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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ビートルズのカバーでベックが縦横無尽に弾きまくる「シーズ・ア・ウーマン」
改元をはさんでの10連休は、結局、どこへも出かけずに、
ただ自宅でゴロゴロしていて、時間はいくらでもあるのに、
ブログ用音源の作り置きをすることもなく、ほんの少しは、
いつもよりギターの練習をしたくらいで、最終日を迎える。

平成に別れを告げて、新しい元号、令和を迎えるといった、
各テレビ局の特番を見て、この30年を思ったりはしたが、
それで、何かをこのブログでやろうとか、特に思いつかず、
令和最初となる記事も、粛々と、いつものように曲を演奏。

しいて、こじつけるとしたなら、平成の最後に買った楽譜が、
ジェフ・ベックのバンドスコア「ブロウ・バイ・ブロウ」なので、
平成最後の楽譜を、令和最初の演奏にという、元号越しの、
記念すべき演奏と言えるが、特段、意味のある曲でもない。

昨年の9月、「ワイヤード」のバンドスコアが復刻したので、
「ブロウ・バイ・ブロウ」も出してくれないか、期待していたら、
2月発売予定とわかり、Amazonでクリックしようとしたときに、
アルバム全曲の楽譜ではなく、2曲カットされていると気づく。

全9曲から、「シーズ・ア・ウーマン」と「エアー・ブロワー」が、
カットとなるが、残りの7曲のうち6曲は手持ちの楽譜があり、
全曲版が欲しかったのは、このカットされた2曲だったのにと、
がっかりしつつ、現物が届く前に気づいてよかったと冷や汗。

そうなると、カットされた2曲をどうしても手に入れたくなるし、
それを演奏したくなるのが、ないものねだりの自分の悪い癖、
新品の定価に比べて、割高になるのは納得できないのだが、
19年前に出た全曲版の古本を、Amazonの出品で購入した。

待望の2曲から、「シーズ・ア・ウーマン」を、まずは取り組み、
ドラムから入力、この曲はレゲエのリズムのせいもあるのか、
パーカッションも入っていて、かなり、この入力に手がかかり、
MTR内蔵ドラムマシンにないティンバレスは、別録音にした。

ベックのギターは、YouTubeで見れるテレビ出演の映像では、
アルバムジャケットにもあるレスポールで、この曲を弾いたが、
レコードの音は、どう聴いてもストラトで、ジャケットとは違って、
レスポールを弾いていない曲が、わりと多かったと今頃知る。

テレビ演奏は、当時無名で、翌年ベックがデビュー作を手伝う、
アップというキーボードトリオがバックを務めたが、放送時期は、
74年9月で、「ギター殺人者の凱旋」のレコーディング開始は、
12月だから、アルバムより前に、この曲を演奏したことになる。

アルバムプロデューサーが、ビートルズを育てたと言って良い、
ジョージ・マーティンだから、そのマーティンがアドバイスしたか、
ベックが敬意を表して、ビートルズの曲をカバーしたとばかり、
ずっと思っていたので、もともとのレパートリーと知って驚いた。

映像では、レコードのレゲエ調よりは16ビートに近いリズムで、
最初はトーキングモジュレーター主体で、後半はピックではなく、
指弾きにしていて、今のベックのピックなしの指弾きスタイルは、
この頃から得意としていたのがわかり、その点でも貴重な映像。

トーキングモジュレーターは、BBAライブでも、効果的に使われ、
一時期のベックのお気に入りアイテムだが、今回の録音に際し、
じょうごとホースで自作しようかと思いつつ、MTRのエフェクトに、
トーキングボックスがあり、オートワウに近い音色だが妥協する。

この曲のベックのアドリブは、フレーズの宝庫と呼べるくらいに、
次から次へと流れるように、様々なフレーズが繰り出されるうえ、
音色も生音から歪ませた音、甘い音からエッジのきいた音へと、
ボリューム、トーンコントロール、ピックアップの切り替えが見事。

高1の頃は、ギターを歪ませずに生音にして、スケールっぽい、
フレーズを弾くだけで、これはジャズだと大騒ぎしていたから、
ベックが、曲の途中で、ものすごい速さで弾くジャズフレーズは、
感動しまくって、必死になり、ベックのフレーズを練習していた。

小林克己「ロックギター教室・中級編」に、完コピギター譜が、
練習教材として載り、カラオケテープも付いていて練習したが、
今回買ったバンドスコアと微妙に違うし、一部のフレーズだけ、
土屋昌巳が解説した、ソニー出版「エレキギター」とも異なる。

