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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
バンド形式でオメトラのような夏っぽいデパペペ「マリンドライブ」
長年続けた週末の更新に、こだわるのをやめた途端、
たがが外れたように、更新をサボりがちになってしまい、
昔からの自分の怠け癖が、こんなにもひどかったかと、
反省することしきりなのだが、それ以上に猛暑のせいも。

いかんせん、この連日の酷暑には、通勤するだけでも、
体力を使いきってしまうし、駅向こうの銀行や郵便局へ、
真っ昼間に出かけたりすると、それで一日仕事の気分、
帰宅しての夕食後には、風呂も入らず寝てしまう日々。

夜中に起き出しシャワーを浴びるが、時間も時間だから、
ギターは弾かずに、スマホの音楽やラジオを聴きながら、
今夜も熱帯夜で寝苦しいと、布団の中でのたうち回って、
熟睡できないし、寝相も悪いから、腰痛でまた目覚める。

それでも、たとえ数分でも、ギターのスケール練習くらい、
毎日欠かさずはやっているし、仕事のない週末となると、
少しずつドラム入力したり、エレピ、ストリングスと録音し、
オケを作っていくが、これまた暑さで集中力が続かない。

これまでにも、作業中にちょっとしたことで、引っかかると、
一気にやる気が失せ、気分一新とばかり曲を変更したり、
それでも、週末更新があるからと、気を取り直してみたり、
すぐにできそうな二重奏の曲を探して、何とかやってきた。

逆に言うと、週末更新にこだわって、手を抜く部分もあり、
シンセの音色が今一歩でも妥協したり、ベースやドラムの、
間違いに気づいても、ライブならば、やり直さないのだしと、
そのままでミキシング作業に入り、これはこれで問題あり。

だからと言って、今の自分の実力や録音環境、機材では、
そんなに完璧な演奏は、どれだけ時間をかけても無理で、
結局は妥協するわけで、週末更新にこだわるのをやめて、
良かったのは、曲のクオリティより精神的負担というところ。

自宅でも熱中症にかかるのだから、それこそ気合を入れて、
ギターに熱中するあまり、倒れてしまったらば元も子もない、
のんびりやろうよと、これまた、かなりサボる言い訳にして、
それでも、今回は2週間以上更新があき、さすがにまずいと。

それこそ、ササっとデパペペの二重奏でもやろうと、安直に、
演奏する曲を物色するが、これだけ更新が空いたのだから、
ギター2台ではあまりにあっけないから、バンド形式にしよう、
ちょうど「マリン・ドライブ」という夏っぽい曲があり、ぴったり。

「マリン・ドライブ」という題名は、どこか「オメガトライブ」っぽく、
そう思ったら、イントロからオメトラの曲に出てきそうな感じで、
歌詞のないインスト曲だけに、題名からくる印象は大きいうえ、
コンガのラテン系パーカッションの音も、夏を思わせる要因。

デパペペは、いつもながら、リードと伴奏を互いに交代するが、
16ビートのカッティングのリズムは、やはり夏っぽい感じだし、
裏拍で引っかけるようなリフとかは、高中正義に出てきそうで、
アコギ2人組とはいえ、フュージョン音楽の洗礼を受けている。

インディーズ時代、路上ライブでは、当然2人だけの演奏で、
アルバムでも、いっせーのせと、2人の一発録音がメインで、
そのうち、ハモリをダビングしたり、メジャーデビューにつれて、
バンドが加わったり、ギターのダビングも凝った風へとなった。

この曲も、スコアではギター2台にまとめてあるが、実際には、
交代するリードとバッキングは別録音で、イントロに続くリフは、
ハモリがダビングされているうえ、続くメロディもかぶっていて、
これも別録音、左右のギター共に3~4本は重ねている感じ。

オフィシャルスコアと名乗るだけあり、ギターの伴奏に関して、
エレピと音がぶつかるので、CDは本来のコードから変えたと、
注釈まであってさすがだが、それならカッコ書きでも良いから、
ハモ部分を併記してほしいと思ってしまうが、欲張りだろうか。

自分のアコギは、オベイションタイプのモーリスのエレアコで、
生音は木製ボディに比べると、おもちゃのような貧弱な音だが、
内蔵ピックアップを通すと、ガチガチの硬い音色で伸びもなくて、
まだ生音をマイク録音する方がましなので、そちらにしている。

