僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
新しい曲と出会うのはラジオだったり、
喫茶店で流れていたり、新譜の情報を、
雑誌で見て、とにかく買いに行ったりと、
いろいろあるし、路上でというのもある。
プロモーションを兼ね派手なトラックが
大音量で曲を流しているのに出会うし、
たまたま交差点の信号待ちなどの際に、
走り去る車のカーステレオで聴こえたり。
昔バイクにもオーディオがあると知らず、
猛スピードで突っ切っていくバイクから、
音楽が聴こえた時は、ちょっと驚いたし、
しかも一聴して、高中の曲だとわかった。
ギターメインのインストで、スクエアとも、
カシオペアとも違うし、音色が個性的で、
高中のはずだが、聴いたことのない曲、
新譜なのかなと思いつつ、まずスルー。
ハードロックの曲調で、疾走感に溢れ、
いかにもスピードを出して運転するのに、
ぴったりな曲で、その頃のシングルで、
「トゥ・ユー」あたりと勘違いしていた。
CDプレイヤーを買い、少しずつCDを、
集め出した時、高中のベストを見つけ、
「トゥ・ユー」が入っているので買うが、
違う曲で、運よくお目当ての曲も収録。
それが「ジャンピング・テイク・オフ」で、
高中には珍しいハードロックの曲調で、
リズムギターの低音リフが鳴り続けて、
メロディもロックの定番フレーズだらけ。
全体に、いかにも打ち込みという音で、
この頃高中は夢中になっていたようで、
数年後は、スクエアの安藤もソロ作や、
「スポーツ」は打ち込みサウンド満載。
ただ、「ジャンピング~」でも、ドラムは、
四人囃子の岡井大二が叩いていたり、
リズムギターに鳥山雄司、シンセには、
森村献と人力でロック色を強めている。
どうせ、いろいろダビングするのだから、
リズムギターも高中が自分で弾いたら、
良いだろうに、どの部分が鳥山なのか、
ロックの低音リフが苦手で頼んだのか。
鳥山が高中のバックバンドにいたのは、
いつ頃だっかか、ある時、電気屋さんで、
高中のレーザーディスクを上映していて、
見ていたら、鳥山が写っていて驚いた。
是方博邦も一時期サイドギターにいたが、
どんな経緯で鳥山を呼んだのか、昔から、
高校の文化祭でミカバンドを演奏したり、
加藤和彦の録音にも参加した繋がりか。
自分は高中のファンだが全アルバムを、
聴いてはいないし、ライブ映像も同様で、
少しは鳥山がリードギターを弾く曲とか、
あるのか、単にリズムではもったいない。
ただ、この曲はメロディもアドリブも高中、
単音リフやアルペジオもライブで自分で、
エフェクターを切り替えて演奏するから、
延々と続く低音リフが鳥山なのでしょう。
夏本番とばかりに、高中が3連続だが、
曲調も多彩だし、とにかく名曲ばかりで、
自分で弾いてて飽きないので、しつこく、
「ジャンピング・テイク・オフ」の演奏です。
喫茶店で流れていたり、新譜の情報を、
雑誌で見て、とにかく買いに行ったりと、
いろいろあるし、路上でというのもある。
プロモーションを兼ね派手なトラックが
大音量で曲を流しているのに出会うし、
たまたま交差点の信号待ちなどの際に、
走り去る車のカーステレオで聴こえたり。
昔バイクにもオーディオがあると知らず、
猛スピードで突っ切っていくバイクから、
音楽が聴こえた時は、ちょっと驚いたし、
しかも一聴して、高中の曲だとわかった。
ギターメインのインストで、スクエアとも、
カシオペアとも違うし、音色が個性的で、
高中のはずだが、聴いたことのない曲、
新譜なのかなと思いつつ、まずスルー。
ハードロックの曲調で、疾走感に溢れ、
いかにもスピードを出して運転するのに、
ぴったりな曲で、その頃のシングルで、
「トゥ・ユー」あたりと勘違いしていた。
CDプレイヤーを買い、少しずつCDを、
集め出した時、高中のベストを見つけ、
「トゥ・ユー」が入っているので買うが、
違う曲で、運よくお目当ての曲も収録。
それが「ジャンピング・テイク・オフ」で、
