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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
佐野元春と杉真理が楽しそうにハモリを重ねた「シュガータイム」
先月発売の竹内まりやのニューアルバムは、3枚組で、
全62曲というボリュームたっぷりで、値段は4千円だと、
話題になり、ものすごい作曲能力だなと驚いていたが、
ベスト盤、セルフカバー、洋楽カバーの3枚と判明する。

これまでのベスト盤に未収録の曲を集めたとは言うが、
勅撰和歌集の拾遺集じゃあるまいし、セルフカバーは、
他人へ提供した楽曲で、名曲とされるものやヒット曲を、
作曲者本人の歌声で聴いてみたいのは、すごくわかる。

洋楽カバーは、その曲名を見ると、半分がビートルズで、
これは、ものすごい興味があるし、そのうえ、弾き語りか、
山下達朗とのデュエット、よくても達郎バンドの演奏だと、
思っていたら、杉真理や松尾清憲を迎え完コピしたとか。

どうしようか迷っていると、Amazonで一時品切れになり、
初回プレスのみ限定ブックレットがつくとか、Amazonの、
限定版はLPサイズに近い大判ジャケットだとか出ていて、
限定の文字に弱い自分は、再入荷を待ちわびてクリック。

楽しみにしていたビートルズのカバーは予想以上に良く、
竹内まりやと杉真理は、もともと大学の音楽サークルで、
先輩後輩だったから、息もぴったりで、素晴らしいのだが、
自分には、杉真理となると、佐野元春に登場してほしい。

杉と佐野とは、大瀧詠一の「ナイアガラ・トライングル」に、
参加していて、その際、杉の「ノーバディ」で佐野が共演、
その後、それぞれのアルバムでも1曲ずつ共演していて、
これが、レノン=マッカートニーを思わせる見事なハモリ。

特に、「ノーバディ」は、ジョンへ捧げたような歌詞だから、
演奏もビートルズを意識していて、ポールのような杉と、
ジョンのような佐野の声が見事にはまっていて、いつか、
2人でビートルズを歌ってほしいと思いつつ、37年たつ。

「ナイアガラ・トライアングル」での大瀧詠一との出会いは、
2人にとり、音楽に対する姿勢や、作り上げていく手法を、
目の前で経験する良い機会だったし、レコードのヒットが、
あまり有名でなかった2人を、お茶の間にまで浸透させた。

それ以上に自分が思うのは、同世代の杉と佐野が出会い、
互いの音楽ルーツを再確認できたのでは、特に佐野には、
ビートルズが大好きです、ポールみたいになりたいですと、
公言してはばからないような杉の存在は大きいのではと。

佐野は、幼い頃、ビートルズのファンだった年上の従姉に、
ビートルズの曲を歌って、すごく喜んでもらえたというのが、
自身のロックンローラー、パフォーマーとしての原体験だと、
語っているが、そのわりにビートルズを避けたところもある。

デビューに際し、疾走するサウンドで街の風景を歌ったと、
ブルース・スプリングスティーンになぞられて紹介されたり、
佐野本人も意識してか、自己のバックバンドをブルースの、
Eストリートバンドのような編成にし、影響をうかがわせる。

さらに、好きなミュージシャンに挙げたのは、バディ・ホリー、
マンフレッド・マンで、ビートルズに触れることは少ないが、
バディ・ホリーは、ジョンがアマ時代に憧れていた存在で、
黒縁メガネを真似たらしいし、カバー曲の録音までしている。

マンフレッドマンは、ビートルズのハンブルグでの友人で、
「リボルバー」のLPジャケットをデザインしたり、ジョンの、
プラスティック・オノ・バンドに入るクラウス・フォアマンが、
在籍したバンドで、どちらもビートルズを遠巻きにした感じ。

アマチュアの中高生じゃあるまいし、ビートルズが好きとか
今さら言ってられないとまで、佐野が思ったかは不明だが、
あえて、ビートルズに言及しないところへ、ファンを公言し、
ビートルズ風の曲まで作った杉を、新鮮に感じたのでは。

