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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
デパペペの、軽やかに舞う「スノー・ダンス」が、ぼた雪に…
夏のイメージが強い、DEPAPEPEなのだが、
デパフユ~晴れ時どき雪~」というベスト盤も、
あるくらいで、秋から冬をテーマにした曲も多く、
楽譜のある、「スノー・ダンス」を今回弾いてみる。

ブロとも達の記事は、雪で車が埋もれていたり、
全国各地で、豪雪の被害に見舞われてるのに、
東京にいるから、「スノー・ダンス」なんて曲など、
お気楽に演奏しているんだと、叱られそうだが…。

YoutubeにあるPVは、粉雪が舞うような映像で、
ギターの音も軽やかなのだが、自分はリズムが、
もたついたり、得意がっている早弾きフレーズが、
アコギでは、ちゃんと音が出ず、ぼた雪のように。

渋谷河合楽器の発表会で、エイジアを演奏した時、
このイントロに似た曲だったが、裏拍が取れずに、
走ったり、もたったりしては、「ギターずれてるぞ」と、
指摘され、何度も練習をとめてしまうことになった。

途中のブレイクは、一人でコードカッティングだが、
あせって走ったりして、次に全員が入る小節の頭が、
合わなくなり、リズム音痴で、かなり迷惑をかけた。

そんなわけで、この曲でも、イントロのフレーズから、
2台のギターが合わなかったり、テーマに絡むよう、
刻むコードストロークも、少しずつずれていくことに。

この曲は、いつもの力強いリズムギターに比べると、
軽やかなカッティングだが、それでいて、ガツーンと、
強いストロークも、要所要所で、効かせていていて、
本当にリズムギターは奥が深いと、あらためて認識。

「ジャカジャカ、コードをかき鳴らすのは、初心者だ。
せめて、アルペジオくらいは弾けよ。」と、高校の頃、
弾き語り連中を、馬鹿にしていた自分は、何様か…。

バレーコードは、昔から苦手で、クラシックギターの、
簡単な練習曲でさえ、弦が人差指の関節の隙間に、
ちょうどはまって、音が出なくて、挫折する曲が多い。

指の位置をずらしたり、押さえ方を工夫したりしても、
マイナーセブンは、いまだにお手上げに近い状態で、
この曲の中間部の、ハイポジションのアルペジオも、
半分くらい、ミュートした音になっていて、聞き苦しい。

アコギを弾くことで、ピッキング強化に繋がるからと、
デパペペを教材にしているが、右手の練習だけでなく、
左手をしっかり押さえることも、アコギで鍛えていく。

デパペペのインディーズ3部作のラスト、04年発表、
パッション・オブ・グラデーション」から、ベスト盤の
「デパフユ」にも収録された、冬を感じさせてくれる曲、
Snow Dance」を、いつもながらの、やや完コピで。


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TABスクールの打田十紀夫は、お手本のようなアルバムばかり
今も、アコースティックギターマガジン誌上で、
ギター講座を連載している、打田十紀夫は、
TABギタースクールを主宰し、教則本なども
数多く出しているし、ソロアルバムも数多い。

自分が、アコギのソロ演奏に夢中になったのは、
98年ごろだったが、アコギマガジンの広告に、
TABスクールのCDや楽譜が掲載されていて、
アコギが上達するよう、何か買おうかと思う。

ウッディ・マンのアコギブルースの楽譜付CD,
ケルティックギター入門や、AKI浜田隆史ら、
新人ギタリストのCD、楽譜も紹介されていて、
何より、内田のCDと楽譜が、すごく気になった。

当時、ウィンダムヒル・レーベルのギタリストたち、
マイケル・ヘッジスアレックス・デ・グラッシ
ウィリアム・アッカーマンの楽譜が欲しかったが、
渋谷の石橋楽器や、ヤマハには置いてなかった。

石橋楽器で目にしたのが、アコギマガジンで見た、
内田のCDとコピー譜で、譜面を立ち読みすると、
変則チューニングのヒーリング系の曲もあれば、
ラグタイム、ブルースと、バラエティに富んでいた。

