FC2ブログ
僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
毎年の恒例ながら年度末の忙しさで演奏のアップは先送りです
この2週間ほど、年度末の忙しさで仕事が片付かず、
平日のサービス残業と週末のサービス出勤が続いて、
まともにギター演奏やオケ作りができずにいるから、
たまには音楽と関係ないことでも、綴ってみようかと。

サービス残業とは言っても、せいぜい午後8時程度、
週末も昼前に行って、夕方には実家に顔を出すから、
いわゆるブラック企業には程遠く、普通の会社でも、
9~10時までの残業や週末の出勤は一年中だろう。

しいて難を言えば、イベント絡みやイレギュラーなら、
残業手当はつくが、通常業務で定時に帰れないのは、
だらだらやっているからだと、ボランティアなのだが、
手当ありの真夜中までと比べたら、こっちの方がまし。

そもそも自分自身が、年度末は忙しく休めないから、
1~2月に有給休暇を消化しようとしていて、事前に、
その頃から年度末の準備を進めていれば、今頃は、
サービス残業などせずにすんでいたかもしれない。

それに、この僅かな期間に、ちょっと残業しただけで、
疲れて、家に帰ればバタンキューとなってしまったり、
ギターを弾く暇もないと嘆くなら、大学同期のように、
商社や銀行へ行ったら、とっくに過労死していたかも。

そんな残業の日々、普段とは帰りの時間が違うから、
夜の9時近くに、夜食のポテトチップなど買おうかと、
スーパーに寄ると長蛇の列、いよいよ首都封鎖かと、
家族にメールすると、小池都知事が会見をしたとか。

ただ周りを見ても、カゴを満杯にした人は見当たらず、
陳列棚も特に空になっているようには見えないので、
念のためカップ麺など買うために、いったん列を抜け、
再度並び直すほどではないなと、そのまま列で待つ。

自分が、こんな時間にスーパーに来なかっただけで、
いつも9時近くには、仕事帰りのサラリーマンで満杯、
ごく当たり前の日常風景なのかと勝手に思いながら、
58円のポテチを3袋だけ買って、家路についた次第。

翌日、朝のワイドショーを見ていたら、スーパーから、
食料品が消えたと、あおるような映像が放送されて、
これだと、またマスクやトイレットペーパーみたいに、
全国的に買占めが広がるなあと思ったら、その通り。

半ば物見遊山で、その日も残業帰りにスーパーへと、
寄ってみたら、パン、冷凍食品、カップ麺、袋麺から、
卵や肉類まで、笑っちゃうくらいに、すっからかんで、
あまりに品物がないから、レジはガラガラという有様。

非常食というと乾パンが浮かぶ世代なのだが、棚は、
クラッカーにしてもコーンフレークにしても大量にあり、
何でまた日持ちしない物を買いだめするのか不思議、
これも、マスコミが品薄はこれだと指定でもしたのか。

だいたい、いつも感じるのは、長蛇の列の中継だとか、
空になった陳列棚の映像は、人口密集地帯のような、
足立とか墨田のスーパーが多く、銀座の成城石井や、
広尾の明治屋あたりが中継されることは、まずない。

そこなら、行列や空の棚のおいしい映像が撮れると、
マスコミで事前にリサーチしていて、さらに、口コミで、
○○がなくなりそうだと、そのあたりの人に伝えたり、
そして、テレビで流すことで、嘘がまことになっていく。

こうしたことに限らず、どのニュースを流すかという、
取捨選択で、マスコミは世論を動かすこともできるし、
例えば年寄りが交通事故を起こすと、連日のように、
交通事故を放送するが、以前から事故はあったろう。

工事現場のクレーンが倒れ、死亡事故が起きれば、
毎日、クレーンの事故がニュースで流れ、そんなに、
急に事故が立て続けに発生することになるはずなく、
ちょっとした事故までも探してきては、報道する感じ。