ジョンとポールのように、「ノーバディ」でハモったことから、
そうか、ビートルズをやっても良いのかと、目からうろこで、
次回作「サムデイ」では、もろにビートルズを思わせる曲を、
解禁とばかりに作り、ビートルズ本のインタビューも受ける。

これは、何でもかんでも、ビートルズに結びつけたくなる、
自分の勝手な妄想・思い込みなので、佐野のファンからも、
杉のファンからも、猛反発をくらうかもしれないが、2人が、
ナイアガラ以降、ビートルズ色が濃くなるのは事実と思う。

佐野の「サムデイ」収録の「シュガータイム」のコーラスは、
杉が参加しているが、あいにく、この曲は、それほどには、
ビートルズ風ではなく、これまでの説が崩れていくようで、
ただ、2人のハモリは、確かにジョンとポールを思わせる。

最初にこの曲を聴いた時、佐野の声が大きすぎるのか、
ハモリも全部佐野に聴こえて、杉の大ファンの友人から、
2人の声が聴き分けられないのが、不思議だと言われて、
ジョンとポールのように溶け合うからではと、言い訳した。

今聴き返しても、一部の高音は杉だろうと推測できるが、
佐野のメロディに2声のバックコーラスがつくと、片方の、
佐野の怒鳴り声が大きくて、杉の声がかき消されるのか、
今でもメインもハモリも、全部佐野の声に聴こえてしまう。

お互いに、2人でのレコーディングはすごく楽しかったと、
述懐するくらいだから、佐野のテンションもあがりまくって、
大声になったのだろうし、わりと暗いイメージの佐野には、
明るくあったかい杉の存在は、良い方向に作用したはず。

2人はナイアガラ以前、アマチュアコンテストで知り合い、
黒ずくめの服装で、世間に拗ねていたような佐野に対し、
「さっきの曲、すごく良かったよ。」と握手してきた杉には、
懐かしいものに出会ったようだったと佐野は語っている。

そんな2人が楽しく歌う「シュガータイム」を、自分の場合、
1人で歌うわけだから、声が大きかろうが、小さかろうが、
同じ声のダビングで溶け合って当たり前のところ、なぜか、
音程のずれや、リズムの悪さで、ぐちゃぐちゃになりがち。

演奏は、昔買ったセカンドアルバム「ハートビート」準拠の、
バンドスコアに、いくつかのシングルヒット曲、「サムデイ」、
「シュガータイム」や「スターダストキッズ」が出ているので、
多少の不備もあるが、特に考えず、スコアどおりに録音。

サビのあと「アイ・ラブ・ユー」と囁く部分が、シングル盤と、
LPでは違っていて、LPの場合は「アイ・ニード・ユー」だと、
今回初めて気づくが、ずっと「ラブ」で覚え歌っていたから、
シングル収録のベスト盤の方を、聴き込んでいたのだろう。

竹内まりやの新譜から、山下達郎ではなく佐野元春へと、
しりとりか連想ゲームのようだが、昔、20代前半の頃に、
かなり佐野に心酔した自分なので、すごく懐かしかったし、
2人と同様に楽しんで、「シュガータイム」を歌いました。








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シャカタクやフルーツケーキのようなスクエア「チャンス」
何度となくこのブログに書いていることだが、自分にとって、
日本の三大フュージョンバンドは、プリズムに、カシオペア、
スクエアで、プリズムはプログレで、カシオペアはディスコ、
スクエアはニューミュージックだと、勝手に分類している。

プリズムは、プログレ風の変拍子もあり、何よりテクニカル、
カシオペアは、本人たちも踊るくらいダンサンブルなビート、
スクエアは、口ずさめるような親しみやすいメロディに加え、
間奏のギターやサックスと、まるでニューミュージックのよう。

まるで歌もののようなスクエアは、実際歌入りの曲も出して、
さらにニューミュージックの御大ユーミンのバックを務めたり、
楽曲提供を受けたりして、歌番組によく出たカシオペアとは、
別の形で、お茶の間へと浸透していく基盤があったと思う。