ベックのジャズ風フレーズは、純粋なジャズギターというよりも、
ギブソンのギター開発に携わり、そのモデル名にもなっている、
レス・ポールのトリッキーなフレーズが元になっているだろうし、
ヤードバーズでの名演「ジェフズ・ブギー」の3連リックも同様。

テンポがゆっくりとはいえ、32分音符で流麗に弾ききるのは、
けっこう難しくて、ここで録音を中断して、2日ほど練習するが、
このフレーズも、楽譜が三者三様のうえ、自分で聴いた感じと、
どれも違っていて、それぞれを参考にして、それっぽく弾いた。

ジェフ・ベックがビートルズの曲を、「ギター殺人者の凱旋」や、
テレビ出演に、ヤン・ハマーとのライブアルバムでも演奏した、
お気に入りと言える「シーズ・ア・ウーマン」を、スタジオ録音に、
できるだけ近づこうと、改元をはさんで気合を入れ弾きました。







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時代を超えた泣きのギターの最高峰のジェフ・ベック「哀しみの恋人達」
このブログには、何度も書いていることだが、中学時代、
ビートルズばかり聴いていた自分が、高校に入学すると、
パープルやツェッペリンのギターを弾く同級生に刺激され、
買ったLPが、全曲インストのジェフ・ベックのアルバム。

その「ギター殺人者の凱旋」は、その後の自分の嗜好性、
ロック系フュージョンのギターが好みというのを決定づけ、
リトナー、カールトンのクロスオーバーギターのブームや、
プリズム、カシオペアの登場でも、すんなりと受け止めた。

ベックが泣きのギターを聴かせる「哀しみの恋人達」は、
もう40年以上前という演奏なのに、今でも自分にとって、
最高峰の一つであり、いくら完コピしようと弾き続けても、
独特のニュアンスが出せずに、果たせないままでいる。

平成の終わりにあたり、何か演奏しようと思ったものの、
手持ちの楽譜、バンドスコアの大半は、昭和時代の曲、
それならば、一度このブログで演奏したが、悔いが残り、
リベンジしたかったこの曲を、時代が変わる前に再挑戦。

ブログを始めて、すぐくらいの時に、演奏したせいもあり、
まだ、ギターがきちんと弾けていないし、何よりもオケが、
ブラシの音は、あまりに金属音だったり、ミキシングの際、
エフェクトをかけるのを手抜きしたり、全体に貧弱だった。

今回にしても、ドラムは、MTRの内蔵ドラムマシンだから、
そうそう飛躍的に良くはならないが、ブラシとスティックで、
トラックを分けて、ドラムキットの音色を切り替えて録音し、
バスドラ、スネア、タム、ハイハット、シンバルも別トラック。

ただ、別々に入力したので、スネアだけ2小節分ずれたり、
いつものドラムマシンのバグ、入力していない楽器が鳴り、
その削除ができなくて、トラックごと打ち込みをやり直して、
ドラム入力だけで、1週間以上かかって、めげそうになる。

それでも、この名曲を弾き直したいというモチベーションで、
何とか仕上げて、エレピも、ギターシンセをステレオにして、
原曲のように、音が左右のチャンネルを動き回れないか、
オートパンの機能を見つ出して、多少は、雰囲気が近づく。

イントロはフリーテンポ、ルバートなので、およその位置で、
シンバルを入力しておいたが、全然タイミングが合わなくて、
結局、イントロ用に空けた7小節に収まるよう、先に演奏し、
それに合わせて、電子ドラムのシンバルを叩くという荒業。

ギター演奏は、なるべく完全コピーを目指すため、通勤で、
この曲だけ繰り返し聴いて、細かいニュアンスを覚えたが、
40年も弾いていると、自分の歌いまわし、節回しができて、
それが良ければいいが、変な癖になって、直すのに苦労。

以前、YouTubeには、外人さんがアトリエのような場所で、
文句のつけようがないくらい完コピで、レスポールを弾く、
見事な映像があったが、今回、参考にしようと検索しても、
なかなかヒットしてこないので、うますぎて削除されたか。

当時、コメント欄には、「レコードでは、ジェフの意に反して、
プロデューサーのジョージ・マーティンが編集しているが、
お前は、それをわかったうえで、完コピをしているのか。」と、
非難めいた内容があり、そんな言い方されるのかと驚いた。