もちろん、一定の事件について報道を続けることで、
是正されていくことも多く、一概に悪いことでないが、
全部のチャンネルが、重大事件ではないことまでも、
横向けならえとばかり特集するのは、どうだろうか。

ステレオタイプっぽい映像も、ニュースにはよくあり、
最近は減ったが、地震が発生すると、酒屋へ行って、
床に散らばった割れた瓶の映像で、台風が抜けると、
道路脇の折れた傘という具合で、まあわかりやすい。

考えたら、渋谷駅前のスクランブル交差点なんかは、
完全にマスコミが扇動して、あそこへ行けばテレビに、
写るとばかり若者が集まり、大騒ぎすればするだけ、
中継カメラも集まり、騒ぐ本人達もマスコミも大満足。

かなりマスコミの悪口になってしまったが、渋谷には、
自分が生まれ育った実家が今もあるので、いったい、
なんでこんなになってしまったのか、ハロウィーンに、
カウントダウン、爆買いと、かなり恨みに思っている。

新型コロナのことなど、まだまだ書きたいことは多く、
いろいろ思いつくままに、キーボードを叩きそうだが、
愚痴がもっとひどくなる前にやめて、次の更新に向け、
少しでもドラム入力をすることにして、切り上げます。
スポンサーサイト





ロック調のリフなのに音を歪ませていないスクエア「フルサークル」
高校生の頃から、朝は遅刻ぎりぎりまで寝ていたので、
朝食は抜きになり、その代わり深夜放送を聴きながら、
夜食のカップ麺や缶詰を食べて、就職や結婚をしても、
その食生活を改めることなく、今日に至るも変わらず。

外食や飲み会もめったにしないので、小遣いの大半は、
おやつや夜食へと消えてしまうが、毎月数千円程度は、
Amazonなどで、昔のレコードを廉価版CDで買い直し、
誕生日やボーナス前後は、少し奮発しボックスセット。

今年の誕生日は、特に欲しいセットものはなかったので、
CDを何枚か大人買いしてしまえと、あれこれ検索すると、
スクエアのDVDセットを見つけ、アドベンチャーの頃と、
トゥルースの頃で、「残り1点」とあるから急ぎクリック。

4枚組で1万円少々して、そのうち2枚は30~40分の、
収録時間なので、すごく割高だし、予算オーバーだが、
自分の好きな時期のスクエアの貴重なライブ映像だし、
売り切れると、高額プレミアになるので、仕方ないなと。

それとは別に、タワーレコードのポイントが有効期限で、
ポイント利用して、プリズムのライブ盤と、カールトンや、
ロベン・フォード、バジー・フェイトンら豪華メンバーの、
モントルーのライブ盤を、どちらもLPからの買い直しで。

これで、しばらくは、Amazonの買い物はやめようかと、
反省した矢先に、通院中の歯医者さんで、前歯3本を、
義歯にするので20万円かかると言われて、これはもう、
向こう1年くらいは、禁欲生活にしないとやっていけない。

そう言いながらも、舌の根も乾かないうちに、治療費と、
趣味に使うお財布は別だからと、クリックしかねないが、
注文履歴を見ると、ブログを始めてからの約10年間に、
楽譜を87冊も買っていて、楽譜は当分我慢しないと。

スクエアのDVDで、一番古い映像がアドベンチャーの、
発売に伴うツアーのようで、ちょうど録音しかけている、
「フル・サークル」も短縮版だが、演奏場面があるので、
ギターのポジション確認ができて、買った甲斐がある。

いかにもロックというギターのリフから始まる曲なのに、
アルバムは音を歪ませず、コーラスをかけた程度だが、
ライブ映像はかなり歪ませていて、YouTubeを探すと、
「セッション83」に出た頃に、すでに音は歪んでいる。

この時は、ヴァン・ヘイレンの「暗闇の爆撃」のような、
ライトハンド奏法のギターソロから、イントロリフになり、
後にライブ盤に収録された「プライム」の冒頭部分を、
すでに「フル・サークル」でも演奏していたのがわかる。

