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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
はやぶさの帰還より、感動した宇宙船ボストン号のカムバック
7年に及ぶ宇宙の旅から、苦難の末、帰還した、
惑星探査機はやぶさが、昨年話題となるが、
自分にとっては、8年ぶりのカムバックだった、
ボストン「サードステージ」の方が、泣けました。

ボストンが、リーダー、トム・ショルツの宅録で、
デビューしたのは76年だが、「宇宙の彼方」の、
大ヒットも、自分は、ほとんど知らなかった。

78年になり、2nd「ドント・ルック・バック」が出て、
宇宙船ボストン号が帰還したなどと、騒がれて、
YGや、ロッキンFなどでも紹介される。

シンセサイザーを使わず、何本もギターを重ねた、
ギターオーケストレーションは、クイーンの方が、
元祖だろうが、サウンドは、まったく違っていた。

サウンドは、アメリカン・プログレ・ハードらしいが、
自分が聴いた印象としては、後期イーグルスや、
ドゥービーブラザーズジャーニーを思わせて、
いわゆるアメリカン・ロックの王道と感じた。

ギターのサウンドは、のちにジェイ・グレイドンや、
TOTOに影響を与えたと思うほど、際立っていた。

79年の初来日時は、本国よりパイプオルガンを、
空輸すると話題になったが、実際のライブでは、
張りぼての、パイプオルガンだったという説もある。

完全主義者の、トム・ショルツのことだから、
ライブでも、自分が作った多重録音のテープを、
流しているんじゃないか、なんて考えていた。

大学の友人が、武道館のライブに行ったようで、
途中のブルース・ギター・ソロが良かったんだと、
興奮していたので、実際に演奏したようだが、
ボストンがブルースねえ、横目に見ていた。

雑誌のインタビュー記事で、トム・ショルツは、
ギターや機材について、いろいろ語っていて、
練習中というライトハンドを、披露してみたりと、
気さくで、誠実という印象で、好感が持てた。

次作「サードステージ」は、8年のインターバルで、
86年の発売となり、完璧主義の伝説を裏付けた。

特段、ファンでもなかったから、その8年の間、
待ちわびていたわけでもないが、逆に懐かしく、
FMなどで聴くこともせず、すぐにCDを買った。

冒頭の「アマンダ」が、ボストンそのものの音で、
この音を作るために、8年間も、ほとんど一人で、
がんばったのかと思い、ウルウルして聴いた。

実際のところは、特許がらみの発明をしたり、
ロックマンのブランドの、ギターエフェクターや、
ヘッドフォンアンプの開発で、忙しかったのかも。




TOTOのカバーする、ツェッペリン「天国への階段」は洗練されすぎ
86年、TOTOの主要メンバーが参加して、
レッド・ツェッペリンの名曲「天国への階段」を、
原曲にわりと忠実にカバーしたと、ギター誌で、
ファー・コーポレーションのアルバムが紹介された。

どれだけ似ているか、あのルカサーのことだから、
普通に、平気で完コピしてしまうんじゃないか、
さらに弾きまくるかと、ギターに期待し、CDを買う。

ドイツのプロデューサーの、プロジェクトだそうで、
TOTOの、ボビー・キンボール、デヴィッド・ペイチ、
スティーブ・ルカサーに、サイモン・フィリップスなど、
参加しているのだが、曲ごとのクレジットはない。

天国への階段」は、おなじみのイントロから始まるが、
コーラスがかぶったり、ディスコまではいかないが、
16ビートになったり、どこか洗練されすぎた曲調で、
話の種に聴く程度、本物があれば十分という印象。

ギターソロは、最初が、軽めのソウル系のソロで、
次は、ディストーションで早弾きのソロとなるが、
ルカサーは器用だから、どっちも弾けてしまうだろうが、
実際にルカサーが、このギターを弾いているか不明。