そうした彼らにとり、シャカタクの「ナイト・バーズ」のヒットは、
自分たちの目指していたところは間違っていなかったという、
確信につながり、「トラベラーズ」や「オーメンズ・オブ・ラブ」、
さらに、F1テーマ曲「トゥルース」のヒットへと至ったと思う。

シャカタクがヒットしたときに、二匹目のドジョウというのか、
それに続けとばかりに、日本の各レコード会社がこぞって、
海外のフュージョンバンドを発掘して、アイスランドからの、
メゾフォルテ、オランダのフルーツケーキなどのLPを出す。

それらは面白いくらいヒットして、自分も嫌いじゃないから、
どちらもLPを買ったし、単に国内盤が出てなかっただけで、
「幻のファースト」と銘打ったシャカタクのデビュー作だとか、
すぐに消えてしまったキリマンジャロというバンドも買った。

そうしたフュージョンバンドの流行には、当然にスクエアも、
意識しただろうし、パクリ寸前と言ったら語弊もあるのだが、
ボーカルこそ入っていないものの、まんまシャカタク路線の、
生ピアノでの、わかりやすく繰り返すメロディの曲を出した。

シャカタクのヒットが82年で、海外バンドのラッシュが83年、
そのブームを受けて84年、スクエアの「アドベンチャー」が、
録音、発売となり、そこに収録された「ナイト・ドリーマー」は、
前述のように、和泉のピアノをフィーチャーしたシャカタク風。

てっきりピアノの和泉が作曲だと思っていたら、リーダーで、
ギターの安藤の曲で、もともとはサックスがメロディのところ、
伊東が遅刻して、代理でピアノが弾いたら、これがはまって、
ピアノにしたそうで、「おお、シャカタクじゃん」となったのか。

もともと、ピアノメインの曲は、アルバムには必ずあったが、
「ナイト・ドリーマー」に気をよくしたのか、この路線が続き、
次の「スターズ・アンド~」は、「クライ・フォー・ザ・ムーン」、
さらに「リゾート」には、フルーツケーキっぽい「チャンス」が。

フルーツケーキは、シャカタクよりもイージーリスニングに、
近いサウンドで、より単純なメロディとアレンジで聴きやすく、
番組のテーマ曲や天気予報などのBGMに重宝がられて、
誰の曲だとか題名はわからなくても、お茶の間に浸透した。

スクエアの場合、メロディや雰囲気とかは似ているものの、
サックスやピアノのアドリブは、さすがジャズ研出身という、
ビバップフレーズが散りばめられ、ギターのバッキングも、
ジャズのテンションコードで、演奏している分にも楽しめる。

この曲は、ギターのアドリブはなく、もっぱらバッキングで、
それでも、コードが複雑だったり、単音リフも出てきたりと、
けっこう一筋縄ではいかなくて、昔、リズムギターなんて、
フォークの初心者がやることだよと、なめていたのを反省。

それでも、ちょっとはリードギターを弾きたいと、欲が出て、
エンディングで、サックスがアドリブしてのフェイドアウトを、
途中からギターのアドリブにして、今回、本当のアドリブ、
一発録音というか、ギターのダビングはテイク1のみに。

スクエアが、売れ線フュージョンで、どんどんと突き進み、
シャカタクやフルーツケーキっぽい、いかにのもピアノ曲、
「チャンス」は、シンセの音の再現は、かなり微妙ですが、
生ピアノはそれっぽくできたのではと思って、アップです。







おどけた曲調でドラムソロもあるスクエア「オーバーナイト・センセーション」
前回、オフコースの曲を何とかアップしたのだが、翌朝、
そんなに喉は痛くないものの、ほとんど声が出なくって、
職場では、いつもよりオクターブ低い声で、ぼそぼそと、
相づちを打つのがやっとという、ポリープかと思う状態。

これは、出にくい高音で無理やり歌っているのは危険と、
体が悲鳴を上げたのか、調子づいて小田の真似なんて、
いい加減にしろという天の声か、どちらにしても、当分は、
まともに会話もできないから、鼻歌を歌うのもやめておく。

