僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。 旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
自分がポールのライブを見たのは、90年東京ドームだけで、
ウイングスの全盛期のレパートリーを期待して、出かけたら、
代表的な数曲のみで、大半が、ビートルズの曲だったうえに、
これまで披露していない後期の曲が多いのに、すごく驚いた。
「イエスタデイ」、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の、
ウイングスでも演奏した定番曲は、当然やるとは思っていたが、
「フール・オン・ザ・ヒル」に続き、「サージェント・ペパーズ~」と、
ビートルズでは、演奏していない(できなかった?)曲がずらり。
そのうえ、「アビイ・ロード」B面メドレーの、最終章を飾った3曲、
「ゴールデン・スランバー」から、「キャリー・ザット・ウェイト」へ、
さらに「ジ・エンド」と続く、本当に信じられない光景を目にして、
嬉しい反面、どこかもの悲しい、不思議な気分で帰途に着く。
ビートルズの実質的なラスト・アルバムの、「アビイ・ロード」の、
大団円を飾るメドレーだが、ラストアルバムと思って聴くから、
余計に、当時のビートルズの人間関係、歌われた歌詞などに、
いろいろ思いをめぐらせ、自分勝手に盛り上がるところがある。
そもそも、後発の「レット・イット・ビー」より、「アビイ・ロード」が、
あとから録音されたもので、これが4人の最後の演奏だったと、
いつくらいに知ったのか、中学時代は「レット・イット・ビー」が、
最後のLPで、映画での、屋上ライブが最後の姿と思っていた。
よく考えれば、映画で、リンゴが「オクトパス・ガーデン」を作曲、
ポールも、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」のコードを、
みんなに伝えながら、練習している風景があるから、このあと、
「アビイ・ロード」が録音されたと、気づいても良さそうなのだが。
ゲット・バック・セッションでは、メンバーの不和が目立ってきて、
アルバムも未完成となってしまい、きちんとアルバムを作ろうと、
ポールが3人を説得、ジョージ・マーティンにもプロデュースを、
依頼して、最後の力を振り絞って、最高傑作を作ったとされる。
新潮文庫の、「ロック~ベスト・アルバム・セレクション」の中で、
「レット・イット・ビーによって、解散は決定的なものになって~」
「メンバー全員は、アビイロードが最後のアルバムになることを、
充分自覚して作った~」と、かなり早い段階で、渋谷陽一が書く。
さらに、「虚像であるビートルズを、意識的に演じてみせた。」と、
述べていて、これは中山康樹も、「これがビートルズだ」の中で、
「ロマンの領域だが」と前置きして、「ペパーズで架空のバンドに、
扮したように、ビートルズに扮して、最高のアルバムを作る」と。
「真実のビートルズ・サウンド」の川瀬泰雄も、「全員が、おそらく、
これが最後のアルバムになるだろうと、予感を抱き~」と語るが、
一方、「ビートルズを存続させたかったポールに、プロデュースを、
依頼されたジョージ・マーティンは~」といった書き方もしている。
ヨーコしか眼中になくなっていたジョン、3枚組大作となるソロを、
準備中のジョージはともかく、ポールだけは、「アビイ・ロード」で、
最後だとは考えていなくて、逆に、こんな名作ができたのだから、
まだまだ、ビートルズでいけるぞと、手ごたえさえ感じたのでは。
だいたい、脱退宣言から解散訴訟と、世間を騒がせたポールが、
「本当に解散するとは思わなかった」と回想していて、このあたり、
ジョンとは別の意味で、何を考えているんだという天然さであり、
でも、それが本心で、「アビイ・ロード」も他の3人とは違ったかと。
アビイ・ロード・スタジオを出て行く4人の姿の、ジャケット写真も、
ビートルズ最後の姿として、威厳に満ちていると、多くの本でも、
書かれているのだがが、実際には、戻ってくる写真も撮影されて、
いったい、どこまでを、4人とも、最後だと思っていたのかは不明。
シークレット・トラック扱いとなる、「ハー・マジェスティ」は別にして、
アルバムの最後の「ジ・エンド」も、ビートルズからの惜別の歌で、
白鳥の歌とされるが、当初の仮タイトルでは、「エンディング」で、
メドレーの最後に持ってくる曲という程度の、位置づけだったかと。
その「アビイ・ロード」のB面メドレーは、「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」で、