高中には珍しいハードロックの曲調で、
リズムギターの低音リフが鳴り続けて、
メロディもロックの定番フレーズだらけ。
全体に、いかにも打ち込みという音で、
この頃高中は夢中になっていたようで、
数年後は、スクエアの安藤もソロ作や、
「スポーツ」は打ち込みサウンド満載。
ただ、「ジャンピング~」でも、ドラムは、
四人囃子の岡井大二が叩いていたり、
リズムギターに鳥山雄司、シンセには、
森村献と人力でロック色を強めている。
どうせ、いろいろダビングするのだから、
リズムギターも高中が自分で弾いたら、
良いだろうに、どの部分が鳥山なのか、
ロックの低音リフが苦手で頼んだのか。
鳥山が高中のバックバンドにいたのは、
いつ頃だっかか、ある時、電気屋さんで、
高中のレーザーディスクを上映していて、
見ていたら、鳥山が写っていて驚いた。
是方博邦も一時期サイドギターにいたが、
どんな経緯で鳥山を呼んだのか、昔から、
高校の文化祭でミカバンドを演奏したり、
加藤和彦の録音にも参加した繋がりか。
自分は高中のファンだが全アルバムを、
聴いてはいないし、ライブ映像も同様で、
少しは鳥山がリードギターを弾く曲とか、
あるのか、単にリズムではもったいない。
ただ、この曲はメロディもアドリブも高中、
単音リフやアルペジオもライブで自分で、
エフェクターを切り替えて演奏するから、
延々と続く低音リフが鳥山なのでしょう。
夏本番とばかりに、高中が3連続だが、
曲調も多彩だし、とにかく名曲ばかりで、
自分で弾いてて飽きないので、しつこく、
「ジャンピング・テイク・オフ」の演奏です。

自分が高中の曲を意識して聴いたのは、
ソロ初のシングル「スイート・アグネス」で、
加藤和彦のオールナイトニッポンを聴くと、
高中がゲストに来て、新曲として流れた。
当時、モデルのアグネス・ラムが人気で、
東急本店の屋上でサイン会を開いたら、
人が集まりすぎて床が抜けそうになって、
中止したとか入場規制したとかいう噂も。
その人気に便乗していて、ずるいなあと、
ラジオを聴きながら思ったが、曲の方は、
イントロのギターカッティングがご機嫌で、
キャッチーなメロディも売れ線だと思った。
あとで知ったが、高中自身がアグネスの、
大ファンで、ハワイまで会いに行ったりし、
この曲もアグネスの短編映画に使われ、
勝手に人気にあやかったわけではない。
それでも公認としても便乗商法だろうし、
シングル盤のジャケットはイラスト版と、
アグネスの写真版とがあるようなので、
そのあたり大人の事情もある気がする。
「最近はスタジオの仕事が多くて~」と、
ラジオで高中が語ったので、スーツ姿、
七三に黒縁メガネのサラリーマン風と、
のど自慢の伴奏している人を想像した。
別の日の加藤オールナイトニッポンで、
ミカバンドのロンドンライブ音源も流れ、
高中のギターは早弾きもすごいと知り、
そうこうするうちセカンドアルバム発売。
雑誌ヤングギターのレコードレビューに、
「ジェフ・ベックに聴かせたい」とあって、
高2でベック命の自分としては、これは、
買わないわけにはいかないぞとなった。
今の東急田園都市線が77年開通時は、
新玉川線の名称で渋谷~二子玉川園で、
折り返し運転となっていて、5月の連休、
父母と初めて乗って、玉川高島屋に行く。
こうして出かけると父は本やレコードを、
買ってくれるので、高中のLPをねだり、
帰宅してすぐに聴くと、ギターインストで、
いくつも音を重ねてあり、名曲名演揃い。
冒頭の曲の間奏はヤマハSGらしいが、
ロックとは違いスケールを使うフレーズ、
他の曲はいかにもストラトサウンドという、
メロディからリズムギターから実に見事。
「スイート・アグネス」のイントロから続く、
16ビートのカッティングは教則本に載る、
お手本のようで、すごく練習になったが、
久しぶりに弾くと、間違って覚えていた。
通常のカッティングと、ミュートをかけた、
オブリガード風のカッティングを混同して、
