僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
新年が明けたと思っていたら、もう早くも、
4月の新年度で、出会いと別れの季節、
自分は残留したが、転勤する人も多いし、
定年退職で再雇用、そのまま辞める人も。
何かちなんだ曲でも演奏しようかと思って、
邦題は「去りゆく恋人」となって微妙だが、
キャロル・キング「ソー・ファー・アウェイ」を、
キーが高いのにも懲りずにオケを作り出す。
去年の今頃、キャロル・キングのスコアを、
検索し、輸入のバンドスコアにシンコーが、
カバーを付け発売していたのが見つかって、
とりあえずAmazonの「あとで買う」に登録。
シンコー版も輸入楽譜もすでに絶版になり、
出品者販売で、定価と大差なかったものが、
ほどなく売れてしまい、千円増しのが出品、
さらに高騰する前にクリックして無事届いた。
このスコアは「つづれおり(タペストリー)」の、
ほぼ全曲で、実際に自分が持っているのも、
この1枚のみ、他の曲はエアチェックもせず、
ファンとは言えないが、間違いなく愛聴した。
もともとギター曲ばかり聴いていた自分には、
ラリー・カールトンと五輪真弓がFMライブで、
キャロル・キングをカバーしたのがきっかけ、
その時のカールトンのギターソロも良かった。
そのカセットはテープがちぎれて聴けないが、
たしか「ソー・ファー・アウェイ」で延々と弾き、
そのカールトンは、クルセイダーズの在籍時、
スタジオ盤や名演とされるライブ盤でも演奏。
「イッツ・トゥー・レイト」も五輪が歌ったのか、
不明だが、やはりFMのライブで松原みきや、
高樹澪が歌ったのはエアチェックしているし、
「君の友だち」はジェイムス・テイラーで知る。
フォーク入門に、ジェイムス版のイントロが、
載っていて、原曲を知らないまま練習したし、
後に聴いた際は、こんなに声が低いのかと、
驚いたり、キャロルのピアノイントロも後追い。
「タペストリー」は名曲ばかりと、名盤解説で、
読んだりして、CDで廉価版が出たので購入、
本当にどれも素晴らしくて愛聴盤になったし、
なじみの「ソー・ファー・アウェイ」を聴き込む。
キャロルの演奏は、ピアノ、アコギ、ベースに、
パーカッションのシンプルな編成、それだけに、
ジェイムス・テイラーの弾くアコギが目立って、
時折入れてくるオブリガードが何とも言えない。
YouTubeには、ジェイムスを嬉しそうに紹介し、
ピアノ、アコギ、ベースで演奏する古い映像が、
本当に素晴らしく、他にキャロルの単独ライブ、
ジェイムスとの再演もあるが、昔のに魅かれる。
エンディングのフルートソロも良いが、恒例の、
小節を伸ばして、ギターでアドリブしたところ、
いつもの早弾きは場違いすぎるし、あまりも、
センスがないので、カールトンのフレーズに。
「スクラッチ」では、ブレイクでホーンが延々と、
吹き続け、次第に客席が盛り上がってくると、
リズム隊が加わり、ギターソロも始まるという
粋な演出で、カールトンの名演の一つになる。
ただキャロルの原曲に比べて、テンポは速く、
9小節パターンと変則的に演奏しているので、
そのまま弾くと、ちょっと間が抜けた感じだが、
自分のアドリブより遥かにましなので拝借を。
シンガーソングライター・ブームのきっかけの、
「つづれおり」から「ソー・ファー・アウェイ」を、
この春先での別れに、ちなんでみた演奏は、
いつものひっくり返る歌声は申し訳ないです。
4月の新年度で、出会いと別れの季節、
自分は残留したが、転勤する人も多いし、
定年退職で再雇用、そのまま辞める人も。
何かちなんだ曲でも演奏しようかと思って、
邦題は「去りゆく恋人」となって微妙だが、
キャロル・キング「ソー・ファー・アウェイ」を、
キーが高いのにも懲りずにオケを作り出す。
去年の今頃、キャロル・キングのスコアを、
検索し、輸入のバンドスコアにシンコーが、
カバーを付け発売していたのが見つかって、
とりあえずAmazonの「あとで買う」に登録。
シンコー版も輸入楽譜もすでに絶版になり、
出品者販売で、定価と大差なかったものが、
ほどなく売れてしまい、千円増しのが出品、
さらに高騰する前にクリックして無事届いた。
このスコアは「つづれおり(タペストリー)」の、
ほぼ全曲で、実際に自分が持っているのも、
この1枚のみ、他の曲はエアチェックもせず、
ファンとは言えないが、間違いなく愛聴した。
もともとギター曲ばかり聴いていた自分には、
ラリー・カールトンと五輪真弓がFMライブで、
キャロル・キングをカバーしたのがきっかけ、
その時のカールトンのギターソロも良かった。
そのカセットはテープがちぎれて聴けないが、
たしか「ソー・ファー・アウェイ」で延々と弾き、
そのカールトンは、クルセイダーズの在籍時、
スタジオ盤や名演とされるライブ盤でも演奏。
「イッツ・トゥー・レイト」も五輪が歌ったのか、
不明だが、やはりFMのライブで松原みきや、
高樹澪が歌ったのはエアチェックしているし、
「君の友だち」はジェイムス・テイラーで知る。
フォーク入門に、ジェイムス版のイントロが、
載っていて、原曲を知らないまま練習したし、
後に聴いた際は、こんなに声が低いのかと、
驚いたり、キャロルのピアノイントロも後追い。
「タペストリー」は名曲ばかりと、名盤解説で、
読んだりして、CDで廉価版が出たので購入、
本当にどれも素晴らしくて愛聴盤になったし、
なじみの「ソー・ファー・アウェイ」を聴き込む。
キャロルの演奏は、ピアノ、アコギ、ベースに、
パーカッションのシンプルな編成、それだけに、