すでに始まっているとか、2曲目「ビコーズ」が序章となっていると、
諸説あるが、一般に、「ユー・ネバー・ギブ・ミー・ユア・マネー」から、
始まるとされて、この曲自体が、3つのパターンでのメドレー形式。
「サン・キング」と「ミーン・ミスター・マスタード」は続けて演奏されて、
すごいのは、ジョンの「ポリシーン・パム」と、ポールの「シー・ケイム・
イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドウ」も、まるで1つの曲のように、
ライブで続けて録音し、ジョンがポールに「いけ!」と、あおっている。
そして、いったん曲が切れて、静寂のあとから浮かぶ、ピアノの音、
メドレーの最終章は、「ゴールデン・スランバー」から始まり、続けて、
「キャリー・ザット・ウエイト」を演奏し、「ジ・エンド」だけ、別の録音で、
前の曲をさえぎるように始まる形で編集し、メドレーは大団円となる。
「ゴールデン・スランバー」は、昔の子守唄の歌詞を引用したのだが、
冒頭の「かつて、そこには、家へと帰っていく道があった。」の部分は、
ポールの作詞で、「ゲット・バック」や「ザ・ロング・アンド~」と同様に、
昔の4人へ戻れないか、ジョン、こっちを向けよ、の訴えにも思える。
そして、「キャリー・ザット・ウエイト」に続くと、曲の中間部で、唐突に、
「ユー・ネバー・ギブ・ミー~」のメロディが流れ、ギターソロをはさみ、
本編とは歌詞を変えて、「重荷を背負え」のタイトルに呼応するよう、
「君に枕はあげない、ただ招待したにすぎない。」として、韻をふむ。
メドレーを意識して、前半の曲のメロディを、繰り返したのだろうが、
深読みや、自分の知っていることと、関連させたくなる性格なので、
ランボーが、「地獄の一季節」の中で、かつて、自分が書いた詩の、
「最も高い塔の歌」、「永遠の海」を改変して、登場させたことを彷彿。
そして、曲の最後も、「ユー・ネバー・ギブ~」のエンディングに出た、
ギターのアルペジオのフレーズが再現された途端、それをさえぎり、
「ジ・エンド」の始まりを告げるよう、ギターのチョーキングが叫ぶと、
リンゴの渾身のドラム・ソロ、3人のギター・バトルへと、なだれ込む。
リンゴの最初にして最後のドラムソロは、厳密には、「バースデイ」で、
タンバリンとの演奏や、「エブリー・リトリ・シング」でのティンパニーが、
すでにドラムソロをやっていたと言えなくもないが、ドラムだけになり、
スネアやタムを自在に叩く、いわゆるドラムソロは、この曲でしかない。
このリンゴのソロは、すごく存在感があって、タムの入るタイミングが、
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」などでも聴ける、リンゴならでは、絶妙さで
「キャリー・ザット・ウエイト」のコーラスも、リンゴの歌声が目立つから、
何かの機会に、ポールと、このメドレーで共演してほしいと、切に願う。
そして、ポール、ジョージ、ジョンの順で、3回も繰り返されるバトルも、
全アルバム中、この1曲のみで、普通のツイン・リードの掛け合いさえ、
これまでは、なかったから、かなりギターが目立つ、約30秒間となり、
ギターにうるさい連中にも、3人のギターの腕を見せつけられたと思う。
自分も中学時代に、青表紙のバンドスコアに出ていたから、練習して、
メドレーの曲では、「サン・キング」のジョンのスリー・フィンガー奏法も、
かなり練習した記憶がある反面、「ユー・ネバー~」のリードギターは、
覚えていないから、メドレー全部では、スコアに載っていなかったはず。
当時、憧れた、日本一のビートルズ・コピーバンド、バッドボーイズは、
B面メドレーも再現すると言われて、実際に聴いたことはなかったが、
YouTubeに74年のライブ音源があって、この3曲メドレーを、ピアノや、
オーケストラは、ないものの、かなり見事に演奏して、さすがの実力。
リンゴのドラムは、どの曲もそっくりだし、特に、ギターバトルの部分は、
ジョージが1人で3人分弾いていて、今日、YouTubeにあるカバー演奏、
さらには、ポールのライブで聴けるよりも、レコードのフレーズと同じで、
1本のギターだから音色の変化は無理だが、ニュアンスまで再現した。
資料では、ジョンとポールがカジノ、ジョージがレスポールを弾いたと、
書かれているが、ジョージはテレキャス説もあり、さらにソロの順番も、
ポール、ジョージ、ジョンが、2回目は入れ替わっているという説もあり、
ギターの音色、フレーズで、聞き分けられるわけでもないと、またも謎に。