弾きやすいパターンで覚えていたうえに、
メロディもハモリやオクターブなど勘違い。
何度も原曲を聴き直してスコアでも確認、
それでもところどころ癖が出たのは妥協、
シンセのメロディも楽器が交錯するのを、
全部一緒と思っていたが、音色を分ける。
この曲も売れ線を意識して歌にしたのか、
タンタン(大空はるみ)のボーカル入りで、
自分は裏声でも出せない高音域だらけで、
ギターシンセのヴォイスサウンドを重ねる。
派手なアドリブもないままフェイドアウト、
ここは尺を伸ばし、弾きまくりたくなるが、
当時の高中を意識して、裏拍でくったり、
スケールやアルペジオのハモリにした。
日本初のグラビアアイドルとも言われる、
アグネス・ラムの曲だけに、まさに真夏、
海辺のイメージの「スイート・アグネス」、
猛暑の時期にタイムリーにアップします。
ソロ初のシングル「スイート・アグネス」で、
加藤和彦のオールナイトニッポンを聴くと、
高中がゲストに来て、新曲として流れた。
当時、モデルのアグネス・ラムが人気で、
東急本店の屋上でサイン会を開いたら、
人が集まりすぎて床が抜けそうになって、
中止したとか入場規制したとかいう噂も。
その人気に便乗していて、ずるいなあと、
ラジオを聴きながら思ったが、曲の方は、
イントロのギターカッティングがご機嫌で、
キャッチーなメロディも売れ線だと思った。
あとで知ったが、高中自身がアグネスの、
大ファンで、ハワイまで会いに行ったりし、
この曲もアグネスの短編映画に使われ、
勝手に人気にあやかったわけではない。
それでも公認としても便乗商法だろうし、
シングル盤のジャケットはイラスト版と、
アグネスの写真版とがあるようなので、
そのあたり大人の事情もある気がする。
「最近はスタジオの仕事が多くて~」と、
ラジオで高中が語ったので、スーツ姿、
七三に黒縁メガネのサラリーマン風と、
のど自慢の伴奏している人を想像した。
別の日の加藤オールナイトニッポンで、
ミカバンドのロンドンライブ音源も流れ、
高中のギターは早弾きもすごいと知り、
そうこうするうちセカンドアルバム発売。
雑誌ヤングギターのレコードレビューに、
「ジェフ・ベックに聴かせたい」とあって、
高2でベック命の自分としては、これは、
買わないわけにはいかないぞとなった。
今の東急田園都市線が77年開通時は、
新玉川線の名称で渋谷~二子玉川園で、
折り返し運転となっていて、5月の連休、
父母と初めて乗って、玉川高島屋に行く。
こうして出かけると父は本やレコードを、
買ってくれるので、高中のLPをねだり、
帰宅してすぐに聴くと、ギターインストで、
いくつも音を重ねてあり、名曲名演揃い。
冒頭の曲の間奏はヤマハSGらしいが、
ロックとは違いスケールを使うフレーズ、
他の曲はいかにもストラトサウンドという、
メロディからリズムギターから実に見事。
「スイート・アグネス」のイントロから続く、
16ビートのカッティングは教則本に載る、
お手本のようで、すごく練習になったが、
久しぶりに弾くと、間違って覚えていた。
通常のカッティングと、ミュートをかけた、
オブリガード風のカッティングを混同して、
弾きやすいパターンで覚えていたうえに、
メロディもハモリやオクターブなど勘違い。
何度も原曲を聴き直してスコアでも確認、
それでもところどころ癖が出たのは妥協、
シンセのメロディも楽器が交錯するのを、
全部一緒と思っていたが、音色を分ける。
この曲も売れ線を意識して歌にしたのか、
タンタン(大空はるみ)のボーカル入りで、
自分は裏声でも出せない高音域だらけで、
ギターシンセのヴォイスサウンドを重ねる。
派手なアドリブもないままフェイドアウト、
ここは尺を伸ばし、弾きまくりたくなるが、
当時の高中を意識して、裏拍でくったり、
スケールやアルペジオのハモリにした。
日本初のグラビアアイドルとも言われる、
アグネス・ラムの曲だけに、まさに真夏、
海辺のイメージの「スイート・アグネス」、
