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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
時代を超えた泣きのギターの最高峰のジェフ・ベック「哀しみの恋人達」
このブログには、何度も書いていることだが、中学時代、
ビートルズばかり聴いていた自分が、高校に入学すると、
パープルやツェッペリンのギターを弾く同級生に刺激され、
買ったLPが、全曲インストのジェフ・ベックのアルバム。

その「ギター殺人者の凱旋」は、その後の自分の嗜好性、
ロック系フュージョンのギターが好みというのを決定づけ、
リトナー、カールトンのクロスオーバーギターのブームや、
プリズム、カシオペアの登場でも、すんなりと受け止めた。

ベックが泣きのギターを聴かせる「哀しみの恋人達」は、
もう40年以上前という演奏なのに、今でも自分にとって、
最高峰の一つであり、いくら完コピしようと弾き続けても、
独特のニュアンスが出せずに、果たせないままでいる。

平成の終わりにあたり、何か演奏しようと思ったものの、
手持ちの楽譜、バンドスコアの大半は、昭和時代の曲、
それならば、一度このブログで演奏したが、悔いが残り、
リベンジしたかったこの曲を、時代が変わる前に再挑戦。

ブログを始めて、すぐくらいの時に、演奏したせいもあり、
まだ、ギターがきちんと弾けていないし、何よりもオケが、
ブラシの音は、あまりに金属音だったり、ミキシングの際、
エフェクトをかけるのを手抜きしたり、全体に貧弱だった。

今回にしても、ドラムは、MTRの内蔵ドラムマシンだから、
そうそう飛躍的に良くはならないが、ブラシとスティックで、
トラックを分けて、ドラムキットの音色を切り替えて録音し、
バスドラ、スネア、タム、ハイハット、シンバルも別トラック。

ただ、別々に入力したので、スネアだけ2小節分ずれたり、
いつものドラムマシンのバグ、入力していない楽器が鳴り、
その削除ができなくて、トラックごと打ち込みをやり直して、
ドラム入力だけで、1週間以上かかって、めげそうになる。

それでも、この名曲を弾き直したいというモチベーションで、
何とか仕上げて、エレピも、ギターシンセをステレオにして、
原曲のように、音が左右のチャンネルを動き回れないか、
オートパンの機能を見つ出して、多少は、雰囲気が近づく。

イントロはフリーテンポ、ルバートなので、およその位置で、
シンバルを入力しておいたが、全然タイミングが合わなくて、
結局、イントロ用に空けた7小節に収まるよう、先に演奏し、
それに合わせて、電子ドラムのシンバルを叩くという荒業。

ギター演奏は、なるべく完全コピーを目指すため、通勤で、
この曲だけ繰り返し聴いて、細かいニュアンスを覚えたが、
40年も弾いていると、自分の歌いまわし、節回しができて、
それが良ければいいが、変な癖になって、直すのに苦労。

以前、YouTubeには、外人さんがアトリエのような場所で、
文句のつけようがないくらい完コピで、レスポールを弾く、
見事な映像があったが、今回、参考にしようと検索しても、
なかなかヒットしてこないので、うますぎて削除されたか。

当時、コメント欄には、「レコードでは、ジェフの意に反して、
プロデューサーのジョージ・マーティンが編集しているが、
お前は、それをわかったうえで、完コピをしているのか。」と、
非難めいた内容があり、そんな言い方されるのかと驚いた。

難解フレーズで有名な(?)アラン・ホールズワースの場合、
UKのアルバムでは、わかりやすいフレーズに編集したと、
エディ・ジョブソンが裏話をしていたが、ジェフ・ベックでさえ、
そんな目にあうのか、元テイクの海賊盤はないのだろうか。

ところが、ウィキペディアには、一発録りで演奏したとあり、
YouTubeの事情通らしき人の勘違いなのか、不思議だが、
どちらにしても、自分の目標は完コピで、非難コメントやら、
当局の削除要請が来るくらいに、上手くなりたいものだと。

