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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
ジョー・パスとハーブ・エリスの早弾き合戦で、ジャズ開眼
77年、リトナーカールトンの来日で、
一気に、もりあがったクロスオーバー。

カールトンが、ジャズギタリストのジョー・パスに、
師事していたと聞き、どんなギターかと思いました。

ちょうどFMで、ジョー・パスハーブ・エリス
共演したアルバムが放送される。

「セブン・カム・イレブン」という曲が、かかると
ものすごいスピードで、早弾きの応酬。

オリジナルは、ベニー・グッドマンと、
チャーリー・クリスチャンの演奏だが、
その倍以上の、速さでテーマを演奏。

そのまま、ギター合戦となる曲の展開に、
ギター少年は、大喜びしたのです。

10月頃、ハーブ・エリスが来日していて、
翌年1月に、公演の模様が、FMで放送される。

カルテットによる、ブルージーなジャズギターで、
後半はセブン・カム・イレブンも演奏していた。

「あのときの曲だ」と、思うが、迫力が違う。

ジョー・パスも、やがて、待望の来日となるが、
FMでの放送は、お得意のソロギター。

これは、これで、ものすごいのだが、
聞きたいのは、早弾きのバトル。

二人の共演盤を探しに、渋谷東急プラザのコタニへ。

そのものずばり、「セブン・カム・イレブン」があり、
迷うことなく、買うことができた。

ジャズギターの場合、パット・マルティーノや、
ジョージ・ベンソンなど、テクニシャンは数多いが、
最初に聞いた、このバトルは、ずっと印象に残った。

LPには、演奏後の二人の会話も収録されています。

「今の曲は、なんて言ったっけ?」
「セブン・カム・イレブンだろうが」
「いや、あれは、”Fast”だよ」

本当に、早かった。

これがきっかけで、早弾きギター大好きの自分は、
ジャズギターのLPも集めることに。

リットーミュージックから出ていた、
ジャズギターの教則本も買ってみたり。

海外のギタリストたちが、雑誌などで、、
「ジョー・パスの教則本は、おすすめだね」と言う。

渋谷ヤマハには、輸入のジャズの楽譜コーナーがあり、
ジョー・パスの教則本も、何冊かあったのだが、
ページ数に比べて、高い気がして、買わなかった。

自分の中の、高い・安いの基準は、
この年になっても、かなりあいまいで、
「買っておけばよかった」と、
「何で、こんなのに大金を」の繰り返しです。


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ジョー・パス。
ジョー・パスのギターはジャズギターの文法で言えば“標準語”
だと思います。
何処を聴いても、ジャズの王道のフレーズだと思います。
白人ギタリスト独特の、うねらないタイム感の頂点だと思います。
なので、早いパッセージに関しては、日本人が弾くには入り易いですね。

逆に黒人ギタリストは、なまりと言うかうなねるリズムが特徴的ですよね。
ウェスのグルーブ感は中々真似できるもんじゃ無いですよね。
Les Paul L-5 | URL | 2010/08/21/Sat 22:10 [編集]
Re: ジョー・パス。
いつも、コメントありがとうございます。

> ジョー・パスのギターはジャズギターの文法で言えば“標準語”
> だと思います。
> 何処を聴いても、ジャズの王道のフレーズだと思います。

ジャンゴなど、アドリブの入るところから、いかにものフレーズ。

> 白人ギタリスト独特の、うねらないタイム感の頂点だと思います。

一連のソロギターにしても、コンボ演奏よりも、自由なリズムですが、
違和感なく、ついていけます。

> なので、早いパッセージに関しては、日本人が弾くには入り易いですね。

指癖ではないですが、覚えると、ベンベラっと弾ける感じです。

> 逆に黒人ギタリストは、なまりと言うかうなねるリズムが特徴的ですよね。
> ウェスのグルーブ感は中々真似できるもんじゃ無いですよね。

渡辺香津美”先生”の、教則本に、ウエスの「ノー・ブルース」が載っていました。

フレーズ的には、難しくないのに、レコードのニュアンスが出せなかったです。

CTI3部作にしても、オクターブ奏法のテーマでさえ、手こずります。
ギターマジシャン | URL | 2010/08/22/Sun 01:17 [編集]



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