルフカバーでも、再録音ベストでも出してくれればという感じ。

それからすると、「シー・イズ・ア・レディ 2017」は別物として、
ライブ盤を聴くような感じで良いだろうし、実際スタジオ盤より、
インストライブのツアーをやって、ライブCDやDVDを出すとか、
やり方もあるだろうし、それはそれで、いずれ出すのだろうか。

「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」は、バンドスコアでは、
角松自身のコメントで、「これは海ではなく、夜の空港の~」と、
何でもかんでも海のイメージではないよと、強調してはいるが、
海ではなくても、間違いなく夏のイメージがするなあと笑える。

イントロから、フュージョンらしく、リズム隊とピアノ、ギターとが、
16分音符の裏から、ひっかけていくユニゾンフレーズだらけで、
リズム音痴の自分には厳しく、サビで、シンバルがアクセントで、
叩く部分も、ベースもギターもずれてしまい、何度もやり直した。

エンディングの繰り返しでも、ドラムの決めのリズムが目立って、
以前ラジオで、2拍3連など決めのリズムで曲を盛り上げるのを、
どれだけしつこくやってるか聴き比べ、笑いのネタにしていたが、
この「ナイトサイト~」なんかは、それらを上回るほど決めだらけ。

毎週末の更新にしていたら、今年も延期になっていたというほど、
タイミングが合わずに何度も録音し直したし、他の楽器を重ねて、
これまた合わないと思ったら、肝心のシンバルがずれていたとか、
最後の最後で、またドラム、ベースをやり直したりと、苦労だらけ。

バンドスコアがあるのだから、そのまま演奏すれば良いだけだと、
かつての初見に強い自分だったら、ベースもピアノも数回やれば、
リズムを間違えるなどなかったはずだ、寄る年波には勝てないと、
あきらめつつ、待てよ、リズム音痴は昔からで年のせいじゃない。

それこそ、自分が全盛期だったと、半ば自惚れの河合楽器の頃、
発表会でエイジアの曲の伴奏を頼まれたが、決めのリフがずれ、
練習中に、「ギターずれてるぞ」と何度も怒鳴られたり、ブレイクで、
ギターだけになった際、ドラムの入りと合わないことも多々あった。

自分のリズム音痴も、ギターのビブラートが下手なのも昔からで、
一安心というわけでもないが、今に始まったことじゃないからと、
言い訳にしつつ、そのうえで、こうして演奏・録音を繰り返したら、
この歳になっても、まだまだ上達できるんだよと、自分を励ます。

週末更新を投げ出して、今回もかなり間があいてしまいましたが、
それだけに、じっくり取り組んで、多少はましになったというところ、
角松敏生のインスト、「ナイト・サイト・オブ・ポート・アイランド」を、
まだ夏のような暑さがある9月中に、何とか今年はアップしました。





サックスの伊東の曲でエレピも活躍の「メイビー・アイム・ロング」
8年前にブログを始め、やがて演奏を公開するようになると、
何かと楽譜を買い集めるようになり、ふと気がついてみると、
枕元にはAmazonの箱が、いくつも積み重なって崩れそうだし、
トランクルームにも、昔の楽譜入り段ボール箱がかなりある。

これだけ楽譜があれば、一生演奏する曲に困らないどころか、
全部をちゃんと弾けるようにするのは、毎日練習しても無理、
それに、覚えたそばから忘れていき、暗譜で弾こうとなったら、
中学・高校時代に覚えた曲を、復習するだけで手一杯だろう。

それでも、気分転換というか、何か他にめぼしい楽譜がないか、
今でも、リットーやシンコーのホームページやAmazonを検索し、
興味ある楽譜を見つけると、「あとで買う」に保管しておいて、
順番待ちというか、そのうちにと思っているのが20冊はある。

もちろんというか、新しい曲、最近のバンドには興味がなくて、
70~80年代の曲や、クラシックギター、ソロギターばかりで、
実際に、この数年に買ったのも同様で、バンドスコアとなると、
ドレミ出版の復刻版、シンコーのベスト曲集の古い曲ばかり。