ギターは黒のギブソンレスポールを使ったが、当然ながら、
アルバムのジャケットで、レスポールを弾くベックに憧れて、
このギターを買ったわけで、実際にベックが使用したのは、
改造したテレキャスターと知った時、すごいショックだった。

BBAのライブと「ギター殺人者~」は、レスポールを弾き、
「ワイヤード」から、これまたアルバムジャケットのとおりに、
ストラトへ持ち替えたと思っていたが、「ギター殺人者~」も、
「フリーウェイ・ジャム」など、ストラトを使った曲はあった。

ビートルズの前期はリッケンバッカー、後期はエピフォンと、
ギターを変えても、その時期は同じギターを使い続けると、
勝手に思い込んでいて、パープルのリッチーはストラトで、
ツェッペリンのジミー・ペイジはレスポールと決めてかかる。

後になって、ビートルズもレコードではストラトを使ったり、
リッチーは335、ペイジはテレキャスと、他のモデルでも、
録音やライブをやっていたのを知るが、トレードマークの、
愛用ギターはあるわけで、黒のレスポールに後悔はない。

ただ、これにしても、ベックが弾いていたのは黒はなくて、
オックスブラッドと呼ばれる特殊な色、さらに、70年代は、
黒ではなく深緑のようだと、写真の色合いから想像されて、
グレコのベックモデルは、深緑色で作ったという失敗談も。

改造テレキャスは、ハムパッキングだから、ストラトよりは、
レスポールの方が音が似るので、レスポールで弾いたが、
イントロのボリューム奏法は、レスポールでは厳しいので、
そこは、ストラトで代用して、その部分だけノイズが多めに。

75年に出たジェフ・ベックの名盤「ギター殺人者の凱旋」、
「ブロウ・バイ・ブロウ」から、泣きのギターの名演、最高峰、
「哀しみの恋人達」は、昔の演奏より、ましになりましたが、
ビブラートのかけ具合などの問題点は、残ったままでした。



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ゲイリー・ムーアがランディ・ローズに捧げた「サンセット」
ブロとも、エレギ師さんへ





ベックのスリリングなアドリブの「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」
中学時代、ビートルズばかり聴いていた自分が、高校に入り、
同級生たちが弾きまくる、パープルやツェッペリンに刺激され、
ギターが上手くなるにはビートルズ以外も聴かないとダメだと、
全曲インストのジェフ・ベック「ギター殺人者の凱旋」を買った。

タイミング良くというか、ほどなくして、ジェフ・ベックの新作の、
「ワイヤード」が出て、当時はAMラジオでも洋楽特集があり、
いくつかの番組からエアチェックしたら、曲順はバラバラだが、
アルバム全曲が録音できて、こっちはLPを買わずにすんだ。

今でもオーディオに無頓着な自分としては、AMラジオからの、
雑音の多いモノラル録音のカセットテープでも、十分満足して、
次作「ライブ・ワイヤー」や、過去の「BBAライブ」は買ったが、
「ワイヤード」はレンタルもせず、CDの時代になってから入手。

ちなみに、そのCDは、20年以上前に、友人に貸したままで、
もはや、カセットは聴けないし、スマホに入れて聴きたいから、
昨年、Amazonで安い輸入盤を買い、けっこう、そんな感じで、
LPからの買い替えと合わせて、戻ってこないCDも買っている。

そんなわけで、昔のアルバムが輸入盤で、すごく安くなったり、
国内盤の廉価盤シリーズで再発しないか、よく検索しているし、
合わせて目ぼしい楽譜はないか見ていると、シンコーのHPに、
9月に「ワイヤード」のバンドスコアが出るとあり、すぐに買った。