猛暑の時期にタイムリーにアップします。

高中正義は高2の77年にソロ2作目で、
ファンになり、次作も買ったが、その後は、
ブランクとなり、多少のエアチェックのみ、
大ヒット「ブルーラグーン」も買ってない。
テレビ虹伝説ライブで、また盛り上がり、
特集ムック本を買って全曲を練習したり、
そのスコアに出ていた4曲入レコードも
手に入れ、高中ばかり弾きまくっていた。
すぐ飽きる性格で、また聴かなくなるが、
渋谷河合楽器ピアノ発表会の伴奏を、
頼まれた際に、カシオペアやスクエア、
高中もあり、原曲の確認にとLPを買う。
「渚モデラート」が入った「極東探偵団」、
さらに同じCM曲「エピダウロスの風」は、
アルバム未収録なのでシングルを買い、
楽譜ではわからない音色の切替を確認。
これでまた安直に、高中のファンに戻り、
ちょうどレコードからCDに切り替える頃、
「ジャングルジェーン」とそのライブ盤は、
CDで、スクエアやカシオペアでも同様。
「夏だ、海だ、達郎だ!」の山下達郎は、
「クリスマス・イヴ」で冬の定番になるが、
高中の「極東探偵団」でも夏とは違った
イメージの曲も多くて、新境地を感じた。
それでもシングルカット「渚モデラート」
真夏とは少し違うがCMは海の場面で、
いつもの高中のイメージで、同じCMの
「エピダウロス」は、もろに真夏っぽい。
流行なのか、伴奏は打ち込みのようで、
かなり機械的だが、シャッフルのノリで、
クリーントーンから始まったメロディは、
これまでの夏が全開の高中のそのまま。
この頃の高中はシャカタクを意識してか、
歌ものを連発していて、イブ三姉妹を、
作詞も含めて起用し、テレビやライブは、
イブ以外にアマゾンズと組んだりした。
「ジャングルジェーン」ツアーの映像は、
アマゾンズからの2人が全曲で活躍し、
衣装を変えながらの派手な振り付けで、
ギターソロの間でも演奏に花を添えた。
YouTubeにあるオールナイトフジでは、
伴奏こそカラオケだがギターは生演奏、
「イリュージョン」に「エピダウロス」と、
AB面の2曲をほぼフルコーラスで披露。
この頃はバラエティ番組でも、生演奏が、
基本で、きちんとやっていたのに、昨今、
歌番組と銘打ちながら、口パクだったり、
充てフリが横行するのは本当嘆かわしい。
ただオールナイトフジの映像をよく見ると、
コーラスはイブでもアマゾンズでもなくて、
女子大生に踊らせての口パクかもしれず、
このあたりがフジテレビだなあと思ったり。
自分の演奏は、口パクと逆に無理やりに、
女声コーラス部を鶏を絞めた声で歌ったり、
弓矢のような効果音は口笛で真似したり、
宅録にしても、あまりに時代遅れアナログ。
せめてギターだけはと、クリーントーンは、
SG代用でレスポール、続くアコギも弾き、
トレモロアームを使う歪んだアドリブには、
ミニハム搭載カシオギターと使い分ける。
歌ものヒットをとばし、テレビにも出まくり、
ライブでも完璧な演奏を披露していた頃、
高中の定番の夏の「エピダウロスの風」、
とにかくギターには気合を入れています。
ファンになり、次作も買ったが、その後は、
ブランクとなり、多少のエアチェックのみ、
大ヒット「ブルーラグーン」も買ってない。
テレビ虹伝説ライブで、また盛り上がり、
特集ムック本を買って全曲を練習したり、
そのスコアに出ていた4曲入レコードも
手に入れ、高中ばかり弾きまくっていた。
すぐ飽きる性格で、また聴かなくなるが、
渋谷河合楽器ピアノ発表会の伴奏を、
頼まれた際に、カシオペアやスクエア、
高中もあり、原曲の確認にとLPを買う。
「渚モデラート」が入った「極東探偵団」、
さらに同じCM曲「エピダウロスの風」は、
アルバム未収録なのでシングルを買い、
楽譜ではわからない音色の切替を確認。
これでまた安直に、高中のファンに戻り、
ちょうどレコードからCDに切り替える頃、
「ジャングルジェーン」とそのライブ盤は、
CDで、スクエアやカシオペアでも同様。
「夏だ、海だ、達郎だ!」の山下達郎は、