ジェイムス・テイラーの弾くアコギが目立って、
時折入れてくるオブリガードが何とも言えない。
YouTubeには、ジェイムスを嬉しそうに紹介し、
ピアノ、アコギ、ベースで演奏する古い映像が、
本当に素晴らしく、他にキャロルの単独ライブ、
ジェイムスとの再演もあるが、昔のに魅かれる。
エンディングのフルートソロも良いが、恒例の、
小節を伸ばして、ギターでアドリブしたところ、
いつもの早弾きは場違いすぎるし、あまりも、
センスがないので、カールトンのフレーズに。
「スクラッチ」では、ブレイクでホーンが延々と、
吹き続け、次第に客席が盛り上がってくると、
リズム隊が加わり、ギターソロも始まるという
粋な演出で、カールトンの名演の一つになる。
ただキャロルの原曲に比べて、テンポは速く、
9小節パターンと変則的に演奏しているので、
そのまま弾くと、ちょっと間が抜けた感じだが、
自分のアドリブより遥かにましなので拝借を。
シンガーソングライター・ブームのきっかけの、
「つづれおり」から「ソー・ファー・アウェイ」を、
この春先での別れに、ちなんでみた演奏は、
いつものひっくり返る歌声は申し訳ないです。
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弱冠17歳でサンタナ・バンドに加入する、
天才ギタリストだったニール・ショーンが、
これまたサンタナのボーカル兼ピアノの、
グレッグ・ローリーと結成したジャーニー。
自分がその音を聴くのは初来日となった、
1978年2月の渋谷公会堂でのライブが、
FM放送された時で、ニール・ショーンの、
レスポールの太く甘い音色に魅了された。
翌年の来日時はテレビでも放送されたが、
ギターはオベイションになり、その音色も、
硬質なサウンドに聴こえ、がっかりしたし、
ギターソロの長い曲もテレビではカットに。
スティーブ・ペリーという稀代のボーカルを、
メンバーにしたことで、ヒット曲を連発して、
どんどん売れるが、シングルヒット狙いで、
間奏も短くなるのは、ロックバンドあるある。
待望の新譜「ディパーチャー」、それに続く、
「ライブ・エナジー」は、どちらもFM放送で、
全曲エアチェックしたが、ギターの音色から、
ソロの長さから、渋谷公会堂に比べ不満。
グレッグ・ローリーが脱退した、日本映画の、
サントラを担当したとかの記事を見る程度で、
「エスケイプ」はエアチェックもせずスルーし、
「フロンティアーズ」はヒット曲だけ耳にした。
その「セパレイト・ウェイズ」はよくかかって、
これが最大のヒット曲、アルバムも一番と、
ずっと思っていたが、実は前作が全米1位、
そこからのシングルが一番の有名曲だった。
「オープン・アームズ」をリアルタイムでは、
聴いた記憶はなくて、洋楽ヒット曲を集めた、
通販10枚組に収録されて、この曲の方が、
ヒットしていたのかと自分の勘違いを知る。
この曲は、日本では後に映画版「海猿」の
主題歌となり、リバイバルヒットするので、
一般のリスナーやお茶の間にも浸透して、
今でもジャーニーと言えば、この曲になる。
ただ、「セパレイト・ウェイズ」もイントロが、
離婚や破局のニュースのBGMで流れて、
連日話題のWBCでもTBSのテーマ曲で、
お茶の間では、こちらもお馴染みだろう。
実は「海猿」は家族が見ているのを横で、
流して見た程度なので、この主題歌が、
どんな風に使われたかを知りたいのだが、
権利関係でもめて、再放送もないそうだ。
映画は予告編が一番感動的に編集され、
実際にはその場面で流れることはなくて、
エンディングのスタッフロールの時だけで、
何となく拍子抜けしてしまうことも多かった。
つい先日地上波放送の「アルマゲドン」も、
ブルース・ウィルスらが歩いてくる場面で、
あのエアロスミスの曲が流れると思ったら、
束の間の休日の場面とエンディングだった。
ジャーニー「オープン・アームズ」の歌詞は、
恋人が戻ってきて手を広げて迎えるという、
ラブソングなのだろうが、「海猿」の影響で、
大切な人を思うという解釈も自分に加わる。
この時期は、ただでさえ卒業や転勤などで、
出会いと別れの季節だが、あの震災の際、
ブロ友のエレギ師さんが津波の犠牲となり、
それを思い出し、さらに旅立った知人を思う。
いろいろな思いをこめて、今回の演奏にと、
曲を選んだが、いかんせんキーが高すぎて、
いつも以上に鶏を絞め殺した声になるので、
ダブルトラックどころか3回も重ねて歌った。
ブログを訪問いただく方々は身内も同然で、
下手な歌にもお付き合いいただいているが、
YouTubeでは「歌がひどすぎてワロタ」など、
正直に書かれて、それでも懲りずに続ける。
その分、お口(耳)直しで、いつもながらの、
エンディングを伸ばしてギターソロを弾いて、
本当にギター演奏には気持ちをこめたので、
ジャーニー「オープン・アームズ」アップです。
天才ギタリストだったニール・ショーンが、
これまたサンタナのボーカル兼ピアノの、
グレッグ・ローリーと結成したジャーニー。
自分がその音を聴くのは初来日となった、
1978年2月の渋谷公会堂でのライブが、
FM放送された時で、ニール・ショーンの、
レスポールの太く甘い音色に魅了された。
翌年の来日時はテレビでも放送されたが、
ギターはオベイションになり、その音色も、
硬質なサウンドに聴こえ、がっかりしたし、
ギターソロの長い曲もテレビではカットに。
スティーブ・ペリーという稀代のボーカルを、
メンバーにしたことで、ヒット曲を連発して、
どんどん売れるが、シングルヒット狙いで、
間奏も短くなるのは、ロックバンドあるある。