ドラムはシンバルを叩くと同時に、手で消音していて、
自分はシンバルストップ、シンバルミュートと呼ぶが、
正しくはチョークだそうで、DAWのドラムキットには、
その音色もあるが、自分のMTRには入っていない。

ミックスダウンの段階で、手動でボリュームをしぼって、
雰囲気だけ似せるが、かなりムラのある音になったり、
繰り返しを忘れてしまって、そのままシンバルが鳴り、
最初からやり直しとなって、安い機材だと苦労も多い。

ベースを映像で見ると、田中はブリッジのギリギリで、
8ビートフレーズを指弾きしていて、シンセソロ部だけ、
チョッパーにするが、山下達郎バンドの伊藤広規だと、
8ビートもチョッパーだろうし、このあたりは個性が出る。

自分は、まだ右手人差し指の突き指が治っていなくて、
話題のヘバーデン結節ではないと思うが、痛みが続き、
指弾きは無理なので、ピックで弾いて、サビに出てくる、
オクターブフレーズもチョッパーの音でないからピック。

エンディングでは、ところどころツインギターでハモって、
16分音符で弾きまくっているので、ほんの少しだけ、
曲の尺を伸ばして、それ以上に好き勝手に弾きまくり、
さらに、リリコンの音量をしぼって、ギターを目立たす。

和泉・田中・長谷部の黄金期のラインアップが揃った、
「脚線美の誘惑」収録の「フル・サークル」は、その後、
ロック色が強まっていくスクエアの前哨戦のような曲、
歪ませない音作りは、逆に難しすぎて今一歩でした。







それでも春は訪れ桜は力強く咲く デパペペ「桜風」
教育TVで中高年向け「ゼロからはじめるブログ」を見て、
テキストを買い、このブログを始めたのが2010年6月で、
やがてブログ仲間に背中を押される形で、自分の演奏を、
アップするようにもなり、何だかんだで、10年近くになる。

最近は、更新も滞りがちで、何とか続けている状態だが、
ブログ仲間の中には、更新がプレッシャーになったから、
休止すると宣言した方や、年に1度くらいの頻度になり、
そのうち更新が途絶える方も多く、それはすごくわかる。

何年振りかで更新されると、懐かしい友に会えたように、
嬉しくなってしまうが、ブログ上にご家族や知人の方が、
故人となった旨を書き込まれるのを目にすることもあり、
そんなことになっていたのかと、愕然としたことも何度か。

あの東日本大震災で津波の犠牲となったエレギ師さん、
プロギタリストとして活躍し、起業されるも、体を壊して、
故郷で療養中だったpipco1980さん、ガンの告知を受け、
昔の仲間とバンド活動を続けられたpurplehazeさんたち。

かくいう自分も毎年、健康診断の結果は思わしくないし、
新型コロナの猛威は、いつ自分に降りかかるかしれず、
あと何年ブログを続けられるか、少なくとも指が動く限り、
ギターは弾きたいし、パソコンのキーボードを叩きたい。

テレビからは、今なお東北の復興は進まないという話や、
新型コロナの感染が何人だ、マスク不足が深刻だとか、
暗くなるニュースばかりだが、それでも「冬来たりなば、
春遠からじ」の故事の如く、必ず春は来ると信じている。

デパペペ「桜風」は、別に復興ソングというわけでなくて、
純粋な卒業ソングで、PVでも、同窓会の風景に始まり、
中学時代の文化祭や卒業式、思いを告げられないまま、
すれ違いになった場面が続き、まさに胸キュンの世界。

同窓会というと、坂口健太郎の出たCMが思い出され、
相談にのってあげた女の子に、思いを伝えようとすると、
彼氏が迎えに来て、言葉を飲みこんだ苦い過去があり、
その娘と同窓会で再会すると、相談を持ちかけられる。