自分の演奏は、レスポールだと音が歪みすぎて、しかも、こもるので、
どれもストラトで弾いたが、キャンキャンした音になりすぎてしまって、
退職して、カジノやJ160Eを買ったら、これまで演奏してきた曲も含め、
全部の曲をドラムパートから、やり直そうと、取らぬ狸の皮算用をする。
「ジ・エンド」の、「ラーブ・ユー」のコーラスは、最初に右チャンネルで、
途中から左チャンに変わるが、自分のMTRでは、チャンネルごとに、
パンのつまみがないから、3トラックを一度に左右切替えができなくて、
特に動かさないし、他の部分でも、左右の定位は、かなり本物と違う。
ドラムのテンポを演奏中に変えることも、今のMTRではできないので、
「ジ・エンド」は、他の2曲より早いから、別々に録音して、最後の部分、
テンポが遅くなる部分では、小節を無視して、ドラムをリアルタイムで、
叩いて録音したら、リズム音痴の、自分のドラムに合わせるのに苦労。
「キャリー・ザット・ウエイト」は、ポールが、あとから、マーティンD18を、
ダビングしたと資料にあるが、どう聴いても、リズムギターは聴こえず、
バンドスコアにもないのだが、一応エレアコで、コードだけ刻んでおき、
ミキシングで、音がするかしないかくらいに絞り、雰囲気は出しておく。
最近のポールのライブでは、この3曲のメドレーを、最後に演奏して、
「もう帰る時間です」のMCと共に、「ゴールデン・スランバー」となるが、
リンゴが現れ、「グッド・ナイト」を歌い出す、ギャグをやってくれないか、
その後、リンゴがドラムに座って、メドレーを始めてくれないだろうか。
何だかんだと書いてきて、自分が一番、この曲、このメドレーに対し、
ビートルズ最後の曲という、思い入れが強すぎて、支離滅裂になり、
演奏にしても、かなり無理のあるレベル、まして、ポールの歌だから、
高いキーがきつく、熱意だけでも伝わればの、自己満足の演奏です。
ウイングスの全盛期のレパートリーを期待して、出かけたら、
代表的な数曲のみで、大半が、ビートルズの曲だったうえに、
これまで披露していない後期の曲が多いのに、すごく驚いた。
「イエスタデイ」、「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」の、
ウイングスでも演奏した定番曲は、当然やるとは思っていたが、
「フール・オン・ザ・ヒル」に続き、「サージェント・ペパーズ~」と、
ビートルズでは、演奏していない(できなかった?)曲がずらり。
そのうえ、「アビイ・ロード」B面メドレーの、最終章を飾った3曲、
「ゴールデン・スランバー」から、「キャリー・ザット・ウェイト」へ、
さらに「ジ・エンド」と続く、本当に信じられない光景を目にして、
嬉しい反面、どこかもの悲しい、不思議な気分で帰途に着く。
ビートルズの実質的なラスト・アルバムの、「アビイ・ロード」の、
大団円を飾るメドレーだが、ラストアルバムと思って聴くから、
余計に、当時のビートルズの人間関係、歌われた歌詞などに、
いろいろ思いをめぐらせ、自分勝手に盛り上がるところがある。
そもそも、後発の「レット・イット・ビー」より、「アビイ・ロード」が、
あとから録音されたもので、これが4人の最後の演奏だったと、
いつくらいに知ったのか、中学時代は「レット・イット・ビー」が、
最後のLPで、映画での、屋上ライブが最後の姿と思っていた。
よく考えれば、映画で、リンゴが「オクトパス・ガーデン」を作曲、
ポールも、「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」のコードを、
みんなに伝えながら、練習している風景があるから、このあと、
「アビイ・ロード」が録音されたと、気づいても良さそうなのだが。
ゲット・バック・セッションでは、メンバーの不和が目立ってきて、
アルバムも未完成となってしまい、きちんとアルバムを作ろうと、
ポールが3人を説得、ジョージ・マーティンにもプロデュースを、
依頼して、最後の力を振り絞って、最高傑作を作ったとされる。
新潮文庫の、「ロック~ベスト・アルバム・セレクション」の中で、
「レット・イット・ビーによって、解散は決定的なものになって~」
「メンバー全員は、アビイロードが最後のアルバムになることを、
充分自覚して作った~」と、かなり早い段階で、渋谷陽一が書く。
さらに、「虚像であるビートルズを、意識的に演じてみせた。」と、
述べていて、これは中山康樹も、「これがビートルズだ」の中で、
「ロマンの領域だが」と前置きして、「ペパーズで架空のバンドに、
扮したように、ビートルズに扮して、最高のアルバムを作る」と。