待望の新譜「ディパーチャー」、それに続く、
「ライブ・エナジー」は、どちらもFM放送で、
全曲エアチェックしたが、ギターの音色から、
ソロの長さから、渋谷公会堂に比べ不満。
グレッグ・ローリーが脱退した、日本映画の、
サントラを担当したとかの記事を見る程度で、
「エスケイプ」はエアチェックもせずスルーし、
「フロンティアーズ」はヒット曲だけ耳にした。
その「セパレイト・ウェイズ」はよくかかって、
これが最大のヒット曲、アルバムも一番と、
ずっと思っていたが、実は前作が全米1位、
そこからのシングルが一番の有名曲だった。
「オープン・アームズ」をリアルタイムでは、
聴いた記憶はなくて、洋楽ヒット曲を集めた、
通販10枚組に収録されて、この曲の方が、
ヒットしていたのかと自分の勘違いを知る。
この曲は、日本では後に映画版「海猿」の
主題歌となり、リバイバルヒットするので、
一般のリスナーやお茶の間にも浸透して、
今でもジャーニーと言えば、この曲になる。
ただ、「セパレイト・ウェイズ」もイントロが、
離婚や破局のニュースのBGMで流れて、
連日話題のWBCでもTBSのテーマ曲で、
お茶の間では、こちらもお馴染みだろう。
実は「海猿」は家族が見ているのを横で、
流して見た程度なので、この主題歌が、
どんな風に使われたかを知りたいのだが、
権利関係でもめて、再放送もないそうだ。
映画は予告編が一番感動的に編集され、
実際にはその場面で流れることはなくて、
エンディングのスタッフロールの時だけで、
何となく拍子抜けしてしまうことも多かった。
つい先日地上波放送の「アルマゲドン」も、
ブルース・ウィルスらが歩いてくる場面で、
あのエアロスミスの曲が流れると思ったら、
束の間の休日の場面とエンディングだった。
ジャーニー「オープン・アームズ」の歌詞は、
恋人が戻ってきて手を広げて迎えるという、
ラブソングなのだろうが、「海猿」の影響で、
大切な人を思うという解釈も自分に加わる。
この時期は、ただでさえ卒業や転勤などで、
出会いと別れの季節だが、あの震災の際、
ブロ友のエレギ師さんが津波の犠牲となり、
それを思い出し、さらに旅立った知人を思う。
いろいろな思いをこめて、今回の演奏にと、
曲を選んだが、いかんせんキーが高すぎて、
いつも以上に鶏を絞め殺した声になるので、
ダブルトラックどころか3回も重ねて歌った。
ブログを訪問いただく方々は身内も同然で、
下手な歌にもお付き合いいただいているが、
YouTubeでは「歌がひどすぎてワロタ」など、
正直に書かれて、それでも懲りずに続ける。
その分、お口(耳)直しで、いつもながらの、
エンディングを伸ばしてギターソロを弾いて、
本当にギター演奏には気持ちをこめたので、
ジャーニー「オープン・アームズ」アップです。

ジェフベックの訃報に接し、何か書こうと、
思ったが、あまりに突然すぎる出来事に、
かなり混乱して、支離滅裂な文章になり、
気持ちの落ち着くのを待ち早くも3週間。
結局、今もって、まともな文章を書くなど、
無理で、このブログに何十回も書いてる、
高1の76年に「ギター殺人者の凱旋」を、
買った思い出を、何度も反芻してしまう。
中2の夏休み、同級生に誘われて見た、
3本立映画でビートルズのファンになり、
ギターにも夢中になるが、友人は程なく、
パープルやツェッペリンばかり聴き出す。
何て浮気性な奴だ、ビートルズの全曲を、
自分は完コピするまで、他は聴かないぞ、
リードギターも「ホワイル・マイ・ギター」や、
「タックスマン」を弾ければ十分な実力だ。
そんな自分も高校の同級生が目の前で、
「ハイウェイ・スター」「天国への階段」を、
軽々と弾くのに衝撃を受け、考えを一新、
いろいろな曲を聴かないとダメだと反省。
どうせ練習するなら、歌ものの間奏でなく、
全部ギターが弾くインストのLPを買おうと、
自由国民社「ギターライフ」の名盤紹介で、
ジェフ・ベック「ギター殺人者」を見つける。
東急プラザに入っていたコタニで買って、
冒頭から次々と繰り出されるフレーズに、
圧倒され続けたし、変拍子のリフによる、
「スキャッターブレイン」には震えが来た。
「哀しみの恋人たち」の泣きのギターも、
ものすごい感動で、ちょうどその2曲の、
ギタースコアが解説カードに載っていて、
必死になって練習したが全然弾けない。
同じ頃に創刊した月刊誌「ロッキンF」は、
第2号が「ワイヤード」特集で、ラジオでは、
AM放送でさえ、そのベックの新曲を流し、
あちこちエアチェックし、全曲録音できた。
過去のジェフ・ベックも聴こうと思ったが、
ジェフ・ベック・グループもBBAも歌入り、
とりあえず新しい方だし、ライブ盤だから、
ギターも弾きまくるだろうとBBAライブに。
予想通りギターはアドリブもバッキングも、
感動モノだし、レスポールを自在に操って、
こもった音からエッジの効いた音の切替、
生音から歪んだ音のコントロールが見事。
こうして思い出を書くと、高1の1年間でも、
まだまだ書き足りなくて、きりがないので、
これくらいにして、カバー演奏をアップして、
ひとまず今回はブログ記事を終えることに。
これまで、ジェフ・ベック・グループで1曲、
「ギター殺人者」5曲、「ワイヤード」3曲と、
演奏したので、「ゼア・アンド・バック」の、
冒頭の「スター・サイクル」をカバーします。
思ったが、あまりに突然すぎる出来事に、
かなり混乱して、支離滅裂な文章になり、
気持ちの落ち着くのを待ち早くも3週間。
結局、今もって、まともな文章を書くなど、
無理で、このブログに何十回も書いてる、
