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僕らが聴いてきたギター音楽 60~80年代を過ごした渋谷あれこれ
青春時代を渋谷で過ごした中年サラリーマンです。 昔のことを思い出そうとしたブログですが、最近はギター演奏が主体です。          旧タイトル「僕らの過ごした渋谷」
声が出なかったり指を痛めたりで、しばし充電期間にします
家電での「あるある話」が、冷蔵庫が冷えなくなったと思うと、
電子レンジもスイッチがバカになり、さらに洗濯機から異音、
しまいにはエアコンが効かなくなるという、ほんの短い間に、
次から次へと壊れ、修理や買替えが必要になるというもの。

楽器類の場合、そこまではいかないが、電気が絡む製品は、
似たり寄ったりで、5月にMTRの電源アダプターが断線して、
先週、ギターシンセの電源アダプターも同じ症状、さらには、
MTRのSDカードが認識されずデータがないと表示されたり。

普通に録音しながら、気持ちよくギターを弾いていたところ、
急にプツっと音がして、MTRの電源が落ちて、それまでに、
作業していたデータは保存されることなく、全部パーになり、
原因は、電源アダプターのコンセント側のケーブルが断線。

Amazonでアダプターを発注し、届くまでは録音できなくて、
その間にモチベーションは下がるし、一度ダメになった曲は、
よほどのことがない限り、またやり直す気にはなれないから、
何を演奏しようか、楽譜を眺めがら数日を過ごすことになる。

電源アダプターが届き、気を取り直し、別の曲で録音を再開、
ブログにアップすると、また次の曲というルーティンになるが、
今度は、ドラム、ベース、ギターと録音していき、ピアノの音を、
ギターシンセで出そうとしたら、こっちのアダプターも断線する。

23年前のギターシンセだから、アダプターは売っているのか、
ネットで調べると、メーカーのローランドとAmazonは在庫あり、
ローランドは定価だが、Amazonは出品の楽器店がいくらか、
上乗せしていて、ただ送料まで考えるとAmazonの方が安い。

渋谷とか御茶ノ水の楽器店を回れば、定価の2割引くらいで、
売っているかもしれないが、いかんせん古い型なので店頭に、
あるかどうか微妙、ここはAmazonで良いかとクリックすると、
ほんの数時間後には、「在庫切れ」の表示になり危ないところ。

これは、CDを買う時にもよくある現象で、そうそう同じ時期に、
同じCDやアダプターを日本中の人が欲しくなる訳はないから、
在庫が減ってきたり、あと1個になると、通知してくれるように、
転売屋が開発したアプリでもあるのではと、邪推したくもなる。

ギターシンセが弾けなくても、MTRの方が稼働しているから、
別の曲のドラム入力したり、ギター・ベースを録音していたら、
「メモリエラー」の表示が出て、録音がストップし、当然ながら、
そこまでのデータは消えるし、スイッチを入り切りしてもダメ。

いつも、曲のミキシングまで終わると、MTRからSDカードを、
取り出して、パソコンにデータを移して、ブログにアップするが、
パソコンのスロットに差しても、SDカードを認識しなかったり、
またMTRに戻すと、空のカードの表示になることが多発した。

昔、ファミコンカセットの接触が悪くて、エラーになったりすると、
端子部分にをフウーフッと息をかけて、復帰させていたけれど、
SDカードでもそんな繰り返しで、全部のデータが消える前にと、
新たにカードも買い直し、目ぼしい数曲のデータは移しておく。

ただ、原データというか、ミキシング前の各トラックのデータは、
毎回ブログにアップすると消してしまうし、やりかけのデータも、
ドラム入力は面倒だが、そうそう満足いくような出来でないから、
消えたら消えたで、何度でもやり直せばよいくらいに思っている。

今回の演奏のアップに際し、こうした機材、ハード面が原因で、
作業が遅くなったり、モチベーションが下がったりもしたのだが、
ソフト面というか、自分自身の肉体的原因もあり、今日のところ、
無理してのアップはやめようと、昼過ぎの段階で早々に諦める。