「真実のビートルズ・サウンド」の川瀬泰雄も、「全員が、おそらく、
これが最後のアルバムになるだろうと、予感を抱き~」と語るが、
一方、「ビートルズを存続させたかったポールに、プロデュースを、
依頼されたジョージ・マーティンは~」といった書き方もしている。
ヨーコしか眼中になくなっていたジョン、3枚組大作となるソロを、
準備中のジョージはともかく、ポールだけは、「アビイ・ロード」で、
最後だとは考えていなくて、逆に、こんな名作ができたのだから、
まだまだ、ビートルズでいけるぞと、手ごたえさえ感じたのでは。
だいたい、脱退宣言から解散訴訟と、世間を騒がせたポールが、
「本当に解散するとは思わなかった」と回想していて、このあたり、
ジョンとは別の意味で、何を考えているんだという天然さであり、
でも、それが本心で、「アビイ・ロード」も他の3人とは違ったかと。
アビイ・ロード・スタジオを出て行く4人の姿の、ジャケット写真も、
ビートルズ最後の姿として、威厳に満ちていると、多くの本でも、
書かれているのだがが、実際には、戻ってくる写真も撮影されて、
いったい、どこまでを、4人とも、最後だと思っていたのかは不明。
シークレット・トラック扱いとなる、「ハー・マジェスティ」は別にして、
アルバムの最後の「ジ・エンド」も、ビートルズからの惜別の歌で、
白鳥の歌とされるが、当初の仮タイトルでは、「エンディング」で、
メドレーの最後に持ってくる曲という程度の、位置づけだったかと。
その「アビイ・ロード」のB面メドレーは、「ヒヤ・カムズ・ザ・サン」で、
すでに始まっているとか、2曲目「ビコーズ」が序章となっていると、
諸説あるが、一般に、「ユー・ネバー・ギブ・ミー・ユア・マネー」から、
始まるとされて、この曲自体が、3つのパターンでのメドレー形式。
「サン・キング」と「ミーン・ミスター・マスタード」は続けて演奏されて、
すごいのは、ジョンの「ポリシーン・パム」と、ポールの「シー・ケイム・
イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドウ」も、まるで1つの曲のように、
ライブで続けて録音し、ジョンがポールに「いけ!」と、あおっている。
そして、いったん曲が切れて、静寂のあとから浮かぶ、ピアノの音、
メドレーの最終章は、「ゴールデン・スランバー」から始まり、続けて、
「キャリー・ザット・ウエイト」を演奏し、「ジ・エンド」だけ、別の録音で、
前の曲をさえぎるように始まる形で編集し、メドレーは大団円となる。
「ゴールデン・スランバー」は、昔の子守唄の歌詞を引用したのだが、
冒頭の「かつて、そこには、家へと帰っていく道があった。」の部分は、
ポールの作詞で、「ゲット・バック」や「ザ・ロング・アンド~」と同様に、
昔の4人へ戻れないか、ジョン、こっちを向けよ、の訴えにも思える。
そして、「キャリー・ザット・ウエイト」に続くと、曲の中間部で、唐突に、
「ユー・ネバー・ギブ・ミー~」のメロディが流れ、ギターソロをはさみ、
本編とは歌詞を変えて、「重荷を背負え」のタイトルに呼応するよう、
「君に枕はあげない、ただ招待したにすぎない。」として、韻をふむ。
メドレーを意識して、前半の曲のメロディを、繰り返したのだろうが、
深読みや、自分の知っていることと、関連させたくなる性格なので、
ランボーが、「地獄の一季節」の中で、かつて、自分が書いた詩の、
「最も高い塔の歌」、「永遠の海」を改変して、登場させたことを彷彿。
そして、曲の最後も、「ユー・ネバー・ギブ~」のエンディングに出た、
ギターのアルペジオのフレーズが再現された途端、それをさえぎり、
「ジ・エンド」の始まりを告げるよう、ギターのチョーキングが叫ぶと、
リンゴの渾身のドラム・ソロ、3人のギター・バトルへと、なだれ込む。
リンゴの最初にして最後のドラムソロは、厳密には、「バースデイ」で、
タンバリンとの演奏や、「エブリー・リトリ・シング」でのティンパニーが、
すでにドラムソロをやっていたと言えなくもないが、ドラムだけになり、
スネアやタムを自在に叩く、いわゆるドラムソロは、この曲でしかない。
このリンゴのソロは、すごく存在感があって、タムの入るタイミングが、
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」などでも聴ける、リンゴならでは、絶妙さで
「キャリー・ザット・ウエイト」のコーラスも、リンゴの歌声が目立つから、
何かの機会に、ポールと、このメドレーで共演してほしいと、切に願う。
そして、ポール、ジョージ、ジョンの順で、3回も繰り返されるバトルも、