このところシンコーは、パープルやレインボーのバンドスコアを、
何種類も立て続けに復刊していて、それもサイズが大きくなる、
ワイド版で、老眼の親父バンドをターゲットにでもしているのか、
それなら、ベックの「ギター殺人者の凱旋」も出ると良いのだが。

以前買った「ベスト・オブ・ジェフ・ベック」には、「ワイヤード」から、
「レッドブーツ」、「蒼き風」、「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」が、
収録されていて、ドラム入力で挫折した「レッドブーツ」を除いて、
演奏済なので、今回は「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」を。

ちょうど、ベックを聴き始めた高1の76年、「ロッキンF」が創刊、
第2号あたりで、「ワイヤード」特集があり、ベックの奏法解説と、
「ヘッド・フォー~」のバンドスコアが載ったという記憶なのだが、
今は手元にないので、別の号と勘違い、混同している可能性も。

ベックのフレーズ分析で、「ヘッド・フォー~」のアドリブの後半、
下降スケールのように音が下がっていき、6弦開放を弾いたら、
すぐに今度は1弦の22フレットの最高音へと、一気にとぶのが、
ベックの予測不能なスリリングなところみたいに、書いてあった。

そんなことで、すごいと思われるのか、そういやヤマハから出た、
「ロックギタリスト」というインタビュー集には、スティーブ・ハウが、
「高い泣き叫ぶリフと、低音のリードを弾くのがすごい」みたいに、
インタビュアーが言っていて、通常と逆にすれば良いのだろうか。

高1の自分は、単純だから、アドリブするときに、やたら上下して、
行ったり来たりするのがすごいとか、高音でコードを鳴らしてから、
低音でチョーキングでもすれば良いのだと、勝手に思い込んだり、
デビューしたチャーがそれに近く、ベックみたいだと感動していた。

ただ、自分のでたらめなアドリブと違って、チャーのデビュー作は、
本当にベックのようなスリリングなフレーズが、ものすごかったし、
自分は44年ギターを弾き続け、この歳になっても、当時20歳の、
チャーにまったく及ばないし、ベックの完コピも、まだまだ道半ば。

さらに、今回「ヘッドフォー~」のドラム入力して、気づいたのが、
後半のアドリブの部分では、4小節ごとに、5拍子になっていて、
普通に弾いていると、1拍ずつずれていくので、これまで自分が、
ベックは小節の頭も無視して、弾きまくると思ったのが大勘違い。

イントロのベースも、けっこう口ずさめるほど覚えているのだが、
途中から、フレーズの出だしは、小節の頭でなく3拍目だったり、
16分音符を繰り返すフレーズも、アクセントがずれていったりと、
けっこう複雑なうえに、ドラムにつられて、何度もやり直すことに。

この曲のドラムのリチャード・ベイリーは、前作では全曲叩いたが、
「ワイヤード」では、大半の曲はナラダ・マイケル・ウォルデンで、
今回初参加のベース、ウィルバー・バスコムは、ほぼ全曲参加、
そのうえ、「ヘッドフォー~」の作曲にも名を連ねるという大抜擢。

バスドラムやスネアのアクセントをずらした、複雑な16ビートを、
刻んでいるドラムに合わせて、チョッパー奏法やハーモニクスに、
16分音符の早弾きまで決めてくるベースは見事で、今考えると、
自分が聴いた最初のチョッパーは、この曲になるかもしれない。

ベックのギターは、けっこう重ねてあるようで、ベースソロに続き、
カッティングで入るリフの部分は、左右に分かれてハモっていて、
センターでベースのフレーズをなぞったり、オブリガードを弾いて、
後半はとにかく弾きまくっていて、いかにもベックというフレーズ。

延々と続くアドリブは、ワンテイクというか通しで弾いているのか、
真偽の程は定かではないが、前作の泣きのギターの名演である、
「哀しみの恋人達」は、いくつかテイクからジョージ・マーティンが、
編集したという説があり、今回もマーティンなので、どうだろうか。