高1の76年に「ギター殺人者の凱旋」を、
買った思い出を、何度も反芻してしまう。
中2の夏休み、同級生に誘われて見た、
3本立映画でビートルズのファンになり、
ギターにも夢中になるが、友人は程なく、
パープルやツェッペリンばかり聴き出す。
何て浮気性な奴だ、ビートルズの全曲を、
自分は完コピするまで、他は聴かないぞ、
リードギターも「ホワイル・マイ・ギター」や、
「タックスマン」を弾ければ十分な実力だ。
そんな自分も高校の同級生が目の前で、
「ハイウェイ・スター」「天国への階段」を、
軽々と弾くのに衝撃を受け、考えを一新、
いろいろな曲を聴かないとダメだと反省。
どうせ練習するなら、歌ものの間奏でなく、
全部ギターが弾くインストのLPを買おうと、
自由国民社「ギターライフ」の名盤紹介で、
ジェフ・ベック「ギター殺人者」を見つける。
東急プラザに入っていたコタニで買って、
冒頭から次々と繰り出されるフレーズに、
圧倒され続けたし、変拍子のリフによる、
「スキャッターブレイン」には震えが来た。
「哀しみの恋人たち」の泣きのギターも、
ものすごい感動で、ちょうどその2曲の、
ギタースコアが解説カードに載っていて、
必死になって練習したが全然弾けない。
同じ頃に創刊した月刊誌「ロッキンF」は、
第2号が「ワイヤード」特集で、ラジオでは、
AM放送でさえ、そのベックの新曲を流し、
あちこちエアチェックし、全曲録音できた。
過去のジェフ・ベックも聴こうと思ったが、
ジェフ・ベック・グループもBBAも歌入り、
とりあえず新しい方だし、ライブ盤だから、
ギターも弾きまくるだろうとBBAライブに。
予想通りギターはアドリブもバッキングも、
感動モノだし、レスポールを自在に操って、
こもった音からエッジの効いた音の切替、
生音から歪んだ音のコントロールが見事。
こうして思い出を書くと、高1の1年間でも、
まだまだ書き足りなくて、きりがないので、
これくらいにして、カバー演奏をアップして、
ひとまず今回はブログ記事を終えることに。
これまで、ジェフ・ベック・グループで1曲、
「ギター殺人者」5曲、「ワイヤード」3曲と、
演奏したので、「ゼア・アンド・バック」の、
冒頭の「スター・サイクル」をカバーします。

またまた更新が空いてしまったが、いつものことで、
インスト曲では、ギターシンセの音作りで挫折する、
歌もののオケを作っても、キーが高すぎて歌えない、
さらに情けないのが、ギターが弾けない曲まである。
かつて、中間テストに遅刻して、走ったせいもあり、
動悸がひどく、問題文を見ても頭に入って来なくて、
1問とばし、2問とばし、結局、最初の問題に戻る、
そんな感じで、いろんな楽譜を眺めてばかりいた。
売り切れる前にと、バンドスコアを買ったボストンは、
「ノー・シンセサイザー」とクレジットしているくらいで、
シンセがないからちょうど良いやと、オケを作ったが、
キーが高くて、よほど調子良くないと裏声でも無理。
そのボストンと共に、ギターマガジンレイドバックで、
特集になっていたのがイーグルスで、これだったら、
多少はキーが低いし、「ホテル・カリフォルニア」なら、
10年前のお粗末な演奏のリベンジで、ちょうど良い。
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」は、ロック史上、
トップ10に入る名曲だと思うし、イントロの12弦に、
ツインリードのハモや掛け合い、互いのアドリブソロ、
最後のアルペジオまで、ロックギターとしても完璧。
この曲が発売された頃、高1の冬の2月だったのか、
高2になった4月だったか、記憶がもう不確かだが、
毎日のように校内放送で流れて、ギターソロに感動、
すぐLPを買って、この曲ばかり繰り返し聴いていた。
当時はフォークが中心だった月刊のヤングギターが、
イーグルスの特集を組み、各アルバムから1曲ずつ、
「ホテル・カリフォルニア」は全曲の楽譜が載ったうえ、
タイトル曲はバンドスコアという、まさに総力特集号。
欄外には、日本のミュージシャンの感想まで載って、
ユーミンは、「ヒットしているので一応聴いたけれど、
何も感じない」とそっけなく、そのくせ、パクリっぽい、
「時のないホテル」をしれっと出すから、何だろうな。
このヤングギターで、高校の頃はけっこう練習したし、
ブログを始めた頃には、このスコアを参考にカバー、
ただ、8トラックのMTRによるピンポン録音で今一歩、
何よりリードギターも下手くそで、やり直したかった。
4年前にイーグルスのバンドスコアを買い、何曲か、
カバーをアップしたが、「ホテル・カリフォルニア」は、
スルーして、いよいよだが、満を持してと言うよりは、
ネタが尽きて、弾ける曲を繰り返しているという感じ。
ただ、やる以上は、前回より完コピに近づけたいし、
ギターマガジン・レイドバックのギタースコアも参考、
その曲目解説には、「完コピでなければ許されない
ツインリードの完成度」とあって、まさにそうだと思う。
ドン・フェルダーは、ポジション移動がやっかいだし、
独特な粘っこいチョーキングのニュアンスが難しくて、
ジョー・ウォルシュも普通のペンタのようでひねって、
さらにトリッキーな小技もあり、一筋縄ではいかない。
エンディングのアドリブ合戦もそうだが、歌のサビで、
それぞれオブリガードを弾くのも、独特のニュアンス、
本当、高校の頃に戻ったように原曲を聴き込んだし、
約2週間、ずっと音源に合わせてギターを練習した。
そして何よりもイントロの12弦ギターを再現できるか、
これが一番の課題で、6弦のアコギでまずは弾いて、