そうなると、ブログで演奏するのは歌なし、インストとなり、
とりあえず、プリズムやカシオペアよりは、ドラム入力が、
多少は楽ですむスクエアをやることにして、この際だから、
昨年、ドラム入力を間違え、放りっぱなしにしていた曲に。

スクエアの「スターズ・アンド・ザ・ムーン」から、何曲かを、
立て続けに演奏し、「オーバーナイト・センセーション」に、
取りかかり、まずはドラム入力を完了し、いつものように、
ギターで借メロから録音すると、どうも小節数がおかしい。

バンドスコアのとおりに、Aメロは何小節目、サビは~と、
小節を数えたメモと照合しても合っているが、CDをかけ、
チェックすると、スコアのダルセーニョ記号の位置が違い、
何十小節も余分にドラム入力して、曲が長くなっていた。

これが、DAWなら、その部分を削除するだけのことだが、
自分のは、MTR内蔵のドラムマシンで、編集機能はなく、
そのうえ、スネア、タム、ハイハット、シンバルと別々にし、
各トラックへ割り振っているので、どれも直す必要がある。

再度、ドラム入力し直すのは、かなりのモチベーションが、
必要となるから、昨年はもう後回しにして、別の曲を演奏、
その後、取り組むことはなかったので、今回がよい機会、
それも以前の修正でなく、まったく最初から入力し直した。

バンドスコアは、リットーミュージックのアルバム準拠版と、
ドレミ楽譜出版社の復刻版ベストの2冊を持っているので、
ドラムは、途中のドラムソロまで採譜しているドレミの方で、
入力したところ、反復記号の間違いで、えらい目にあった。

キーボードは、リットーがピアノが2段書きで、左手も採譜、
シンセには、どの音色かの注意書きもあって、それを参考、
ギターはドレミがリードのハモリまで採譜、逆にサックスは、
リットーがハモリを採譜と、こうも一長一短あるのには驚き。

そのうえ、イントロからしてベースのフレーズは微妙に違い、
リズムギターは、リットーが単音リフやアルペジオに対して、
ドレミはコード主体、キーボードの和音構成が違っていたり、
ドラムは、片方はシンバル、もう一方はハイハットだったり。

いいとこ取りでもないが、両方を比較しながら、できるだけ、
原曲に近づくように演奏したが、耳コピの苦手な自分には、
2冊の完コピ譜があるのはありがたいものの、楽器ごとに、
取り換えながら演奏するのは面倒だという、贅沢な悩みも。

ドラムソロは、リットーは「16小節」とだけ書いてある省略、
ドレミは、ドラムと、そこにかぶるパーカッションも採譜して、
そのまま入力するが、リットーは、シモンズの電子ドラムを、
使っていると注釈があり、タムとかは、それっぽい音がする。

YouTubeでライブ映像を見ると、シモンズのドラムセットを、
ベースの田中が叩いて、長谷部とドラム合戦をするのだが、
アルバムの演奏は、スクエアの初期メンバーの仙波清彦が、
クレジットされているので、長谷部と仙波とのバトルと思う。

シモンズの音は、イントロのブレイクでタムの音がしていて、
ドラムソロでも、そのタムが鳴っていて、こちらが長谷部で、
ウッドブロックか、単なる木片という感じのが、仙波の担当、
自分は、ハイタムとコンガの高音を使い分けて、ごまかす。

シンセドラムというと、ピンクレディやYMOで有名になった、
ピューン、ピューンと鳴る電子音がすごく印象的なのだが、
ここでは、そんな派手な音でなく、どちらにしても、MTRの、
内蔵ドラムにはないので、卓上電子ドラムをつないで叩く。

この曲は、ちょっとコミカルというか、おどけたような曲調で、
ピアノとギターのからんだリフから始まり、こういうところは、
初期のスクエアではよくあったパターンで、サビになったら、
嬉しくなるようなメロディアスにサックスが歌い上げる定番。

伊東はリリコンではなく、普通のサックスで、生楽器の音は、
やっぱり電子楽器より良いと感じる、堂々たる演奏ぶりで、
シンセ音は鍵盤奏者に任せて、全部サックスでいいのにと、
いつも思うが、そういう自分はそのサックスをギターシンセ。