ビートルズから、今のジャズ、フュージョンギターを弾く自分へと、
方向転換するきっかけ、ジェフ・ベックの2番目に聴いたアルバム、
「ワイヤード」の中でも、雑誌の楽譜を頼りに当時から演奏した曲、
「ヘッド・フォー・バックステージ・パス」は、ここまでがやっとです。





サンタナの二大インスト曲にして初期ヒット作「君に捧げるサンバ」
中学時代はビートルズばかり聴いていたこともあって、楽譜も、
「ビートルズ80」や「弾きがたりビートルズ」を買うくらいだから、
デパートのレコード売り場にある楽譜コーナーや本屋で十分で、
ヤマハなどに行くことはなく、そもそも楽器屋は敷居が高かった。

今でも、中学で一番ギターが上手かったと思っている同級生が、
模擬テストへ一緒に行った帰り、渋谷道玄坂のヤマハへ行って、
楽譜を探すというので、何となくついていき楽譜売り場へ行くと、
デパートや本屋とは比べ物にならないほど、楽譜が置いてある。

ただビートルズに関する限り、そんなに種類も出ていないから、
ヤマハに寄った意味はなく、あれこれ物色する友人につきあい、
ただ眺めていたら、「ロックギター」というムック本を何度も見て、
これを買って帰るよと、嬉しそうにして、レジに向かって行った。

あいつが買うのだから、ちゃんとした本なんだろうなと思いつつ、
自分も立ち読みすると、巻頭のカラーページにジョージが載り、
名盤紹介にはペパーズとホワイトアルバム、楽器カタログには、
リッケンバッカーとヘフナーが出ていて、かなり欲しくなってくる。

結局、翌週には一人でヤマハへ行って、買ってくることになるし、
これは、ヤマハの雑誌「ライトミュージック」の増刊号だったので、
同様に出ていた「アコースティック・ギター」も、ほんの数ページ、
ビートルズの写真や記事があるというだけで、あとから買った。

この時は、ロックやフォークの本にも、ビートルズは出ているぞと、
何だか自分がほめられたような気分で、ただ持っていただけで、
たまにパラパラ見ては、いろいろなギタリストの名前を知ったが、
いわゆる三大ギタリストも含めて、その音楽を聴くのは高校から。

高校になって、ジェフ・ベックのLPを買った後、次に何を買おうか、
この「ロックギター」や、やはりビートルズが数曲載っているから、
買っておいたヤマハの「ロックギター完全レコードコピー曲集」を、
参考にして、普通なら聴かないロイ・ブキャナンとかのLPを買った。

どういう選択基準なのか、ムック本の「ロックギター」に掲載曲は、
バッド・カンパニー、ディープ・パープル、フォーカス、サンタナに、
ロイ・ブキャナンで、普通に考えると、パープル以外はクラプトン、
ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベックじゃないだろうか。

まあ、そのおかげで、ロイ・ブキャナンやフォーカスと出会えたし、
簡単ではあるが、ロックギター講座や奏法紹介も役に立ったし、
「曲集」からも、ジョニー・ウィンター、ウィッシュボーン・アッシュ、
バックマン・ターナー・オーバードライブなどを聴くことになった。

サンタナは「君に捧げるサンバ」の楽譜が出ていたが、見た感じ、
ちょうど短い髪型の時期だったので、サラリーマンみたいに見え、
イージーリスニングとかジャズだろうかと、漠然と思ってスルーし、
友人がテープに録音してくれるまで、あえて聴こうとはしなかった。

ギターが上手くなりたいから、ジェフ・ベックのLPを買ったと話すと、
クリームとサンタナを90分テープのA・B面に友人が録音してくれ、
クリームは最後の方に「レイラ」を、サンタナは日本公演を中心に、
最後に「哀愁のヨーロッパ」で、どちらも、おまけの方が気に入る。