続く2曲目は、がらりと曲調が変わってしまい、
ベストヒットUSAに出てきそうな、ミディアムテンポで、
まるで映画の主題歌、ラ・ブームのテーマみたい。

フリーの「ファイヤー・アンド・ウォーター」のカバーは、
完全にディスコティック(今は死語?)なアレンジで、
このアルバムが、そういう路線だったと、気づいた。

いくつかの曲で、ルカサー得意のフレーズが聴けて、
ボズ・スキャッグスや、ウィルソン・ブラザースなど、
ルカサー参加のAORを、探して聴いた自分には、
このアルバムも、ありなのだが、期待が大きすぎた。

TOTOファミリーの、カバー曲集と思っていたのだが、
AORのユニットに、数曲ゲスト参加したくらいであって、
カバー曲も、シングルの話題作りだったような気がした。

AORと思って、今聴き直すと、決して悪くはなくって、
どこか、アラン・パーソンズ・プロジェクトのようでもあり、
エアプレイのようでもあり、いいとこ取りのユニットです。





バカテクが乱立する中、ダーレン・ハウスホールダーって誰だ?
90年前後、シュラプネルから、クラシカル系の、
ギタリストが、雨後の筍のように出てくるが、
スティーブ・ヴァイに続く、バカテクが売りとなる、
ギタリストも、ソロやら、バンドやら、限りなかった。

92年に、「ダーレン・ハウスホールダー」という、
自己名義のアルバムで、デビューした、ダーレン。

メタル好きの友人に、聴かせてもらうが、メタルだから、
音は歪みすぎだが、フレーズが、最先端ロックギター。

ワウをかませたトーンで、粘っこいフレーズだったり、
高音のチョーキングも、タッピングも絶妙な使い方で、
バカテクの名に恥じない、見事なギタープレイだった。

曲調も、フュージョン系あり、バラード系ありと、
バラエティに富んでいて、すごく楽しめるアルバム。

94年、2nd「ジェネレイター・マン」は、発売を待って、
すぐに買ったのだが、こちらは、打ち込みのドラムに、
ラウドなギターを、何本もダビングした曲ばかりだった。

「焦点を絞った内容」「へビィサウンドが定着すれば、
新たな指標となる可能性を秘めている」の解説は、
どことなく無理して、ほめようとしているように感じた。

ギターは弾きまくりなので、けっこう楽しんで聴いたが、
歌が入らないインストで、キーボードの出番もが少ないと、
どことなく単調に思うのは、欲張りな感想だろうか。

まあ、曲自体は、どれも何となく似たり寄ったりだが、
やはりギターそのものは、見事の一言に尽きるし、
バークリースクール出身者らしい、正確なプレイ。

どれが、どの曲かまでは、把握してないというか、
流して聴いてばかりだから、曲名が一致しないが、
自分の場合、インスト曲だと、誰の曲でも同様な感じ。

その後、ヤングギターの連載講座で、見たくらいで、
消えてしまった感が強くて、バカテク乱立の頃だけに、
ダーレンって誰だっけ、ということになりがちで悲運。

ネット情報によると、1stアルバムが、この3月に、
再発されるそうで、自分も買おうか、考え中です。





ブラッドに先を越されるも、8フィンガーで巻き返すワトソン
ナイト・レンジャーというバンドを知ったのは、
ギタリストの片方である、ブラッド・ギルスが、
オジー・オズボーン・バンドに、ランディ・ローズの、
代役として、ツアーに参加した頃の記事だった。

ランディみたいな、ギターが弾ける人なのかと、
期待していると、ライブ盤「悪魔の囁き」が出るが、
全曲ブラック・サバスのナンバーらしく、やっぱり、
ランディの曲は弾けないんだなあ、なんて思った。

その後、ブラッド在籍時のライブ映像を見たが、
「Mr.クロウリー」など、ランディ時代の曲も、
しっかり演奏していて、おみそれしました。

82年、オジーバンド出身の肩書きを、引っさげて、
ナイトレンジャーが、デビューしたが、実際問題、
それで、レコード会社と契約できたんじゃないか。

デビューシングル「炎の彼方」が、話題になったが、
ギター誌に載った楽譜を、何となく弾いたくらいで、
実際に、ナイトレンジャーのLPは、聴かなかった。

ブラッド・ギルスの、フロイドローズを活用した、
アーミングのすごさについても、雑誌に出たが、
自分のギターは、ロックシステムなどなかった。

83年に2nd「ミッドナイト・マッドネス」が出たとき、
もう一人のギタリスト、ジェフ・ワトソンが演奏する、
ライトハンドの進化形、エイトフィンガー奏法が、
衝撃的に雑誌で紹介され、これで、LPを買うことに。