自分のギターシンセは、23年前に買ったローランドGR33、
モデルとしては、77年の最初の製品から第三世代くらいで、
専用ギターは不要になり、ピックアップ形式のドライバーを、
ギターに取り付けるのだが、感度や変換の遅れが気になる。

自分のピッキングが弱いとか、粒が揃わないせいもあるが、
ちょっと早いフレーズになると、トラッキングの遅れで、音を、
拾わなかったり、逆に、弦のこすれる音などのノイズを拾い、
とんでもない音程の音が鳴ったりと、何度もやり直すことに。

ピアノやストリングスの簡単な和音を弾く時でも、ノイズや、
音を伸ばしたいのに途切れたりと、かなり使い勝手が悪く、
現行機種なら、もっとましなのか、もう少しピアノを練習して、
普通のシンセを買って弾いた方が楽だろうかと迷っている。

エンディングはサックスが延々とアドリブして、リットー版は、
フェイドアウトの寸前くらいまで、採譜してくれているので、
せっかくだから、そのままギターシンセで弾いて、できれば、
ギターソロも追加したかったが、ドラム小節数の限界で没。

間奏のギターソロは、安藤の定番ともいえる3連フレーズ、
そこへハモリも加わるが、本人の指癖か、あえてやるのか、
単純なペンタトニックやスケールでも、運指やポジションが、
ちょっとひねっていて、さらにスライドも拍の頭とずらしたり。

スピード的にもフレーズ的にも初見で十分なレベルなのに、
同じようなニュアンスを出そうとすると、かなり練習が必要、
指に覚えこませないと、流れるようなフレーズが途切れたり、
ガチガチのピッキングになってしまい、一筋縄ではいかない。

スクエアの84年に出た「スターズ・アンド・ザ・ムーン」から、
一度ドラムで挫折した「オーバーナイ・トセンセーション」を、
声が出なくて歌えない分、サックスやギターに歌わせようと、
約1年ぶりに演奏するスクエアは、歌よりはましな演奏です。









ライブではギターソロが追加されるオフコース「愛を止めないで」
オフコースは、ギター雑誌で名前を見かけたりはしていたが、
意識して聴くようになったのは、「さよなら」がヒットした頃で、
すでにバンドスタイルになっていて、そこからリアルタイムで、
新譜を買ったが、鈴木が抜けてからは、惰性で聴いた程度。

オフコースに限らず、シングル盤とLPだとLPの方が高いが、
曲数で割り返すと、シングル盤は割高で損したような気がし、
シングルを買ったのは、聴きたい曲がLPに入っていないか、
一発屋っぽくて、LPを聴くまでのことはないなと感じた場合。

オフコースは当然LPで聴いたから、リアルタイムだったのに、
シングル盤の発売順や、LPとの前後関係は勘違いしていて、
「さよなら」がヒットし、それに続けとばかり、「愛を止めないで」、
「風に吹かれて」と出たと思っていたら、「さよなら」の方が後。

小田と鈴木の2人のオフコースに、バックバンドが固定すると、
77年の「ジャンクション」からは、5人での録音とライブになり、
79年1月に「愛を止めないで」、6月に「風に吹かれて」を出し、
10月にLP「スリー・アンド・トゥー」、12月にようやく「さよなら」。

77年に5人が揃っても、まだフォークっぽいサウンドだったが、
「愛を止めないで」からは、ボストンやTOTOを意識したような、
ロック系のバンドサウンドとなり、3人を正式なメンバーに迎え、
それを宣言するアルバムタイトルをつけ、本格的に5人体制。

「さよなら」は、LPに未収録だったと、今さら、気づいたのだが、
バンドサウンドで古い曲もリメイクした、2枚組ライブに収録され、
他の「スリー&~」の曲と同様に、レコーディングメンバーでの、
ライブなのだから、レコードの音をほぼ完全に再現する完成度。

さらにライブならではのアレンジも、いくつかの曲でやっていて、
「愛を止めないで」、「セイブ・ザ・ラブ」はギターソロを長くしたり、
ドラムソロが延々と続いたり、客席とのコール&レスポンスあり、
ロックコンサートを意識したようなスケールの大きな演奏となる。