そこへ3~6弦の音をオクターブ上げたのをダビング、
実音を楽譜におこしてから、ずれないように演奏した。
ウィキによると、ギターは13本を重ねているそうだが、
自分は12弦用に2本、アコギとエレキのカッティング、
ロングトーンのハモリに2本、そこに重なるハモで3本、
単音リフにリードギター2本で、合計12本をダビング。
あまり完成度が高いと削除されるという説があるが、
前回アップした際は、それよりも12弦のイントロだと、
イーグルスを解雇されたドン・フェルダーが著作権を、
争っていたせいか、とにかく削除らしく、自分もくらう。
当時は、YouTubeに上がっているカバーがどれでも、
音声削除されてしまい、タイトルを変えてみてもダメ、
ただ、いつのまにか和解でもしたか、何もしないまま、
音が出るように戻されて、今はイントロ解説も大丈夫。
ちなみに、これも、何かの権利関係がからんでいるか、
自分の「いつわりの瞳」は、音声が削除されたままで、
カバーどころか、原曲そのものもYouTubeにあるのに、
何かサンプリング音源と勘違いでもされたのだろうか。
前回は、歌はNGだと、ロックもニューミュージックでも、
歌なしのカラオケ状態でアップしていたが、それ以後、
たとえ下手でも、メロディと歌詞があったほうがよいと、
開き直って、今回も、バックにまけない音量でミックス。
英語の発音が早口の部分でついていけず、さらには、
音を伸ばす時にはカタカナ英語で、それより何よりも、
発声が喉声で音程もずれて、「下手すぎてワロタ」と
いつも低評価だらけなのは、自分でもそうだなと思う。
このところやっているリベンジ演奏の一環となるうえ、
シンセや打ち込みフレーズ不要の70年代名曲から
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」で、ギターだけは、
わりと良い感じになったではと、ちょっと自己満足です。
インスト曲では、ギターシンセの音作りで挫折する、
歌もののオケを作っても、キーが高すぎて歌えない、
さらに情けないのが、ギターが弾けない曲まである。
かつて、中間テストに遅刻して、走ったせいもあり、
動悸がひどく、問題文を見ても頭に入って来なくて、
1問とばし、2問とばし、結局、最初の問題に戻る、
そんな感じで、いろんな楽譜を眺めてばかりいた。
売り切れる前にと、バンドスコアを買ったボストンは、
「ノー・シンセサイザー」とクレジットしているくらいで、
シンセがないからちょうど良いやと、オケを作ったが、
キーが高くて、よほど調子良くないと裏声でも無理。
そのボストンと共に、ギターマガジンレイドバックで、
特集になっていたのがイーグルスで、これだったら、
多少はキーが低いし、「ホテル・カリフォルニア」なら、
10年前のお粗末な演奏のリベンジで、ちょうど良い。
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」は、ロック史上、
トップ10に入る名曲だと思うし、イントロの12弦に、
ツインリードのハモや掛け合い、互いのアドリブソロ、
最後のアルペジオまで、ロックギターとしても完璧。
この曲が発売された頃、高1の冬の2月だったのか、
高2になった4月だったか、記憶がもう不確かだが、
毎日のように校内放送で流れて、ギターソロに感動、
すぐLPを買って、この曲ばかり繰り返し聴いていた。
当時はフォークが中心だった月刊のヤングギターが、
イーグルスの特集を組み、各アルバムから1曲ずつ、
「ホテル・カリフォルニア」は全曲の楽譜が載ったうえ、
タイトル曲はバンドスコアという、まさに総力特集号。
欄外には、日本のミュージシャンの感想まで載って、
ユーミンは、「ヒットしているので一応聴いたけれど、
何も感じない」とそっけなく、そのくせ、パクリっぽい、
「時のないホテル」をしれっと出すから、何だろうな。
このヤングギターで、高校の頃はけっこう練習したし、
ブログを始めた頃には、このスコアを参考にカバー、
ただ、8トラックのMTRによるピンポン録音で今一歩、
何よりリードギターも下手くそで、やり直したかった。
4年前にイーグルスのバンドスコアを買い、何曲か、
カバーをアップしたが、「ホテル・カリフォルニア」は、
スルーして、いよいよだが、満を持してと言うよりは、
ネタが尽きて、弾ける曲を繰り返しているという感じ。
ただ、やる以上は、前回より完コピに近づけたいし、
ギターマガジン・レイドバックのギタースコアも参考、
その曲目解説には、「完コピでなければ許されない
ツインリードの完成度」とあって、まさにそうだと思う。
ドン・フェルダーは、ポジション移動がやっかいだし、
独特な粘っこいチョーキングのニュアンスが難しくて、
ジョー・ウォルシュも普通のペンタのようでひねって、
さらにトリッキーな小技もあり、一筋縄ではいかない。
エンディングのアドリブ合戦もそうだが、歌のサビで、
それぞれオブリガードを弾くのも、独特のニュアンス、
本当、高校の頃に戻ったように原曲を聴き込んだし、
約2週間、ずっと音源に合わせてギターを練習した。
そして何よりもイントロの12弦ギターを再現できるか、
これが一番の課題で、6弦のアコギでまずは弾いて、
そこへ3~6弦の音をオクターブ上げたのをダビング、
実音を楽譜におこしてから、ずれないように演奏した。
ウィキによると、ギターは13本を重ねているそうだが、
自分は12弦用に2本、アコギとエレキのカッティング、
ロングトーンのハモリに2本、そこに重なるハモで3本、
単音リフにリードギター2本で、合計12本をダビング。