ちなみに、その友人はツェッペリンやパープルもライブをメインに、
ベスト盤的なテープを作ってくれたので、自分にとって、もう十分、
クラプトン、パープル、ツェッペリンは、CD時代まで買うことはなく、
サンタナは今に至るも、LPもCDも持っていないという有様となる。

サンタナは、77年の「ムーンフラワー」はエアーチェックして聴き、
「サンバ」、「ヨーロッパ」に次ぐインスト曲の「ムーン・フラワー」は、
ヤングギターの楽譜で練習して、シングル「シーズ・ノット・ゼア」は、
「ブラック・マジック・ウーマンと」同様な歌ものとして、気に入った。

渋谷公園通りにあった映画館で、「ツェッペリン・狂熱のライブ」と、
「ウッドストック」の二本立てを見た時、デビュー当時のサンタナが、
ワイルドな演奏をしていて驚いたし、マイク・ブルームフィールドの、
「フィルモアの奇蹟」のLPでは、ブルースを弾き、これにも驚いた。

ただ、やっぱりサンタナと言ったら、「哀愁のヨーロッパ」が好きだし、
それと並ぶ初期のインスト曲「君に捧げるサンバ」もギターメインで、
ベックを聴いて、クロスオーバー路線にはまっていく自分からしたら、
歌がなくギターが延々と続く、その2曲があれば、サンタナは十分。

本人のLPを買わないくせに、ロックギター教則本で一世を風靡した、
小林克己の教則カラオケシリーズには、サンタナのその2曲のみが、
フルコーラスで入っているものがあり、そのカセットテープ版で購入、
かなり真剣に練習して完コピを目指したものの、けっこう難しかった。

今回、久しぶりにサンタナ「君に捧げるサンバ」を演奏しようとして、
セカンド「天の守護神」を図書館で借りると、自分が思っていたほど、
サンタナのギターの音が歪んでいないのに気づき、自分の中では、
「哀愁のヨーロッパ」の音ばかり、イメージとして拡大していたようだ。

それでも、サンタナの音というか、決して真似のできない独特の音、
ボズ・スキャッグスの「トワイライト・ハイウェイ」がCMで流れた時に、
チョーキング一発でサンタナとわかったが、その間の取り方もあるし、
一説には、ストラトだろうが何だろうが、サンタナの音になるらしい。

楽譜通りに演奏するクラシックのピアニストでも、音色に違いはあり、
ましてアドリブするロックギターでは、個性が分かれて当然なのだが、
サンタナはメロディからして、独特のタイム感で完コピは難しいしうえ、
拍子の頭を外したり8分音符がずれたり、抑揚のつけ方が半端ない。

ここは、カバー演奏とわりきるが、サンタナのアドリブフレーズだけは、
70年代の楽譜にしては、珍しいくらい、きちんと採譜してくれている、
ヤマハ「ロックギター」に敬意を表して、なるべく同じように演奏するが、
それだけに、本物との音色、間の取り方の違いが目立つことになった。

せっかくなので、江部賢一のギター編曲版もエレガットで弾くことにし、
この楽譜は、アール・クルーが弾く「いそしぎ」や、チェット・アトキンス、
「星に願いを」が出ているので買ったが、「君に捧げるサンバ」のような、
江部独自の編曲やオリジナル曲が入っていて、かなり難易度が高い。

こうした自分に弾けないクラシックギターやソロギターの楽譜も多くて、
毎日、アルペジオやスケール練習を繰り返し、いずれは制覇したいが、
そうしたそばから、また別の楽譜を買ったり、やはりエレキが一番だと、
その伴奏のオケを作ったりして、本当、時間がいくらあっても足りない。

時間が足りない中でのオケ作りに演奏だから、下手でも仕方ないよと、
開き直るつもりはないが、ついつい愚痴を言いたくなる年度末の忙しさ、
週末や祝日も自主出勤しているが、土曜だけはブログ更新したいから、
今日は自宅にとどまり、朝から録音したり、ブログ記事を書いたりする。