シンコーのベスト曲集は数年で改訂し、曲が追加になったり、
何曲も入れ替わるので、弾きたい曲が加わるか要チェックで、
新刊の「大人のロックスコア全集」は、パープル、イーグルス、
キッスに加え、チャー、マキ&オズ、スペクトラムという選曲。

「昭和の邦楽ロック」も、はっぴいえんど、外道、紫、チャーに、
ゴダイゴ、キャロル、甲斐バンドと、けっこう硬軟おり混ざって、
20曲以上も入ってはいるが、値段も4千円近くしてしまうので、
演奏したい曲が半分以上ないと、さすがに買おうと思わない。

「懐かしのJ-POPスタンダード」は、シャムシェイド、ウルフルズ、
ジュディ&マリーなどで、自分にとっては、最新ヒットに近いが、
「超人気J-POPコレクション」となると、知らないバンド名ばかり、
当然ながら、バンドごとのスコアも邦楽のはさっぱりわからない。

「大人の80年代J-POP」は、BOØWY、レベッカ、米米クラブと、
知っているバンドが並びホッとするが、演奏したい曲ではないし、
「大人の邦楽ポップス」は、山下達郎、竹内まりあ、角松敏生、
KAN、稲垣潤一と、これは買おうかと思いつつ、大半を占める、
達郎のスコアはもう持っているし、歌えそうにない歌手ばかり。

「J-Rockベストヒットコレクション」は、B’zの曲が半分近いが、
WANDSやDEEN、ZARDがあって、全盛期のビーイングの曲は、
織田哲郎のメロディが珠玉の上に、ギターソロが格好良いし、
イントロもサビも王道で、かなり演奏したくなってくる曲ばかり。

とはいえ、1冊丸々買うほどではなく、それで思いついたのが、
時々利用している、ヤマハやエリーゼのダウンロード楽譜で、
そこにDEENもWANDSもあり、とりあえずDEENのバージョンで、
「このまま君だけを奪い去りたい」のバンドスコアだけ購入した。

それで、コツコツとオケを作り、TOTOのスティーブ・ルカサーを、
彷彿させるギターソロも弾いたが、この猛暑続きで寝ている間も、
つけっぱなしにしているクーラーのせいで、喉をやられてしまい、
高音のハーモニーはもとより、メロディを歌うのもほとんど無理。

週末更新はあきらめているので、ここは、ゆっくりと軌道修正し、
スクエアあたりで、なるべく手間のかからない曲を探し、日曜に、
朝からドラムの入力、以前だったら、夜のうちには完成できたが、
暑さで集中力は欠けるし、何よりも細かい楽譜を追うのがきつい。

曲は、スクエアの「スターズ・アンド・ムーン」から、伊東たけしが、
珍しく(?)作曲した「メイビー・アイム・ロング」で、途中の部分で、
変拍子かと勘違いするリフがあるが、全体にメロディックな作り、
サックスが歌い上げ、エレピがリリカルにアドリブする王道の曲。

本当、伊東のサックスは、渡辺貞夫の後継者と言えるくらいに、
メロディアスで音色もきれい、それでいてハードに吹くこともあり、
リリコンのような電子楽器を使わずに、全部サックスで通しても、
すごく聴かせると思うので、この曲の全編サックスは貴重な演奏。

そう言っている自分が、ギターシンセを使うのは矛盾しているが、
いかんせんサックスは吹けないし、ピアノも苦手なので、ついつい、
ギターシンセに頼るわけで、なるべくサンプリング音に近い音色で、
サックスの抑揚が出るよう、ダイナミクスに気をつけ何度も弾いた。

エレピは、実際にはローズではないと思うが、ローズの音色にして、
これまた、更新を焦ることはないさと、エレピの伴奏も時間をかけ、
密集して書かれた和音の楽譜をじっくりと、音を確認しながら録音、
それに比べると、アドリブパートは、わりとワンテイクに近く弾けた。