ココナッツクラッシュ」と、「思い出の鱒釣り」が、
当時出ていた2枚のアルバムで、石橋楽器には、
CDは2枚あったが、楽譜は「ココナッツ~」のみ。

一緒に買いたいので、とりあえず、「ココナッツ~」を、
買ったのだが、1曲目から、1、6弦をDに下げて、
ウィンダムヒル顔負けの、ニューエイジ風の曲。

ベースランニングを学べる曲もあれば、ラグタイム、
アコギブルースなど、教則本のお手本のようだが、
ギタリストに限らず、鑑賞用となる、楽曲ばかり。

これは、もう片方のCDと楽譜も買うしかないと、
他の楽譜も探しがてら、御茶ノ水へ出かけたが、
そこの石橋楽器に、「思い出の~」の楽譜があり、
CDはなかったので、また渋谷に戻り、CDを買う。

「思い出の~」も、バラエティにとんだ曲ばかりで、
この2枚の曲をマスターすれば、ソロギターの、
大半のジャンルをものにできるし、技術も向上と、
思いつつ、いつものように、積ん読状態のままです。


タッピングの新技で、驚異の新人エリック・モングレイン
エディー・ヴァン・ヘイレンが、元祖ではないせよ、
通常、左手の指で、フレットを押さえるのに加え、
右手も使う、ライト・ハンド奏法を、世に広めた。

やがて、人差し指か、中指で押さえるだけではなく、
4本とも指を使う、エイトフィンガー奏法が出たり、
左右の指で自在に押さえる、タッピングへと進化。

さらに、ベース音、バッキングの和音、メロディと、
ピアノの両手のように、フレットを自在に押さえる、
スタンリー・ジョーダンという、達人まで現れた。

この流れは、エレキギターにとどまらず、アコギへ、
波及していき、マイケル・ヘッジスがタッピングを、
駆使した曲を披露し、クラシックギター界まで、
アンドリュー・ヨークが取り入れて、作曲をした。

98年発行のムック「アコースティックギター7」で、
プレストン・リードの「ファット・ボーイ」が解説され、
オーバーネック・タッピングと名づけられていたが、
左手をネックの上側から回し、押弦するフォーム。

このあたり、ギターを弾いている人が読んでも、
ちょっとわかりにくい書き方で、図解か写真でも、
あれば良いのだが、Youtubeで見てもらえれば。

そして、どうせ両手とも上から回すのだからと、
ギターを横に寝かせてしまい、弾きやすくしたのか、
ラップタップ・ダブルタッピングと、名づけられた、
驚異の奏法で、エリック・モングレインがデビュー。

もともと、ストリートミュージシャンとして活動し、
自己の演奏を、06年頃、Youtubeで公開したら、
一躍、時の人となり、CDデビューとなったらしい。

自分は、アコギのCDや楽譜の、老舗ショップ、
プー横丁のホームページの紹介で、知ったが、
すぐにNHK特集で、ゴンチチの二人の司会で、
インタビューと演奏が放送され、すごく気に入る。

「Air Tap」という、全面タッピングだけの曲は、
右手の人差し指で、弦をハンマーで打つように、
ハーモニックスを鳴らすテクニックも、披露した。

これは楽譜が欲しいと思うが、1年近くたった頃、
モングレイン本人のホームページで、販売となり、
海外のネット通販は、不慣れで、買えないまま。

09年の「アコースティック・ギター・ブック28」で、
インタビューと、ほんのさわりのTABが掲載された。
(「~マガジン」はリットーで、「~ブック」はシンコー)

この手の曲は、ギターのチューニングを通常と変え、
開放弦でも和音となる、オープンチューニングが、
使われるので、勝手に、かき鳴らしても、様になる。

「いわばペテン技なんだ」と、アコギのベテランである、
レオ・コッケが笑っていたが、自分のかき鳴らしと、
モングレインの響きは、天と地ほどの差がある。

いつか完全なTAB譜を手に入れて、少しくらいは、
それらしい演奏をしたいと、またも欲張りですが、
とにかく、エリック・モングレインは、要注目です。




ピーター・フィンガーは、まさにフィンガーピッカーだった
98年頃、アコギのソロギターに夢中になり、
アコースティックギターマガジンを買うと、
広告ページには、輸入CDなども載っていた。