カシオペアの野呂の泣きのギターを演奏したら、kamiyo.mさんからの、
「サンバ・パティが好きな曲です。」との嬉しい反応で、すぐに調子づく、
能天気な自分としては、もちろん、弾けない曲だとどうしようもないが、
ギターカラオケで練習した曲だと、早速、この曲を課題曲へと決定した。

耳コピの苦手な自分としては、Amazonでバンドスコアを検索するが、
シンコーのサンタナのバンドスコアは、この曲はギターのみで伴奏なし、
洋書「サンタナ・グレイテスト・ヒッツ」には、バンドスコアで出ているが、
入荷待ち状態、ダウンロード販売のサイトには、バンドスコアがあった。

素人というか、個人が採譜してアップロードしたものを販売するという、
オークションサイトのような形式の、DLマーケットで試しに購入したら、
ギターのメロディも間違えているし、伴奏は同じパターンの繰り返しで、
とりあえず参考にしながら、オルガン、ベース、パーカッションを演奏。

ヤマハ「ロックギター」には、演奏アドバイスに、「サンタナのバックでは、
キーボードは走り回ってはいけない、ギターのサポートに徹し」とあり、
「ベースは全音符で十分」、パーカッションも「テンポのキープを確実に、
サンタナの後ろで真剣に、コンガを叩くペラサを見習うよう。」ともある。

要するに、サンタナのギターを邪魔しないよう、リズムキープに徹して、
同じパターンの繰り返しでもかまわないのだろうし、実際の演奏でも、
オルガンはコードを流しているし、パーカッションもフィルインは少なく、
自分の伴奏作りも、わりと淡々として、あまり抑揚もつけずにしておく。

サンタナの「哀愁のヨーロッパ」と並ぶインスト曲の傑作のうちの一つ、
「君に捧げるサンバ」は、40年以上前、中学時代に買った楽譜を出し、
ギターに夢中になって、どのページも食い入るように読んだよなあと、
遠い目になっての演奏、やっぱり70年代は良かったなあと実感です。




























ゲイリーがブルースに回帰した「スティル・ゴット・ザ・ブルース」
年末に駅前の楽器店で、絶版の楽譜が売れ残っていないか、
棚を探したときに、ゲイリー・ムーアのバンドスコアを見つけて、
これは出版元のシンコーでも在庫なしだったと、慌てて買うが、
この2月に、1曲を追加した新装版が発売と知り、損した気分。

シンコーでは、人気がある楽譜は、何年かすると再発するが、
曲を入れ替えたり追加するので、もう持っている楽譜の場合、
曲が増えると待てばよかったと後悔し、持っていない楽譜から、
好きな曲が変更になると、早く買えばよかったと地団太を踏む。

普通に耳コピできる人や、あまり楽譜を買わない人からしたら、
何をそんな悩むのかと思われそうだが、楽譜頼みの自分には、
けっこう一喜一憂することだし、それはCDや書籍類でも同様で、
何だかんだ言って、ちょっとしたコレクターのようなところもある。

ゲイリー・ムーアの命日が2月6日で、そのあたりも意識したか、
シンコーからは2月5日に、ゲイリーのDVD付教則本まで出るし、
バンドスコアは2月16日とやや遅く、それなら、発売になる前に、
手持ち楽譜から演奏すれば、先に買った甲斐があるというもの。

昨年バンドスコアを活用し、「スパニッシュ・ギター」を演奏したが、
たて続けに演奏しようとした、「スティル・ゴット・ザ・ブルース」は、
もともとCDもテープも持っていなくて、ほとんど聴いたことがなく、
スコアに出ている曲を聴こうと買ったベスト盤で、一番気に入る。