全アルバム中、この1曲のみで、普通のツイン・リードの掛け合いさえ、
これまでは、なかったから、かなりギターが目立つ、約30秒間となり、
ギターにうるさい連中にも、3人のギターの腕を見せつけられたと思う。
自分も中学時代に、青表紙のバンドスコアに出ていたから、練習して、
メドレーの曲では、「サン・キング」のジョンのスリー・フィンガー奏法も、
かなり練習した記憶がある反面、「ユー・ネバー~」のリードギターは、
覚えていないから、メドレー全部では、スコアに載っていなかったはず。
当時、憧れた、日本一のビートルズ・コピーバンド、バッドボーイズは、
B面メドレーも再現すると言われて、実際に聴いたことはなかったが、
YouTubeに74年のライブ音源があって、この3曲メドレーを、ピアノや、
オーケストラは、ないものの、かなり見事に演奏して、さすがの実力。
リンゴのドラムは、どの曲もそっくりだし、特に、ギターバトルの部分は、
ジョージが1人で3人分弾いていて、今日、YouTubeにあるカバー演奏、
さらには、ポールのライブで聴けるよりも、レコードのフレーズと同じで、
1本のギターだから音色の変化は無理だが、ニュアンスまで再現した。
資料では、ジョンとポールがカジノ、ジョージがレスポールを弾いたと、
書かれているが、ジョージはテレキャス説もあり、さらにソロの順番も、
ポール、ジョージ、ジョンが、2回目は入れ替わっているという説もあり、
ギターの音色、フレーズで、聞き分けられるわけでもないと、またも謎に。
自分の演奏は、レスポールだと音が歪みすぎて、しかも、こもるので、
どれもストラトで弾いたが、キャンキャンした音になりすぎてしまって、
退職して、カジノやJ160Eを買ったら、これまで演奏してきた曲も含め、
全部の曲をドラムパートから、やり直そうと、取らぬ狸の皮算用をする。
「ジ・エンド」の、「ラーブ・ユー」のコーラスは、最初に右チャンネルで、
途中から左チャンに変わるが、自分のMTRでは、チャンネルごとに、
パンのつまみがないから、3トラックを一度に左右切替えができなくて、
特に動かさないし、他の部分でも、左右の定位は、かなり本物と違う。
ドラムのテンポを演奏中に変えることも、今のMTRではできないので、
「ジ・エンド」は、他の2曲より早いから、別々に録音して、最後の部分、
テンポが遅くなる部分では、小節を無視して、ドラムをリアルタイムで、
叩いて録音したら、リズム音痴の、自分のドラムに合わせるのに苦労。
「キャリー・ザット・ウエイト」は、ポールが、あとから、マーティンD18を、
ダビングしたと資料にあるが、どう聴いても、リズムギターは聴こえず、
バンドスコアにもないのだが、一応エレアコで、コードだけ刻んでおき、
ミキシングで、音がするかしないかくらいに絞り、雰囲気は出しておく。
最近のポールのライブでは、この3曲のメドレーを、最後に演奏して、
「もう帰る時間です」のMCと共に、「ゴールデン・スランバー」となるが、
リンゴが現れ、「グッド・ナイト」を歌い出す、ギャグをやってくれないか、
その後、リンゴがドラムに座って、メドレーを始めてくれないだろうか。
何だかんだと書いてきて、自分が一番、この曲、このメドレーに対し、
ビートルズ最後の曲という、思い入れが強すぎて、支離滅裂になり、
演奏にしても、かなり無理のあるレベル、まして、ポールの歌だから、
高いキーがきつく、熱意だけでも伝わればの、自己満足の演奏です。
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![]() ギターマジシャンさん こんばんは。
最高です!。ここで、“ゴールデン・スランバー・メドレー”とは予想外でした。 ジョン派の自分ですが昔から“ゴールデン・スランバー”は大好きでした。 ジョンもポールに嫉妬していたのではと想像します。 “アビーロード”はビートルズのアルバムで最高傑作だと言われますが いろいろな意味で私も最高傑作だと思っています。 素晴らしい演奏をありがとうございました。 マサジョン | URL | 2015/06/13/Sat 18:49 [編集]
![]() わわわ! こんな大ネタ! 凄いです☆