ただ自分のようなロックに親しんだものでも、オフコースの曲で、
あんまりギターソロが続くと、間延びしたように感じてしまったり、
ましてドラムソロは、パープルやツェッペリンでも飽きてしまって、
大半を占める女性ファンにはどうか、キャーキャー言ったのか。

このところオフコースを演奏しているので、本家のライブ音源を、
YouTubeでチェックしているが、大間ジローのドラムソロに対し、
「長すぎ」という批判コメントもあり、本物でも、そんな言い方を、
されるんじゃ、自分が「下手」と書かれるのも、いたしかたない。

「風に吹かれて」「さよなら」が、アルバムに未収録だったからか、
最初のベスト盤「セレクション1973~78」の約6年間に対して、
続く「セレクション1978~81」は、実質3年に満たない期間で、
売れているうちにと、急いでヒット曲入りベスト盤を出した感じ。

オフコースがバンドサウンドへと変化する際、参考にしただろう、
イーグルスは、やはり最初のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」は、
1971~75年の4枚のアルバムで、次のベストは76~79年、
たった2枚のアルバムからの選曲で、何となく似ていて面白い。

自分は、「セレクション」の2枚は、CDの時代になり、すぐ買い、
カセットウォークマンに代わるディスクマンで聴きまくったので、
大半の曲は、今でも歌詞カードなしで歌えるし、ギターソロまで、
口ずさめるが、逆にライブバージョンは、ほとんど記憶にない。

今回「愛を止めないで」をやることにしたが、2冊あるスコアは、
2枚組ライブと武道館ライブからの採譜で、レコードの場合は、
かなり重ねているギターを、ライブは鈴木と松尾の2本のみで、
リードとバッキングをうまく分け、近いサウンドに再現している。

自分の場合、多重録音なので、リードとリズムはトラックを分け、
ツインリードでハモる時でも、バッキングをそれっぽく弾いたが、
耳コピが苦手なので、スタジオバージョンの再現とはいかずに、
ライブバージョンに、ちょっと手を加えた程度のレベルで妥協。

イントロなしの、ピアノの弾き語りから始まるが、その伴奏は、
2冊のスコアは出だしの音から異なっていて、ライブとは言え、
そうそう伴奏を変えるとは思えず、どちらも微妙にLPと違い、
それぞれ弾き比べ、武道館のスコアの方が多少はましだった。

武道館バージョンは、エンディングで追加になるギターソロが、
最後のフリーテンポになる部分に、ドラムの短いソロも加わり、
2枚組ライブよりかなり長くなるが、きっかけを合わせるのが、
多重録音では厳しいので、かなり省略して、簡潔に仕上げた。

バンドサウンドの最初のシングル盤となる「愛を止めないで」、
ライブバージョンのスコアで、ギターソロもけっこういい感じに、
気分よく弾いたが、いかんせん、歌とコーラスの高音がきつく、
最後は声が出なくなり、しばらく歌ものはダメかもしれません。





鈴木と松尾のギターバトルが迫力のオフコース「時に愛は」
フォークデュオと呼んでよいのか、多少は疑問もあるが、
アマ時代を除き、レコードデビュー以来、小田と鈴木との、
2人で活動してきたオフコースが、バックバンドを固定し、
録音にも参加させると、その3人を正式メンバーに迎える。

ライブもこなして、「ジャンクション」でも5人揃っていたが、
「スリー・アンド・トゥー」は、3人がメンバーになったことを、
アルバムタイトルで宣言して、さらに、ジャケット写真でも、
表に3人、裏に小田と鈴木を配し、新メンバーを強調した。

バンドサウンドを追求しようとしたのか、これまでに比べて、
サウンド面の変化は著しくて、小田は囁くような歌い方から、
シャウトするようになり、鈴木のギターは歪ませた音になり、
リズム隊の音も音圧が上がり、かなりロック色が強くなる。