あまり完成度が高いと削除されるという説があるが、
前回アップした際は、それよりも12弦のイントロだと、
イーグルスを解雇されたドン・フェルダーが著作権を、
争っていたせいか、とにかく削除らしく、自分もくらう。
当時は、YouTubeに上がっているカバーがどれでも、
音声削除されてしまい、タイトルを変えてみてもダメ、
ただ、いつのまにか和解でもしたか、何もしないまま、
音が出るように戻されて、今はイントロ解説も大丈夫。
ちなみに、これも、何かの権利関係がからんでいるか、
自分の「いつわりの瞳」は、音声が削除されたままで、
カバーどころか、原曲そのものもYouTubeにあるのに、
何かサンプリング音源と勘違いでもされたのだろうか。
前回は、歌はNGだと、ロックもニューミュージックでも、
歌なしのカラオケ状態でアップしていたが、それ以後、
たとえ下手でも、メロディと歌詞があったほうがよいと、
開き直って、今回も、バックにまけない音量でミックス。
英語の発音が早口の部分でついていけず、さらには、
音を伸ばす時にはカタカナ英語で、それより何よりも、
発声が喉声で音程もずれて、「下手すぎてワロタ」と
いつも低評価だらけなのは、自分でもそうだなと思う。
このところやっているリベンジ演奏の一環となるうえ、
シンセや打ち込みフレーズ不要の70年代名曲から
イーグルス「ホテル・カリフォルニア」で、ギターだけは、
わりと良い感じになったではと、ちょっと自己満足です。

エドワード・ヴァン・ヘイレンの追悼特集号となる
ヤングギター12月号は、発売日にほぼ完売で、
ギター雑誌としては、異例の「重版出来」となり、
それさえも、すでに予約で完売に近い状態とか。
柳の下のどじょうでもないが、ギターマガジンも、
1月号では追悼特集だそうで、ヤングギターは、
通常より32頁を増やしたうえ、全224頁のうち、
152頁も割いたので、迫る勢いだと良いのだが。
ギターマガジンでは、中高年をターゲットにした、
「ギターマガジン・レイドバック」を昨年に創刊し、
この6月の第3号で、すでにエディの特集したが、
ボリュームとしては146頁中の46頁とそこそこ。
雑誌のコンセプトが、「ゆる~くギターを弾きたい
大人ギタリストのための新ギター専門誌」とあり、
かつてのロック少年、ギター少年である自分らが、
そうそう、懐かしいなあと思えば十分なのだろう。
昨年12月の創刊号は、「あの頃、みんなギター・
ヒーローになりたかった。」という特集記事があり、
ロックギター年表と、五大ギタリストの紹介だが、
その5人でさえ各1頁程度と、本当にさわりだけ。
第2号は、パープル対ツェッペリンの特集となって、
頁は多いが、プロギタリストへのアンケートだとか、
アルバム数、曲数、来日回数の比較だったりして、
どちらの楽譜も載らず、ギター雑誌とは思えない。
それからすると、ヴァン・ヘイレン特集号はましで、
「エディ・ヴァン・ヘイレン登場の衝撃」のとおりに、
当時のインタビュー、ギターや機材の紹介と共に、
「暗闇の爆撃」の楽譜が載り、これがかなり正確。
80年の雑誌プレイヤーでの、北島健二の採譜は、
これまでにないくらい細かくて、正確だと思ったが、
後にエディの映像などから、ポジションが違ったり、
4連符の繰り返しが実は5連符だったなどわかる。
自分が先日買ったバンドスコアは2014年発行で、
北島版を上回る出来だが、明らかな間違いもあり、
レイドバックの譜面は、そこが正しくなっているので、
楽譜も日々進化するようで、YGの追悼号でも見事。
レイドバックは、自分たちの世代向けだと語ったが、
「あの頃、みんなエディ・ヴァン・ヘイレンに衝撃を
受けた。」と特集ページの見出しなんかは、本当に、
リアルタイムの驚きをわかっているなあと共感する。
ただ自分の衝撃の場合、ちょっと悔やまれるのが、
右手を使った特殊な奏法を使う新人ギタリストだと、
先にギター雑誌で情報を知り、それから曲を聴き、
すごいことやっているなと思ったので、順番が逆。
ライトハンド奏法の予備知識がまったくない状態で、
「暗闇の爆撃」を聴いた人は、いったいどうやれば、
こんな音が出るんだと、ものすごい衝撃だったかと、
想像するしかなく、ネタバレだった自分を後悔する。
それでも、これまで、一般的に知られていなかった、
右手で弦を押さえる奏法には、本当に衝撃だったし、
それも含めた「暗闇の爆撃」のすべてのフレーズが、
スピードも早ければ、運指も特殊で、ただただ驚く。
エドワード・ヴァン・ヘイレンによるソロギター演奏、
たった2分にも満たない「暗闇の爆撃」ただ1曲で、
その後のロックギターを変えてしまったと言ったら、
大袈裟に思えるかもしれないが、それを実感した。
ただ、こうして自分たちがライトハンドだと騒いでも、
そのうちギター雑誌では、昔からある奏法の一つ、
エディが考案したわけではないと、まるで週刊誌が、
一度持ち上げてから、下げ記事を載せるのに近い。
チョーキングに合わせ、ハイポジションの1音だけ、
押さえるのは、タッチ奏法で、ラリー・カールトンが、
マイケル・フランクスの曲で弾き、クイーンの曲でも、
ブライアン・メイがやっていたと、次々と発掘された。
エディの親友だというスティーブ・ルカサーでさえ、
当時、ライトハンド奏法はエディの影響かと聞かれ、
ジミー・ワイブルというジャズギタリストから教わり、
ハーモニックスも使ってすごいと語っていた記憶。
他にも、キング・クリムゾンのロバート・フリップが、
デビュー前後のライブで披露していたという話や、
ジェネシスのスティーブ・ハケットが曲のイントロで、