もう、イントロから『鳥肌』たちましたよ。 ギターバトルもカッコイイ☆ いや~堪能させて頂きました、最高です☆ Mr・へぼい | URL | 2015/06/13/Sat 19:13 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> ギターマジシャンさん こんばんは。 最高です!。ここで、“ゴールデン・スランバー・メドレー”とは予想外でした。 マサジョンさんのブログで、ポールのセットリストを拝見するにつけ、 やっぱり、最後のメドレーをやらない手はないと思い、挑戦しました。 > ジョン派の自分ですが昔から“ゴールデン・スランバー”は大好きでした。 ジョンもポールに嫉妬していたのではと想像します。 自分も同じくジョン派ですが、ポールの単独曲でも良いものは良いですし、 ジョンがメドレーを「よせ集めのクズ」と評したのは、まさに嫉妬ですね。 > “アビーロード”はビートルズのアルバムで最高傑作だと言われますが いろいろな意味で私も最高傑作だと思っています。 どれが一番好きなアルバムか、どれが一番好きな曲かと聞かれると、 困ってしまうし、その日で違ったりしますが、ことアビーロードは、 かなりの確率で1位になることが多く、間違いなく最高傑作ですね。 > 素晴らしい演奏をありがとうございました。 まだまだ未完成な点も多いままのアップですが、ありがとうございます。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/13/Sat 20:40 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> わわわ! こんな大ネタ! 凄いです☆ このところ、ポールのリベンジ来日で、ずっと気分が高揚しているので、 こういう時でないと、なかなか手が出せない曲だろうと、挑戦しました。 > もう、イントロから『鳥肌』たちましたよ。 ギターバトルもカッコイイ☆ ビートルズの曲は、イントロのつかみが、すごく見事なので、 その音が多少なりとも、似るかどうか、すごく気を使います。 > いや~堪能させて頂きました、最高です☆ まだまだ、雑な部分があったり、何よりも歌が問題ですが、 みなさんの励ましコメントで、次の曲への意欲が湧きます。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/13/Sat 20:45 [編集]
![]() ギターマジシャンさん
はじめまして 出だしからいい雰囲気の中、ギターバトル部分など感動してしまいましてコメントしてしまいました!とてもよかったです。 全パート対応ですか? 素晴らしい才能ですね 面白半分 | URL | 2015/06/13/Sat 22:21 [編集]
![]() コメントいただき、ありがとうございます。
> ギターマジシャンさん はじめまして はじめまして。 面白半分さんのブログ、「茶の間の自由」は、時々訪問させていただいて、 ビートルズやプログレ、ジャズ、フュージョンの記事を拝見していました。 > 出だしからいい雰囲気の中、ギターバトル部分など感動してしまいましてコメントしてしまいました!とてもよかったです。 YouTubeのビートルズカバーの達人の方々に比べて、かなり雑な演奏で、 勢いでアップした感じでしたので、そう言っていただけると嬉しいです。 > 全パート対応ですか? 素晴らしい才能ですね ドラムは、MTRの内蔵リズムマシンで、パッドを叩いて入力していて、 ギター、ベースは自分で演奏し、鍵盤にはギターシンセを使っています。 これからも、よろしくお願いします。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/13/Sat 23:32 [編集]
![]() THE ENDのギターバトルの部分、
ジョンパートが引っ込み過ぎてる様に感じました もしかしたら、私のPC環境のせいかもしれませんが・・・・・ とてもカッコ良く決まっていたのでそこがちょっと残念でした。 でも、もしかしたら私のPC環境によるものかもしれないので 書き込むのを躊躇したのですが お初ですが-の奴です | URL | 2015/06/14/Sun 16:03 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> THE ENDのギターバトルの部分、 ジョンパートが引っ込み過ぎてる様に感じました もしかしたら、私のPC環境のせいかもしれませんが・・・・・ とてもカッコ良く決まっていたのでそこがちょっと残念でした。 でも、もしかしたら私のPC環境によるものかもしれないので 書き込むのを躊躇したのですが おっしゃるとおり、ジョンのギターだけ、音が小さかったです…。 ポールとジョージのギターに比べて、かなり音を歪ませている分、 録音レベルは大きくなってしまい、ミックスでしぼったのですが、 逆にしぼりすぎたうえに、リバーブも深めで引っ込んでいますね。 毎週録音するので、一度ミックスして、YouTubeへアップすると、 元のデータを消して、次の曲に取り組んでいて、リミックスとか、 リマスターができないのですが、いずれ再録音でリベンジします。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/14/Sun 18:40 [編集]