難解フレーズで有名な(?)アラン・ホールズワースの場合、
UKのアルバムでは、わかりやすいフレーズに編集したと、
エディ・ジョブソンが裏話をしていたが、ジェフ・ベックでさえ、
そんな目にあうのか、元テイクの海賊盤はないのだろうか。

ところが、ウィキペディアには、一発録りで演奏したとあり、
YouTubeの事情通らしき人の勘違いなのか、不思議だが、
どちらにしても、自分の目標は完コピで、非難コメントやら、
当局の削除要請が来るくらいに、上手くなりたいものだと。

ギターは黒のギブソンレスポールを使ったが、当然ながら、
アルバムのジャケットで、レスポールを弾くベックに憧れて、
このギターを買ったわけで、実際にベックが使用したのは、
改造したテレキャスターと知った時、すごいショックだった。

BBAのライブと「ギター殺人者~」は、レスポールを弾き、
「ワイヤード」から、これまたアルバムジャケットのとおりに、
ストラトへ持ち替えたと思っていたが、「ギター殺人者~」も、
「フリーウェイ・ジャム」など、ストラトを使った曲はあった。

ビートルズの前期はリッケンバッカー、後期はエピフォンと、
ギターを変えても、その時期は同じギターを使い続けると、
勝手に思い込んでいて、パープルのリッチーはストラトで、
ツェッペリンのジミー・ペイジはレスポールと決めてかかる。

後になって、ビートルズもレコードではストラトを使ったり、
リッチーは335、ペイジはテレキャスと、他のモデルでも、
録音やライブをやっていたのを知るが、トレードマークの、
愛用ギターはあるわけで、黒のレスポールに後悔はない。

ただ、これにしても、ベックが弾いていたのは黒はなくて、
オックスブラッドと呼ばれる特殊な色、さらに、70年代は、
黒ではなく深緑のようだと、写真の色合いから想像されて、
グレコのベックモデルは、深緑色で作ったという失敗談も。

改造テレキャスは、ハムパッキングだから、ストラトよりは、
レスポールの方が音が似るので、レスポールで弾いたが、
イントロのボリューム奏法は、レスポールでは厳しいので、
そこは、ストラトで代用して、その部分だけノイズが多めに。

75年に出たジェフ・ベックの名盤「ギター殺人者の凱旋」、
「ブロウ・バイ・ブロウ」から、泣きのギターの名演、最高峰、
「哀しみの恋人達」は、昔の演奏より、ましになりましたが、
ビブラートのかけ具合などの問題点は、残ったままでした。





ゲイリー・ムーアがランディ・ローズに捧げた「サンセット」
ブロとも、エレギ師さんへ





ベックのスリリングなアドリブの「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」
中学時代、ビートルズばかり聴いていた自分が、高校に入り、
同級生たちが弾きまくる、パープルやツェッペリンに刺激され、
ギターが上手くなるにはビートルズ以外も聴かないとダメだと、
全曲インストのジェフ・ベック「ギター殺人者の凱旋」を買った。

タイミング良くというか、ほどなくして、ジェフ・ベックの新作の、
「ワイヤード」が出て、当時はAMラジオでも洋楽特集があり、
いくつかの番組からエアチェックしたら、曲順はバラバラだが、
アルバム全曲が録音できて、こっちはLPを買わずにすんだ。

今でもオーディオに無頓着な自分としては、AMラジオからの、
雑音の多いモノラル録音のカセットテープでも、十分満足して、
次作「ライブ・ワイヤー」や、過去の「BBAライブ」は買ったが、
「ワイヤード」はレンタルもせず、CDの時代になってから入手。

ちなみに、そのCDは、20年以上前に、友人に貸したままで、
もはや、カセットは聴けないし、スマホに入れて聴きたいから、
昨年、Amazonで安い輸入盤を買い、けっこう、そんな感じで、
LPからの買い替えと合わせて、戻ってこないCDも買っている。

そんなわけで、昔のアルバムが輸入盤で、すごく安くなったり、
国内盤の廉価盤シリーズで再発しないか、よく検索しているし、
合わせて目ぼしい楽譜はないか見ていると、シンコーのHPに、
9月に「ワイヤード」のバンドスコアが出るとあり、すぐに買った。

このところシンコーは、パープルやレインボーのバンドスコアを、
何種類も立て続けに復刊していて、それもサイズが大きくなる、
ワイド版で、老眼の親父バンドをターゲットにでもしているのか、
それなら、ベックの「ギター殺人者の凱旋」も出ると良いのだが。

