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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
FMクロスオーバーイレブンは、ナレーションも聴かせどころ
78年頃から、NHKFMで放送された、
クロスオーバーイレブン」は、当時、
流行し始めた、クロスオーバー音楽を、
かける番組として、楽しみに聴き出した。

いわゆるDJの、音楽情報や流行の話題、
リスナーのハガキというパターンでなく、
曲紹介もなく、エッセイのような語りは、
ジェットストリームとも、違っていた。

最初は、FM誌で、曲目をチェックして、
録音したい曲のかかる日だけ聴いていた。

そのうちに、かかる曲もさることながら、
ナレーションを楽しみに聴くようになる。

何度か、120分テープを回しっぱなしで、
ナレーションごと録音して、聴き返したが、
アカシアの花の話が、妙に記憶に残っている。

森山周一郎と、ずっと思い込んでいたが、
単発放送時は、森山、根津甚八だったが、
レギュラー放送からは、石橋蓮司らしい。

女性ボーカルで、気に入っていた曲が、
ヒットする前の、シーウィンドだったり、
インスト以外に、歌ものも多くオンエアされた。

ニール・ラーセンと、バズ・フェイトンの、
幻のアルバムと呼ばれた「フルムーン」が、
再発されない時に、何曲か、流してくれた。

持っている曲でも、この番組で流れると、
また違った印象になり、さらに気に入ったり、
この番組の思い出は、書いていて尽きない。

クロスオーバーが、フュージョンとなる頃、
番組でかかる曲も、どことなく変わって、
次第に、番組を聴くこともなくなっていった。

それよりも、自分の音楽の嗜好性などが、
徐々に、変わってしまったのかもしれない。

番組のナレーションを掲載した本を、
今は無き、渋谷旭屋書店で見つけて、
懐かしさに、購入したのも、はるか昔。

ナレーション入りの、コンピアルバムが、
10枚組で出ていると、ネットで知ったが、
まだ、購入をクリックできずにいます。


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完コピとアドリブ演奏が、どっちつかず
憧れのヒーローと同一化というのか、
同じようになりたいと思うのは、
ウルトラマンや、巨人の星をまねた、
幼少の頃から、今も続いているようです。

野球のユニフォームを買ってみたり、
ビートルズと同じギターを探したり、
いい歳して、「トップガン」を見たときも、
パッチ付革ジャンを買って、着ていた。

我ながら、よくコスプレに走らずに、
何とか、バランスを保てたと安堵。

ギター演奏も同じようなことで、
好きになった曲を、レコード演奏と、
同じように弾きたい、完コピしたいと、
昔から思っていて、必死に練習している。

アドリブが苦手というか、好きに弾くと、
起承転結もないまま、ひたすら早弾きで、
曲をだいなしにしてしまうことが、多い。

オジー・オズボーンが、ブラッド・ギルスに、
「お客は、レコードを聴いて来るのだから、
同じように弾くように」と言ったとか。

これは、自分が完コピしたがることを、
正当化するのに、うってつけの台詞。

ただ、オジーの場合、観客のことよりも、
「俺のランディが弾いたフレーズを、
1音たりとも、変えることは許さん」
みたいな、意味合いが強い気もするが…。

それで、コピー譜を見て、弾いてはみるが、
難しくて弾けないところは、ごまかして、
アドリブもどきで、かわしてみたり。

ギターの音色にも、そうこだわらず、
何となく似た感じに、聴こえればよし、
フレーズも結局は、雰囲気コピーとなる。

Youtubeで、見事な完コピを披露したり、
格好良いアドリブを弾いているのを見ると、
もっと基礎を練習しないといけないし、
アドリブも何とかしたいと、反省するのです。