![]() アビイ・ロードは事実上、最後のアルバムとして有名なんですけど、友人から借りて1回聴いただけなんですよ^^;
きちんと知ってる曲は「Come Together」と「Here Comes The Sun」しかないみたいです・・・てことで、この曲も全然記憶に残ってませんでした^^; VW BEETLEが写ってるから、ジャケットは大好きです( ゚д゚ ) ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> アビイ・ロードは事実上、最後のアルバムとして有名なんですけど、友人から借りて1回聴いただけなんですよ^^; 後期のビートルズは、好みが分かれるところでもありますね。 > きちんと知ってる曲は「Come Together」と「Here Comes The Sun」しかないみたいです・・・てことで、この曲も全然記憶に残ってませんでした^^; 「Come~」も「Here~」も、レコード時代のA面・B面の1曲目で、 そこから先は、あまり聴かないまま流してしまった、とかでしょうか? > VW BEETLEが写ってるから、ジャケットは大好きです( ゚д゚ ) 最近のブログ記事が、車のお話になっているマジェさんらしいです。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/15/Mon 20:42 [編集]
![]() おはようございます。
このメドレーを取り上げるのはすごいですね。 まだ一度も見たことがありません。 ギターマジシャンさんのギター道の集大成といった感じでお見事です。 ![]() いつも、コメントありがとうございます。
> おはようございます。 このメドレーを取り上げるのはすごいですね。 まだ一度も見たことがありません。 ギターマジシャンさんのギター道の集大成といった感じでお見事です。 YouTubeには、内外を問わず、達人たちの宅録やライブ演奏が数多く、 まだまだ、足元にも及ばないレベルですが、ギターバトルに関しては、 昔からギターを練習してきた成果で、少しは近づけたのかと思います。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/16/Tue 19:50 [編集]
![]() 今はビートルズをまったく聴かないのですが‥‥
(ほとんどの曲は、今でも歌えますが。) もともと、ロックでも、のりのりのストレートな曲より 内省的でコンプリケイテドな曲の方がずっと好みなので、 ビートルズのアルバムならアビーロード、 その中でも、走馬灯のようなB面のメドレー、 さらにその中でもロックサウンドからすべての終りを告げるThe Endまでの最後の3分間が、自分にとってのビートルズサウンドのすべてのような気がします。 演奏していても思いいれが強すぎて、という感想、まったく同感です。 AKI | URL | 2015/06/20/Sat 13:49 [編集]
![]() いつも、コメントありがとうございます。
> 今はビートルズをまったく聴かないのですが‥‥ (ほとんどの曲は、今でも歌えますが。) 自分も、このブログを始めて、ビートルズ関連のブログの方々と、 交流するようになるまでは、CDセットの扉が閉まっていました。 > もともと、ロックでも、のりのりのストレートな曲より 内省的でコンプリケイテドな曲の方がずっと好みなので、 ビートルズのアルバムならアビーロード、 その中でも、走馬灯のようなB面のメドレー、 さらにその中でもロックサウンドからすべての終りを告げるThe Endまでの最後の3分間が、自分にとってのビートルズサウンドのすべてのような気がします。 AKIさんの好みを反映しているのが、まさにこのメドレーなのですね。 > 演奏していても思いいれが強すぎて、という感想、まったく同感です。 ビートルズに限らず、10代の頃に聴いたロック、フュージョンも含めて、 自分の思い込みが激しいこともあり、かなり湾曲していることも多いです。 ギターマジシャン | URL | 2015/06/20/Sat 19:39 [編集]
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