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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
変則チューニングは、ドロップDから慣れてみる
中学のときに見た、「ギターをひこう」で、
荘村清志が弾いた、タルレガ「タンゴ」は、
5・6弦を一音下げるよう、指示されていた。

見よう見まねで、音を下げて弾いてみると、
本物に近い音が出て、感動したのだが、
いちいち、弦をいじるのが面倒だった。

クラシックでは、バッハの編曲などで、
6弦をE音からDに下げることも多い。

たった1本の弦をいじるだけでも、面倒で、
通常のままでよい曲ばかり、弾いていた。

そんな自分が、アコギマガジンの特集で、
オープンチューニングに、興味がわく。

響きが変わり、何となく雰囲気が出ると、
もうその曲が、弾けたような達成感。

面白くなって、いろいろ試してみる。

オープンGや、Dなど、開放弦だけで、
和音になる、代表的な変則チューニング。

ツェッペリンジミー・ペイジが弾いて、
有名なのが、DADGADチューニング。

楽譜とCDを買った、打田十起夫の曲は、
1と6弦をDに下げ、このチューニングは、
村治香織がCMで演奏して有名になった
「サンバースト」にも使われている。

マイケル・ヘッジスなどは、1曲ごとに、
独自に編み出したチューニングを使用。

こうした曲を弾くとき、楽譜を見ると、
無意識に、レギュラーチューニングの、
ポジションで、指を動かしてしまう。

当然、まったく違う音が鳴るわけで、
ギターの指使いで、暗記するしかなく、
いつも以上に、指板を凝視することに。

そんな自分でも、6弦をEからDにする、
ドロップDチューニングは、慣れてきた。

ソロギターのアレンジ曲など、弾くと、
たった1音いじるだけで、音が広がり、
運指が楽になる曲もあり、新しい発見。

ギターの弦が切れそうで、びびりながら、
チューニングをいじって、楽しんでいます。



NHKトップランナーで、押尾コータローのタッピング炸裂
90年代後半、山崎まさよしを見て、
アコギにはまったが、彼が出演した
NHK「トップランナー」は、演奏と、
しゃべりが、すごく楽しかった。

同じ番組に、新進ギタリストの、
押尾コータローが、2003年登場。

アコギ中心のショップ、「プー横丁」で、
インディーズ時代から、紹介されて、
気になっていた、存在のギタリスト。

マイケル・ヘッジスの楽譜を、手に入れて、
タッピングハーモニクスや、ボディヒットを、
真似ていたが、家族が、押尾の演奏を見て、
「まるで、大人と子供じゃない!」と指摘。

当然、子供は自分の方で、エレキはまだしも、
アコギの演奏は、話にならないと、厳しい。

くやしいから、少しは彼の研究しようと、
CD「スターティングポイント」と一緒に、
完コピの楽譜も買って、早速練習する。

ヘッジスたち、ウィンダムヒル系の、
ギタリストでも、同様なのですが、
オープンチューニングを駆使していて、
曲ごとに、ギターのチューニングを、
いじらないといけなくて、面倒くさい。