アルペジオフレーズをライトハンドで弾いただとか。
今は、YouTubeのおかげで古い映像が確認でき、
単なるインタビューや推測記事よりも一目瞭然で、
先日、コタパパさんのコメントで教えてもらったのが、
遡れる最古の映像らしく、それはウクレレのもの。
さらに、アマチュアギタリストがテレビで披露する、
両手タッピングで、メロディと伴奏にベースも弾き、
これはスティーリー・ジョーダンの先駆けそのもの、
よくぞ映像が残っていたと、これは今見ても衝撃。
それで確かにエディが元祖でないのはわかるが、
あの3連トリルでのバッハを思わせるフレーズで、
ロックギターの曲として完成させたのはエディだし、
ハムバッキング搭載ストラトというのもすごかった。
何よりも、40年以上たった今日でさえ、自分には、
「暗闇の爆撃」は、完コピするにはハードルが高く、
エディの訃報に接してから、この曲を演奏しようと、
毎日のようにライトハンド奏法を練習しても難しい。
こんな短い曲だけれど、通しでノーミスは不可能、
宅録だからと開き直り、フレーズごとに録音するが、
それでもノイズやミスの連続、最初の20秒でさえ、
1日2~3時間かけても、録音しては消す繰り返し。
気分転換というか、先の部分も練習していっては、
そろそろ、イントロでも録音しようかと元に戻って、
結局、この1週間で、そろそろ形にしようと思って、
妥協することで、どんどん先に録音が進められた。
それで、ラストの3連トリルのライトハンド奏法でも、
途中で、6弦をこするノイズが出たり、フレーズの、
繰り返しを少なくしてしまったり、これもミスばかり、
土日に5~6時間弾いていたら、右指先が血豆に。
クラシックギターの曲とか、フィンガーピッキングは、
当分演奏できないなと思いつつ、そのうち左手も、
小指の関節が腫れてきて、指がもつれてきたりで、
まだまだ納得いかないが、このあたりで妥協する。
ヴァン・ヘイレンのファーストは、友人からもらった、
カセットテープで通して聴いたから、当然ながら、
「暗闇の爆撃」は、「ユー・リアリー・ガット・ミー」の、
導入部というか、セットで聴くものというのが癖に。
3連トリルが終わり、トレモロアームで6弦を下げ、
ジュワジュワとフェイザーかフランジャーあたりの、
ノイズが大きくなると、叩きつけるようなコードから、
「リリガミ」が始まるというスリリングな展開が良い。
そう言えば、昨今のテレビのドラマのタイトルなど、
「逃げ恥」に「恋つづ」と4文字にする風潮があって、
年寄りとしては、ちょっと苦々しく思っていたのだが、
この曲を「リリガミ」と自分が高校の頃縮めていた。
「ユー・リアリー・ガット・ミー」では、エディ得意の、
アームを使う個所はなく、こちらは間奏の最後で、
ピックアップを切り替えるスイッチング奏法があり、
ストラトでは無理なので、別ギターを使った模様。
アーム不要なら、レスポールの方が音が良いと、
それで録音したが、そうなると「暗闇の爆撃」の、
自分のストラトのシングルコイルの音が貧弱で、
レスポールで、「暗闇~」を最初から録音し直す。
もちろん、レスポールでアームは無理で、ここは、
フレーズごとに録音するから、アームの部分だけ、
ストラトに持ち替えて録音、その続きから、再び、
レスポールに戻して弾くという、ずるっことなる。
エディの追悼で、YouTubeには達人の演奏だらけ、
そのレベルには無理でも、気持ちだけは込めたし、
いつもの歌声は勘弁してもらって、「暗闇の爆撃」、
「ユー・リアリー・ガット・ミー」をようやくアップです。
ヤングギター12月号は、発売日にほぼ完売で、
ギター雑誌としては、異例の「重版出来」となり、
それさえも、すでに予約で完売に近い状態とか。
柳の下のどじょうでもないが、ギターマガジンも、
1月号では追悼特集だそうで、ヤングギターは、
通常より32頁を増やしたうえ、全224頁のうち、
152頁も割いたので、迫る勢いだと良いのだが。
ギターマガジンでは、中高年をターゲットにした、
「ギターマガジン・レイドバック」を昨年に創刊し、
この6月の第3号で、すでにエディの特集したが、
ボリュームとしては146頁中の46頁とそこそこ。
雑誌のコンセプトが、「ゆる~くギターを弾きたい
大人ギタリストのための新ギター専門誌」とあり、
かつてのロック少年、ギター少年である自分らが、
そうそう、懐かしいなあと思えば十分なのだろう。
昨年12月の創刊号は、「あの頃、みんなギター・
ヒーローになりたかった。」という特集記事があり、
ロックギター年表と、五大ギタリストの紹介だが、
その5人でさえ各1頁程度と、本当にさわりだけ。
第2号は、パープル対ツェッペリンの特集となって、
頁は多いが、プロギタリストへのアンケートだとか、
アルバム数、曲数、来日回数の比較だったりして、
どちらの楽譜も載らず、ギター雑誌とは思えない。
それからすると、ヴァン・ヘイレン特集号はましで、
「エディ・ヴァン・ヘイレン登場の衝撃」のとおりに、
当時のインタビュー、ギターや機材の紹介と共に、
「暗闇の爆撃」の楽譜が載り、これがかなり正確。
80年の雑誌プレイヤーでの、北島健二の採譜は、
これまでにないくらい細かくて、正確だと思ったが、
後にエディの映像などから、ポジションが違ったり、
4連符の繰り返しが実は5連符だったなどわかる。
自分が先日買ったバンドスコアは2014年発行で、
北島版を上回る出来だが、明らかな間違いもあり、
レイドバックの譜面は、そこが正しくなっているので、
楽譜も日々進化するようで、YGの追悼号でも見事。