デパペペ本人は、けっこうエフェクターを使っている気もするが、
自分は録音時では、コーラスはもとより、ディレイやリバーブの、
エフェクターはかけずに、完全な生音にし、ミキシングの段階で、
他の楽器と合わせ、ディレイとリバーブをかけるようにしている。

それで、このアコギ演奏にあたって、またも更新を長引かせる、
出来事があり、ほぼ録音を終えミスの箇所をやり直していると、
アコギの1弦を切ってしまったが、アコギの弦の買い置きがなく、
翌日仕事帰りに買ってきて張り替えるが、その日はそこで終了。

当然ながら、古い弦と新品の弦では全然音が違ってしまうから、
ミスの箇所だけでなく、そのトラックのギターは最初からやり直し、
いっそ全トラックと思うが、さらに延期になるから、左のリードと、
ハモリのリフだけ丸々演奏し直して、何とか今日には仕上げた。

ベースはチョッパーでなく指弾きで、はねた16分音符主体で、
サンバのベースパターンになるのか、リズム音痴の自分には、
こういうのが苦手なところで、実はスクエアや松岡直也の曲で、
ベースのノリがお粗末すぎて、中断している曲がいくつもある。

いちいちベースを出して練習するのは面倒だが、エレガットは、
ケースから出して枕元に立ててあり、何かにつけアルペジオ、
スケール練習をしているから、そのついでに、メトロノームでも、
鳴らしながら、ベースのフレーズを練習すれば、ましになるか。

8月のうちにまた更新したいが、ベースのノリが克服できれば、
松岡直也あたりが登場、ギターシンセの音作りがうまくいけば、
スクエアだろうし、クーラーをかけすぎ、やられてしまった喉が、
回復すれば歌ものだろうし、アコギのソロギターも出てきそう。

とりあえず、1ヶ月以上空き、スポンサーサイトがトップに出る、
それだけは避けようとした更新は、元気いっぱいギターデュオ、
デパペペがバンド形式で、真夏の雰囲気をたっぷりと聴かせた、
「マリン・ドライブ」を、細かいミスはあるものの何とかアップです。





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サックスの伊東の曲でエレピも活躍の「メイビー・アイム・ロング」
8年前にブログを始め、やがて演奏を公開するようになると、
何かと楽譜を買い集めるようになり、ふと気がついてみると、
枕元にはAmazonの箱が、いくつも積み重なって崩れそうだし、
トランクルームにも、昔の楽譜入り段ボール箱がかなりある。

これだけ楽譜があれば、一生演奏する曲に困らないどころか、
全部をちゃんと弾けるようにするのは、毎日練習しても無理、
それに、覚えたそばから忘れていき、暗譜で弾こうとなったら、
中学・高校時代に覚えた曲を、復習するだけで手一杯だろう。

それでも、気分転換というか、何か他にめぼしい楽譜がないか、
今でも、リットーやシンコーのホームページやAmazonを検索し、
興味ある楽譜を見つけると、「あとで買う」に保管しておいて、
順番待ちというか、そのうちにと思っているのが20冊はある。

もちろんというか、新しい曲、最近のバンドには興味がなくて、
70~80年代の曲や、クラシックギター、ソロギターばかりで、
実際に、この数年に買ったのも同様で、バンドスコアとなると、
ドレミ出版の復刻版、シンコーのベスト曲集の古い曲ばかり。

シンコーのベスト曲集は数年で改訂し、曲が追加になったり、
何曲も入れ替わるので、弾きたい曲が加わるか要チェックで、
新刊の「大人のロックスコア全集」は、パープル、イーグルス、
キッスに加え、チャー、マキ&オズ、スペクトラムという選曲。

「昭和の邦楽ロック」も、はっぴいえんど、外道、紫、チャーに、
ゴダイゴ、キャロル、甲斐バンドと、けっこう硬軟おり混ざって、
20曲以上も入ってはいるが、値段も4千円近くしてしまうので、
演奏したい曲が半分以上ないと、さすがに買おうと思わない。

「懐かしのJ-POPスタンダード」は、シャムシェイド、ウルフルズ、
ジュディ&マリーなどで、自分にとっては、最新ヒットに近いが、
「超人気J-POPコレクション」となると、知らないバンド名ばかり、
当然ながら、バンドごとのスコアも邦楽のはさっぱりわからない。