いったい、何回1弦を切ったか…。

タッピングも難しいのだが、それより
ネイルアタックが、きれいにできない。

ボサノバのパーカッシブ奏法とも違い、
本人が、「デコピンの要領で」と言うが、
グチャっと弦をミュートしてしまう。

押尾のは、チョッパー奏法ではないが、
ポーンとはじけるような音が出ている。

いまだに、あのニュアンスは出せなくて、
タッピングの音量が足りないことも、
マイクとエフェクターのせいにしています。




テレビで、山崎まさよしを見て、アコギに、はまった日々
98年、何気なく見ていたテレビで、
山崎まさよしが、ギターの弾き語り。

フォーク歌手なのかと、聴いていると、
アコギのテクニックが、すばらしい。

カントリーブルースというのか、
フィンガーピッキングが、見事で、
スリーフィンガーより、高度な感じ。

中学の頃、ビートルズS&Gの曲で、
スリーフィンガーを、練習したことがある。

その頃、渋谷ヤマハで見つけたのが、
別冊LM・アコースティックギター」。

フラットピック奏法、フィンガー奏法に、
ブルース奏法、ラグタイム奏法が出ていて、
TAB譜を参考に弾くが、全然だめでした。

十数年たち、テレビで見た、山崎のギターは、
そうした基本的な奏法が、完璧だと思った。

ちょうど、リットーから出ていた、
アコースティックギターマガジン
季刊となり、第1号の表紙が山崎。

早速買うと、タイトルから当然だが、
アコギについて、記事も講座も、豊富。

ヘビメタやグランジ系が中心になった、
ギターマガジンや、ヤングギターを読むにつけ、
若者についていけなくなったと、感じ始めた頃。

そろそろ、自分はエレキから卒業かと、
思っていたところへ、タイムリーな雑誌で、
全部のページを、むさぼるように読んだ。

その中の、特集記事に出ていた小松原俊の、
オープンチューニングに、興味がわき、
楽譜とCDを、渋谷ヤマハで、見つける。

曲によっては、チェット・アトキンスっぽく、
ジェットストリームに、出てきそうな演奏。

もっと、アコギだけの曲が聴きたくなり、
渋谷の石橋楽器へ行くと、輸入CDや楽譜が、
かなりのスペースに陳列してある。

ダック・ベイカーピーターフィンガー
ウッディ・マンや、中川イサトAKI
打田十起夫など、CDとコピー楽譜を、
弾けもしないまま、買い集めていくのは、
いつもながらのことでした。






マイケル・ヘッジスの、すごさを見過ごしていた
84年ごろ、CMで、ジョージ・ウィンストンの、
「あこがれ/愛」が流れ、ピアノ曲だったが、
澄んだ音色と、空間の響きが、気に入りました。

オムニバスLP「心の美術館Vol.2」を購入。

ジャケット写真も美しく、イメージアルバムの感じ。

もしかすると、「北の国から」のサントラ盤と、
間違えた人もいるかもしれない、という風景。

実際、富良野や美瑛の風景をジャケットにした、
ピアノアルバムが、その後、やたら発売された。

LPには、3名のギター演奏が収録。

アレックス・デ・グラッシの「オーヴァーランド」は、
曲全体を通しての、超高速アルペジオだった。

こういうのは、変則チューニングでやっているのだろうと、
思っていたが、あとで、楽譜を手に入れたら、大違い。

6弦をDにしただけで、開放弦やストレッチによるもので、
手の小さい自分には、かなり苦しい運指でした。

ウィンダム・ヒルの創始者でもある、ウィル・アッカーマンは、
リリコンとの合奏で、さわやかなサウンド。

彼の代表曲「ブリックレイヤー家の美しい娘」は、
Vol.1に収録されているが、こちらも絶品。

単純なメロディーと、少ない和音で、どうして、
広がりのある響きを出せるのか、感心した。

マイケル・ヘッジス「エアリアル・バンダリーズ」は、
多重録音の環境音楽という感想で、スルーした。

あとから、ハーモニクスタッピングを駆使して、
一人で演奏していると知ったときは、驚いた。

98年発売のリットー「アコースティックギター7」には、
ビートルズの特集記事があり、懐かしくなって購入した。

季刊「アコースティックギターマガジン」が、
年1回の、不定期発行だったころのムック。

その中に、マイケル・ヘッジスの特集もあり、
奏法解説を読んで、かなり特殊な演奏だと知った。

左手によるラスゲアード、タッピングハーモニクス、
ボディヒットや、小技の数々。

楽譜を探しに、渋谷の楽器店、御茶ノ水の楽器店、
神保町の本屋街を回るが、見つからない。

ムックに出ている、アコギショップにもあたるが、
品切れで、入荷は未定だと言われる。

そこで、初めてのネット通販を利用しました。

関西の「プー横丁」は、アコギ関連が充実していて、
ヘッジスの楽譜も在庫ありで、ようやく入手。

届いたTAB譜を見ると、細かい指示にあ然。

曲によっては、右手左手を別々の譜面にして、
1ページに4小節のみという、ていねいさ。

何よりも、消音の指示が、かなり詳細で、
TAB譜上に、赤い線が引いてある部分は、
右指を弦に乗せ、消音し続けるよう書かれていた。

クラシックギターでも、開放弦の扱いなどで、
不協和音にならないよう、どこまで音を伸ばし、
どこで消音するか、譜面から読み取る必要がある。

左右どちらで消すか、アポヤンドか、指の腹か、
手の平か、かなり気を使うが、ここまでとは。

細かい説明になってしまうが、1弦と3弦で、
小刻みにタッピングと、消音を繰り返し、
2弦は鳴らし続ける、といった指定まである。

特殊奏法だけではなかった、
やはり、ギターは奥が深いと、感動。

その後、アコギのCDや楽譜を探して、
やたらと購入していくのは、いつものことでした。








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