「もちろんだよ」と笑顔で答え、周りから冷やかされるが、
自分だったら、今度も相談だけで、彼氏は別にいるのか、
あの時のあいつに、いくらでも相談すればいいだろうと、
冷たく言い放ちそうで、もてない原因はその心の狭さか。

話はそれたが、デパペペ「桜風」は、卒業の歌なのだが、
春の訪れ、桜の咲き誇る季節が情景として浮かぶから、
毎年、この時期に「エレギ師さんへ捧ぐ」として演奏する、
あの日のことを忘れないぞという曲にふさわしいかなと。

デパペペは、徳岡と三浦のギターデュオで、基本的には、
2人のアコギで成立するが、次第にダビングを重ねたり、
バンド形式の曲も増えてきて、この「桜風」では歌入りで、
それも出身中学の合唱部がコーラスという大がかりな曲。

かなりダビングを重ねないと、合唱部分は再現できないし、
自分が歌うにはキーが高く、あまりにもお粗末になるので、
ギターシンセで、コーラスというパッチを選び、機械的で、
ヴォコーダーのような音色だが、自分の歌声よりはまし。

演奏は、それこそアコギ2本でも良いが、ドラム、ベース、
ピアノ、タンバリンも録音して、ギターもメロディとリズムを、
交互に演奏するところ、別々に録音して、スコアにないが、
原曲でギターのハモリを追加している箇所は多少耳コピ。

アコギデュオのデパペペの卒業ソング「桜風」を拝借して、
ブログ仲間の追悼で演奏するが、これはその人に限らず、
みんなを忘れずにいるよ、今も何とかブログも続けている、
自分は相変わらずここにいるよとの思いもこめています。








本当にハワイに行けて演奏もできたスクエア「ハワイへ行きたい」
スクエアのメンバーの意向というわけでもないだろうが、
デビューアルバムから、しばらくの間、ジャケットの表は、
女性の写真が使われるものばかりで、まずファーストは、
マリリン・モンローなみに、スカートが風でめくれている。

ご丁寧にもジャケットの裏面は、後ろからのアングルで、
パンチラどころか、堂々とパンティがしっかり見えていて、
ダイレクトカッティングの2枚目は、地味な建物風景だが、
3枚目は、砂浜をビキニの女性が胸を揺らし走っている。

プリズムやカシオペアのLPは買っても、スクエアだけは、
サックスがメインで、ギターも地味だからとスルーしたが、
10代の自分がレジに持っていくのは、レンタルにしても、
恥ずかしく、それもあったのではないかと、今にして思う。

4枚目は、海辺の別荘の前にメンバーがたむろしていて、
実は、これが初めて買ったスクエアのアルバムで、続く、
「マジック」「脚線美の誘惑」は、短パンのお尻のアップに、
脚を組む女性の下半身で、偶然か、どちらも買ってない。

ユーミンが関わった「うち水にレインボー」からは、ずっと、
というか、ライブ盤を含めて8枚を買い続けて、さすがに、
それは、ジャケットに女性の写真がなくなったからでなく、
スクエアのサウンドが、自分の好みへとなったからだが。

オリジナルメンバーの安藤、伊東に加えて、和泉が入り、
リズム隊も田中と長谷部という黄金期のメンバーが揃い、
ロック色が強くなり、それでいて、シンセの音作りも見事、
ジャズ系のアドリブソロもやるし、メロディもキャッチー。

このメンバーが初めて集まったのは、「脚線美の誘惑」で、
これまで持っていなかったが、手持ちのバンドスコアにも、
2曲入っているから、どうせなら買っておこうと検索すると、
19年前の再発CDが、まだ新品でAmazonに残っていた。

話はとぶが、タワーレコードで、こうした初期のスクエアを、
検索すると、女性や水着のジャケットだという部分だけが、
情報として蓄積されるようで、ヤフーニュースなど見た際、
水着や下着のジャケットのアルバムがお薦めに出てくる。