「クリスマス・イヴ」で冬の定番になるが、
高中の「極東探偵団」でも夏とは違った
イメージの曲も多くて、新境地を感じた。
それでもシングルカット「渚モデラート」
真夏とは少し違うがCMは海の場面で、
いつもの高中のイメージで、同じCMの
「エピダウロス」は、もろに真夏っぽい。
流行なのか、伴奏は打ち込みのようで、
かなり機械的だが、シャッフルのノリで、
クリーントーンから始まったメロディは、
これまでの夏が全開の高中のそのまま。
この頃の高中はシャカタクを意識してか、
歌ものを連発していて、イブ三姉妹を、
作詞も含めて起用し、テレビやライブは、
イブ以外にアマゾンズと組んだりした。
「ジャングルジェーン」ツアーの映像は、
アマゾンズからの2人が全曲で活躍し、
衣装を変えながらの派手な振り付けで、
ギターソロの間でも演奏に花を添えた。
YouTubeにあるオールナイトフジでは、
伴奏こそカラオケだがギターは生演奏、
「イリュージョン」に「エピダウロス」と、
AB面の2曲をほぼフルコーラスで披露。
この頃はバラエティ番組でも、生演奏が、
基本で、きちんとやっていたのに、昨今、
歌番組と銘打ちながら、口パクだったり、
充てフリが横行するのは本当嘆かわしい。
ただオールナイトフジの映像をよく見ると、
コーラスはイブでもアマゾンズでもなくて、
女子大生に踊らせての口パクかもしれず、
このあたりがフジテレビだなあと思ったり。
自分の演奏は、口パクと逆に無理やりに、
女声コーラス部を鶏を絞めた声で歌ったり、
弓矢のような効果音は口笛で真似したり、
宅録にしても、あまりに時代遅れアナログ。
せめてギターだけはと、クリーントーンは、
SG代用でレスポール、続くアコギも弾き、
トレモロアームを使う歪んだアドリブには、
ミニハム搭載カシオギターと使い分ける。
歌ものヒットをとばし、テレビにも出まくり、
ライブでも完璧な演奏を披露していた頃、
高中の定番の夏の「エピダウロスの風」、
とにかくギターには気合を入れています。

ジャズとロックとの融合の歴史は古いし、
どこから発端とするかも諸説あるのだが、
日本のクロスオーバーギターのブームは、
自分のリアルタイムの77年と思っている。
ラリー・カールトン、リー・リトナーが来日し、
フォーク中心だった月刊誌ヤングギターが、
2人や渡辺香津美の特集まで組むほどで、
当時のギターキッズはこぞってコピーした。
ジャズの要素が大きいクロスオーバーに、
ロックを弾いていた自分らが馴染めたのは、
ジェフ・ベックでインストに親しんでいたのと、
ジョージ・ベンソンがヒットしたのも大きい。
ジャズと言うと難解、テクニック至上主義、
そんなイメージが自分にはあって、実際に、
道玄坂のジャズ喫茶の前を通ったりすると、
わけのわからない不気味な音が聴こえた。
それに対してベンソンの76年の新譜では、
イージーリスニングのオーケストラのような、
サウンドに載せて、すごくポップなメロディ、
わかりやすいアドリブはハードルが低い。
もちろん、それでも当時の自分にとっては、
これはロックではなく、ジャズギターだなと、
十分感じさせるテクニック満載で、FMで、
別のLPがかかったら、もろにジャズだった。
高校に本物のフェンダーストラトを買ったと、
持ってきた同級生がいて、休み時間には、
自分もそのクラスに見に行くが、そのうち、
何人か交代でおそるおそる弾かせてもらう。
自分は傷つけたらいけないと遠慮したが、
堂々とジャズフレーズを弾きまくる奴もいて、
「あいつ、うまいなあ」と言うと、友人からは
「彼はベンソンをコピーしているからね」と。
単純な自分は、やっぱりベンソンを弾けば、
ジャズギターが上手くなるのかと思い込み、
「ブリージン」のレコードと楽譜を買ってきて、
練習するが、当時の自分には難しすぎた。
バックの音が16ビートで、オーケストラが、
加わり、ポピュラーな味付けはしていても、
ベンソンの弾くギターはフルアコの生音で、