以前買った「ベスト・オブ・ジェフ・ベック」には、「ワイヤード」から、
「レッドブーツ」、「蒼き風」、「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」が、
収録されていて、ドラム入力で挫折した「レッドブーツ」を除いて、
演奏済なので、今回は「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」を。

ちょうど、ベックを聴き始めた高1の76年、「ロッキンF」が創刊、
第2号あたりで、「ワイヤード」特集があり、ベックの奏法解説と、
「ヘッド・フォー~」のバンドスコアが載ったという記憶なのだが、
今は手元にないので、別の号と勘違い、混同している可能性も。

ベックのフレーズ分析で、「ヘッド・フォー~」のアドリブの後半、
下降スケールのように音が下がっていき、6弦開放を弾いたら、
すぐに今度は1弦の22フレットの最高音へと、一気にとぶのが、
ベックの予測不能なスリリングなところみたいに、書いてあった。

そんなことで、すごいと思われるのか、そういやヤマハから出た、
「ロックギタリスト」というインタビュー集には、スティーブ・ハウが、
「高い泣き叫ぶリフと、低音のリードを弾くのがすごい」みたいに、
インタビュアーが言っていて、通常と逆にすれば良いのだろうか。

高1の自分は、単純だから、アドリブするときに、やたら上下して、
行ったり来たりするのがすごいとか、高音でコードを鳴らしてから、
低音でチョーキングでもすれば良いのだと、勝手に思い込んだり、
デビューしたチャーがそれに近く、ベックみたいだと感動していた。

ただ、自分のでたらめなアドリブと違って、チャーのデビュー作は、
本当にベックのようなスリリングなフレーズが、ものすごかったし、
自分は44年ギターを弾き続け、この歳になっても、当時20歳の、
チャーにまったく及ばないし、ベックの完コピも、まだまだ道半ば。

さらに、今回「ヘッドフォー~」のドラム入力して、気づいたのが、
後半のアドリブの部分では、4小節ごとに、5拍子になっていて、
普通に弾いていると、1拍ずつずれていくので、これまで自分が、
ベックは小節の頭も無視して、弾きまくると思ったのが大勘違い。

イントロのベースも、けっこう口ずさめるほど覚えているのだが、
途中から、フレーズの出だしは、小節の頭でなく3拍目だったり、
16分音符を繰り返すフレーズも、アクセントがずれていったりと、
けっこう複雑なうえに、ドラムにつられて、何度もやり直すことに。

この曲のドラムのリチャード・ベイリーは、前作では全曲叩いたが、
「ワイヤード」では、大半の曲はナラダ・マイケル・ウォルデンで、
今回初参加のベース、ウィルバー・バスコムは、ほぼ全曲参加、
そのうえ、「ヘッドフォー~」の作曲にも名を連ねるという大抜擢。

バスドラムやスネアのアクセントをずらした、複雑な16ビートを、
刻んでいるドラムに合わせて、チョッパー奏法やハーモニクスに、
16分音符の早弾きまで決めてくるベースは見事で、今考えると、
自分が聴いた最初のチョッパーは、この曲になるかもしれない。

ベックのギターは、けっこう重ねてあるようで、ベースソロに続き、
カッティングで入るリフの部分は、左右に分かれてハモっていて、
センターでベースのフレーズをなぞったり、オブリガードを弾いて、
後半はとにかく弾きまくっていて、いかにもベックというフレーズ。

延々と続くアドリブは、ワンテイクというか通しで弾いているのか、
真偽の程は定かではないが、前作の泣きのギターの名演である、
「哀しみの恋人達」は、いくつかテイクからジョージ・マーティンが、
編集したという説があり、今回もマーティンなので、どうだろうか。

ビートルズから、今のジャズ、フュージョンギターを弾く自分へと、
方向転換するきっかけ、ジェフ・ベックの2番目に聴いたアルバム、
「ワイヤード」の中でも、雑誌の楽譜を頼りに当時から演奏した曲、
「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」は、ここまでがやっとです。





サンタナの二大インスト曲にして初期ヒット作「君に捧げるサンバ」
中学時代はビートルズばかり聴いていたこともあって、楽譜も、
「ビートルズ80」や「弾きがたりビートルズ」を買うくらいだから、
デパートのレコード売り場にある楽譜コーナーや本屋で十分で、
ヤマハなどに行くことはなく、そもそも楽器屋は敷居が高かった。