AVなど検索したわけでないが、家族の誤解を生むので、
タワレコで、ひたすらビートルズやハードロックを検索し、
ビートルズやツェッペリン、パープルやジェフ・ベックらが、
ヤフーニュースの画面に出るようにして、シャットダウン。

それで、Amazonで「脚線美の誘惑」を注文したのだが、
どうして、もっと前に聴かなかったのだろうというくらいに、
名曲揃いで、やはり、この時期、「アドベンチャー」に続き、
「スターズ・アンド・ムーン」「リゾート」と名盤・名曲だらけ、
この頃にアルバムごとのスコアを買っておけば良かった。

スクエアもカシオペアも、ベスト集のようなスコアはたまに、
復刻もするが、アルバムごとのは、古本を探すしかなくて、
今話題のマスクほどひどくはないが、定価2千円程度が、
数万円でオークションに出ていたりで、さすがに買えない。

まずは、手持ちのスコアを活用すようと、「脚線美」からは、
昔買った「パーフェクション」なるベスト曲集に載っている、
「ハワイへ行きたい」で、ドラム入力は、途中のソロだけが、
ちょっと面倒だが、あとは8ビートに近いので、すぐに完了。

ギターシンセでリリコンっぽい音や、エンディングのシンセ、
ムーグに近い音を探して、ベースはチョッパーを少し練習、
ギターも、リズムギター、リードギターとも、2日ほどかけて、
だんだんと曲が形になると、モチベーションもさらにアップ。

なるべく原曲に近づけようと、シンセドラムまで出してきて、
左右で呼応するビブラスラップを2トラック使って録音して、
カウベルも、空き缶とかを叩くと近所迷惑なので、こちらも
シンセドラムを叩いて録音、自己満足だが、音を厚くした。

この「ハワイへ行きたい」なるタイトルは、安藤が何気なく、
口にした言葉を採用したそうだが、有言実行となっていき、
「リゾート」の頃、ハワイで何曲かを演奏したビデオを作り、
当然のように、この曲もスタジオライブ形式で見事に演奏。

スクエアの黄金期メンバーが揃った記念すべきアルバム、
82年発売「脚線美の誘惑」から、「ハワイへ行きたい」を、
最近やっと聴いたものの、通勤中にひたすら聴き込んで、
原曲に似せつつ、フェイドアウトは好き勝手に弾きました。







疲弊するサラリーマンへの応援歌のような浜田省吾「J.Boy」
84年、親戚の娘から、高校で浜田省吾が流行っていて、
LPは持っていないかと尋ねられ、聴いたことがないので、
最新アルバムの「ダウン・バイ・ザ・メイン・ストリート」と、
バラード集「サンド・キャッスル」を買って、テープに録音。

その子は、「サンド・キャッスル」の何曲かを知っていたが、
新譜の方は、「何だか、大人の世界って感じね。」と言い、
自分もフォーク歌手だと思っていた浜田が、ロック調だし、
歌詞も挫折や怒りのようなものが多くて、意外に感じた。

数年後、職場の女の子たちが、浜田省吾のライブへ行き、
「格好良かった、すごく格好良かった。」と話題にしていて、
佐野元春マニアの友人は、浜田省吾もファンだったなと、
その話をすると、一緒に行こうと、チケットを取ってくれた。

先の2枚だけでは、ライブは知らない曲だらけになるので、
2枚組の「J.BOY」を買うと、やはりロック調の曲が多く、
会場は最初から総立ちで、ロックコンサートさながらだし、
後半のタイトル曲では、観客全員が拳を振り上げて歌う。

興奮覚めやらない友人と居酒屋へ寄ると、「J.BOYは、
俺たちサラリーマンの気持ちを代弁してくれているんだ、
年に一度は浜省のライブに行き、この曲で一緒に叫び、
日頃のストレスを解消しているんだ。」と熱く語っていた。