和泉が弾くエレピのソロは、サックス同様、ジャズ研出身ならでは、
ビバップフレーズ満載で、時折入る3連フレーズもスイング気味で、
安藤のギターも曲によっては、もろジャズギターの王道フレーズで、
自分はジャズギター教室に通ったわりには、アドリブはロック寄り。

この曲のギターは、リズムギター専門だが、スクエアの曲の場合、
安藤が作った曲で、すごくメロディも見事な曲でさえ、惜しげもなく、
サックスやピアノに、メロディだけでなく、アドリブまで全部任せて、
安藤はバッキングに徹することが多く、ただ、その伴奏までが見事。

サックスのバラード曲でもなければ、バッキングは手が込んでいて、
弾いていて楽しく、昔はリズムギターかと、馬鹿にしていた自分が、
渋谷河合楽器の発表会で、スクエアやユーミンの曲を弾かされて、
バッキングの面白さに気づいたし、その難しさまで痛感することに。

スコアの解説欄には、「ポール・ジャクソンJr.ばりのカッティング」と、
書いてあるが、ポール・ジャクソンが有名になる以前から、安藤は、
この手の伴奏は、例えば「うち水~」の「ハンク&クリフ」で披露して、
「昔っからやっていたよ」と、つい、こっちも知ったかぶりしたくなる。

ある程度演奏が完成して、ラフミックスしながら、原曲と聴き比べて、
途中のリフとエンディングには、ドラムとは別にティンパニか何かで、
エコーを効かせたドカーンという音があり、S&Gの「ボクサー」にある、
エレベーターホールの録音のようで、ギターシンセで入れておいた。

メロディの後半の伴奏は、ベースもピアノも裏拍から入っていって、
伊東が自作曲の解説として、「ボサノバっぽいリズム」と評したのは、
この裏拍を指したのかと思うが、ここを、自分は、けっこう間違えて、
1拍半フレーズを待ちきれなかったり、逆に間延びしてしまったりと。

裏拍で取るのは、そもそも自分はリズムがずれるので要注意だが、
勘違いして、ベースを裏でなく頭で弾いていたり、ベースが正しく、
エレピが頭からになっている箇所もあり、ベースもエレピもやり直し、
完璧な演奏は無理だろうが、明らかなミスは焦らず直すことにした。

いろいろと手直ししたいことは、まだまだあるが、きりがなくなるし、
そういつまでも更新を先延ばしにすると、数カ月に1曲でよいかと、
ますます開き直りそうなので、この辺でスクエアの伊東の作曲した、
「メイビー・アイム・ロング」を、そこそこ完成したかとアップします。








スポーツをテーマにしたアルバムから「オーバーヘッド・キック」
サッカーのワールドカップのせいで、このところの我が家は、
昼夜が逆転した状態で、夕食がすむと家族は寝てしまって、
そうなるとギターの練習や録音は、ついはばかってしまうし、
夜中に起きてテレビを見る頃では、時間的にギターは無理。

自分はサッカーマニアでないが、一般的なお茶の間と同様、
4年おきにテレビ中継は見ているし、それはオリンピックとか、
正月の駅伝もしかり、いわゆるにわかファンだが、かれこれ、
ドーハの悲劇以来だから、筋金入りのにわかファンと言える。

ただ、野球は「巨人の星」の影響もあり、少年野球をやったし、
「柔道一直線」や「紅三四郎」など見て、柔道着を買ってもらい、
「おれは男だ」の森田健作に憧れ、中学は剣道部に入ったが、
サッカーに関しては、サッカーボール一つ買うこともなかった。

「赤き血のイレブン」は原作もアニメも見たし、「おれは男だ」の、
続編というか同じ放送枠の「飛び出せ青春」も夢中になったが、
それで、片桐君のバナナシュートに憧れて、真似することもなく、
今考えても、どこに差があるのか、自分でも不思議な気がする。