ゲイリーが亡くなった時、kamiyo.mさんが追悼記事で紹介され、
泣きのギターですごく良い曲だと思ったが、CDを買うこともなく、
YouTubeで、「パリの散歩道」などと一緒にライブ映像を見ては、
それで満足して、レンタルすることもないままスルーしていた曲。

それだけに、さあスコアと音源を手にしましたと言ったところで、
メロディも、うろ覚えで、ただでさえ下手な歌は音程を外しまくり、
ギターにしても、昔のように初見はできず、ゆっくりから練習して、
少しずつ形になったが、週末の更新には時間切れで没になる。

伴奏はほぼ完成しているので、今回のリベンジで1週間あれば、
メロディも把握でき、ギターも暗譜できるくらいに弾けてしまうさと、
これまた、いつもの安直な考えで、今週の曲に決めてしまったが、
いざ取り組むと、歌も難しければ、ギターもニュアンスが出ない。

8分の6拍子でリズムをとるか、1拍3連ととるか、どちらにしても、
ワルツっぽいノリで、その裏からイントロのギターは始まっていて、
間奏やエンディングのソロも同じパターンだから、出だしからして、
タイミングを外してしまうし、裏の食い方も毎回違って覚えにくい。

それでも、ギターは弾けば弾くだけ上手くなるというか、指が覚え、
今日の本番の録音も、イントロだけで、1時間以上は繰り返したが、
少しずつ良い感じになるのがわかり、さすがに最後は煮詰まるが、
同様に間奏も仕上がって、まあ、エンディングは完コピは断念した。

歌の方は、原曲を繰り返し聴いて、メロディを把握するも、実際に、
マイクに向かうとメロディは伴奏につられたり、何より高音が出ず、
こればっかりは、やればやるだけとはいかず、3回歌ったあたりで、
声が枯れてきてしまい、犬のケンケンのような無声音になってくる。

ゲイリーが最初のソロLP「バック・オン・ザ・ストリート」を出した時、
レビューで、朗々と歌い上げる「ドナの歌」に触れて、このあたりが、
ギタリストの歌の限界だみたいに書かれて、高音域が辛そうだが、
けっこう聴かせると思ったし、チャーや山本恭司よりは上手いはず。

産業ロックとまではいかないが、売れ線が多い「大いなる野望」は、
キャッチーなギターソロはあるが、歌がメインの曲が多くなったし、
かなりの高音域も歌い上げて、さらに、ブルースに回帰してからは、
間奏ギターソロも延々と弾くが、インストは少なくボーカリスト並み。

そのゲイリーのブルース回帰時代の一番のレパートリーでもある、
「スティル・ゴット・ザ・ブルース」を歌うのは、素人ギタリストである、
自分には荷が重いというか、まさにギタリストの歌の限界となって、
ダブルトラックどころか3回歌を重ねたが、下手の3乗になっただけ。

リバーブを深くしたり、イコライザーでトーンをいじっても下手くそで、
3声のバランスをいじったりしても同様、どうせ聞き苦しいのだから、
厚化粧は気味悪いだけだと、一番ましそうな歌のトラック1個にして、
リバーブも適度にとどめて、その分、伴奏をあげて、ごまかしておく。

ギターは、ゲイリーと同じレスポールにして、やはりストラトに比べて、
音がガツンと出る分、上手くなったような錯覚になるが、ストラトより、
ビブラートやチョーキングがやりにくいし、何よりハイポジションでは、
左手が不安定なので、かなりガチガチの音でリズムもよれてしまった。

エンディングのギターソロは、途中ピックアップがフロントからリアに、
切り替わって、音色が変化するので、最初は別々のトラックに録音し、
イコライザーでも調整するつもりでいたが、音を伸ばしている段階で、
セレクターをいじっているので、同じようにするしかなく、同一トラック。

ゲイリーの指癖で、ペンタトニックの早弾きが、チョーキングと交互で、
しかも、リズムの切れ目でないところで、急に早くしたり、伸ばしたりで、
そのタイミングも難しければ、ペンタトニックも、自分の指癖と違うから、
完コピできなくて、忠実に弾くよりは、勢いで弾いてしまえと開き直る。