梅雨が明け、今度は嫌になるくらいに真夏日、猛暑日となるが、
そうなってくると、夏だ、海だ、達郎だのキャッチフレーズどおり、
山下達郎の曲をやろうと、ベタすぎるが「ライド・オン・タイム」を、
ドラム入力するが、途中から1小節短いまま全部やってしまう。

また、同じドラムパターンを延々とやり直すのは、気が進まず、
同じアルバムの冒頭の曲「いつか」に変更して、ドラムを入力、
次にベースを録音するが、久々のチョッパーベースの連続には、
人差し指の先に血豆ができたり、手首が腱鞘炎になったりする。

それでも、何とか録音し、ギターシンセのアダプターを買ったり、
SDカードを買い直したあげく、何とか、オケが完成してきたが、
連日の熱帯夜でクーラーをかけっ放しにしたせいで、喉が痛く、
達朗のようなキーの高い曲を歌おうとすると、声が出なくなる。

何度かポリープができかけて、耳鼻科に毎日吸引に通ったが、
その時に近い状態で、声が割れて、和音のようになったりして、
のど飴をなめたり、のどぬーるスプレーでも改善しそうになくて、
もともと下手な歌が自分でも聴き苦しくて、まるで話にならない。

声の回復を待ちながら、インスト曲のオケも作っていくことにし、
無理やりアコギの曲をアップするにも、1~2日では練習不足、
指弾きする際には血豆が痛いし、ここはじっくり充電というか、
お盆休みを利用して、オケ作りを少しでも進めることにします。


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湘南の風景を見事に歌詞とメロディで表現したオフコース「潮の香り」
40年以上前、NHK-FMで「サマーナイト・サウンド」という、
夏休み特番があり、「ニューミュージックの旗手たち」として、
1時間番組で、1人の歌手、グループの曲を2~3曲ずつ、
かけてくれて、2回だけ、120分テープの両面に録音した。

必ずしも夏の曲をかけたのではないが、この季節になると、
よく引っ張り出しては聴いたので、テーマ曲のボサノバ風の、
フルートの曲は、夏=ボサノバという自分のイメージになり、
テープに録音されている人たちも、夏と結びついてしまった。

岸田智史に庄野真代、大塚博堂や因幡晃などに交じって、
オフコースも流れて、こちらは「ジャンクション」からの選曲、
なかでも鈴木康博の作、歌唱による「潮の香り」に至っては、
どこから聴いても夏の湘南を歌った風物詩で、季節と一致。

「夕凪 陽は暮れまどい 遠くに港の灯 見え隠れして」と、
冒頭の一節だけを取っても、夕方の暮れゆく海辺の風景を、
ここまで見事に表現した歌詞はないと思うし、最後の方では、
「陽がおちた海岸道路 向こうのあの灯は葉山の町」とまで。

小学生の頃、遠足で海の方へ行き、海岸道路を歩いたのが、
浮かんできて、小学校の遠足なんて、午後3~4時過ぎには、
学校に戻るから、現地で夕日を見たなんてありえないのだが、
この歌を聴くと、あの時に、日が暮れる中を歩いた気になる。

大学の頃、ギター教室の先生が、江ノ島のダンスパーティで、
演奏するので見に来いと言われ、早めに着いたので、しばらく、
喫茶店で外を見ていると、次第に暮れゆく海辺に灯がともって、
これはまんま「潮の香り」の情景じゃないかと、すごく感動した。

オフコースの曲で、鈴木が書く曲は、コード進行が凝っていて、
「潮の香り」では、代理コードを用いたような転調の繰り返しで、
よくそこに、違和感なくメロディーが載っていると思うし、途中で、
半音上っているのも、自然に繋がっているから気づかなかった。