ギターマガジンのビンテージスコアは、思い出だらけ
リットーの雑誌「ギターマガジン」は、
80年の創刊から約10年、毎号購入。

一時期、毎月買う音楽雑誌は、プレイヤー
ロッキンFヤングギターに、ジャズライフ
気に入った内容だけ買ったのは、現代ギター
ギターミュージックアドリブ等でした。

当然、置き場所に困り、10年ほど前に、
めぼしい楽譜のある号だけ残して、処分。

それも、古本屋やブックオフとかではなく、
リサイクルの古紙回収で、ごみ同様の扱い。

今回、またギターを弾くようになると、
処分した雑誌類が、くやまれること。

スクラップブックにするのは、手間だが、
楽譜だけでも、全部切り抜けばよかった。

せめて、あと1年、処分を延ばしていれば、
購入したスキャナーで、取り込めたのに…。

後悔は尽きないが、考えていても仕方ない。

ギターマガジンが、読者のアンケートを元に、
昔の楽譜を復刻すると、数年前に知った時は、
横目に見ていたが、今回、そのことを思い出す。

復刻!ビンテージ・ギター・スコア40選」で、
楽譜以上に、ギターマガジンの歴代表紙写真と、
掲載スコアの一覧が出ているのが、嬉しくなる。

カタログや、データベースが好きな自分には、
うってうけの内容で、表紙の写真を見ると、
いろいろ思い出して、懐かしくなってくる。

何年か前に、現代ギターでも、創刊号からの、
掲載楽譜一覧が付録になった号を、購入した。

ヤングギターにも、インタビューなど中心に、
過去の記事を編集した別冊が、いくつかある。

過去を振り返るばかりでは、いけないのだが、
資産として持ち続けることも、やはり大切で、
同じような人が多いから、復刻するのでしょう。




リズム音痴が、変拍子に挑むと、ひっくり返される
MTRに、ドラムを打ち込んでいるが、
機械だから、変拍子も自由自在。

5拍子だの、7拍子の曲だろうが、
楽譜どおりに、根気よく入力すれば、
そのまんま、ドラムを叩いてくれる。

ジェフ・ベックなどで変拍子の曲を、
演奏しようと、ドラムを打ち込んで、
ベースを弾くと、リズムが合わない。

もともと、自分はリズム音痴だから、
8ビートにしても、16ビートにしても、
本職のベースに比べて、ノリは悪いが、
それ以上に、拍子の頭を見失ってしまう。

今、自分がどこを演奏しているのか、
そもそも、小節の何拍目のところか、
まったくわからなくなり、手がとまる。

変拍子というと、高1のときに買った、
ベックの曲で、知ったようなものだが、
レコードで聴く分には、問題なかった。

そのうち、ジョージ・ベンソン演奏の、
「テイク・ファイブ」が気に入って、
テープを何度も聴いてコピーした。

アドリブは無理なので、テーマくらいは、
何とか弾けるようにしたが、そのときに、
この曲が5拍子とは、気がつかなかった。

それだけ、リズム音痴でもあったのだが、
4拍を刻む感覚が、身についてないから、
逆に、変拍子でも、ついていけたのかも。

今では、良くも悪くも、4つを刻むから、
ドラムとずれていって、見失ってしまう。

考えてみれば、ギター教室に通っていて、
実力的には、全盛期だった頃にしても、
変拍子に手を出して、大失敗した。

プログレのキーボードトリオのライブで、
サポートのギターを、友人に頼まれる。

キーボードは、マルチミュージシャンで、
デモテープには、ギターも入っているから、
ライブで再現するために、参加することに。

もらったテープは、変拍子もさることながら、
自分よりも、はるかにギターがうまくて、
フレーズをコピーするのもやっとという感じ。

印象的なフレーズなどは、そのまま弾くが、
間奏は、多少自分の好きにさせてもらう。

ある曲などは、11拍子のリフにあわせて、
2分くらい、ギターのアドリブソロがあり、
ホールズワースみたいにと、気分よく弾いた。

テーマに戻ろうと、リフのユニゾンを弾くと、
バンドのみんなが、こっちをみて首を振る。

リズムの頭を見失って、ひっくり返っていた。

ベースが身振りつきで、リフを強く弾いたり、
ドラムがシンバルで、小節の頭を叩くのだが、
自分の中で、カウントがリセットできない。

ロングトーンを弾いても、見失い続けて、
数小節の空白で、カウントし直すことで、
ようやくユニゾンを弾いて、テーマに戻る。

冷や汗どころか、涙が出てきた悲惨な演奏。

この後、このバンドのライブには、二度と、
声がかかることは、ありませんでした…。

リズム音痴が、勇猛果敢(?)にも、
難関の変拍子に挑んで、文字通りに、
リズムごと、ひっくり返されたのです。


「ギターマガジンが選ぶギタリスト100人」を読んでみた
昔から、レコードガイドなどが好きで、
いくつかの本やムックを、取ってあります。

古くは、新潮文庫で、渋谷陽一
ロック・ベスト・アルバム・セレクション

シンコーミュージックのディスクガイドは、
AOR」「フュージョン」に加えて、
ジャパニーズ・シティ・ポップス」。

すぐ手に取れる本棚の中だけでも、
ジャズCD・ベストセレクション
ROCK名盤コレクション・ガイド
フュージョン決定盤101」など。

音楽出版社の「CD総カタログ」も、
何年かおきに買っては、パラパラと
眺めて、めぼしい作品を探した。

そんな、昔の人間でもないのですが、
辞書も含めて、手でページをめくるのが、
性に合っているようで、ネット検索より、
本屋で、作品紹介ガイドなど買っている。

最近では、毎日新聞社のムックで、
ロックギタリストの軌跡」があり、
名盤392枚が、紹介されている。

なぜか、似たような数字だが、
リットーの別冊ギターマガジンで
ギタリスト名鑑329」もあって、
けっこう知らないギタリストもいる。

そのギターマガジンの12月号で、
ギターマガジンが選ぶ、史上最も偉大な
ギタリスト100人
」の特集記事がある。

ネタバレみたいで、申し訳ないから、
誰が1位とかは、ここに書かないけど、
上位に入るのは、まあ妥当な人たち。

それで、100人もいると、自分には、
名前さえ知らないギタリストがいたり、
大好きなギタリストが圏外だったり。

納得したり、不満をもらしたりして、
それなりに楽しめた企画でした。




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