レイドバックは、自分たちの世代向けだと語ったが、
「あの頃、みんなエディ・ヴァン・ヘイレンに衝撃を
受けた。」と特集ページの見出しなんかは、本当に、
リアルタイムの驚きをわかっているなあと共感する。
ただ自分の衝撃の場合、ちょっと悔やまれるのが、
右手を使った特殊な奏法を使う新人ギタリストだと、
先にギター雑誌で情報を知り、それから曲を聴き、
すごいことやっているなと思ったので、順番が逆。
ライトハンド奏法の予備知識がまったくない状態で、
「暗闇の爆撃」を聴いた人は、いったいどうやれば、
こんな音が出るんだと、ものすごい衝撃だったかと、
想像するしかなく、ネタバレだった自分を後悔する。
それでも、これまで、一般的に知られていなかった、
右手で弦を押さえる奏法には、本当に衝撃だったし、
それも含めた「暗闇の爆撃」のすべてのフレーズが、
スピードも早ければ、運指も特殊で、ただただ驚く。
エドワード・ヴァン・ヘイレンによるソロギター演奏、
たった2分にも満たない「暗闇の爆撃」ただ1曲で、
その後のロックギターを変えてしまったと言ったら、
大袈裟に思えるかもしれないが、それを実感した。
ただ、こうして自分たちがライトハンドだと騒いでも、
そのうちギター雑誌では、昔からある奏法の一つ、
エディが考案したわけではないと、まるで週刊誌が、
一度持ち上げてから、下げ記事を載せるのに近い。
チョーキングに合わせ、ハイポジションの1音だけ、
押さえるのは、タッチ奏法で、ラリー・カールトンが、
マイケル・フランクスの曲で弾き、クイーンの曲でも、
ブライアン・メイがやっていたと、次々と発掘された。
エディの親友だというスティーブ・ルカサーでさえ、
当時、ライトハンド奏法はエディの影響かと聞かれ、
ジミー・ワイブルというジャズギタリストから教わり、
ハーモニックスも使ってすごいと語っていた記憶。
他にも、キング・クリムゾンのロバート・フリップが、
デビュー前後のライブで披露していたという話や、
ジェネシスのスティーブ・ハケットが曲のイントロで、
アルペジオフレーズをライトハンドで弾いただとか。
今は、YouTubeのおかげで古い映像が確認でき、
単なるインタビューや推測記事よりも一目瞭然で、
先日、コタパパさんのコメントで教えてもらったのが、
遡れる最古の映像らしく、それはウクレレのもの。
さらに、アマチュアギタリストがテレビで披露する、
両手タッピングで、メロディと伴奏にベースも弾き、
これはスティーリー・ジョーダンの先駆けそのもの、
よくぞ映像が残っていたと、これは今見ても衝撃。
それで確かにエディが元祖でないのはわかるが、
あの3連トリルでのバッハを思わせるフレーズで、
ロックギターの曲として完成させたのはエディだし、
ハムバッキング搭載ストラトというのもすごかった。
何よりも、40年以上たった今日でさえ、自分には、
「暗闇の爆撃」は、完コピするにはハードルが高く、
エディの訃報に接してから、この曲を演奏しようと、
毎日のようにライトハンド奏法を練習しても難しい。
こんな短い曲だけれど、通しでノーミスは不可能、
宅録だからと開き直り、フレーズごとに録音するが、
それでもノイズやミスの連続、最初の20秒でさえ、
1日2~3時間かけても、録音しては消す繰り返し。
気分転換というか、先の部分も練習していっては、
そろそろ、イントロでも録音しようかと元に戻って、
結局、この1週間で、そろそろ形にしようと思って、
妥協することで、どんどん先に録音が進められた。
それで、ラストの3連トリルのライトハンド奏法でも、
途中で、6弦をこするノイズが出たり、フレーズの、
繰り返しを少なくしてしまったり、これもミスばかり、
土日に5~6時間弾いていたら、右指先が血豆に。
クラシックギターの曲とか、フィンガーピッキングは、
当分演奏できないなと思いつつ、そのうち左手も、
小指の関節が腫れてきて、指がもつれてきたりで、
まだまだ納得いかないが、このあたりで妥協する。
ヴァン・ヘイレンのファーストは、友人からもらった、
カセットテープで通して聴いたから、当然ながら、
「暗闇の爆撃」は、「ユー・リアリー・ガット・ミー」の、
導入部というか、セットで聴くものというのが癖に。
3連トリルが終わり、トレモロアームで6弦を下げ、
ジュワジュワとフェイザーかフランジャーあたりの、
ノイズが大きくなると、叩きつけるようなコードから、
「リリガミ」が始まるというスリリングな展開が良い。
そう言えば、昨今のテレビのドラマのタイトルなど、
「逃げ恥」に「恋つづ」と4文字にする風潮があって、
年寄りとしては、ちょっと苦々しく思っていたのだが、
この曲を「リリガミ」と自分が高校の頃縮めていた。
「ユー・リアリー・ガット・ミー」では、エディ得意の、
アームを使う個所はなく、こちらは間奏の最後で、
ピックアップを切り替えるスイッチング奏法があり、
ストラトでは無理なので、別ギターを使った模様。
アーム不要なら、レスポールの方が音が良いと、
それで録音したが、そうなると「暗闇の爆撃」の、
自分のストラトのシングルコイルの音が貧弱で、
レスポールで、「暗闇~」を最初から録音し直す。
もちろん、レスポールでアームは無理で、ここは、
フレーズごとに録音するから、アームの部分だけ、
ストラトに持ち替えて録音、その続きから、再び、
レスポールに戻して弾くという、ずるっことなる。
エディの追悼で、YouTubeには達人の演奏だらけ、
そのレベルには無理でも、気持ちだけは込めたし、
いつもの歌声は勘弁してもらって、「暗闇の爆撃」、
「ユー・リアリー・ガット・ミー」をようやくアップです。