ただ、これを原曲に合わせて、口ずさむには、転調も平気だが、
自分の作ったオケに合わせて歌うと、すごく音程が取りにくく、
ただでさえ音痴の自分が、メロディを間違えたり、フラットしたり、
シャープしたりと、微妙に音程が合わなくて、かなり聴き苦しい。

間奏のシンセソロはアドリブではなく、作曲されたものだろうが、
すごく曲にマッチしていて、エンディングでは、転調に合わせて、
間奏と同じフレーズを1音半上げて弾いて、対位法ではないが、
追加のシンセで、対旋律のようなフレーズを加えて盛り上げる。

このシンセの音色は、いわゆるムーグの典型的な音だと思うが、
自分のギターシンセの128種のプリセット音になく、384種ある、
基本音色を確認しても同じものはないので、ムーグ系の音から、
2つミックスしてフェイザーでうねらせ、雰囲気だけでも似せた。

さらに小田は、音程を上下するピッチベンドをやたら使っていて、
もともとギターのチョーキング奏法(ベンド)を再現する機能だが、
ギターより派手に音程を行ったり来たりさせているので、ちょっと、
ギターのチョーキングでは1音半が限界で、ニュアンスが出ない。

スライドバーを使ってみたが、逆にフワッとした感じで、定まらず、
そのうえ、バーを動かすノイズや、別の弦の音をシンセが拾って、
とんでもない音に変換してしまうし、きっちりと消音して弾いたら、
逆に音が途切れてしまい、結局、チョーキング交じりで妥協した。

今回、録音していて、一番やる気をなくしたのが、ドラム入力して、
バンドスコアを見ながら、ガイドラインのメロディをまずは録音して、
それからベースを録音、次にやるガットギターのリズムパターンを、
確認しようと、原曲を聴き返すと、音程が半音違うことに気づいた。

よくギターがカポタストをつけて弾くよう、移調してあるのはあるが、
この場合は、単純にA♭調から始まるのを、なぜかAになっていて、
ハードロックじゃあるまいし、半音下げチューニングで弾いたなら、
レコードと合うという具合で、その指示もないし、単なる採譜ミスか。

これに気づいて、しばらく、やり直す気がしないなと思っていたら、
なかなか梅雨も明けないので、ショック(?)が癒えるのを待って、
今回の演奏になったわけで、実際、リズムギターやギターシンセは、
半音下げチューニングにして、バンドスコアを見ながら、演奏した。

ギター教室に通っているとき、歌伴の実践でよくあることだからと、
スタンダード曲のメロディ、伴奏を、その場で、半音上げてみたり、
時には、4度とか5度上にずらして、初見で演奏する練習をしたが、
今はもう無理で、これが半音下げでなければ、楽譜を書くところ。

バンドスコアには出ていないが、パーカッションもいくつか使われ、
左チャンから、コンガと、カチッとスティックを鳴らす音、右からは、
最初マラカスかと思ったら、ギロのようで、ギザギザのついた物を、
いくつか試してみて、ペットボトルキャップをこすることで代用した。

この週末は、久しぶりに太陽を見たどころか、真夏日という暑さで、
そろそろ梅雨明けしてもよいだろうに、東京は、もう1日待つ模様、
一足先にオフコースの夏の曲「潮の香り」ですが、シンセは今一歩、
歌うキーが低いのに音程がグダグダになり、心はまだ梅雨空です。






西城秀樹のカバーでも知られるオフコース「眠れぬ夜」
昨年の今頃、真夏日だ、猛暑日だと連日の騒ぎだったのが、
まるで嘘のように、今年は、まだ梅雨もあけず、日中こそは、
蒸し暑い日もあるが、梅雨寒のせいで長袖に上着をはおり、
夜中や朝方には、しまいそびれたストーブを使うこともある。

夏の歌よりは、雨にまつわる曲を、もう1曲くらいやろうかと、
オフコースの「眠れる夜」に決め、カーペンターズで有名な、
「雨の日と月曜日は」を意識したのかは不明だが、歌詞に、
「眠れない夜と雨の日には」とあるので、雨の曲リスト入り。