ヘビメタまではいかずとも、ロック系の洋楽、流行し始めた、
AORや産業ロックを参考にしたのは明らかで、イーグルス、
ボストン、TOTOのアレンジを、パクリ寸前まで取り入れて、
ギターサウンド主体のスケールの大きいアルバムとなった。

2枚組ライブを挟んでの「ウイアー」は、その路線を推し進め、
アルバムジャケットは、ビートルズのホワイトアルバムまでは、
いかずとも、シンプルな白地に、「We Are」 「Off Course」の、
ロゴに、メンバー5人の名前を表記して、これまた5人を強調。

このアルバムタイトルは、活動休止となる82年武道館公演で、
次のアルバムと続けて、「We are Over」と、解散宣言のように、
使われたので、すでに「ウイアー」の作成中から解散の方向で、
次のアルバムとセットでタイトルを決めたと取られることもある。

ただ、山際淳司のドキュメンタリー「ギブ・アップ」やWikiでは、
鈴木が最初に脱退を口にしたのは、「ウイアー」の発売後の、
82年12月とされているので、アルバムを作成した段階では、
「僕達5人がオフコース」と、バンドであることを強調したはず。

1曲目「時に愛は」は、鈴木のギターのロングトーンで始まり、
間奏のアドリブは松尾、エンディングでは2人の掛け合いが、
延々と続いて、まるでイーグルス「ホテル・カリフォルニア」で、
「さよなら」の12弦ギターアルペジオ同様、影響が出ている。

オフコースのライブ音源は、「スリー・アンド・トゥー」のライブが、
2枚組で出て、「オーバー」は武道館最終日がビデオになって、
この「ウイアー」だけは正式には出ていないが、NHKだったか、
FMでライブ中継が放送されて、友人から録音テープをもらう。

その大学の同級生の影響もあり、オフコースのファンになって、
LPを買ったりしたが、友人は、レア音源とかには興味がなくて、
LPを録音してあげたら、ラジオで録音したのは、もういらないと、
くれたので、大切にしていたが、カセットだから今では聴けない。

実際のライブのセットリストのままに放送したのかは、不明だが、
「時に愛は」から始まると、ほとんどレコードどおり再現していて、
バンドメンバーが固まり、コーラスもできるギターとベースだから、
複雑なハモりも再現できる強みで、演奏能力もかなりのレベル。

オフコースの全楽曲を通じて、一番ギターソロが長いのではと、
思えるくらいに、エンディングのリードギターの掛け合いも長く、
4小節交代のギターバトルを3回ずつ繰り返し、フェイドアウト、
ライブの長さも同様だが、自分はさらに長くして勝手にアドリブ。

コーラスは左チャンから鈴木が下のパートを、右チャンからは、
小田が上のパートを歌っていて、サビの「時に愛は~」からは、
さらに最高音を鈴木が重ねてきて、ライブでは清水と松尾が、
歌っているが、レコードのハモリは小田と鈴木だけに聴こえる。

清水は、かつてビートルズのコピーバンドのバッドボーイズで、
ポールを担当して、初期のポールを思わせる、こもった声質、
松尾はかなり高音も出る甲高い声質で、それぞれ特徴があり、
わりと聴き取れるので、「時に愛は」では、その声に感じない。

自分の場合は、誰が歌おうが、1人でコーラスを重ねるから、
別にどうでも良いことだし、物真似をする気などはないのだが、
ビートルズであれば、ジョンっぽく歌おうとは思ったりするから、
オフコースでも、ちょっとくらい、小田や鈴木を意識しようかと。

そうは言っても、とにかくメインボーカルもハモリがキーが高く、
何とか歌うのがやっとで、曲の後半になると明らかに声が枯れ、
ハモリは2回、メインボーカルは3回重ねて、歌が下手なのを、
ごまかすにも、各パートを日を分けて録音しないと無理だった。

オフコースが、バンドとして充実したサウンドを確立した頃の、
「ウイアー」の冒頭「時に愛は」は、オケは7月に作りつつも、
喉が痛くて保留していた曲、多少ましになったので、何よりも、
リードギターが弾きたくて、声がかすれつつも、アップします。








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