今でも、中学で一番ギターが上手かったと思っている同級生が、
模擬テストへ一緒に行った帰り、渋谷道玄坂のヤマハへ行って、
楽譜を探すというので、何となくついていき楽譜売り場へ行くと、
デパートや本屋とは比べ物にならないほど、楽譜が置いてある。

ただビートルズに関する限り、そんなに種類も出ていないから、
ヤマハに寄った意味はなく、あれこれ物色する友人につきあい、
ただ眺めていたら、「ロックギター」というムック本を何度も見て、
これを買って帰るよと、嬉しそうにして、レジに向かって行った。

あいつが買うのだから、ちゃんとした本なんだろうなと思いつつ、
自分も立ち読みすると、巻頭のカラーページにジョージが載り、
名盤紹介にはペパーズとホワイトアルバム、楽器カタログには、
リッケンバッカーとヘフナーが出ていて、かなり欲しくなってくる。

結局、翌週には一人でヤマハへ行って、買ってくることになるし、
これは、ヤマハの雑誌「ライトミュージック」の増刊号だったので、
同様に出ていた「アコースティック・ギター」も、ほんの数ページ、
ビートルズの写真や記事があるというだけで、あとから買った。

この時は、ロックやフォークの本にも、ビートルズは出ているぞと、
何だか自分がほめられたような気分で、ただ持っていただけで、
たまにパラパラ見ては、いろいろなギタリストの名前を知ったが、
いわゆる三大ギタリストも含めて、その音楽を聴くのは高校から。

高校になって、ジェフ・ベックのLPを買った後、次に何を買おうか、
この「ロックギター」や、やはりビートルズが数曲載っているから、
買っておいたヤマハの「ロックギター完全レコードコピー曲集」を、
参考にして、普通なら聴かないロイ・ブキャナンとかのLPを買った。

どういう選択基準なのか、ムック本の「ロックギター」に掲載曲は、
バッド・カンパニー、ディープ・パープル、フォーカス、サンタナに、
ロイ・ブキャナンで、普通に考えると、パープル以外はクラプトン、
ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベックじゃないだろうか。

まあ、そのおかげで、ロイ・ブキャナンやフォーカスと出会えたし、
簡単ではあるが、ロックギター講座や奏法紹介も役に立ったし、
「曲集」からも、ジョニー・ウィンター、ウィッシュボーン・アッシュ、
バックマン・ターナー・オーバードライブなどを聴くことになった。

サンタナは「君に捧げるサンバ」の楽譜が出ていたが、見た感じ、
ちょうど短い髪型の時期だったので、サラリーマンみたいに見え、
イージーリスニングとかジャズだろうかと、漠然と思ってスルーし、
友人がテープに録音してくれるまで、あえて聴こうとはしなかった。

ギターが上手くなりたいから、ジェフ・ベックのLPを買ったと話すと、
クリームとサンタナを90分テープのA・B面に友人が録音してくれ、
クリームは最後の方に「レイラ」を、サンタナは日本公演を中心に、
最後に「哀愁のヨーロッパ」で、どちらも、おまけの方が気に入る。

ちなみに、その友人はツェッペリンやパープルもライブをメインに、
ベスト盤的なテープを作ってくれたので、自分にとって、もう十分、
クラプトン、パープル、ツェッペリンは、CD時代まで買うことはなく、
サンタナは今に至るも、LPもCDも持っていないという有様となる。

サンタナは、77年の「ムーンフラワー」はエアーチェックして聴き、
「サンバ」、「ヨーロッパ」に次ぐインスト曲の「ムーン・フラワー」は、
ヤングギターの楽譜で練習して、シングル「シーズ・ノット・ゼア」は、
「ブラック・マジック・ウーマンと」同様な歌ものとして、気に入った。

渋谷公園通りにあった映画館で、「ツェッペリン・狂熱のライブ」と、
「ウッドストック」の二本立てを見た時、デビュー当時のサンタナが、
ワイルドな演奏をしていて驚いたし、マイク・ブルームフィールドの、
「フィルモアの奇蹟」のLPでは、ブルースを弾き、これにも驚いた。

ただ、やっぱりサンタナと言ったら、「哀愁のヨーロッパ」が好きだし、
それと並ぶ初期のインスト曲「君に捧げるサンバ」もギターメインで、
ベックを聴いて、クロスオーバー路線にはまっていく自分からしたら、
歌がなくギターが延々と続く、その2曲があれば、サンタナは十分。

本人のLPを買わないくせに、ロックギター教則本で一世を風靡した、
小林克己の教則カラオケシリーズには、サンタナのその2曲のみが、
フルコーラスで入っているものがあり、そのカセットテープ版で購入、
かなり真剣に練習して完コピを目指したものの、けっこう難しかった。