自分は、都会で倒れそうになりながらも、故郷の母親へ、
「元気です」と手紙を書く「路地裏の少年」、大学で挫折し、
「違う 違う こんな風に僕は 打ちのめされるために
生きてきた訳じゃない」と呟く「遠くへ」の方に惹かれた。

おそらく学生気分の抜けないままで、就職はしたものの、
まだ、プロギタリストになれないかと、夢見ていた自分と、
若くして家庭を持ち、マンションも購入、仕事に身を入れ、
毎日を送っている友人とは考え方が違っていたのだろう。

今では、この曲の歌詞は自分のことのように身にしみて、
「仕事終わりのベルに とらわれの心と体 取り返す
夕暮れ時」や、「家路たどる人波 俺はネクタイほどき
時に理由もなく叫びたくなる 怒りに」は、日常茶飯事に。

そして、「J.BOY 掲げてた理想も今は遠く J.BOY
守るべき誇りも見失い」というサビは、個人のことでなく、
世の中全体の閉塞感を歌っていて、34年近くも過ぎた、
今でも当てはまるどころか、もっとひどくなっている様相。

Amazonで、たまたま浜田省吾のバンドスコアを見つけ、
シンコー版は絶版だが、KMP版は新品が売れ残っていて、
自分が知らない、この十数年の曲もかなり入っているが、
1曲目が「J.BOY」なので、売り切れる前にと購入した。

この曲は、全体に売れ線ロックの曲調で、ギターも目立ち、
それでいて、Aメロは、シンセがテクノ風なバッキングをし、
ベースもアクセントをずらすようなスライドしたチョッパーで、
途中では、ジャコ・パストリアスのようなベースソロも披露。

間奏とエンディングで延々とギターソロが続くので、これは、
高校時代からのバンド仲間で、愛奴でのデビューも一緒の、
町支に花を持たせたと思ったら、かつてのツアーメンバー、
法田が弾いていて、ギターインスト曲の「滑走路」でも法田。

実力の差で、旧友の町支よりも法田に弾かせたのだろうか、
実際、法田のギターは見事で、売れ始めた頃の徳永英明の、
渋谷公会堂ライブで、ニューミュージックなのにギタリストが、
和田アキラみたいに弾きまくり、誰だろうと思うと法田だった。

トレモロアームまで使って、アラン・ホールズワースのように、
ウネウネフレーズを弾いていて、「滑走路」でも、それらしい、
ギターソロを披露するが、こんなもんじゃなく、すごかったし、
できれば、フュージョンアルバムでも出して欲しいギタリスト。

「J.BOY」のアドリブは、流れるようなレガートフレーズが、
その片鱗を窺わせるが、アームは使わないので、自分は、
ストラトではなく、レスポールにして、フェイドアウトを伸ばし、
ゲイリー・ムーアを意識して、ひたすら早弾きで好き勝手に。

YouTubeには、バンドでカバーしている演奏がかなりあり、
バンドスコアはスタジオテイクなのに、みんな耳コピなのか、
ライブアレンジで演奏していて見事なのだが、ライブでは、
エンディングのギターソロがないから、自分はスタジオ版。

ボーカルは、バンドやカラオケ、弾き語りとみんな上手く、
テレビの物真似番組に出ても通用するくらい似ているが、
「物真似かよ」と小ばかにしたようなコメントも見受けられ、
ファンはそれさえ許せないほど、神格化されているのか。

自分の歌が急に上手くなるわけないので、せめてオケは、
きちんと仕上げようと、突き指の人差し指にテーピングし、
何度もチョッパー奏法をやり直したり、ホーンセクションも、
ギターシンセの音を重ねたり、リズムギターも数テイクに。

時代の閉塞感、サラリーマンの悲哀を見事に歌い上げた、
浜田省吾「J.BOY」の、「頼りなく豊かなこの国」は、今や、
豊かとさえも言えないのではと、かなり歌詞へ入り込んで、
歌いましたが、歌よりはギターの方を聴いていただければ。








Copyright © 僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ. all rights reserved.