「大人の80年代J-POP」は、BOØWY、レベッカ、米米クラブと、
知っているバンドが並びホッとするが、演奏したい曲ではないし、
「大人の邦楽ポップス」は、山下達郎、竹内まりあ、角松敏生、
KAN、稲垣潤一と、これは買おうかと思いつつ、大半を占める、
達郎のスコアはもう持っているし、歌えそうにない歌手ばかり。

「J-Rockベストヒットコレクション」は、B’zの曲が半分近いが、
WANDSやDEEN、ZARDがあって、全盛期のビーイングの曲は、
織田哲郎のメロディが珠玉の上に、ギターソロが格好良いし、
イントロもサビも王道で、かなり演奏したくなってくる曲ばかり。

とはいえ、1冊丸々買うほどではなく、それで思いついたのが、
時々利用している、ヤマハやエリーゼのダウンロード楽譜で、
そこにDEENもWANDSもあり、とりあえずDEENのバージョンで、
「このまま君だけを奪い去りたい」のバンドスコアだけ購入した。

それで、コツコツとオケを作り、TOTOのスティーブ・ルカサーを、
彷彿させるギターソロも弾いたが、この猛暑続きで寝ている間も、
つけっぱなしにしているクーラーのせいで、喉をやられてしまい、
高音のハーモニーはもとより、メロディを歌うのもほとんど無理。

週末更新はあきらめているので、ここは、ゆっくりと軌道修正し、
スクエアあたりで、なるべく手間のかからない曲を探し、日曜に、
朝からドラムの入力、以前だったら、夜のうちには完成できたが、
暑さで集中力は欠けるし、何よりも細かい楽譜を追うのがきつい。

曲は、スクエアの「スターズ・アンド・ムーン」から、伊東たけしが、
珍しく(?)作曲した「メイビー・アイム・ロング」で、途中の部分で、
変拍子かと勘違いするリフがあるが、全体にメロディックな作り、
サックスが歌い上げ、エレピがリリカルにアドリブする王道の曲。

本当、伊東のサックスは、渡辺貞夫の後継者と言えるくらいに、
メロディアスで音色もきれい、それでいてハードに吹くこともあり、
リリコンのような電子楽器を使わずに、全部サックスで通しても、
すごく聴かせると思うので、この曲の全編サックスは貴重な演奏。

そう言っている自分が、ギターシンセを使うのは矛盾しているが、
いかんせんサックスは吹けないし、ピアノも苦手なので、ついつい、
ギターシンセに頼るわけで、なるべくサンプリング音に近い音色で、
サックスの抑揚が出るよう、ダイナミクスに気をつけ何度も弾いた。

エレピは、実際にはローズではないと思うが、ローズの音色にして、
これまた、更新を焦ることはないさと、エレピの伴奏も時間をかけ、
密集して書かれた和音の楽譜をじっくりと、音を確認しながら録音、
それに比べると、アドリブパートは、わりとワンテイクに近く弾けた。

和泉が弾くエレピのソロは、サックス同様、ジャズ研出身ならでは、
ビバップフレーズ満載で、時折入る3連フレーズもスイング気味で、
安藤のギターも曲によっては、もろジャズギターの王道フレーズで、
自分はジャズギター教室に通ったわりには、アドリブはロック寄り。

この曲のギターは、リズムギター専門だが、スクエアの曲の場合、
安藤が作った曲で、すごくメロディも見事な曲でさえ、惜しげもなく、
サックスやピアノに、メロディだけでなく、アドリブまで全部任せて、
安藤はバッキングに徹することが多く、ただ、その伴奏までが見事。

サックスのバラード曲でもなければ、バッキングは手が込んでいて、
弾いていて楽しく、昔はリズムギターかと、馬鹿にしていた自分が、
渋谷河合楽器の発表会で、スクエアやユーミンの曲を弾かされて、
バッキングの面白さに気づいたし、その難しさまで痛感することに。

スコアの解説欄には、「ポール・ジャクソンJr.ばりのカッティング」と、
書いてあるが、ポール・ジャクソンが有名になる以前から、安藤は、
この手の伴奏は、例えば「うち水~」の「ハンク&クリフ」で披露して、
「昔っからやっていたよ」と、つい、こっちも知ったかぶりしたくなる。

ある程度演奏が完成して、ラフミックスしながら、原曲と聴き比べて、
途中のリフとエンディングには、ドラムとは別にティンパニか何かで、
エコーを効かせたドカーンという音があり、S&Gの「ボクサー」にある、
エレベーターホールの録音のようで、ギターシンセで入れておいた。