「眠れぬ夜」は、オフコースが75年にシングル盤で出して、
デビュー当時からの知る人ぞ知る存在だったのに比べて、
多少ヒットしたが、何と言っても、この曲を有名にしたのは、
80年に西城秀樹がカバーし、歌番組で流れたのが大きい。

オフコースは、その頃には小田と鈴木のデュオ形式でなく、
5人のバンド体制となり、「さよなら」が大ヒットしていたから、
自分も、「あのオフコースの曲を西城秀樹が歌うのか。」と、
印象に残ったし、お茶の間の反応も似たり寄ったりだろう。

ただ、当時は、まだ歌謡曲とフォーク・ニューミュージックの、
深い溝のようなものが、当人以上にファン側にあったから、
オフコースの曲を、アイドル歌手がカバーすることについて、
ファンの反応はどうだったか、厳しいものがあった気がする。

それより前、76年に、「いちご白書よもう一度」で有名な、
バンバンが、グレープの「無縁坂」をシングル盤で出したら、
ばんばひろふみがレギュラーで出演しているラジオ番組に、
グレープのファンから、抗議のハガキが何通も舞い込んだ。

「あの曲は、さださんの曲です。歌わないでください。」など、
懇願、悲痛な叫び、怒りのハガキが数多くて、この騒動は、
何週かに渡り取り上げられ、バンバンの「歌というものは、
歌い継がれていくもの」の真摯な説明も、納得しなかった。

タイミングも悪かったというか、グレープが解散したばかり、
まだ、さだのソロ活動が始まるかどうかも不明だったので、
本人達が歌えないのを良いことに、その隙をついたように、
シングル盤を出すのは、ファンには許せなかったのだろう。

アレンジも、バンバンらしく変えたというか、「いちご白書」、
「霧雨の朝突然に」と同様に、ロック系統のリードギターが、
派手にアドリブして、自分なんかは、格好良いと思ったが、
グレープのファンには、名曲をぶち壊されたと感じただろう。

そんな自分のリアルタイムの経験から、西城秀樹の場合も、
オフコースのファンからは、許されなかった気もするのだが、
今、聴き比べても、かなり原曲に忠実なアレンジとハモリで、
西城秀樹が、この曲を大切に思ってくれていたのが伝わる。

オフコースの75年に出たサードアルバム「ワインの匂い」は、
後にメンバーとなるドラムなどが、バックに参加する以前で、
演奏も小田と鈴木が中心だった頃で、昔のライブ音源では、
実際にピアノとギターの2人だけで演奏していることも多い。

レコードでは、2人でコーラスを重ねて、メロディに呼応し、
わきあがるような厚いハーモニーが、初期の特徴なのが、
ライブでは、メロディのユニゾンと、3度のハモに変えたり、
それはそれで、味わいがあり、2人の時期の貴重な演奏。

YouTubeには、76年1月のラジオでの2人だけでやった、
「眠れぬ夜」の音源があり、77年にはバンド形式となって、
ほぼレコードどおりだが、ここでも、ハモリは二人だけで、
78年のメドレーでは、ベースの清水がメロディを歌った。

活動休止となる82年のライブでは、5人となってからの、
よくあるパターンで、過去の曲を、かなりロック調というか、
AORや産業ロックのアレンジにすることがあり、これも、
かなり激しい演奏になっていて、自分的にはかなり苦手。

自分がカバーする際、基本的に完コピを目指すのだが、
プロ、本人の演奏に対しても、それを求める性分なので、
例えば、佐野元春が「アンジェリーナ」をスローにした時、
ものすごい違和感を感じて、ライブが楽しめないでいた。

そんなわけで、オフコースの「眠れぬ夜」は原曲どおり、
なるべく近づけたが、歌声、歌唱力は、どうにもできず、
バックのコーラスも、裏声の限界よりも高い音程なので、
声が掠れたうえに、音程もフラットしまくっているままに。