その中に、ピーター・フィンガーのCDもあり、
いかにもフィンガーピッキングという名前で、
芸名なのか、ちょっとどうなんだろうと思う。

渋谷東急ハンズ前の、イシバシ楽器には、
けっこう、アコギの輸入楽譜とCDがあった。

アコギ関係の棚にある、輸入CDの場合、
そのコピー譜も、一緒に置いてあったので、
楽譜を見て、細かい音符が並んでいるなど、
難しそうな気がすると、喜んで買ってきた。

いくつかのアルバムから、選曲された、
本人の演奏CDも、ついているシリーズは、
やはり、アコギマガジンの広告で見ていて、
イシバシに入荷したときに、すぐにチェック。

ピーター・フィンガーも、その1冊にあって、
立ち読みしたら、16分音符だらけだった。

アコギ1本で、聴かせる演奏をしたいので、
和音の響きが、効果的な曲を探していたが、
この早弾きだらけの楽譜は、当然見逃せない。

買ってきて、CDを聴くと、「Getaway」なんかは、
早弾きの嵐で、右手がフィンガーピッキングで、
こんなに早く弾けるのか、という驚きの演奏。

しかも、ほとんどが、単音のフレーズなのに、
消音と、響かせておく音のバランスが見事で、
ギター1本の、スカスカな音には感じない。

他の曲では、テンションコードが効果的で、
現代曲というか、ドビュッシーや、ラベルを、
思わせる曲作りで、弾いてみたくなる曲ばかり。

楽譜を見ると、全曲がオープンチューニングで、
しかも独自の、EBEGADチューニングが多く、
これだと、ギターのネックに負担が大きいような。

このチューニングにしたところで、弾けないから、
まずは、クラシックギターで、バッハあたりの、
早いフレーズの練習から、やり直すことにした。

それから早いもので、10年以上たつのですが、
バッハのフレーズさえ、弾けずにいる昨今です。




「ソロギターのしらべ」と出会って、10年たつが、弾けないまま
南澤大介の編曲・演奏による楽譜、
ソロギターのしらべ」シリーズは、
かれこれ、10年もの付き合いになる。

山崎まさよしの演奏をテレビで見て、
アコギに夢中になった99年頃に、
いくつかの楽譜や雑誌を購入した。

雑誌「アコースティックギター」で、
マイケル・ヘッジスの特集があり、
南澤の採譜・解説が掲載されていた。

その後、数年間は、アコギの雑誌や、
クラシックギターの雑誌・楽譜を買い、
エレキよりも、アコギに夢中でした。

そんなとき、ソロギシリーズが出て、
クイーン「ボヘミアン・ラプソディ」、
クリーム「クロスロード」が収録され、
今までの編曲集と違い、新鮮に感じた。

付録のCDの演奏にしても、見事で、
ソロアルバムと呼んでも、良いほど。

次作以降も、ロックの名曲をアレンジし、
ポピュラー曲を編曲するソロギターに、
ある意味、革命を起こしたと言える。

その後、リットーで出る他の楽譜や、
他社のソロギターは、同じ路線となる。

それは、「ソロギターのしらべ」という、
新しいジャンルを作り出したと言っても、
過言ではないくらい、自分には画期的。

現在まで、10冊ほど出版されていて、
自分も、数冊購入してはいるのですが、
アレンジに感心して、聴くのが主で、
レパートリーにできた曲は、皆無…。

難易度がAからCまであるのだが、
Aの曲にしても、初見でそこそこ、
弾けたとして、そこから先が進まない。

チラッと弾くと、何となく納得して、
また他の曲を弾くから、進歩がない。

ソロギに限らず、クラシックギターや、
ロック・フュージョンでも同様であり、
考えれば、35年、その繰り返し。

ブログで演奏をアップしてからは、
中途半端ではあるが、レパートリーと、
呼べるように、曲に取り組んできた。

ソロギシリーズも、アップに向けて、
いくつかの曲に挑戦するつもりです。






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