メロディの後半の伴奏は、ベースもピアノも裏拍から入っていって、
伊東が自作曲の解説として、「ボサノバっぽいリズム」と評したのは、
この裏拍を指したのかと思うが、ここを、自分は、けっこう間違えて、
1拍半フレーズを待ちきれなかったり、逆に間延びしてしまったりと。

裏拍で取るのは、そもそも自分はリズムがずれるので要注意だが、
勘違いして、ベースを裏でなく頭で弾いていたり、ベースが正しく、
エレピが頭からになっている箇所もあり、ベースもエレピもやり直し、
完璧な演奏は無理だろうが、明らかなミスは焦らず直すことにした。

いろいろと手直ししたいことは、まだまだあるが、きりがなくなるし、
そういつまでも更新を先延ばしにすると、数カ月に1曲でよいかと、
ますます開き直りそうなので、この辺でスクエアの伊東の作曲した、
「メイビー・アイム・ロング」を、そこそこ完成したかとアップします。








サーフィン映画サントラを達郎が担当した「ビッグ・ウェイヴのテーマ」
例年よりも、かなり早い梅雨明けで、雨にまつわる曲とかを、
演奏しないまま、夏になってしまったなあ、で、夏と言ったら、
「夏だ、海だ、達郎だ」と、かつてのキャッチフレーズのように、
山下達郎をやらないわけにはいかないと、実に安直な発想。

夏であり、しかも海となると、達郎がサントラを担当した映画、
サーフィンのドキュメント「ビッグ・ウェイヴ」がちょうど良いし、
そのアルバムからは、タイトル曲だけだが、全2巻からなる、
オフィシャルバンドスコアに、かなり細部まで採譜されている。

マクセルのCMに「ライド・オン・タイム」が起用されてブレイク、
82年には「ラブランド・アイランド」を収録した「フォー・ユー」、
83年は、「高気圧ガール」を収録の「メロディーズ」と続けて、
夏のイメージ全開、その達郎が84年に映画音楽を手がけた。

「クリスマス・イブ」がJRのCMで流れ出すのは、88年からで、
この頃は、アルバム「メロディーズ」の中の1曲にすぎなくて、
とにかく達郎と言ったら夏・夏だったから、サーフィン映画の、
サントラ担当というのは、出来すぎなくらいにぴったりだった。

ただ、あくまでも企画ものということなのか、オリジナル曲は、
A面のみで、それも半分は以前の曲の歌詞を英語にしただけ、
B面はビーチボーイズのカバー曲で、これも以前のアルバム、
シングルB面などで発表している曲が大半という有様だった。

それでも、「ビッグ・ウェイヴのテーマ」、「マジック・ウェイズ」、
「オンリー・ウィズ・ユー」と、珠玉の3曲を提供しているからと、
思っていたが、つい最近、「ビッグ~」はラジオで発表済みだし、
「マジック~」は、「フォー・ユー」の頃の未発表曲だったと知る。

サントラを担当したものの、忙しかったのか、B面のカバーも、
企画ものだからこそ、敬愛するビーチボーイズの曲をやれたと、
当時のレビューにあったが、焼き直しどころか、発表した曲を、
寄せ集めたわけで、なかなか新曲が書けなかったのかと邪推。

山下達郎の次のアルバムは、これまでの年1枚のペースから、
やや空いて、2年後の86年「ポケット・ミュージック」になるが、
自分の場合、「ビッグ・ウェイヴ」はLPで買い、「ポケット~」は、
CDで買ったという、ちょうど移行期になっていたのは偶然か。

「ビッグ・ウェイヴのテーマ」の原曲となったのは、ラジオ番組で、
曲作りから、演奏、歌入れ、ミキシングの過程を披露する企画で、
シュガーベイブ時代の仲間、大貫妙子を迎え、達郎が作曲して、
大貫が作詞、さらに達郎バンドでレコーディング、歌入れした曲。

この番組の音声は、YouTubeにアップしてくれた人がいて、今も、
消されることなく残っているので、簡単に大貫と打ち合わせた後、
達郎がピアノを弾いて作曲、そのメロディに大貫が歌詞を考えて、
別スタジオに達郎バンドを集め、ヘッドアレンジするのが聴ける。