アコギは12弦ではないと思うが、左右に振っているので、
2チャンネルを使って、2回重ねて、ピアノは、スコアには、
エレピとあるが、低音のハンマーの効いた音は生ピアノ、
右手の和音もそれっぽいので、グランドピアノの音色に。

イントロではシンセのフレーズがあって、その音と違うが、
歌の繰り返しで、シンセかエレピの和音が鳴っているので、
シンセパッドの似た音が見つからないので、エレピにして、
最後にメロディをなぞる音が聴こえるも、エレピにしておく。

「海の日」を含む三連休も、雨模様という、今年の天気から、
歌詞に雨が出てくるオフコース「眠れぬ夜」をやりましたが、
三声のハモリの最上部が出ないうえ、コーラスがずれたり、
ダブルトラックでごまかしても、あいかわらずの歌声でした。




小田と鈴木のハモリと演奏が特徴的なオフコース「水曜日の午後」
この2週間、ブログで演奏したい曲が、コロコロ変わり、
リードギターが目立つオフコースの曲をやろうと思って、
何曲かオケを作っていたが、いよいよ夏が来たようだと、
山下達郎の方に目移りし、そっちのオケに取りかかる。

ところが、急に寒くなる日があったせいか、喉が痛くなり、
話していても、声がかすれて、とても歌どころではなくて、
それならインストに切り替えよう、ジェフ・ベックにするか、
夏なんだから、高中正義とか松岡直也あたりにしようか。

枕元に積み上げているバンドスコアを、あれこれ眺めて、
候補の曲をスマホで聴きながら、ドラム入力の確認用に、
小節数のメモ譜を書いて、どのシンセ音を割り当てるか、
トラックシートを作り、その中から候補の曲を決めていく。

ドラム入力や、シンセが面倒な曲は、いずれやることにし、
暇を見つけては、少しずつ入力しているが、実際のところ、
やりかけの曲は20曲以上あって、一度、やめてしまうと、
その曲に再度向き合うのは、かなりモチベーションがいる。

松岡、高中も、それぞれ2曲ずつ、シンセで中断していて、
今回、それをやろうと思ったが、まったく別の曲のほうが、
良い気もして、松岡から選ぶも、他の松岡の曲と同じで、
バンドスコアの不備で、耳コピが必要となり、そこで挫折。

自分なんかは、出版社側の言い訳だと思っているのだが、
松岡のバンドスコアは持っている2冊とも、ピアノパートは、
左手部分が省略されたり、アドリブソロも採譜されてなく、
自由に演奏するようにとの、松岡のポリシーによるそうだ。

ドラムはフィルインが省略、いくつもあるパーカッションは、
コンガとティンバレスの基本パターンの繰り返しになって、
カウベル、ギロ、マラカスなど持ち替えたり、フィルインで、
複雑に叩くのは、自分で楽譜に書き込んだりするしかない。

それらしく、ドラム、パーカッションも何とか仕上げてみて、
ベース、リズムギターと録音してから、ピアノに取り掛かり、
初めて気づいたが、メロディを単音でしか採譜していなくて、
左手どころか、右手も手抜きになり、音がスカスカになる。

結局、昨夜の段階で、その「クライ・フォー・ザ・ムーン」は、
しばらく中断することにし、多少は声が回復してきたので、
オフコースにしようか、それもまた、やりかけの曲でなくて、
キーが低く、ダビングも少なくすむ曲を、スコアからあたる。

「水曜日の午後」は、小田のピアノと鈴木のアコギだけで、
ダビングなしで成立するという、初期の特徴的なパターン、
それにベースとドラムが加わる程度で、オケの方は楽だし、
ハモリも2声から3声で伸ばすだけで、複雑な部分もない。