テレビや映画の影響を受けるのは、大人になっても相変わらず、
「私をスキーに連れてって」で、スキーウェアと板、ブーツを揃え、
「メッセンジャー」では、マウンテンバイク、メッセンジャーバッグ、
ヘルメットやウエアと、ほとんどコスプレに近いくらい夢中になる。

主人公と同じ格好をしたがる癖だろうか、巨人のユニフォームに、
柔道着、剣道着がそうだったし、これまた大人になってからでも、
「トップガン」の革ジャンや、「踊る大捜査線」のフード付きコートに、
「スピード」の防弾チョッキを、ミリタリーショップまで出かけて買う。

そんな自分が、やはりワールドカップの時期になったからといって、
サムライブルーのユニフォームを着たことはなくて、本当に基準が、
自分でもわからないが、まあギターという楽器に今も夢中なのも、
なぜピアノや管楽器でないかと尋ねられたら、明確な答えはない。

それこそ、「おれは男だ」の中で、志垣太郎がトランペットを吹いて、
すごく格好良く思えて、母にねだり1年間レッスンも受けたものの、
続かなかったのに、「人造人間キカイダー」が変身で弾くギターが、
赤いギターで格好良いと欲しがって、こちらは、今でも続いている。

それを考えると、漫画家や手品師を目指して、今も手品はやるが、
画家や彫刻家、サーカスの一員になろうとは思わなかったわけで、
何かしら、自分でもできそうなことと、無理なことを見分けていたし、
趣味の世界一つとっても、相性はあるんだろうなと、漠然と感じる。

そんな、すごく夢中になるわけではないサッカーだが、このところは、
家族と一緒に夜中に見るので、ついつい、寝不足で出勤するうえに、
早起きする愛犬の相手もするから、自分も早く寝てしまうことが多く、
結果、ブログの更新、ギターの演奏は、丸々1週間さぼってしまう。

先週の土日は出勤ではなかったから、多少疲労回復で昼寝しても、
日曜の夜くらいまでには、1曲仕上がるかと、高を括っていたところ、
これまた宅録あるあるで、ドラム入力がおかしくなったり、演奏自体、
もう少し弾きこんだ方が良くなるので、無理に仕上げることはしない。

耳コピができない分、バンドスコアに頼っているが、楽譜がある以上、
超絶技巧の曲でもない限り、初見は無理でも、何とか弾けるわけで、
それでも、ただ単に音符を追いかけるのでなく、原曲をじっくり聴いて、
ノリも含めて流れるように弾けないと、聴き返していてきついものが。

最近の演奏が完璧に近いとは思わないが、数年前に比べてみると、
かなり進歩しているのが自分でも感じて、それはギターを弾き続け、
テクニックが戻ったこともあるが、オケ作りに時間をかけるようにし、
雑に仕上げていたギターシンセのパートを、きちんとやったからかと。

ただし、時間をかければ、より良い仕上がりになるのはわかったが、
同じ曲だけ延々と取り組むのは、自分でも飽きてくるし、ある程度は、
ブログ更新を理由に見切り発車も必要で、先週やっていた曲は中断、
多少早めに仕上がりそうな曲に、この月曜から取り組み今日に至る。

ワールドカップのサッカーにちなんで、スクエアの「スポーツ」の中の、
「オーバーヘッド・キック」で、ベースの田中豊雪が作った数少ない曲、
ロックンロール風の伴奏に、ちょっとおどけたメロディという、もともと、
スクエアのアルバムに1曲はあるパターンで、すごくとっつきやすい。

アルバム「スポーツ」は、スクエアの過渡期の作品と何度か書いたが、
リズム隊が田中・長谷部から、須藤・則竹へと移行する橋渡しの時期、
この1枚だけは田中と則竹で、そのうえ、安藤がシークエンサーに凝り、
打込み主体の曲が多いこともあって、リズム隊の変貌の狭間に感じる。

スクエアを取り上げたブログや、Amazonのレビューによると、こうして、
リズム隊が入れ替わったことで、8ビート主体から16ビート主体になり、
当然ながら、以前でも16ビートで叩いているし、「トゥルース」以降でも、
8ビートの曲は演奏しているが、確かに、そうした変化が感じて取れる。