コーラスは時間的制約もあるからか、達郎の一人多重録音でなく、
達郎、大貫にギタリストの椎名和夫を加えた3声でハモるのだが、
これも、ほとんどそのまま「ビッグ・ウェイヴ」で、再録音とはいえ、
ラジオの企画の曲を、イントロからアレンジをほとんどそのままに。

間奏は椎名のギターソロでなく、野力奏一のピアノにしていたが、
再録音が達郎のギターソロなのは、バンドメンバー全員ではなく、
ベースの伊藤、ドラムの青山だけ、ギター、ピアノは達郎なので、
ピアノソロよりギターソロの方が、やりやすかったのかもしれない。

ラジオで、「対旋律でグロッケンを入れたいが、このスタジオには、
グロッケンもチェレスタもないから。」と、こぼしていて、再録音は、
しっかりとグロッケンが入っていて、このキンコンカンと高い音は、
達郎の曲の定番とも言えて、角松なんかもけっこう真似している。

サントラに際し、ここにも収録した「ユア・アイズ」の歌詞を書いた、
アラン・オデイに、「ジョディー」の歌詞を英語にしてもらったほか、
「ビック・ウェイヴ」を含む新曲3曲の歌詞を依頼しているのだが、
原曲の「魔法を教えて」が、どこで「ビッグ・ウェイヴ」になったか。

それこそ魔法つながりで、これが「マジック・ウェイズ」になっても、
おかしくはなかったろうに、この曲こそがテーマ曲にふさわしいと、
映画タイトルの「ビッグ・ウェイヴ」を曲名にし、歌詞を依頼したと、
あくまでも想像の域を出ないが、そんなやりとりを浮かべてしまう。

まあ、自分は「魔法を教えて」を知らなくて、最初から、この曲が、
「ビッグ・ウェイヴのテーマ」として、アルバム冒頭にふさわしいと、
思って聴いていたから、遡っての感想だが、ラジオを聴いた人は、
全然違うタイトルで、大貫妙子に関係なく出た時、どう感じたろう。

この曲の演奏は、バンドスコアがオフィシャルの名にふさわしくて、
ギターもリードギターに、リズムが2本、さらにアコギも採譜されて、
キーボードもエレピとシンセパッド、シンセブラス、グロッケンまで、
2段書きながら詰め込んでいて、さらにタンバリンやベルも採譜。

それだけに、再現しやすい反面、録音トラックはフル活用となり、
3声コーラスを2回重ねると、ボーカルはダブルトラックにできず、
自分の下手な歌声はエコーを深くして、ごまかすのが精一杯で、
いつもながら、演奏部分と歌の部分のクオリティの差が半端ない。

カセットのMTRを手に入れて、ニューミュージックの曲あたりを、
多重録音して悦に入っていた頃、友人に、イントロのギターから、
歌になった時の落差が激しすぎるから、歌はやめた方が良いと、
笑われたし、ピアノの先生からもギターに専念するよう言われた。

自分の好きなジェフ・ベックは、一時歌ったが、やめてしまったし、
リッチー・ブラックモアも、ジミー・ペイジも最初から歌ってなくて、
ギターに専念するロックギタリストは多いし、ましてジャズギター、
フュージョンギターは、歌わないギタリストの方が多数派だろう。

ポピュラー曲をソロギターにしたり、ジャズ風にアレンジするなら、
歌なしで良いが、自分のような、あくまでも完コピを目指す場合、
歌の部分だけギターや他の楽器にすると、エレクトーンの演奏、
スーパーのBGMみたいで味気なく、下手な歌でも入れたくなる。

ただ、今回もトラック不足から、最初にギターで弾いた仮メロを、
歌入れまで終えた後から消して、タンバリンを録音したのだが、
間違えて、歌のトラックを消してしまい、これは歌はやめとけと、
神様が言っているのかと落ち込むが、気を取り直して歌い直す。

夏が来たというより、猛暑、酷暑で、熱中症も懸念され、演奏も、
ついついサボってしまう中、夏男、山下達郎の絶頂期の作品で、
サーフィン映画のサントラという、「ビッグ・ウェイブのテーマ」を、
歌の出来はともかく、何とか形にして遅ればせながらアップです。






スポーツをテーマにしたアルバムから「オーバーヘッド・キック」
サッカーのワールドカップのせいで、このところの我が家は、
昼夜が逆転した状態で、夕食がすむと家族は寝てしまって、
そうなるとギターの練習や録音は、ついはばかってしまうし、
夜中に起きてテレビを見る頃では、時間的にギターは無理。