フレーズもジャズの頃と変わってはいない。
ベンソンは王道のビバップ・フレーズよりは、
ペンタトニックやクロマチックを多用するが、
それでも、ジャズギター入門には十分すぎ、
アルバム全曲を弾けば、かなりのレベル。
ただ、あとでストラトを弾いた本人に聞くと、
ジャズギターが好きで、フルアコも買ったが、
特段ベンソンを練習したことなどないそうで、
ガセネタだったが、自分には怪我の功名。
おかげでベンソンのバンドスコアを買って、
こうして演奏もできるのだが、大学の頃に、
渋谷河合楽器のジャズギター教室に通い、
いろいろ学んだはずなのに今も弾けない。
せめて、オケくらいは本物に近づけようと、
昔のスコアはリズム隊の省略が多いので、
同じシンコーが輸入楽譜にカバーをつけ、
発売したスコアを、先日ヤフオクで買った。
ところがベースやドラムのフィルはわりと、
きちんと採譜しているが、鍵盤は手抜き、
ストリングスはトップの単音程度、さらに、
ピアノは丸々載っていない曲まであった。
昔の楽譜の「ブリージン」も鍵盤はなしで、
原曲でもフルートやストリングスは鳴るが、
いつものメンバーによるエレピもクラビも、
聴こえないので、もともと鍵盤なしのよう。
それよりも、せっかくリズムギターが載り、
TAB譜まであるのに、イントロの最初から、
オクターブ高いポジションで、音感のない、
自分でも明らかに間違いだとわかるほど。
いつものことで、2冊のスコアを見比べて、
なるべく本物に近いオケを作ってはみたが、
ギターが難しくて、オクターブに1音加える、
ベンソン特有のフレーズはかなり間違えた。
当然ながら、フルアコもセミアコもないので、
レスポールで弾くが、パワーがありすぎて、
生音セッティングでも低音が歪んでしまい、
ゲインを下げたが、それでも汚い音になる。
テクニックに走りがちなクロスオーバーで、
ソフト&メロウと呼ばれ、スムースジャズの、
元祖の「ブリージン」で、爽やかな微風でも、
お届けするつもりが、少し暑苦しい演奏です。
どこから発端とするかも諸説あるのだが、
日本のクロスオーバーギターのブームは、
自分のリアルタイムの77年と思っている。
ラリー・カールトン、リー・リトナーが来日し、
フォーク中心だった月刊誌ヤングギターが、
2人や渡辺香津美の特集まで組むほどで、
当時のギターキッズはこぞってコピーした。
ジャズの要素が大きいクロスオーバーに、
ロックを弾いていた自分らが馴染めたのは、
ジェフ・ベックでインストに親しんでいたのと、
ジョージ・ベンソンがヒットしたのも大きい。
ジャズと言うと難解、テクニック至上主義、
そんなイメージが自分にはあって、実際に、
道玄坂のジャズ喫茶の前を通ったりすると、
わけのわからない不気味な音が聴こえた。
それに対してベンソンの76年の新譜では、
イージーリスニングのオーケストラのような、
サウンドに載せて、すごくポップなメロディ、
わかりやすいアドリブはハードルが低い。
もちろん、それでも当時の自分にとっては、
これはロックではなく、ジャズギターだなと、
十分感じさせるテクニック満載で、FMで、
別のLPがかかったら、もろにジャズだった。
高校に本物のフェンダーストラトを買ったと、
持ってきた同級生がいて、休み時間には、
自分もそのクラスに見に行くが、そのうち、
何人か交代でおそるおそる弾かせてもらう。
自分は傷つけたらいけないと遠慮したが、
堂々とジャズフレーズを弾きまくる奴もいて、
「あいつ、うまいなあ」と言うと、友人からは
「彼はベンソンをコピーしているからね」と。
単純な自分は、やっぱりベンソンを弾けば、
ジャズギターが上手くなるのかと思い込み、
「ブリージン」のレコードと楽譜を買ってきて、
練習するが、当時の自分には難しすぎた。
バックの音が16ビートで、オーケストラが、
加わり、ポピュラーな味付けはしていても、
ベンソンの弾くギターはフルアコの生音で、
フレーズもジャズの頃と変わってはいない。