この「オーバーヘッド・キック」は、則竹は参加したばかりだし、作曲が、
ベースの田中だから、昔ながらのスクエアの8ビートにしたのだろうが、
サビで、ドラムがシンバルを1拍ずつ叩くのは、以前のアルバムの曲、
「オーメンズ・オブ・ラブ」のまんまで、新人はつらいよと微笑ましいほど。

この曲のバンドスコアは、エンディングのギターソロは丸々省略されて、
8小節のリピート&フェイドアウトに、ギターの段には「Solo」と書かれ、
せめて、最初の8小節分だけでも、アドリブをコピーすれば良いだろうに、
ドレミ出版は、他の曲もエンディングの省略が多く、頁を減らす目的か。

Amazonのアルバムレビューに、リマスターでギターソロがカットとあり、
ギタリストにとっては、エンディングの弾きまくりが聴かせどころなのに、
一般向けには不要と言うことなのか、自分は、どうでアドリブだからと、
小節を長くし、ひたすら早弾きにしたが、世間とのずれを感じるところ。

話はとぶが、プレイヤーというアメリカのAOR系のロックバンドがあり、
フュージョンのプレイヤーズも日米にそれぞれあって混同しやすいが、
こちらは一発屋に近くて、「ベイビー・カム・バック」という曲が大ヒットし、
それが、エンディングでギターソロを弾きまくっているパターンだった。

ラジオでよくかかり、曲も良かったし、最後のアドリブにも感動したが、
LPを買う程でもないかと、シングル盤を買ったことろ、エンディングは、
ギターソロが始まるなりフェイドアウトしていて、シングルヒット狙いに、
ギターの弾きまくりは不要なのかと、すごく複雑な気持ちになった曲。

そうしたことを思い出しつつ、「オーバーヘッド・キック」のエンディング、
安藤の端正なフレーズを少し取り入れつつも、自分が得意としている、
スケール練習のパターンの上昇下降の早弾きで、音符を詰め込んで、
これは一発録音の方が勢いがあるので、ミストーンでもやり直さない。

逆に、イントロのリフや途中のカッティングは、何度もやり直したうえに、
音がスカスカすぎるからと、ユニゾンでもう一度演奏して、左右に分け、
本来なら、ディレイで左右に振ったり、ダブリングするところを、自分で、
ダブリングするという、ボーカルのダブルトラックみたいにやっておいた。

ところで、アルバムのジャケ写真は、プールでの競泳っぽい場面だが、
「スポーツ」のタイトルのわりには、「オーバーヘッド・キック」以外では、
野球の「ヒット・エンド・ラン」と、ラグビーの「ドロップゴール」しかなくて、
トータルアルバムでも何でもなく、この曲も、どこがサッカーなのか不明。

これまた、話がとぶが、スタローン主演「栄光への脱出」という映画は、
捕虜がサッカーの試合をする話で、ロードショー公開のテレビCMでは、
「ペレのバイスクルシュートがさく裂」とゴールシーンが流れ、これって、
オーバーヘッド・キックと違うのか、呼び方の違いなのか、ポカンとした。

サッカーワールドカップで、寝不足かつ、ギターを弾く時間も制限され、
更新があいてしまったが、そのサッカーをテーマにスクエアが演奏した、
「オーバーヘッド・キック」は、リズム隊の移行期に、脱退するベースが、
置き土産とばかり作った曲で、何とかオケを仕上げて、アップしました。












各楽器でソロを回すスクエア「アンエクスペクテッド・ラヴァー」

先週は、毎土曜日の週末更新が日曜にずれ込むどころか、
水曜に延期となり、以前の丸々1週間飛ばすような事態は、
何とか回避できたが、もうそろそろ、土曜日にこだわるのも、
やめておかないと、精神的な負担も大きいのかと反省する。

そんなわけで、昨日の土曜日は延期の言い訳ブログもなし、
これからは、ゆっくり更新することにするが、そう言いつつ、
サボり虫が顔を出しかけているのが、ちょっと心配でもあり、
とりあえず、土日を使って、保留にしていた曲を完成させる。