自分はサッカーマニアでないが、一般的なお茶の間と同様、
4年おきにテレビ中継は見ているし、それはオリンピックとか、
正月の駅伝もしかり、いわゆるにわかファンだが、かれこれ、
ドーハの悲劇以来だから、筋金入りのにわかファンと言える。

ただ、野球は「巨人の星」の影響もあり、少年野球をやったし、
「柔道一直線」や「紅三四郎」など見て、柔道着を買ってもらい、
「おれは男だ」の森田健作に憧れ、中学は剣道部に入ったが、
サッカーに関しては、サッカーボール一つ買うこともなかった。

「赤き血のイレブン」は原作もアニメも見たし、「おれは男だ」の、
続編というか同じ放送枠の「飛び出せ青春」も夢中になったが、
それで、片桐君のバナナシュートに憧れて、真似することもなく、
今考えても、どこに差があるのか、自分でも不思議な気がする。

テレビや映画の影響を受けるのは、大人になっても相変わらず、
「私をスキーに連れてって」で、スキーウェアと板、ブーツを揃え、
「メッセンジャー」では、マウンテンバイク、メッセンジャーバッグ、
ヘルメットやウエアと、ほとんどコスプレに近いくらい夢中になる。

主人公と同じ格好をしたがる癖だろうか、巨人のユニフォームに、
柔道着、剣道着がそうだったし、これまた大人になってからでも、
「トップガン」の革ジャンや、「踊る大捜査線」のフード付きコートに、
「スピード」の防弾チョッキを、ミリタリーショップまで出かけて買う。

そんな自分が、やはりワールドカップの時期になったからといって、
サムライブルーのユニフォームを着たことはなくて、本当に基準が、
自分でもわからないが、まあギターという楽器に今も夢中なのも、
なぜピアノや管楽器でないかと尋ねられたら、明確な答えはない。

それこそ、「おれは男だ」の中で、志垣太郎がトランペットを吹いて、
すごく格好良く思えて、母にねだり1年間レッスンも受けたものの、
続かなかったのに、「人造人間キカイダー」が変身で弾くギターが、
赤いギターで格好良いと欲しがって、こちらは、今でも続いている。

それを考えると、漫画家や手品師を目指して、今も手品はやるが、
画家や彫刻家、サーカスの一員になろうとは思わなかったわけで、
何かしら、自分でもできそうなことと、無理なことを見分けていたし、
趣味の世界一つとっても、相性はあるんだろうなと、漠然と感じる。

そんな、すごく夢中になるわけではないサッカーだが、このところは、
家族と一緒に夜中に見るので、ついつい、寝不足で出勤するうえに、
早起きする愛犬の相手もするから、自分も早く寝てしまうことが多く、
結果、ブログの更新、ギターの演奏は、丸々1週間さぼってしまう。

先週の土日は出勤ではなかったから、多少疲労回復で昼寝しても、
日曜の夜くらいまでには、1曲仕上がるかと、高を括っていたところ、
これまた宅録あるあるで、ドラム入力がおかしくなったり、演奏自体、
もう少し弾きこんだ方が良くなるので、無理に仕上げることはしない。

耳コピができない分、バンドスコアに頼っているが、楽譜がある以上、
超絶技巧の曲でもない限り、初見は無理でも、何とか弾けるわけで、
それでも、ただ単に音符を追いかけるのでなく、原曲をじっくり聴いて、
ノリも含めて流れるように弾けないと、聴き返していてきついものが。

最近の演奏が完璧に近いとは思わないが、数年前に比べてみると、
かなり進歩しているのが自分でも感じて、それはギターを弾き続け、
テクニックが戻ったこともあるが、オケ作りに時間をかけるようにし、
雑に仕上げていたギターシンセのパートを、きちんとやったからかと。

ただし、時間をかければ、より良い仕上がりになるのはわかったが、
同じ曲だけ延々と取り組むのは、自分でも飽きてくるし、ある程度は、
ブログ更新を理由に見切り発車も必要で、先週やっていた曲は中断、
多少早めに仕上がりそうな曲に、この月曜から取り組み今日に至る。

ワールドカップのサッカーにちなんで、スクエアの「スポーツ」の中の、
「オーバーヘッド・キック」で、ベースの田中豊雪が作った数少ない曲、
ロックンロール風の伴奏に、ちょっとおどけたメロディという、もともと、
スクエアのアルバムに1曲はあるパターンで、すごくとっつきやすい。