ロック・イン・アメリカ」は、キャッチーなリフで始まり、
リフなんて、もう出尽くしたかと思っていた自分には、
まだまだロックは奥が深い、なんて感心してしまった。

曲も格好良くて、ブラッドのアーミングプレイと、
ジェフのスピードプレイを対照的に配置していて、
話題のエイトフィンガーだけでなく、ストレッチの
決めフレーズの早弾きなんかも、すごく気に入った。

エイトフィンガーに関しては、とうてい真似できないが、
両手タッピングの方が、フレーズの自由度が増すだろうし、
8本使わずとも、エディの「ホット・フォー・ティーチャー」で、
十分だし、ステージでの見た目を重視した技という気も。

シスター・クリスチャン」は、AORになったシカゴなど、
ロック系バラードの王道のような曲で、これも気に入る。

ツインリードという、二人そろって、ギターがすごいうえに、
楽曲も良いのだから、ギターマニアも十分納得だし、
一般リスナーにも、ヒット曲満載の、おすすめアルバム。





一歩間違うと、ムード歌謡の、「哀愁のヨーロッパ」
高1の頃、ビートルズ目的で買ったヤマハの、
ロック完全コピー譜に載っているギタリストを、
次々と聴いていき、音楽世界が広がっていった。

サンタナも同様で、別冊ライトミュージックに、
君に捧げるサンバ」の楽譜が、掲載されて、
「サンタナの譜面があるけど、どんな音楽だろう」と、
高校で話すと、友人が、カセットに録音してくれた。

ブラック・マジック・ウーマン」や、「君に~」は、
独特のギターの音色と、どこかつっかかるようで、
タメもきいているフレーズが、何より個性的だった。

「ブラック~」などは、もともとフリートウッド・マックが、
ブルース志向だった頃、ピーター・グリーンの名演で、
有名な曲だが、見事にサンタナの曲になっている。

「君に捧げるサンバ」は、クロスオーバーとは違うが、
ギターインストの初期の名曲と、呼んでも良くて、
ささやくようなメロディが、リズムと共に盛り上がり、
気合のチョーキングで、説得力満点の演奏となる。

そして、当時は新曲の「哀愁のヨーロッパ」は、
日本人好みで、一歩間違うとムード歌謡のような、
泣きのフレーズで、ものすごく、気に入った。

井上陽水の「心もよう」の歌いだしに、似ていると、
今でもすごく思うし、邦題に「哀愁」とつくこと自体、
国内のレコード会社は、ムード路線を狙ったのでは。

フイードバック奏法での、ロングサスティンも、心地よく、
コーラスかフェイザー(レズリー?)を効かせた、
ゆったりしたBメロも、うっとりするような調べだった。

その後、エアチェック中心だったが、新譜を追っかけ、
シーズ・ノット・ゼア」の、ワウワウの熱い早弾きや、
ムーンフラワー」のコンプの音を感動して聴いた。

ウッドストックの映画で、若き日のサンタナが出演し、
ラテンロックの真髄という、熱い演奏も良かったし、
マイク・ブルームフィールド「フィルモアの奇蹟」で、
マイクの代役で、演奏したブルースプレイも聴かせる。

右手ピッキングのフォームや、左のフィンガリングも、
独特であって、テクニカルとは、呼べないのだろうが、
個性のすごさ、音の良さ、そして、表現力の豊かさと、
他の追随を許さない、すごさがあり、気に入っている。

本当、サンタナのギターは、聴けば、すぐわかる音で、
ボズ・スキャッグスのCM曲で、フューチャーされた時、
チョーキング1発で、「うわ、サンタナだあ」というほど。

大好きで完コピしたくても、独特の音色が出し切れず、
難しいギタリストばかりで、サンタナは、最たるものです。
(そもそも音つくりには、誰の曲を演奏していても、
 それほど気を使っていない、手抜きなのですが…)






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