ベンソンは王道のビバップ・フレーズよりは、
ペンタトニックやクロマチックを多用するが、
それでも、ジャズギター入門には十分すぎ、
アルバム全曲を弾けば、かなりのレベル。
ただ、あとでストラトを弾いた本人に聞くと、
ジャズギターが好きで、フルアコも買ったが、
特段ベンソンを練習したことなどないそうで、
ガセネタだったが、自分には怪我の功名。
おかげでベンソンのバンドスコアを買って、
こうして演奏もできるのだが、大学の頃に、
渋谷河合楽器のジャズギター教室に通い、
いろいろ学んだはずなのに今も弾けない。
せめて、オケくらいは本物に近づけようと、
昔のスコアはリズム隊の省略が多いので、
同じシンコーが輸入楽譜にカバーをつけ、
発売したスコアを、先日ヤフオクで買った。
ところがベースやドラムのフィルはわりと、
きちんと採譜しているが、鍵盤は手抜き、
ストリングスはトップの単音程度、さらに、
ピアノは丸々載っていない曲まであった。
昔の楽譜の「ブリージン」も鍵盤はなしで、
原曲でもフルートやストリングスは鳴るが、
いつものメンバーによるエレピもクラビも、
聴こえないので、もともと鍵盤なしのよう。
それよりも、せっかくリズムギターが載り、
TAB譜まであるのに、イントロの最初から、
オクターブ高いポジションで、音感のない、
自分でも明らかに間違いだとわかるほど。
いつものことで、2冊のスコアを見比べて、
なるべく本物に近いオケを作ってはみたが、
ギターが難しくて、オクターブに1音加える、
ベンソン特有のフレーズはかなり間違えた。
当然ながら、フルアコもセミアコもないので、
レスポールで弾くが、パワーがありすぎて、
生音セッティングでも低音が歪んでしまい、
ゲインを下げたが、それでも汚い音になる。
テクニックに走りがちなクロスオーバーで、
ソフト&メロウと呼ばれ、スムースジャズの、
元祖の「ブリージン」で、爽やかな微風でも、
お届けするつもりが、少し暑苦しい演奏です。

77年リー・リトナー、ラリー・カールトンが、
立て続けに来日したのが、日本における、
クロスオーバーギターブームのきっかけで、
さらに後押ししたのがギターワークショップ。
新進気鋭の若手ギタリスト、渡辺香津美、
大村憲司、森園勝敏、山岸潤史の競演は、
クロスオーバーギターの人気に火をつけ、
海外も含めギタリストがどんどんデビュー。
ワークショップ第2弾が六本木ピットインで、
ライブ録音されたのが78年10月だったが、
翌11月には「ニューヨーク」と題したLPが、
やはりギタリストを8名を集めて発売された。
こちらにはベテランの鈴木茂や竹田和夫、
スタジオミュージシャンで編曲でも有名な、
水谷公夫、矢島賢に松木恒秀、若手から
松原正樹、秋山一将、さらに大村憲司も。
松原はハイ・ファイ・セットの伴奏で知られ、
7月にソロデビューしたばかりで、秋山も、
香津美の代役でワークショップのライブで、
脚光を浴び、これまたソロ作を出している。
それぞれが自己のバンドや慣れ親しんだ、
仲間と1曲ずつ録音して、そのメンバーも、
坂本龍一、村上秀一、林立夫、後藤次利、
岡沢章、佐藤準など、すごい面子ばかり。
そのせいかソロでも歌ものメインの鈴木が、
「ケネディ・エアポート」でテーマにサビ、
間奏、エンディングと全部がギターソロで、
ここまで弾きまくったのは、この後もない。
鶏を絞めたような歌声の自分が言うのも、
何だが、歌をやめてギターに専念してよと、
昔から思っているのが、この鈴木茂に加え、
チャーや山本恭司で、インストが聴きたい。
鈴木は全曲インストの「ホワイト・ヒート」を、
翌年出すが、LPの両面で33分しかなくて、
ギターメインだがアドリブパートは少なくて、
やはり、この「ケネディ・エアポート」が一番。
ライナーノーツには使用機材も載っていて、
鈴木には珍しくストラト以外に335も弾き、
おそらくストリングスのサビメロディに絡む、
アドリブがそれっぽいが、自分はストラトで。