アルバム「スポーツ」は、スクエアの過渡期の作品と何度か書いたが、
リズム隊が田中・長谷部から、須藤・則竹へと移行する橋渡しの時期、
この1枚だけは田中と則竹で、そのうえ、安藤がシークエンサーに凝り、
打込み主体の曲が多いこともあって、リズム隊の変貌の狭間に感じる。

スクエアを取り上げたブログや、Amazonのレビューによると、こうして、
リズム隊が入れ替わったことで、8ビート主体から16ビート主体になり、
当然ながら、以前でも16ビートで叩いているし、「トゥルース」以降でも、
8ビートの曲は演奏しているが、確かに、そうした変化が感じて取れる。

この「オーバーヘッド・キック」は、則竹は参加したばかりだし、作曲が、
ベースの田中だから、昔ながらのスクエアの8ビートにしたのだろうが、
サビで、ドラムがシンバルを1拍ずつ叩くのは、以前のアルバムの曲、
「オーメンズ・オブ・ラブ」のまんまで、新人はつらいよと微笑ましいほど。

この曲のバンドスコアは、エンディングのギターソロは丸々省略されて、
8小節のリピート&フェイドアウトに、ギターの段には「Solo」と書かれ、
せめて、最初の8小節分だけでも、アドリブをコピーすれば良いだろうに、
ドレミ出版は、他の曲もエンディングの省略が多く、頁を減らす目的か。

Amazonのアルバムレビューに、リマスターでギターソロがカットとあり、
ギタリストにとっては、エンディングの弾きまくりが聴かせどころなのに、
一般向けには不要と言うことなのか、自分は、どうでアドリブだからと、
小節を長くし、ひたすら早弾きにしたが、世間とのずれを感じるところ。

話はとぶが、プレイヤーというアメリカのAOR系のロックバンドがあり、
フュージョンのプレイヤーズも日米にそれぞれあって混同しやすいが、
こちらは一発屋に近くて、「ベイビー・カム・バック」という曲が大ヒットし、
それが、エンディングでギターソロを弾きまくっているパターンだった。

ラジオでよくかかり、曲も良かったし、最後のアドリブにも感動したが、
LPを買う程でもないかと、シングル盤を買ったことろ、エンディングは、
ギターソロが始まるなりフェイドアウトしていて、シングルヒット狙いに、
ギターの弾きまくりは不要なのかと、すごく複雑な気持ちになった曲。

そうしたことを思い出しつつ、「オーバーヘッド・キック」のエンディング、
安藤の端正なフレーズを少し取り入れつつも、自分が得意としている、
スケール練習のパターンの上昇下降の早弾きで、音符を詰め込んで、
これは一発録音の方が勢いがあるので、ミストーンでもやり直さない。

逆に、イントロのリフや途中のカッティングは、何度もやり直したうえに、
音がスカスカすぎるからと、ユニゾンでもう一度演奏して、左右に分け、
本来なら、ディレイで左右に振ったり、ダブリングするところを、自分で、
ダブリングするという、ボーカルのダブルトラックみたいにやっておいた。

ところで、アルバムのジャケ写真は、プールでの競泳っぽい場面だが、
「スポーツ」のタイトルのわりには、「オーバーヘッド・キック」以外では、
野球の「ヒット・エンド・ラン」と、ラグビーの「ドロップゴール」しかなくて、
トータルアルバムでも何でもなく、この曲も、どこがサッカーなのか不明。

これまた、話がとぶが、スタローン主演「栄光への脱出」という映画は、
捕虜がサッカーの試合をする話で、ロードショー公開のテレビCMでは、
「ペレのバイスクルシュートがさく裂」とゴールシーンが流れ、これって、
オーバーヘッド・キックと違うのか、呼び方の違いなのか、ポカンとした。

サッカーワールドカップで、寝不足かつ、ギターを弾く時間も制限され、
更新があいてしまったが、そのサッカーをテーマにスクエアが演奏した、
「オーバーヘッド・キック」は、リズム隊の移行期に、脱退するベースが、
置き土産とばかり作った曲で、何とかオケを仕上げて、アップしました。