何より、歌詞に「あたたかい雨の降る水曜日~」とあって、
これは、梅雨から夏へ向かう今の季節にぴったりかなと、
半ば我田引水的な解釈で、二転三転した演奏候補曲を、
これに決まりとばかり、自分に言い聞かせることができた。

オフコースは、昔、FMでの全曲放送をエアチェックしたが、
あまり聴き込まないうちに、カセットの時代は過ぎ去って、
初期の曲は、もっぱら、「セレクション」で聴く程度だから、
あまり詳しくはないが、基本は2人の演奏という気がする。

小田のピアノと鈴木のギターで、互いにハモることで成立、
レコードでは、そこにベースとドラムを加えたり、コーラスを、
時に複雑なラインでダビングするが、昔のライブを聴く限り、
後に加わる3人のハモがなくても、2人だけで見事はハモ。

これは、歌唱力のたまものだろうと、自分には無理だから、
厚化粧でもないが、2声のバックコーラスは2回重ねたし、
メロディでも、サビでハモるとき以外は、ユニゾンで歌って、
ダブルトラックに近い形で、音を厚くして、ごまかしておく。

ただ、この曲に限らず、初期のオフコースでは、よく聴くと、
小田が一人で歌っているようで、鈴木もユニゾンで歌って、
ついたり離れたりのハモリをすることも多くて、このあたり、
ビートルズのジョンとポール、S&Gのような変幻自在な2人。

この曲は、YouTubeに、ソロになった鈴木がテレビ番組で、
歌っている映像があり、自分の曲でなく小田が作った曲を、
解散後に歌ったというのは、ジョンとポール並みの確執が、
噂されている2人が、どこかで通じ合うのかなとホッとする。

オフコース時代も、小田が作りレコードで歌うも、ライブでは、
鈴木がメインボーカルを取ることもあり、5人体制になった後、
松尾や清水が昔の曲で、2番を歌わせてもらったのとは違い、
小田と鈴木とは一心同体で、役割分担していたと思いたい。

「1周回って」でなく、2週間かけて、オフコースへとまた戻り、
日曜日の夜なのに、「水曜日の午後」という、雨を歌った曲、
まだ、声は完全に治らず、かなり、しぼり出して歌ったうえに、
かすれていますが、普段も、そう大差ないので、アップします。






あの雨の日、傘の中で~と小田が歌うオフコース「ワインの匂い」
5月だというのに、日中の気温が30度を超える日が続いて、
これは、梅雨を通り越して、一気に夏がやってきたかのよう、
そうなると、夏だ、山下達郎だ、高中正義だ、と単純に連想、
それらしい曲を演奏しようと、楽譜を探して、ドラムから入力。

ところが、6月になると、急に寒くなるわ、梅雨入りだとなり、
気持ちがブルーに、そのうえ、ドラム入力した高中の曲に、
ベースを重ねると、イントロ後のドラムが1小節早く始まり、
どうやら小節を数え間違えたようで、パーカッションもずれる。

後にずれているなら、全部の演奏を遅れて始めれば良いが、
手前に1小節分空ける必要があるので、自分のMTRは無理、
DTMなら挿入するだけですむのにと、手持ち機材が恨めしく、
ドラムの全パートを消して、一からやり直す気力がわかない。

どうせドラムからやり直すなら、気分転換で、別の曲にしよう、
梅雨入りしたことだし、雨の曲でもやろうか、高中に雨の曲は、
あったか記憶になく、あっても、どのみち楽譜は持っていない、
山下達郎は、タイトルに雨の曲はあるが、やはり楽譜がない。

有名どころの曲にしても、ユーミンやハイファイの「冷たい雨」、
大瀧詠一「雨のウェンズデイ」、飛鳥「はじまりはいつも雨」と、
親しんだニューミュージックに多くて、コンピ盤まで出ているが、
これまた楽譜がなく、積み上げた楽譜の目次をあれこれ見る。