スクエアの「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、大ヒットした、
F1テーマ曲「トゥルース」を収録した同名のアルバムの曲で、
スローでしっとりとした曲で、ピアノとサックスのイントロから、
ギターがメロディを奏で、ギター、ピアノ、サックスとアドリブ。

安藤の作曲で、いつも安藤はすごく良いメロディを書いても、
惜しげもなく、サックスの伊東だのピアノの和泉にメロディを、
任せて、下手したらアドリブもなしに、バッキングに徹するが、
この曲は、ギターがテーマを弾き、サビでサックスとユニゾン。

そのまま、最初のアドリブソロは、ギターが担当して、これまた、
珍しいくらいに長いソロで、32小節というのは、過去の曲でも、
各アルバムに1曲くらいあったかどうか、続くピアノは16小節、
エンディングのサックスはフェイドアウトで、多少32小節超え。

ギターは終始クリーントーンで、歪ませていないからといって、
生音ではなく、コンプレッサーにコーラス、ディレイをかまして、
広がるような音にしていて、自分もMTR内蔵エフェクトを使い、
それらしい音にはできるが、元々のストラトの音がかなり貧弱。

それとストラトをクリーンで弾く時、自分はこもった音が好きで、
モコモコしたジャズギターのようにしたくなるが、この曲の場合、
かなりエッジの効いた音色で、そのさじ加減がかなり難しくて、
パキパキの硬い音になってしまい、ミキシングで少し補正した。

ギターのアドリブは、クリーントーンというせいか、ジャズっぽく、
モード奏法的なスケールや、コードチェンジに沿ったラインなど、
安藤が大学のジャズ研出身なのも納得できるが、それ以上に、
ペンタトニックフレーズも多用していて、このあたりフュージョン。

自分が弾くにはアドリブよりも、サックスとのユニゾンが難しくて、
楽譜どおりのラインではなく、ギターもサックスもスラーを使って、
流れるように歌っているのを、なかなか再現できず、スライドで、
装飾音をつけようとすると、メロディごと間違えてしまったりする。

伊東はリリコンでなくサックスで、やっぱりサックスの方が良いと、
その音色に惚れ惚れするが、自分の場合ギターシンセなので、
リリコンのほうが、それっぽい音にできて、サックスとなってくると、
いかにもシンセで真似たという音色で、弾いていて気がひける。

ピアノは、ギターシンセのサンプリング音は、かなり良い感じで、
ただ、音域が狭く6本弦のギターで、そのまま弾けるわけはなく、
右手も左手も、2トラックに分けて和音を弾くことになり、その分、
録音の手間も時間もピアニストに比べ、4倍かかるわけで面倒。

ただ、その分、けっこう良い感じで仕上がったなと自負していて、
この曲の場合、ギターよりも、ピアノの方が弾いていて楽しくて、
もちろんギターシンセだから、実際にはギターを弾いているが、
シャカタクっぽい、転がるようなフレーズも、いい感じで弾けた。

間奏は、そのサンプリング音の生ピアノだが、イントロの場合は、
ローズのエレピとも違う音で、先日、河合楽器の仲間に会って、
DX7の音で、FM音源のピアノ音色を使えばよいと教わったので、
ギターシンセのエレピのパッチで、音をFMピアノに変えてみる。

さらに、ユニゾンで、ホーン系の音とベルのような音もするので、
別のトラックに、それぞれホーンとベルで、音をなぞってみると、
イントロもわりと似てきて、さらに打ち込みっぽいアルペジオは、
ギターのスイープ奏法で、ベンベラベラっと弾いて雰囲気を出す。

スクエアの第二の黄金期とでもいうか、全盛期と呼んでも良い、
リズム隊を一新した「トゥルース」の布陣による、バラード曲の、
「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、ピアノパートが面倒くさくて、
保留にしていましたが、楽譜とにらめっこで何とか演奏しました。








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