各楽器でソロを回すスクエア「アンエクスペクテッド・ラヴァー」

先週は、毎土曜日の週末更新が日曜にずれ込むどころか、
水曜に延期となり、以前の丸々1週間飛ばすような事態は、
何とか回避できたが、もうそろそろ、土曜日にこだわるのも、
やめておかないと、精神的な負担も大きいのかと反省する。

そんなわけで、昨日の土曜日は延期の言い訳ブログもなし、
これからは、ゆっくり更新することにするが、そう言いつつ、
サボり虫が顔を出しかけているのが、ちょっと心配でもあり、
とりあえず、土日を使って、保留にしていた曲を完成させる。

スクエアの「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、大ヒットした、
F1テーマ曲「トゥルース」を収録した同名のアルバムの曲で、
スローでしっとりとした曲で、ピアノとサックスのイントロから、
ギターがメロディを奏で、ギター、ピアノ、サックスとアドリブ。

安藤の作曲で、いつも安藤はすごく良いメロディを書いても、
惜しげもなく、サックスの伊東だのピアノの和泉にメロディを、
任せて、下手したらアドリブもなしに、バッキングに徹するが、
この曲は、ギターがテーマを弾き、サビでサックスとユニゾン。

そのまま、最初のアドリブソロは、ギターが担当して、これまた、
珍しいくらいに長いソロで、32小節というのは、過去の曲でも、
各アルバムに1曲くらいあったかどうか、続くピアノは16小節、
エンディングのサックスはフェイドアウトで、多少32小節超え。

ギターは終始クリーントーンで、歪ませていないからといって、
生音ではなく、コンプレッサーにコーラス、ディレイをかまして、
広がるような音にしていて、自分もMTR内蔵エフェクトを使い、
それらしい音にはできるが、元々のストラトの音がかなり貧弱。

それとストラトをクリーンで弾く時、自分はこもった音が好きで、
モコモコしたジャズギターのようにしたくなるが、この曲の場合、
かなりエッジの効いた音色で、そのさじ加減がかなり難しくて、
パキパキの硬い音になってしまい、ミキシングで少し補正した。

ギターのアドリブは、クリーントーンというせいか、ジャズっぽく、
モード奏法的なスケールや、コードチェンジに沿ったラインなど、
安藤が大学のジャズ研出身なのも納得できるが、それ以上に、
ペンタトニックフレーズも多用していて、このあたりフュージョン。

自分が弾くにはアドリブよりも、サックスとのユニゾンが難しくて、
楽譜どおりのラインではなく、ギターもサックスもスラーを使って、
流れるように歌っているのを、なかなか再現できず、スライドで、
装飾音をつけようとすると、メロディごと間違えてしまったりする。

伊東はリリコンでなくサックスで、やっぱりサックスの方が良いと、
その音色に惚れ惚れするが、自分の場合ギターシンセなので、
リリコンのほうが、それっぽい音にできて、サックスとなってくると、
いかにもシンセで真似たという音色で、弾いていて気がひける。

ピアノは、ギターシンセのサンプリング音は、かなり良い感じで、
ただ、音域が狭く6本弦のギターで、そのまま弾けるわけはなく、
右手も左手も、2トラックに分けて和音を弾くことになり、その分、
録音の手間も時間もピアニストに比べ、4倍かかるわけで面倒。

ただ、その分、けっこう良い感じで仕上がったなと自負していて、
この曲の場合、ギターよりも、ピアノの方が弾いていて楽しくて、
もちろんギターシンセだから、実際にはギターを弾いているが、
シャカタクっぽい、転がるようなフレーズも、いい感じで弾けた。

間奏は、そのサンプリング音の生ピアノだが、イントロの場合は、
ローズのエレピとも違う音で、先日、河合楽器の仲間に会って、
DX7の音で、FM音源のピアノ音色を使えばよいと教わったので、
ギターシンセのエレピのパッチで、音をFMピアノに変えてみる。

さらに、ユニゾンで、ホーン系の音とベルのような音もするので、
別のトラックに、それぞれホーンとベルで、音をなぞってみると、
イントロもわりと似てきて、さらに打ち込みっぽいアルペジオは、
ギターのスイープ奏法で、ベンベラベラっと弾いて雰囲気を出す。

スクエアの第二の黄金期とでもいうか、全盛期と呼んでも良い、
リズム隊を一新した「トゥルース」の布陣による、バラード曲の、
「アンエクスペクテッド・ラヴァー」は、ピアノパートが面倒くさくて、
保留にしていましたが、楽譜とにらめっこで何とか演奏しました。








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