オフコースも、そのものずばり、「雨に降る日に」があるのだが、
手持ちはギター弾き語り楽譜なので、バンドスコアから探すと、
「水曜日の午後」と「ワインの匂い」には、歌詞に雨が出てきて、
「ワインの匂い」なんかは、昔からすごく好きな曲なので決定。

オフコースは、大学の友人がファンだったり、親戚の女の子が、
ピアノで弾いてくれたりして、ちょうど「さよなら」がヒットしたので、
当時の最新作「スリー・アンド・トゥー」からリアルタイムで買うが、
旧作は、ベスト「セレクション1973-78」の1枚ですませてしまう。

運良く、ビートルズやS&Gの全作品をかけたFM深夜番組で、
オフコースも放送されることになり、何週かに渡りエアチェック、
いくつか、気に入った曲もあって、全曲弾き語り楽譜も買ったが、
小田・鈴木の2人の頃は、ベスト盤があれば十分かなと思った。

当時は、バックバンドだった3人、清水、松尾、大間が加入して、
バンドの形となるや、ボストンやTOTOのサウンドを取り入れて、
次第にロック色が強まっていくのが、リードギターも格好良くて、
気に入ったが、解散後は、2人のデュオ主体が良かった気にも。

YouTubeには、昔のライブやラジオ演奏の音源がかなりあって、
バンドメンバーが固まっていく頃の演奏は、やはり素晴らしくて、
バックバンドを固定したまま、正式メンバーにせず、サウンドも、
あまりロック色は出さず、鈴木がずっといてくれれば良かった。

「ワインの匂い」は、歌詞に、「あの雨の日、傘の中で~」とあり、
ゆったりとしたイントロや、歌に絡んでくるガットギターの響きが、
すごく雨を連想させるサウンドで、自分の中で雨の歌に分類され、
雨の中、通勤で駅へと向かう時なんか、よく口ずさんでしまう曲。

歌詞は、失恋して悲しむ女性に、ほのかな思いを寄せているが、
それを口に出すこともできず、「もっと早く会えたら」と言われたり、
旅に出ると言う彼女に、ため息をつくことでしか自分を表せない、
オフコース、それも小田作品に特有のナイーブな少年が主人公。

特に最後の部分で、「あの雨の日、傘の中で、大きく僕がついた、
ため息はあの人に、聴こえたかしら。」は、もどかしさもマックス、
お前は、それでも男か、と突っ込みつつも、若かりし頃の自分は、
こうした主人公と、もてない自分を重ねて、浸っていたのも事実。

バンドスコアは、昔のせいもあり、2番・3番はリピート記号にして、
繰り返しの同じ伴奏になっているが、実際のレコードでの演奏は、
バッキングのガットギターもベースも、フレーズを変えているので、
レコードに近くなるように、聴き取れる範囲で、それっぽく弾いた。

エレピのパートは、左手が省略されていて、右手の和音にしても、
コードとしては合っているが、ところどころ、響きが違っていたり、
繰り返しの際には、ポジションやリズムの取り方が変化していて、
かなりこっているのだが、ギターシンセで楽譜のままお茶を濁す。

ドラムは初期16ビートパターンの特徴で、やたらとハイハットが、
せわしく16分音符を叩き続けて、そのうえ、かなり目立つように、
ミキシングされているが、自分のドラムマシンで、それをやったら、
あまりに機械的に響くので、スネアの音量よりも小さくしておいた。

ボーカルは、いつものことながら、多少、時間をかけたところで、
急にうまくなるわけもなく、逆に何度も歌うと、声がかすれるので、
通しで3回だけ歌い、一番ましなのをセンターにして、あとのを、
左右に振って、ダブルトラックならぬ、トリプルトラックでごまかす。

5月の真夏日が嘘のように、梅雨入りすると雨の寒い日が続き、
そんな気分にぴったりかと、自分にとっての雨の曲の中の一つ、
オフコース「ワインの匂い」は、初期オフコースを代表する曲で、
小田が囁くように歌っている時期なので、かなり無理やりでした。








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