ミキシングして気づくのは、チョーキングの音程がかなり甘かったり、
ビブラートを自分では派手にかけたつもりでも、思ったほどでないし、
イントロ、間奏とも、後半になると、ビブラートを忘れてしまっていて、
音がぬぺーっと無機質に伸びているのが顕著で、まだまだ練習不足。

高校の頃、ロックギターをマスターしないまま、クロスオーバーに走り、
さらに、ジャズギターまで学んだから、無意識にビブラートするとか、
自在にチョーキングするのは、今も不得手で、その点、プロとはいえ、
ジャズ・ロック路線のゲイリーなのに、見事すぎるビブラートの達人。

だいたい、ロック畑からのクロスオーバー・フュージョンのギタリストは、
ジェフ・ベックにしても、ルーツはブルースで、ビブラートはお手の物で、
日本でも、和田アキラ、森園勝敏、高中正義と、チョーキングがうまく、
自分は、ベック命といいつつ、表面だけ、コピーしていたのかなと反省。

ジェフ・ベックのフォロワーと言われ、ジャズロック路線のバンドにいた、
ゲイリー・ムーアが「大いなる野望」以降は、ハードロック路線だったが、
突然、「スティル・ゴット・ザ・ブルース」を出して、ブルース回帰となって、
自分は、ジャズロック路線に回帰してほしいと、だんだん聴かなくなる。

そもそも「回帰」と言うが、アマチュアのギター少年だった頃はともかく、
プロとしてデビューしたバンド「スキッド・ロウ」は、ブルースではないし、
その後は、コロシアムⅡやシン・リジイへの参加、そしてハードロック、
いったい、いつに回帰するのかと、突っ込みをいれたいくらいだった。

そのタイトル曲、「スティル~」は、すごく好きだし、こうして演奏するが、
これは、ブルースのコード進行ではなく、マイナーブルースとも違って、
2小節ずらすと、「パリの散歩道」と同じになる、いわゆる循環コードで、
決してブルースではないが、回帰する決意と捉えれば良いのだろうか。

ところで、この曲、自分は「ブルース」と表記し、昔もそうだったのだが、
ベスト盤では「ブルーズ」で、アルバムもリマスターあたりから同様で、
ベスト盤に関わった伊藤政則らロック評論家は、それが正しいのだと、
解説文でもしつこいくらい多用して、どうも強引すぎて引いてしまうが。

ゲイリーが亡くなって、もう7年もたってしまったのかと、今さらながら、
月日の経つのは早いものだと実感するし、自分が夢中になったのは、
もっと昔の35年前、当時ほどではないが、CDをAmazonで買ったり、
図書館で借りて、自分には新譜扱いのブルースアルバムも聴き込む。

ブルースを聴くと、やはりクラプトンは神だったなあと、これまた古い、
ブルースブレイカーズ時代の曲が聴きたくなるし、ロイ・ブキャナン、
ジョニー・ウィンター、マイク・ブルームフィールドと高校の頃聴いた、
ブルース系のギタリストのLPまで、CDで買い直したくなったりする。

それこそ、自分には、回帰するブルースの土壌なんてないのだし、
純粋なブルースより、ロベン・フォードみたいな方が好きだったりで、
ゲイリーのブルースは自分にも良いのかなと、買った「スティル」に、
借りた「アフター・アワーズ」、「ブルース・アライブ」が愛聴盤になる。

ゲイリー・ムーアの追悼というより、持っているバンドスコアの活用、
新装版が出る前に1曲演奏しておこうと、罰当たりな発想のアップ、
「スティル・ゴット・ザ・ブルース」は、いつもの歌は勘弁してもらい、
イントロと間奏は、けっこういい感じで、エンディングはすみません。











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