このバンドスコアはダウンロードで買えて、
もともとは「クロスオーバージャパン」として、
リットーから様々なバンドを掲載した1冊で、
「ニューヨーク」から唯一鈴木が選曲された。
前回の「ウォーターカラー」の間奏と同様に、
ハンマリング、プリングにスライドを混じえて、
絶妙に歌わせるテーマのギターは難しいし、
オブリガードはもろにジャズフレーズが続く。
このストリングスとホーンがメロディを奏で、
ギターがアドリブする部分では、メロディが、
バリー・ホワイト「愛のテーマ」に似ているし、
リズムギターのカッティングまでそれっぽい。
「愛のテーマ」はキャセイパシフィック航空の、
CMでも有名だから、曲名の「エアポート」と、
通ずるものがあると、あえてパクってみたか、
その遊び心も面白いし、うまくはまっている。
日本のクロスオーバー黎明期、鈴木茂が、
これまでにないくらい弾きまくったインスト、
「ケネディ・エアポート」を、これまた歌より、
ギターの方がましな自分が演奏しています。
立て続けに来日したのが、日本における、
クロスオーバーギターブームのきっかけで、
さらに後押ししたのがギターワークショップ。
新進気鋭の若手ギタリスト、渡辺香津美、
大村憲司、森園勝敏、山岸潤史の競演は、
クロスオーバーギターの人気に火をつけ、
海外も含めギタリストがどんどんデビュー。
ワークショップ第2弾が六本木ピットインで、
ライブ録音されたのが78年10月だったが、
翌11月には「ニューヨーク」と題したLPが、
やはりギタリストを8名を集めて発売された。
こちらにはベテランの鈴木茂や竹田和夫、
スタジオミュージシャンで編曲でも有名な、
水谷公夫、矢島賢に松木恒秀、若手から
松原正樹、秋山一将、さらに大村憲司も。
松原はハイ・ファイ・セットの伴奏で知られ、
7月にソロデビューしたばかりで、秋山も、
香津美の代役でワークショップのライブで、
脚光を浴び、これまたソロ作を出している。
それぞれが自己のバンドや慣れ親しんだ、
仲間と1曲ずつ録音して、そのメンバーも、
坂本龍一、村上秀一、林立夫、後藤次利、
岡沢章、佐藤準など、すごい面子ばかり。
そのせいかソロでも歌ものメインの鈴木が、
「ケネディ・エアポート」でテーマにサビ、
間奏、エンディングと全部がギターソロで、
ここまで弾きまくったのは、この後もない。
鶏を絞めたような歌声の自分が言うのも、
何だが、歌をやめてギターに専念してよと、
昔から思っているのが、この鈴木茂に加え、
チャーや山本恭司で、インストが聴きたい。
鈴木は全曲インストの「ホワイト・ヒート」を、
翌年出すが、LPの両面で33分しかなくて、
ギターメインだがアドリブパートは少なくて、
やはり、この「ケネディ・エアポート」が一番。
ライナーノーツには使用機材も載っていて、
鈴木には珍しくストラト以外に335も弾き、
おそらくストリングスのサビメロディに絡む、
アドリブがそれっぽいが、自分はストラトで。
このバンドスコアはダウンロードで買えて、
もともとは「クロスオーバージャパン」として、
リットーから様々なバンドを掲載した1冊で、
「ニューヨーク」から唯一鈴木が選曲された。
前回の「ウォーターカラー」の間奏と同様に、
ハンマリング、プリングにスライドを混じえて、
絶妙に歌わせるテーマのギターは難しいし、
オブリガードはもろにジャズフレーズが続く。
このストリングスとホーンがメロディを奏で、
ギターがアドリブする部分では、メロディが、
バリー・ホワイト「愛のテーマ」に似ているし、
リズムギターのカッティングまでそれっぽい。
「愛のテーマ」はキャセイパシフィック航空の、
CMでも有名だから、曲名の「エアポート」と、
通ずるものがあると、あえてパクってみたか、
その遊び心も面白いし、うまくはまっている。
日本のクロスオーバー黎明期、鈴木茂が、
これまでにないくらい弾きまくったインスト、
「ケネディ・エアポート」を、これまた歌より、
ギターの方がましな自分が演奏しています。