今回、久しぶりにサンタナ「君に捧げるサンバ」を演奏しようとして、
セカンド「天の守護神」を図書館で借りると、自分が思っていたほど、
サンタナのギターの音が歪んでいないのに気づき、自分の中では、
「哀愁のヨーロッパ」の音ばかり、イメージとして拡大していたようだ。

それでも、サンタナの音というか、決して真似のできない独特の音、
ボズ・スキャッグスの「トワイライト・ハイウェイ」がCMで流れた時に、
チョーキング一発でサンタナとわかったが、その間の取り方もあるし、
一説には、ストラトだろうが何だろうが、サンタナの音になるらしい。

楽譜通りに演奏するクラシックのピアニストでも、音色に違いはあり、
ましてアドリブするロックギターでは、個性が分かれて当然なのだが、
サンタナはメロディからして、独特のタイム感で完コピは難しいしうえ、
拍子の頭を外したり8分音符がずれたり、抑揚のつけ方が半端ない。

ここは、カバー演奏とわりきるが、サンタナのアドリブフレーズだけは、
70年代の楽譜にしては、珍しいくらい、きちんと採譜してくれている、
ヤマハ「ロックギター」に敬意を表して、なるべく同じように演奏するが、
それだけに、本物との音色、間の取り方の違いが目立つことになった。

せっかくなので、江部賢一のギター編曲版もエレガットで弾くことにし、
この楽譜は、アール・クルーが弾く「いそしぎ」や、チェット・アトキンス、
「星に願いを」が出ているので買ったが、「君に捧げるサンバ」のような、
江部独自の編曲やオリジナル曲が入っていて、かなり難易度が高い。

こうした自分に弾けないクラシックギターやソロギターの楽譜も多くて、
毎日、アルペジオやスケール練習を繰り返し、いずれは制覇したいが、
そうしたそばから、また別の楽譜を買ったり、やはりエレキが一番だと、
その伴奏のオケを作ったりして、本当、時間がいくらあっても足りない。

時間が足りない中でのオケ作りに演奏だから、下手でも仕方ないよと、
開き直るつもりはないが、ついつい愚痴を言いたくなる年度末の忙しさ、
週末や祝日も自主出勤しているが、土曜だけはブログ更新したいから、
今日は自宅にとどまり、朝から録音したり、ブログ記事を書いたりする。

カシオペアの野呂の泣きのギターを演奏したら、kamiyo.mさんからの、
「サンバ・パティが好きな曲です。」との嬉しい反応で、すぐに調子づく、
能天気な自分としては、もちろん、弾けない曲だとどうしようもないが、
ギターカラオケで練習した曲だと、早速、この曲を課題曲へと決定した。

耳コピの苦手な自分としては、Amazonでバンドスコアを検索するが、
シンコーのサンタナのバンドスコアは、この曲はギターのみで伴奏なし、
洋書「サンタナ・グレイテスト・ヒッツ」には、バンドスコアで出ているが、
入荷待ち状態、ダウンロード販売のサイトには、バンドスコアがあった。

素人というか、個人が採譜してアップロードしたものを販売するという、
オークションサイトのような形式の、DLマーケットで試しに購入したら、
ギターのメロディも間違えているし、伴奏は同じパターンの繰り返しで、
とりあえず参考にしながら、オルガン、ベース、パーカッションを演奏。

ヤマハ「ロックギター」には、演奏アドバイスに、「サンタナのバックでは、
キーボードは走り回ってはいけない、ギターのサポートに徹し」とあり、
「ベースは全音符で十分」、パーカッションも「テンポのキープを確実に、
サンタナの後ろで真剣に、コンガを叩くペラサを見習うよう。」ともある。

要するに、サンタナのギターを邪魔しないよう、リズムキープに徹して、
同じパターンの繰り返しでもかまわないのだろうし、実際の演奏でも、
オルガンはコードを流しているし、パーカッションもフィルインは少なく、
自分の伴奏作りも、わりと淡々として、あまり抑揚もつけずにしておく。

サンタナの「哀愁のヨーロッパ」と並ぶインスト曲の傑作のうちの一つ、
「君に捧げるサンバ」は、40年以上前、中学時代に買った楽譜を出し、
ギターに夢中になって、どのページも食い入るように読んだよなあと、
遠い目になっての演奏、やっぱり70年代は良かったなあと実感です。






























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